働くなら何歳から? タクシー運転手の平均年齢と勤続年数
2020年05月12日
タクシー運転手には近年女性や若い世代が増えています。
では、実際にタクシー運転手の平均年齢はどのくらいなのでしょうか?
ここでは、タクシー運転手の平均年齢と勤続年数についてご紹介します。
実は若い世代に向いているタクシー
一般的な職業において、20代は経験が浅く、より高度な仕事をするための基礎固めの期間となるため、高い年収を稼ぐことは難しいかもしれません。
しかしタクシー運転手の場合、ほとんどの会社が歩合制を採用しているため、経験や年齢に関わらず高い収入を得ることが可能です。
つまり、働いて売上を上げた分が、そのまま自分の給料アップにつながります。
もしあまり成果が上がらなかった場合でも、会社員としての固定給があるため、最低限の収入は得られるので安心です。
こういった理由から、20代や30代といった体力があって積極的に働くことができる若い人ほど、成果を上げることができ、高い年収が期待できるのです。
20代から始めているタクシー運転手の中には、30代から個人タクシーとして活躍している方もいます。
タクシー運転手の平均年齢は?
先に、若い人ほどタクシー運転手に向いているとご紹介しましたが、実際のところ、タクシー運転手の平均年齢は何歳なのでしょうか?
タクシー運転手の平均年齢を都道府県別に見ると、一番高いのが高知県の64.9歳で、一番若い県でも山形県の53歳という年齢です。
全国平均でも58歳と50~60代が多く働いています。
このように、若い世代が増えているように思えても、まだまだ全国的に高齢な運転手が多いのがタクシー運転手の現状です。
タクシー運転手の勤続年数は?
タクシードライバーの平均勤続年数は、短くて5.7年、長いところで15年です。
このことと平均年齢が高いことから、40~50代から始める人が多いということが分かります。
一般の会社では60歳や65歳で定年となる場合が多いのですが、タクシー会社では70歳以上でも働いている方は多くいます。
また、第二種免許取得にはタクシー会社が全額負担してくるところが多いというのも、一般企業で働いてからタクシー会社に転職する人が多い理由と言えるでしょう。
- 固定給+歩合制の給与形態のため、20~30代の若い世代でも高収入が可能。
- 「日勤・夜勤」で勤務する場合は、週休2日のシフト制になる
- 勤続年数は5~15年ほど。40代~50代から働き始める人が多い。一方、70歳以上で活躍しているドライバーもいる。
タクシー運転手の年収は?
タクシー運転手の年収は、働く地域によって異なりますが、地方で約300万、都心で平均400万以上、高い人では800万円~1000万円稼いだりする方もいます。
自分の働き方によって変化する収入は、「50代では夜勤も入れた勤務で、定年する年齢以降は定時勤務をする」といったように、自分にあった働き方を選択できるという利点にもなります。
タクシー運転手は50~60代が多い職種でありながら、自分の年齢や希望に合わせて働くことができます。
健康でさえあれば、高齢でも活躍できる数少ない職業です。
タクシードライバーは何歳からでも始めやすい職業
ここまでご紹介した通り、タクシードライバーは40~50代から始めても、20年程度のキャリアを見込むことができる職業です。
このため、新たなキャリアを歩みたいと考える方の転職先としても大変人気があります。
タクシー会社によっては二種免許取得の支援制度を設けることで、未経験者の採用に力を入れていることもあり、特別なスキルがない中年層でも活躍できる点が魅力です。
ただし、一口にタクシー会社と言っても、地域や規模によって収入やその他雇用条件が大きく変わってきます。
このため、タクシー会社を選ぶ際には複数の会社を比較して自分に合った会社を選ぶ必要があります。
もしタクシー運転手未経験で、どこから手をつければよいのか見当がつかないという場合には、P-CHAN TAXIの無料転職相談サービスをご利用ください。
来社、または電話での面談を通じて、希望の条件に合ったタクシー会社をご紹介させて頂きます。
まだ、タクシー運転手になるかどうか分からない、二種免許を持っていないという場合でも気軽にお問い合わせください。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!