タクシードライバーへの転職のきっかけは?人気の理由をご紹介
2020年06月17日
タクシードライバーへの転職のきっかけは?人気の理由をご紹介
転職といえば人生の一大事ですよね。
転職の理由は様々あると思いますが、少なからず現在の職業に自分のライフスタイルが合わなくなってきていると考えられている人が多くいます。
そんな中で、タクシードライバーへの転職が注目されています。
その理由として自分のライフスタイルに合わせて、多様な働き方が可能という魅力が挙げられます。
今の仕事や、働き方に不満がある方はぜひ検討してみてください。
ここでは、そんなタクシードライバーの魅力や、タクシードライバーへの転職を決めた人がどのように考えていたのか、そのきっかけについて紹介します。
目次
タクシードライバーへの転職のきっかけ
タクシードライバーへの転職を考えたきっかけ
タクシードライバーは、新卒入社ではなく、転職してきた人が多くいます。
では、なぜ、タクシードライバーに転職しようと考えたのでしょうか。
代表的なものをご紹介します。
●労働環境の良いところで働きたいため
「ブラック企業」という言葉が生まれて久しいですが、まだまだ労働環境が悪いと言える会社も少なくありません。
一方で、タクシードライバーは福利厚生が比較的多く整っています。
タクシードライバーになるために必須である二種免許の取得費用は全額負担、研修期間の給与保証はごく一般的です。
さらに社保完備はもちろんですが、寮や社員食堂といった物理的な面で充実している会社も少なくありません。
こういった理由から、労働環境の良いタクシードライバーを選ぶ転職者が増えているのです。
●体力的に不安になったため
車を運転する仕事で代表的なものといえばトラックドライバーという仕事があります。
ですが、このトラックドライバーという仕事は、運転をするだけではありません。
運ぶ荷物をトラックに積んだり、目的地で荷物を降ろしたりといった肉体作業が伴うことがあります。
そのような肉体作業から離れ、お客様を目的地まで運ぶことを仕事とする、タクシードライバーに転職しようという人も多くいます。
タクシードライバーという仕事が持つ魅力
●勤務形態が選べる
運転をする仕事でもう一つの代表的なものはバスドライバーです。
バスドライバーもお客様を運ぶ仕事ですが、タクシードライバーとの大きな違いは決められた路線を時間通りに運行する、という点です。
一方、タクシードライバーは、基本的にお客様次第で行先も移動ルートも変わります。
また、一番の大きな違いは、昼日勤、夜日勤、隔日勤務と勤務形態が選べることです。
一般的なサラリーマンのように昼に働くか、夜勤を選ぶか、または丸一日働いて次の日は休みにするか、自分の生活リズムに合わせて働き方を選べるのがタクシードライバーの仕事の大きな特徴です。
●自分や家族の生活に合わせたい
結婚や子育て、親の介護など、理想のライフスタイルは人生の中で変化していきます。
しかし、そのようなライフスタイルの変化に合わせた柔軟な働き方を認めている会社は、多いとは言えないのが現状です。
そのような中で、タクシードライバーは、柔軟な働き方ができる職業の一つと言えます。
一例として、若い時はしっかりと仕事をしてお金を稼ぎ、子供が出来たら仕事量を減らし子育てに専念し、子供たちに手がかからなくなってきたら、また少しずつ働く時間を増やすというような働き方も可能です。
タクシードライバーへの転職のイメージ
皆さんはタクシードライバーへの転職に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?
もしかすると、間違ったイメージでタクシードライバーを敬遠しているかもしれません。
多くの方が持たれるイメージとして代表的なものを紹介していきます。
給料が低い
収入をアップさせたいというのは、転職の際の一つの理由だと思います。
そのような中で、タクシードライバーは稼げるのか、ということは誰もが思う疑問です。
全国ハイヤー・タクシー連合会の調べによると、平成30年の男性ドライバーの平均給与は3,483,200円で前年より4.5%増えています。
ただ、タクシードライバーは完全歩合の給与体系の会社が多いため、平均でみるのはあまり適切ではないかもしれません。
自分の頑張りがダイレクトに給与に返ってきますので、600万円~1000万円という平均を大きく上回る給与をもらうことが十分可能です。
このため、給料が安いというイメージはタクシードライバーの実情とは少し異なっていると言えるでしょう。
また、タクシードライバーには、年金をもらいながら働いている人がいることも忘れてはなりません。
所得の額によって年金受給額に影響が出るため、60代以上の年金をもらいながらタクシードライバーとして働いている人は、年金が減らないよう所得を一定額以下にコントロールしています。
そして、タクシードライバーの平均年齢は約60歳となっており、従事者の人口に占める割合が大きいため、それが全体の平均給与を少なく見せているのです。
誰でも出来る仕事
タクシードライバーは、特別な能力がなくても誰でもできる仕事だと思われている方もいると思います。
これは、半分正しく、半分間違っています。
確かに、タクシードライバーの業界では、高齢者や女性などの様々な人が活躍をしています。
その意味では、やる気さえあれば誰でもできる仕事です。
しかし一方で、タクシードライバーは紛れもない接客業です。
しかもタクシーを日常的に利用するお客様には、社会的なステータスの高い人や外国人観光客の人も多くいます。
そのようなお客様に、満足のいくサービスを提供するのは簡単ではありません。
一流のタクシードライバーは、一流のサービスマンであり、一流の営業マンなのです。
そのような意味では決して誰でもできる仕事ではなく、誇りをもって働ける仕事だと言えます。
人間関係に悩みが少ない
タクシードライバーは一人で仕事をする時間が多いので、職場内のストレスが少ないということもよく言われます。
確かにタクシードライバーは、上司や同僚に気を使いながら仕事をする必要もありません。
今の職場の人間関係やしがらみに悩んでいるのであれば、タクシードライバーは転職先として適切な職種であると考えることができます。
実際にタクシードライバーとして働く中でのやりがい
実際に働いている中で感じるやりがいは何でしょうか?いくつか代表的なものを見ていきます。
「ありがとう」と直接言われる
やはりお客様からの感謝の言葉は、何よりも嬉しいものです。
どのようなお仕事でもお客様からの感謝の言葉を頂くと思いますが、タクシードライバーであれば、面と向かってお礼を言っていただけます。
今までメールのやり取りが多いお仕事をされてきた人の中には、なかなかお客様と仕事をしている実感が持てない人もいるのではないでしょうか。
そのような人にこそ、ぜひタクシードライバーを経験してほしいと思います。
自分の努力が売り上げと収入に直結する
どのような会社もチームで仕事をしています。
もちろんタクシー会社も、協力しながら仕事を進めていく面はありますが、やはり歩合制の仕事であるため、自分の努力が直接、収入として反映されやすいです。
そのため、会社や同僚とのしがらみで、上手く自分のアイデアが通らない経験をされた方や、全くお仕事とは関係のないことのせいで売上が伸びず、もどかしい思いをされている方にとっては、自分が努力をすればするほど、報われる仕組みになっているタクシードライバーという仕事は魅力的に感じるでしょう。
家族の笑顔を見る機会が増える
タクシードライバーは、努力をすればするほど収入が増えていく仕事です。
800万円を超す年収のドライバーも実際にいます。
一方で、家族の介護や子育てなどで、どうしても家庭に時間がとられる方もいらっしゃるでしょう。
他の業種であれば、「仕事か家族か」の選択を迫られる時もあります。
しかし、タクシードライバーであれば「仕事も、家族も」と、両方を大切にした働き方が可能です。
家族と過ごす時間や家族の笑顔はやはりお金に代えがたいものです。
自分のワークライフバランスは自分で決めるという当たり前だけどなかなかできないことが、タクシードライバーであれば可能なのです。
転職を検討されている方へ
いかがでしたか。
タクシー業界では、年齢や性別を問わず様々な方が活躍をされています。
新卒で入った方もいれば、50歳を超えて転職先として入られた方、お子様を育てながら働くお母さんや、ご両親の介護をしながら働く方。
一人一人がそれぞれの理由で働き、それぞれのやりがいを見出しています。
タクシードライバーとして働けば、収入を追い求めることもでき、プライベートを充実させることもできます。
「自分の生き方や働き方は自分で決める」という当たり前のことが難しい今の日本の労働環境の中で、タクシードライバーはそれが実現できる数少ない仕事です。
転職を考えられている方は、一度タクシードライバーとして働くことを候補として検討されてはいかがでしょうか?
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木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!