【タクシー運転手】働くなら東京、地方、どっちがいいの?
2020年04月24日
日本の人口の約10%が集まる東京。
タクシー業界で働きたいと検討されている方にとって、上京して東京で働くか地方で働くのはどちらがいいのか迷うこともあるでしょう。
そこで今回は、東京と地方との稼ぎ方の違いについて紹介します。
タクシードライバーの給与について
タクシードライバーの給与は、基本給はごくわずかで全国どこでも歩合制の部分が大きく占めています。
東京では売上の60%前後が給料、地方となると売上の約40~50%が給与として支給されます。
歩合は全国共通の仕組みで、年収に差がでるのはこの歩合の割合が大きいことにあります。
歩合の割合が一番高いのは東京です。
また人口数の多さから考えると、東京のほうがタクシー利用者の多くなることは明白です。
タクシードライバーの平均年収について
全国のタクシードライバーの平均年収は約300万円です。
そして、東京都内の平均年収は400万円前後、地方の主要都市(大阪・名古屋・京都・仙台・札幌・博多等)を除く県になると年収は約250万円と言われています。
これらはあくまで平均的な数字になりますが、どの地域でも売上によって年収に差がでます。
東京都内の年収が高い理由は、以下の東京で働くメリットで紹介します。
都内は早朝から深夜まで利用客がいる
あまり人が出歩いていない朝早い時間、夜遅い時間にどれだけ乗車率が高いかで給与に差がでると言われています。
そういった面では、都内は地方に比べて稼ぎやすい環境にあります。
東京で働くメリット
仮に地方から東京に出てきた場合、会社の寮が完備されていることも多く家賃も低く抑えることができます。
またタクシードライバーとしての給与を上げるためには11日から13日と乗車回数を増やし、勤務時間を伸ばし、乗車率を上げることが求められるところが多いです。
勤務時間が長くても乗車率が悪ければ、稼ぎのアップにはつながらないと言えるでしょう。
東京で働くメリットは地方よりも圧倒的にお客さんを乗せる機会が多いことです。
そのため、地方よりも断然稼ぎやすい地域だと言われています。
さらに東京が効率よく稼げる理由は、乗車率をあげる工夫がしやすいためです。
交通が発達している東京ですが、圧倒的に人口が多い分、人が集まる場所、タクシーを利用する確率が高い場所などをしっかりリサーチしておけば、効率よく乗車率をあげることができます。
平均年収は400万円ですが、稼ぎやすいタクシー会社を選べば、年収500~600万円はざらにいますし、年収が高い人は800万~1000万円の方もいるくらいです。
収入を重視する方にとっては、なるべく給与の条件など待遇が良いところを見つけましょう。
同じ仕事をして歩合率が1%違うだけでも給与に大きな差がでます。
こういった面では、主要都市を除く地方に比べて東京はタクシードライバーとして断然稼ぎやすい地域です。
収入よりも自分のペースでゆっくり働きたい、地元で働きたいという方は地方で働くのがよいでしょう。
こうした情報・ご自身の希望をしっかり把握して、タクシードライバーとして働いてみてはいかがでしょうか。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!