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タクシーの運転手が道に詳しい理由! 「地理試験」とは?

2020年04月14日

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タクシーの運転手が道に詳しい理由! 「地理試験」とは?

タクシードライバーはなぜ道に詳しいのでしょうか?

タクシーの運転手の中には地元なので地理に詳しい、という人もいます。

運転手の多くは地理に詳しいわけではなく、走りながら覚えるのが一般的です。

ですが道路が複雑な東京や神奈川、大阪の中心部をタクシードライバーとして走るためには「地理試験」というものに合格する必要があります。

この地理試験とはどういうものなのでしょうか?

今回は、地理試験の内容や対策についてご紹介します。

地理試験とはどんなもの?

地理試験は、東京・神奈川・大阪の指定地域でタクシードライバーをする際に必要になる地理の知識と、タクシー業務に関わる法令や安全対策への知識に関する試験です。

東京で働いているタクシードライバーは、全員この試験にパスしています。

しかし意外に難易度が高い試験のため、新人ドライバーを合格させるためにタクシー会社のほとんどが自ら講習を開催したり、問題集を作成したりなどの対策を行っています。

地理問題と法令問題は、制限時間がそれぞれ60分です。

どちらもマークシート方式で、地理問題は40問、法令問題は45問出題されます。

合格基準は正答率8割以上です。

地理か法令のいずれかに合格した場合は、次回以降の試験で合格した科目は免除されます。

地理試験の内容

地理試験の地理問題では、道路や交差点の名称、有名な建物や公園、名所・旧跡、鉄道の駅の場所などについて問われます。

たとえば、「施設や建物の最寄り駅はどこか」「施設・建物の所在地と近くを通る道路の名前は何か」といった内容の問題です。

法令問題は正しくは「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」といい、「法令」「安全」「接遇」の3項目に分かれています。

法令ではタクシー業務に関わる内容から出題されます。

安全では該当地域の交通事故の発生状況や、事故防止、事故発生の際の措置に関する問題が問われます。

待遇では、タクシードライバーの心構えや高齢者、障害者の乗り降りなどでドライバーがすべき対応などが出題されるのです。

地理試験の対策

東京や大阪でタクシードライバーをしている人の6~7割は、地方の出身です。

地理試験は基本的に覚えるしかない内容の試験なので、首都圏の地理に詳しくなくても地理試験に合格することは可能です。

該当地域の幹線道路、交差点、主要施設は丸暗記しましょう。語呂合わせなども有効です。

東京の場合なら、主要幹線道路と施設を押さえておけば前半で25点は取れますので、残りは7問正解すれば合格できます。

各タクシーセンターが作成している問題集をスラスラと回答できるようにしておけば、基本問題で点数を稼ぐことができます。

タクシーセンターの基本問題はできるようにしておきましょう。

タクシーの運転手が道に詳しい理由! 「地理試験」とは?

地理試験が必要なエリアでのタクシードライバーは高収入が望めます。

地理試験は、合格率が5割程度と高くない試験ですが、これは初めて受ける人を含めた数字。

地理試験は週に複数回チャレンジできる試験なので、受験の回数を重ねていけば合格率も高くなっていきます。

決して難関試験ではないので、大都市でのタクシードライバーを目指してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

木村 啓喜

木村

株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!

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