どこを見る?転職でタクシー会社を選ぶ際のポイント
2020年05月07日
「タクシー運転手はどこのタクシー会社で働いてもさほど変わらない」と思われる方もいるかもしれませんが、実際のところタクシー会社によってその後の働き方や収入が大きく変わってきます。
転職でタクシー会社を選ぶ際にどういった点を重視すれば良いのか、ポイントをご紹介します。
目次
稼ぎを重視する人のタクシー会社の選び方
転職の際に「稼ぎ」を重視する人の場合には、以下のような点がタクシー会社選びのポイントとなります。
稼げる地域のタクシー会社
タクシードライバーの稼ぎはどうしても働く地域に依存します。
稼ぎたい場合は、都内や富裕層の多い地域などを拠点としているタクシー会社が有利です。
一方で、諸事情で地方など稼ぎ難い地域のタクシー会社を選ぶ場合は、「最低給料保証」の額に注目するのがおすすめです。
大手のタクシー会社
一概には言えませんが、大手のタクシー会社は待遇が良い場合が多く、専用乗り場やタクシーチケット・無線など営業上のメリットも多いため稼ぎやすい傾向があります。
歩率の良いタクシー会社
こちらも一概には言えませんが、「歩率」の高いタクシー会社ほど総給料は高くなる傾向があります。
勤務時間に制限なし
勤務時間に制限なし(法律範囲内)のタクシー会社の方が、労働時間が増える分稼ぎも多くなりやすいです。
働き方重視型のタクシー会社の選び方
稼ぎより日々の働き方を重視する方の場合には、以下のような点がタクシー会社選びのポイントとなります。
昼日勤/夜日勤が選べる
タクシードライバーは朝から夜中まで一気に働き次の日に休む「隔日勤務」が基本となっています。
しかし、「一般的なサラリーマンのように日中のみ働きたい」「稼げる夜間だけ働きたい」といった方もいるかと思います。
こういった場合は、昼日勤/夜日勤が自由に選べる制度を導入しているタクシー会社がおすすめです。
ノルマ(足切)なし
タクシー会社の場合、多くはノルマ(足切)が存在しますが、中にはノルマなしの会社も存在します。
ノルマに縛られず自分のペースで働きたい方は、ノルマなしを公言しているタクシー会社を選ぶ事をおすすめします。
定年なし
多くのタクシー会社に定年が存在しますが(たいてい65歳定年)、中には定年なしの会社も存在します。
実際70歳を過ぎてもバリバリ働いている方もいるくらいです。
シニア世代になっても長く働いていきたい方は、定年なしを公言しているタクシー会社を選ぶことをおすすめします。
タクシー会社選びでさほど重視する必要がない部分
一方で次のような部分は、タクシー会社選びでさほど重視する必要がない部分です。
2種免許取得制度あり
「2種免許取得制度」は大抵のタクシー会社で完備されていますので、安心ではありますが大きな魅力となる要素ではありません。
逆に中には二種免許取得に個人負担がある会社もあるので、そういった会社は選ばないほうがよいでしょう。
人間関係
人間関係については、いくら求人に「風通しのよい職場」などと書かれていても結局は相手と自分次第なので働くまでわかりません。
もちろん人間関係が良いに越したことは無いですが、タクシードライバーは基本的には乗務中は単独で働く業務であるため、働くうえで人間関係は他職種と比べてそれほど大きく影響しません。
いかがでしたでしょうか。
突き詰めるところどのタクシー会社が良いかは自分が何を重視するかによって変わってくると言えます。
まずは自分がタクシードライバーになった後、どういった働き方をしたいか、何を重視して働きたいかを整理することが第一歩になるでしょう。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!