タクシー運転手が独立志向のある方に人気の理由とは
2020年04月30日
タクシー運転手は50代後半と中年からシニア世代が多い印象がありますが、20代30代の若い運転手も当然います。
若いタクシー運転手には、独立や起業を目指している方が珍しくありません。
ここでは、タクシー運転手が独立志向のある方に人気である理由についてご紹介します。
独立のための資金稼ぎになる
タクシー業界は年齢や学歴はほとんど関係ありません。
タクシー運転手の給与が歩合制のため、入社後も社歴に関係なく、売上を上げたら、上げた分だけ給与を得ることができるのです。
貯金目的で集中的に働きたい人に向いていると言えます。
このため、「早く独立したい」と考えている方が就職・転職先にタクシー運転手を選ぶ理由になっているのです。
もちろん個人タクシーとして独立を目指す方も多くいらっしゃいます。
時間を有効に使える
タクシーの勤務形態は複数あり、その中に「隔日勤務」というタイプがあります。
隔日勤務とは、1乗務(1回の勤務)で約19~21時間(休憩3時間含む)勤務し、退勤後は20~30時間が休みになる勤務体系のことです。
隔日勤務では、働きつつも自分の時間を多く持てるため、起業の準備を行いながら一定の給与を稼げるため、独立志向の方からの人気を集めています。
隔日勤務は一般的に月12日勤務です。
これだけでみると、月の休みが18日近くあるということになります。
もちろん変則的な勤務であり、勤務が明けた日の日中は睡眠をとることになるため、自由に行動できる時間が圧倒的に多いというわけではありません。
しかし、まとまった時間働いて、休みを多く取れるという点は「起業に向けて準備したい」という方に重宝されています。
また、同僚との飲み会や上司からの誘いがないといった勤務後の付き合いが少ないことも、時間を有効的に使いたい人にとってメリットと言えるでしょう。
自己の責任において自由に働ける
タクシー運転手は乗客への接客応対はあるものの、一般企業のようなチームワークで進捗を気にする仕事や、上司や同僚などとの人間関係に悩まされることはありません。
会社を出てしまえば、自分が職場の責任者となるわけです。
部下や後輩の責任を取らなければいけないといった状況もありません。
裏を返せば、自分の勤務が他のドライバーに影響しないため、有給休暇も取りやすいというメリットがあります。
勤務中は自分の判断で休息をとることができる、自由な働き方が独立を計画している方に好まれています。
タクシー運転手は歩合給があるため、働いた分起業の資金準備に回すことができます。
また働きながら利用客から情報が得られること、休日が多く起業に向けた活動に長く取り組めることなど、タクシーの業務形態は独立を考える起業家にうってつけの働き方と言えるでしょう。
「起業したい」「現状から抜け出して再スタートしたい」という方はタクシー運転手への転職を検討することをおすすめします。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!