20代の若手タクシー運転手が急増中!その人気の秘密に迫る
2025年02月13日
タクシー運転手と言えば、50代、60代といった年齢層が高い人のキャリアというイメージがあるかもしれません。
しかし近年では、20代のタクシー運転手が増加傾向にあります。タクシー会社が20代のタクシー運転手の採用を積極的に推進していることや、若年層にとってタクシーが身近な存在になってきたことなどが要因です。
仕事とプライベートを両立させやすいタクシー運転手は、若い人にとっても魅力のある仕事の一つとなってきています。とは言え、タクシー運転手に興味のある20代の人でも「本当にタクシー運転手になって大丈夫だろうか」と不安に思うことがあるでしょう。
この記事では、20代のタクシー運転手が増えている理由について触れながら、若い世代がタクシー運転手になるメリット・デメリットについて解説します。タクシー運転手への転職に興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。
\専門コンサルタントに無料相談可能!/
目次
タクシー運転手の20代人気が急増中!
20代のタクシー運転手が増えていると説明しましたが、タクシー運転手は新卒で就く職業ではなく、その他の業界で定年退職した人が転職してなるものと考えている人も多いです
タクシー運転手に高齢者が多いのは決して気のせいではありません。
内閣府の「タクシー運転手の現場とタクシーに関する事故データ」を見れば、タクシー運転手の高齢化が進んでいることがわかります。2020年まで65歳から69歳の運転手が多いとされていましたが、2022年は70歳から74歳が最も多いとのことです。
このように、もともと働き手の年齢層が高いタクシー業界ですが、近年はさらに高齢化が進んでいます。
しかし実は今、タクシー運転手は20代の若者に人気の職業となりつつあるのです。
今回はなぜこのタイミングでタクシー運転手が増え始めたのか、なぜ若者がタクシー運転手を目指すのかについて解説します。
20代のタクシー運転手が増えている理由
20代のタクシー運転手が増えている背景には、以下のような理由が考えられます。
- タクシー会社が20代を積極的に採用しているから
- 若年層にとってタクシーが身近な存在となっているから
- 20代の中で働き方に対する価値観の変化が起こっているから
タクシー会社が20代を積極的に採用しているから
各タクシー会社では、20代を積極的に採用する動きがあります。
かつてタクシー業界では転職者を中心とする中途採用がメインでしたが、現在は新卒での募集を増やしている状況です。
例えばタクシー業界の大手である国際自動車株式会社では、もともと10人程度だった新卒採用の定員数を100人以上にするなど大幅に引き上げました。日本交通株式会社や大和自動車交通株式会社も新卒の採用数を大幅に増やしています。
背景としては、高齢化に伴ってタクシー運転手の人口が大幅に減少していることが挙げられるでしょう。タクシー会社は若手の人材の確保が急務となっており、若年層が魅力を感じるような福利厚生や制度などを整えています。
20代が「タクシー運転手として働いてみたい」と思える雰囲気が、業界全体で広がっている状況です。
若年層にとってタクシーが身近な存在となっているから
若年層にとって、タクシーが交通手段として非常に身近な存在となってきている点も、20代のタクシー運転手が増えてきている理由です。
現在では、タクシーの配車依頼ができるGOやDiDI、エスライドなどのライドシェアアプリが普及しています。タクシー業界の中でDX化が加速しており、効率良く働きたい20代の価値観を的確にキャッチしていると言っても過言ではないでしょう。
例えば乗車料金のキャッシュレス決済は、現金によるやり取りも不要なので、タクシー運転手を始めたばかりの人でもスムーズに処理が可能です。普段からインターネットやデジタルデバイスに慣れ親しんでいる20代であれば、スムーズに業務をこなしていける可能性が高いと言えるでしょう。
業界が身近になったことで、20代の中でタクシー運転手が憧れの職業の一つとしてピックアップされるようになりました。
ライドシェアアプリに興味がある方は、「ライドシェアアプリとは?日本で使えるおすすめ配車アプリも紹介」も読んでみてください。
20代の中で働き方に対する価値観の変化が起こっているから
20代の中で働き方に対する価値観の変化が起き、タクシー運転手にスポットが当たるようになりました。
今の20代はZ世代とも呼ばれ、仕事に対して次のような価値観を持つ人が増えつつあると言われています。
- 自由で柔軟に働きたい
- ワークライフバランスのとれる職場で働きたい
- 本業だけでなく副業でも収入が得たい
- 収入よりも働き方で仕事を選びたい
- 人間関係でストレスを感じたくない
など
今の20代は残業が当たり前、飲み会に参加することがコミュニケーションといった従来の体質の労働環境を敬遠する傾向があります。
タクシー運転手は自分で働く時間を選択でき、営業中は基本的に車内にいるため、人間関係で悩むこともありません。まさに20代にとって、タクシー運転手は価値観に沿った働き方ができる仕事だと言えるでしょう。
20代の働く価値観を満たす選択肢の一つとして、タクシー運転手が注目されるようになりました。
▶タクシー運転手の平均年収・給料は?歩合制の仕組みや手取りの計算方法を紹介
\専門コンサルタントに無料相談可能!/
20代でタクシー運転手になるメリット
20代でタクシー運転手になるメリットは、次の通りです。
- 仕事とプライベートを両方充実できる
- 隔日勤務によりまとまった休みがとれる
- 実力が評価される給与体系を設けている
- 将来個人タクシーを目指せる
仕事とプライベートを両方充実できる
タクシー運転手は、20代から仕事とプライベートを両方充実できる仕事です。
業界や会社によっては、残業代の未払いや法律で定められた限界を超えた長時間勤務など、テレビや新聞では労働問題のニュースを頻繁に目にします。
就職活動や転職活動をしていれば話題になることも多いでしょう。
こうした社会的背景もあり、仕事とプライベートの両方を充実したものにしようというワークライフバランスの重要性が叫ばれています。
そこで注目されているのがタクシー業界です。タクシー運転手の働き方は現代の若者の考え方に非常にマッチした働き方となっています。
隔日勤務によりまとまった休みがとれる
タクシー運転手は、20代であっても隔日勤務によってまとまった休みがとれます。
それでは、タクシー運転手の具体的な働き方を紹介します。一口にタクシー運転手と言っても勤務形態はさまざまですが、主な勤務形態は以下の3種類です。
勤務形態 | 働く時間 |
日勤 | 朝から夕方まで |
夜勤 | 夜から朝まで |
隔日勤務 | 一日働いて次の日は休むのが基本 |
実は3つ目に記載した隔日勤務が若者の運転手に人気となっています。隔日勤務とは1日働いて次の日は休むというように、文字通り勤務日を隔日とするスタイル。日勤や夜勤に比べて一度に働く時間が長くなりますが、休みをとりやすいことが人気の秘訣です。
1日中働くとはいえ、24時間運転しっぱなしというわけではありません。実際には20時間程度の勤務時間となり、その中でも3時間以上の休憩があります。確かに最初は慣れない勤務形態で体力の消耗を感じるかもしれませんが、慣れてしまえば問題ないという声もあります。
そもそも高齢の運転手でも隔日勤務をこなす方は多いです。体力のある若者であれば問題にならないケースがほとんどかと思います。さらに隔日勤務は1か月あたり11~13日までと決められています。
また、まとまった休みが取れるのは、旅行が趣味の方には嬉しいメリットでしょう。他の業界であれば、3連休以上の休みは祝日がなければなかなかとることができません。
その休みも土日祝日に限らず平日に連休をとることが可能なので、観光地の混雑に巻き込まれる心配も少なくて済みます。
実力が評価される給与体系を設けている
給与体系も、20代でタクシー運転手になる上で魅力的なポイントのひとつです。
タクシー会社によって給与体系は異なりますが、多くの会社が歩合給制を採用しています。歩合給制は個人がどれだけ稼いだかに応じて給料金額が決まるという制度です。そのため働いた分だけ給料も高くなるという実力が正当に評価される給与体系となっています。
ほとんどのタクシー会社が歩合制をとっていますが、歩合制の中でも基本給+歩合給が支給される会社と、給与のすべてが売り上げ次第の完全歩合給制度をとっている会社があるため各会社の給与体系はきちんと確認しておきましょう。
将来個人タクシーを目指せる
若いうちにタクシー運転手として経験を積めば、将来個人タクシーとしてのキャリアも目指せます。
個人事業主としてタクシー運転手をするには、10年以上の実務経験が必要です。20代でタクシー運転手になれば、30代で個人タクシーとして独立できるようになるでしょう。全てが自分の収入となるため、頑張り次第で1,000万円以上の年収を得るチャンスもあります。
将来は独立して自由に働いて稼ぎたいと考えている人にとって、タクシー運転手は非常に夢のある仕事です。
▶“タクシー運転手”の労働時間や休日って実際どのくらい?
▶女性のタクシー運転手が年々増加中?女性がタクシー会社を選ぶ際のポイント
20代でタクシー運転手を目指す際のデメリット
20代でタクシー運転手になるデメリットは、次の通りです。
- 不規則な生活になりやすい
- 得られるスキルが限られる
- 個人タクシーまでの道のりが険しい
不規則な生活になりやすい
タクシー運転手は、他の職業と比べて生活が不規則になりやすい傾向があります。
なぜなら日勤や夜勤、隔日勤務とさまざまな勤務形態があるからです。特に夜勤と隔日勤務は、一般的な会社員の仕事と休日がずれることがよくあります。不規則な生活リズムになりやすく、20代のうちから友人や家族と過ごす時間が少なくなる可能性がある点はデメリットかもしれません。
睡眠が決まった時間に取れるとも限らないため、心身の不調をもたらす可能性もあります。タクシー運転手になるなら、体調管理や体力作りも必要です。
得られるスキルが限られる
タクシー運転手は、得られるスキルが限定的になってしまう点がデメリットです。
身につくスキルには運転技術のほか、地理知識や接客スキルなどがあります。いずれも運転手として重要なスキルであるものの、他業界では活かしにくいかもしれません。そのため他の業界・職種へと転職を目指すときに、自己PRの伝え方で頭を悩まされることもあるでしょう。
ただし同じタクシー業界で別の職種に転職するのであれば、運転手で得たスキルは大いに役立ちます。例えば、タクシー会社での内勤を目指す場合、地理知識や接客スキルがあれば、タクシー運転手のサポート役として活躍できます。
得られるスキルが限られる点は、20代以降に他業界・他職種への転職を考え得ている人にとってはデメリットですが、長くタクシー業界で働きたい人にとってはメリットともなり得ます。
個人タクシーまでの道のりが険しい
若いうちに個人タクシーとして独立を目指す場合、道のりが険しいと感じるかもしれません。
20代でタクシー運転手としてのキャリアを開始させても、個人事業主になるためには10年以上の実務経験が必要です。また無事故・無違反が条件となるため、常に安心・安全な運転を心がけなくてはなりません。
仮にタクシー運転手として10年以上勤務しても、営業許可の取得で手続きを複雑に感じてしまうこともあるでしょう。独立を目指すなら、途中で心が折れてしまわないようモチベーションを保ちながら粘り強く働き続ける努力が大切です。
\専門コンサルタントに無料相談可能!/
タクシー運転手の気になる年収は?
20代が仕事を選ぶ上で気になる一つが年収でしょう。
タクシー運転手で得られる年収について、次の順で解説していきます。
- タクシー運転手全体の平均年収
- 新卒のタクシー運転手の平均初任給・平均年収場合
- 20代のタクシー運転手の平均年収
タクシー運転手全体の平均年収
一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会の「令和5年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」によれば、タクシー運転手全体の平均年収は約419万円です。
これに対し、dodaの「平均年収ランキング(年齢別・年代別の年収情報)」では、全世代の給与所得者の平均年収は426万円でした。つまりタクシー運転手の平均年収は、他業種・他職種と比べても大きな差はありません。
ただし約419万円はタクシー運転手全体の平均年収データであるため、20代では到達できる年収額ではないかもしれません。平均年収の計算には長いキャリアを積んでいるベテラン運転手なども含まれており、20代のうちは350万円前後になってしまう可能性があるでしょう。
新卒のタクシー運転手の平均初任給・平均年収場合
業界大手の国際自動車株式会社の新卒ドライバーの初任給は、月給30万円前後(給与保証あり)です。年収にすると、300万円以上は稼げることになります。
対して厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によれば、大学新卒の平均初任給はおよそ24万円でした。年収に換算するとおよそ280万円〜330万円程度です。
つまりタクシー運転手の初任給と年収は、新卒全体の給与から見ても低い数字ではありません。さらにタクシー運転手は歩合制のため、営業成績が良ければ新卒全体の年収を大きく上回ることもでき、400万円以上稼ぐことも可能でしょう。
新人であっても実力さえあれば、初年度から先輩の給料を上回れるのがタクシー運転手の魅力です。
20代のタクシー運転手の平均年収
求人ボックスの「タクシー運転手の仕事の年収・時給・給料」によれば、タクシー運転手の平均年収は20〜24歳で374万円、25〜29歳で452万円です。24歳までは他の業界・職種と大きな差は見られませんが、25歳から収入が増えているのがわかります。
3年〜4年ほどタクシー運転手として経験を積めば、効率の良い営業方法がわかり、結果を出すことで収入が増えていく仕組みです。また需要のあるエリアを走らせたり時間帯を理解したりすることで、年収を上げていけるでしょう。
タクシー運転手は歩合制であるため、経験を積みつつ20代後半にもなれば450万円以上稼ぐことも十分に可能です。
夢をかなえるために20代でタクシー運転手になる選択肢も
夢を叶えるためには、20代でタクシー運転手になる選択肢もあります。ここでは、そのように言える2つの理由について解説します。
休みが多く自分の時間が確保できる
タクシー運転手は、休みを作ることが比較的簡単です。
そのため、ミュージシャンや俳優など別の夢がある方でも、タクシー運転手として働きながら夢を追う活動もしやすくなります。
また、アルバイトに比べると給料が安定して高いのも嬉しいポイントです。タクシー会社の高い給料があれば生活費で困ることはありませんし、夢への投資も十分可能です。
夢を応援するタクシー会社が増えている
夢を応援するタクシー会社が増えているという実態があります。
「いずれは会社を辞めて自分がやりたいことに挑戦したいと思っている」と言ったところで採用してもらうのは難しいでしょう。
しかしタクシー業界は異なります。実は今、若者の夢を応援するタクシー会社が増えてきています。
東京に本社を置くタクシー会社である飛鳥交通株式会社は、ドリームプロジェクトと題し、若者の夢を積極的に応援する活動を行っています。会社が社員の夢を理解してくれていれば、活動もしやすいはずです。
同僚や先輩もきっと夢を追う活動に協力してくれることでしょう。
\専門コンサルタントに無料相談可能!/
20代からタクシー運転手を目指すならP-CHAN TAXIに相談しましょう
今やタクシー運転手は高齢の方に限りません。各タクシー会社も新卒の採用や転職を考える若手社員向けの中途採用をどんどん増やしていますし、働きやすい環境が整っていることも今回の記事でご理解いただけたことでしょう。
タクシー会社への就職や転職を考えている方は、ぜひP-CHAN TAXIをご利用ください。P-CHAN TAXIはあなたに最適なタクシー会社を紹介するタクシー運転手専用の転職サイトです。給与、勤務形態、福利厚生などご希望の条件から、あなたにピッタリのタクシー会社をご紹介します。
少しでもタクシー運転手に興味のある方は、利用者満足度97%の実績があるP-CHAN TAXIにぜひお気軽にご相談ください。
\専門コンサルタントに無料相談可能!/
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!