タクシードライバーへの転職を失敗しないためには?転職先がうまく決まらない理由を分析
2020年02月04日
タクシードライバーへの転職を希望しているものの、面接に落ちてしまってなかなか転職先が決まらないという方もいるのではないでしょうか。
タクシードライバーは、勤務体系を選択でき休みも取りやすく、一般企業を定年退職した後でも働ける点などから転職や再雇用を希望する応募者はたくさんいます。
人材不足の業界のため、転職の難易度はそこまで高くはありませんが、そんななかでも条件を満たしていないために転職先が決まらないといったケースもあります。
今回はタクシードライバーへの転職が決まらない場合の主な理由と、転職を実現するための方法とコツについて紹介します。
タクシードライバーへの転職が決まらない理由とは?
それではさっそくタクシードライバーへの転職が決まらない理由について紹介します。
違反や事故歴が多い
タクシードライバーにとって最も大事なものは「安全に運転出来る技術」です。
自分で車を運転する場合は全て自己責任となりますが、タクシードライバーが危ない運転をしたり、事故を起こしたりしてしまうとお客様や所属する会社に損害を与えてしまいます。
その為、過去の事故・違反歴は必ず見られると思っておいたほうがいいでしょう。
現在大きな病気を患っている、または病歴がある人
タクシードライバーはお客様を目的地に運ぶ仕事ですので長時間安全運転ができるか、という点がひとつの採用基準となります。
そのため、長時間座り続けていることが難しいヘルニアや心臓疾患のような突発的に発作が起きるような病気にかかっている場合は、転職ができない可能性があります。
ただし、病歴がある=転職ができない、というわけではありません。
タクシードライバーの選考には健康診断がありますが、症状が出ないよう医師と相談しながら治療をしている、日ごろから規則正しい生活習慣を守っているなど、しっかりと対策がとれていることが医師に認められれば、転職は可能です。
コミュニケーション能力が著しく低い
タクシードライバーに自動車を運転するスキルが必要であることはご存知の通りですが、それと同じくらい重要なのは「コミュニケーション能力」です。
タクシードライバーは単なる運び屋ではなく、接客業の一面も担っています。
乗車してくれたお客様を不快にさせない、または利用してくれた人にリラックスできる時間を提供することが大切ですので、コミュニケーション能力が著しく低い場合はタクシードライバーへの転職も難しくなってくるでしょう。
しかし、うまく話せる必要は決してありません。お客様の中には会話をしたくない人もいます
お客様は目的地に行くためにタクシーを利用するのでそのために必要なコミュニケーションが取れれば問題ありません。
地理試験に合格できない
地理試験とは東京特定指定地域内(特別区・武蔵野市・三鷹市)・大阪の一部エリアでタクシー運転手になる為に合格が必要とされる試験です。
この地理試験というのは、道路および地名、公園、鉄道の駅の所在など東京特定指定地域内や大阪の一部エリアでタクシー業務を行う時に必要な地理に関する問題が40問出題されるものです。
合格する為には32問以上(正解率80%)正解しないといけません。
こちらの試験の合格率は50%程度で2人に1人は落ちる割合となっているため、決して簡単ではありません。
しかし、これに関しては合格が採用されるための必須条件となるため、東京特定指定地域内や大阪の一部地域でタクシードライバーを目指す場合は、地理試験の勉強を行い、対策を立てた方がいいでしょう。
どうしても一人では勉強ができないという方は、自動車学校で行っている受験対策講座を受けることをお勧めします。
タクシードライバーへの転職を実現するための方法
タクシードライバーへの転職が決まらない理由に関してご理解頂けましたでしょうか。
次は転職を実現する為の方法を3つ紹介します。
事前に第二種運転免許証取得の必要条件を把握しておく
タクシードライバーは未経験から始める人が多いため、二種運転免許証はまず取得していないでしょう。
今のタクシー会社は普通免許証さえあれば、会社負担で第二種運転免許証に必要な講習や試験を受けさせてくれるところが多いため、その点については心配ありません。
しかし、二種免許も無条件で取得できる訳ではなく、年齢のほかに視力や聴力といった条件が付きますのでそこをクリアできているかは、事前に確認しておくと良いでしょう。
タクシードライバーとして転職する際に、まずは第二種運転免許証を取得しておけば、転職への実現が近づくことでしょう。
運転手としての適性を高める努力をする
運転手としての適性を高める努力をすることもタクシードライバーへの転職を実現する為の方法です。
安全運転を常日頃から意識する、健康診断で落とされないよう規則正しい生活習慣と食生活を心がけることが大切です。
仮に、面接時点で至らない点があったとしても日々の安全運転と健康に意識を持っているということをアピールすれば、面接官も期待をもって採用してくれる可能性が上がるでしょう。
志望動機をはっきりさせる
タクシードライバーに限らず、転職を実現する為に大事なのは「志望動機」です。
ここがメチャクチャになってしまえば、どれだけ能力が高かったとしても採用されることはないでしょう。
ただ単に「楽そうで稼げそう」や「運転が好きだから」といったものは良い志望動機とはいえません。
「運転に自信があって常に高いモチベーションを保ちながら働くことができる」や「今まで培ってきた接客業を活かしつつドライバーとしてのスキルを上げていきたい」と前向きな志望動機をはっきりさせることで転職を実現させることに一歩近づくでしょう。
タクシードライバーに転職する際のコツ
タクシードライバーに転職する際のコツを紹介していきます。
これを知ればタクシードライバーへの転職が決まらないという苦労が減り、また面接の準備にもなりますので是非覚えてください。
タクシードライバーの勤務形態を事前に知っておく
タクシードライバーの勤務形態は大きく分けて「日勤」と「隔日勤務」の2つのパターンがあります。
日勤というのは、普通のサラリーマンのように朝から夕方まで働くパターンです。
夕方に時間が空くことになり、プライベートの時間を確保することができます。
その為、女性でも働きやすい勤務形態と言えるでしょう。
しかし、土日祝日も稼働しなければならず、「絶対に土日祝が休める」とは限りません。
また、夜勤も選ぶことが可能です。
隔日勤務とは2日分まとめて働く勤務形態です。
そのため、年間の明け休みと公休でゆとりのある勤務を行うことが可能です。
「1日に働く時間は長くても、たくさんの休みが欲しい」という方に向いている勤務形態となります。
健康的な生活を送る
一般論のようなお話しですが、事実です。
タクシードライバーは人を運ぶ仕事ですので事故を起こさないということが最重要のポイントとなります。
規則正しい生活を送り、病気になりにくい健康な体を維持していることは面接官にとって、とても重要な判断材料です。
人に見られているということを意識する
これも当たり前のような話ですが、面接に行くときはスーツを着てハキハキと話すことを意識しましょう。
第一印象で人のイメージはほとんど決まると言われています。
タクシードライバーは接客業ですのでしっかりと接客ができるか、つまりは相手にどう見られているかを客観視できるか、ということは大事なポイントです。
マナーを持った服装、わかりやすい話し方は、それだけで好印象に繋がりますので小さなことですが、面接の際は必ず意識してください。
タクシードライバーへの転職を目指している方へ
タクシードライバーへの転職がなかなか決まらない人は、この記事で述べた「転職が決まらない理由」に該当していないか、一度見直してみてはいかがでしょうか?
適性を少しでも上げていくことが、タクシードライバーへの転職を成功に導いてくれるでしょう。
また、二種免許や地理試験への理解も非常に有利になります。
タクシードライバーへ転職する際、特別なことは必要ありません。
ただし、タクシードライバーの勤務形態は「日勤」と「隔日勤」があることを覚えておかないと、タクシードライバーへ転職したときに「こんな勤務形態は知らなかった!」となってしまう可能性があります。
どちらの勤務形態で働きたいか、どうしてその勤務形態で働きたいのかをまとめて話せるようになれば、更に好印象になるでしょう。
P-CHAN TAXIでは、タクシー会社への転職を支援しています。
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木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!