どうやって覚える?新人タクシードライバーのための道の覚え方
2020年05月07日
タクシードライバーになりたての頃は「道が覚えられるかどうか」は1つの不安だと思います。
利用客から見た場合、やはり道を知らないドライバーよりも、道を知っているドライバーのほうが頼りになりますし安心できるものです。
ここでは、新人タクシードライバーの「道の覚え方」についてご紹介します。
目次
道の覚え方その1:繰り返し走る
タクシードライバーの道の覚え方として、まずは繰り返し走ることが大切です。
どんなに土地感の良い人でも、初めての土地を一度走っただけで覚えることは難しいものです。
当然ですが、繰り返し走ることが道を覚えるための常套手段なのです。
しかし、ただ無暗に走っては非効率です。まずは担当エリアの主要道路を繰り返し走るようにしましょう。
また同じ道でも逆方向に走ったり、休日に自転車などで走ったりするとより鮮明に地形を認識することができます。
道の覚え方その2:地図やカーナビを活用する
初めての土地の場合、淡々と走って道を覚えるのでなく、時折地図やカーナビを活用して、「自分が今何処にいるのか」「どの方向に向かっているのか」を確認しながら走るようにしましょう。
位置関係を理解することで、よりスムーズに道路情報と地理が頭に入ってきます。
また、地図やカーナビを活用することで目視では分からない裏道の存在も発見できるため、よりその土地に詳しくなるでしょう。
ただし、地図やカーナビだけを頼って道を覚えようとするのは注意が必要です。
地図やカーナビだけを見て走っていると、道は全く頭に入って来ず、そればかりか事故を起こす原因にもなります。
道の覚え方その3:方角を意識して走る
例えば「北はどの方向で、今向かっているのはどちらの方角か」といったイメージを持ちながら車を走らせていると、目的地と自分の現在位置が脳内で掴みやすくなるため、よりスムーズに道が覚えられる
ようになります。
特に「右左折のときに方角がどう変わったかを意識する」「遠くに見える山や大きな建造物をターゲットとして意識する」などといった工夫をしながら走ると方向感覚が高まり、道を覚えやすくなるでしょう。
道の覚え方その4:興味関心を持つ
いくら仕事と言えども、興味関心の無いものはなかなか上手く記憶できません。
このため、タクシードライバーが道を覚える場合は、今走っている道や見えている街並みに興味関心を持つことが大切です。
逆に言えば興味関心を持つことができれば、たとえ複雑なものでも頭にどんどん入ってくるものです。
仕事が休みのときに、観光気分でドライブを満喫してみるのも良いでしょう。
ただし、周囲の光景に注意を奪われすぎると事故の元になりますので、注意が必要です。
道の覚え方その5:記憶力に自信を持つ
根性論ではないのですが、自分の記憶力に自信を持つ事も意外と大切です。
「土地感が無いから道が覚えられるか不安」と感じたまま運転したり道を覚えていたりするのでは、脳の活動も消極的になり上手く覚えることができません。
逆に「自分の記憶力は良い」、「自分は土地感が意外とある」と自信を持って覚えていた方が脳も活性化しますのでスムーズに道が頭に入っていきます。
少し道が覚えられてきたら、「いくつか覚えた!」という経験を成功体験として利用し、多少無理矢理にでも自信を養いながら、道を覚えていくようにしてください。
いろいろ挙げさせて頂きましたが、最初のうちは誰でも道を詳しくありません。
道を覚えていないうちは、お客様に素直に聞くというのも大事な一つの手法ですし、カーナビがあるのでカーナビの操作をマスターするというところからはじめてみてください。
そして、とにかく繰り返し走り込んでみる事をおすすめします。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!