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タクシー運転手にはどのような資格が必要?第二種運転手免許について詳しく解説

2020年02月26日

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タクシー運転手にはどのような資格が必要?第二種運転手免許について詳しく解説

「タクシー運転手に転職したい」

「副業としてタクシードライバーを始めたい」

近年、タクシーの運転手へ転職する人が増えており、そうお考えの人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、タクシー運転手になるために必ず取得しなければならない、二種免許について詳しくご紹介します。

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タクシー運転手に必要な資格は「第二種運転免許」

タクシー運転手に必要な資格は「第二種運転免許」

タクシー運転手に必要な資格としては「第二種運転免許」があります。

第二種運転免許とは、「二種免許」と呼ばれることもある、乗客を運ぶことを目的として自動車を運転する場合に必要とされる免許です。

主にバスやタクシー、そして民間救急車などの車を運転する人が取得します。

つまり、一種免許と二種免許の違いは、「商業目的として人を乗せるかどうか」です。

また、二種免許には以下のような種類があります。

  • 普通自動車第二免許
  • 中型自動車第二種免許
  • 大型自動車第二種免許
  • 大型特殊自動車第二種免許
  • 牽引第二種免許

法人に所属してタクシー運転手になる場合であっても、個人としてタクシー運転手になる場合であっても、必要となる資格は同じです。

タクシー運転手になるための「第二種運転免許」を取得する受験資格

タクシー運転手になるための「第二種運転免許」を取得する受験資格

二種免許を取得する人は以下の6つの条件を満たしている必要があります。

  1. 年齢:満21歳以上であること
  2. 視力:片眼0.5以上、両眼0.8以上であること(眼鏡・コンタクト可)
  3. 深視力(遠近感・立体感を感じる能力)検査で既定の数値が得られること
  4. 色彩識別:赤・黄・青の識別が可能であること
  5. 聴力:日常会話を聞き取れること。正確には10mで90デシベルの警音器の音が聞こえること
  6. 普通免許を取得してから3年以上経っていること

念のため、一度免許センターで条件を満たしているか確認しておくと良いでしょう。

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第二種運転免許の取得にかかる期間と金額について

第二種運転免許の取得にかかる期間と金額について

第二種免許の取得には、自分で教習所に通い取得するパターンとタクシー会社に入社してから取得するパターンの2つがあります。

教習所での取得

教習所の場合は、以下の手順で取得を目指すこととなります。

  1. 学科教習・技能教習を受講する
  2. 卒業技能検定に合格する
  3. 免許試験場で筆記試験に合格する

取得にかかる期間は早くて7日~10日程度です。通学の場合は220,000円~250,000円、合宿免許の場合は190,000円程度の費用がかかります。

タクシー会社での取得

タクシー会社の場合は、入社後に付属の教習所で取得が可能です。

合宿で実施されるのが一般的で、取得にかかる期間は早くて7~8日程度です。取得に必要な費用はタクシー会社が全額負担してくれるので、受講者側に費用面の負担はありません。

しかし取得費用の負担に際して、一定年数以上の勤務が必要という条件を設けているタクシー会社もあります。トラブルを避けるためにも、取得前に条件を確認しておくと良いでしょう。

第二種運転免許を取得する方法は?

第二種運転免許を取得する方法は?

二種免許の取得方法は一種免許とほぼ違いはありません。

取得するには以下の2つの方法があります。

  1. 認定教習所で教習を受け、技能検定を受ける
  2. 免許センターに出向いて技能試験を受ける

2つ目の免許センターで技能試験を受ける方法は、一発試験と呼ばれており、その合格確率は低く非常に難しい試験です。

教習所に通う必要がないため、どうしても費用をかけたくないという人にはおすすめです。

しかし、難易度が高いためしっかり対策することが求められるでしょう。

また、取得予定の二種免許の他に、すでに別の二種免許を取得している場合は、学科試験は免除され、技能試験だけの受験で二種免許を取得可能です。

そして、技能試験に合格したあと、視力検査を受けて免許が交付されるという流れです。

学科試験

学科試験は、マークシート形式で全95問で構成されています。内訳としては文章問題が90問(1問1点)で、イラスト問題が5問(1問2点)です。合計100点満点の学科試験となり、90点以上で合格となります。

普通免許の試験と同じような内容が出題されるほか、二種免許ならではの設問が用意されているのが特徴です。スマートフォンのアプリや参考書などを活用し、出題傾向を掴みながら学習を進めていく必要があります。

技能試験

二種運転免許では、教習所内で技能試験があります。

技能試験は一種免許よりも難易度が高く、合格点が高く設定されているのが特徴です。一種免許の技能試験は80点以上で合格ですが、二種免許の場合は90点以上で合格になります。

コース内ではV字・S字型の鋭角コースや縦列駐車、路上試験ではUターンや方向転換に関しての技能がチェックされる試験です。基本的な運転操作はもちろん、法令を遵守した運転が求められます。

講習

学科試験と技能試験に合格したのちに、下記の講習の受講が必要です。

  • 応急救護処置講習
  • 旅客車講習

そのほかタクシー会社での取得の場合は、一般的には次のような講習の受講が必要なケースもあります。

  • 運転者適性診断
  • マナー講習
  • ケーススタディ・社内講習など

一部地域のタクシー運転手は地理試験の合格も必要

一部地域のタクシー運転手は地理試験の合格も必要

地理が複雑なエリアは、一部地域でタクシー運転手を目指すにあたり、地理試験の合格も必要です。

地理試験を受けなければならないエリアは、次の3つです。

  • 東京都(23区と武蔵野市、三鷹市)
  • 神奈川県(横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市)
  • 大阪府(大阪市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市、摂津市、島本町、豊中市、吹田市、東大阪市、八尾市、守口市、門真市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、忠岡町)

地理試験の勉強を通じて、目的地までの最短ルートや運賃、所要時間について理解を深める必要があります。

試験内容

全40問のマークシート方式で、32問以上(80%)以上の正解で合格です。

地理試験は、主要幹線道路を答えるものや地図で示されている施設名に答えるような設問が用意されています。また2015年10月1日から「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」も課されるようになり、法令、安全、接遇に関する項目から出題されるようになりました。

なお大阪府の試験のみ、地域に関する地理の科目は文章問題40問、法令、安全及び接遇の科目は、合計15問の文章問題で出題されます。〇×形式で出題され、各80点以上で合格です。

受講料はいずれのエリアにおいても、各科目3,400円となっています。

試験会場

試験会場は、各エリア次のとおりです。

試験会場住所開催日
公益財団法人東京タクシーセンター東京都江東区南砂7-3-3月・火・金曜日(休日、祝日及び年末年始を除く)
一般財団法人神奈川タクシーセンター神奈川県横浜市中区日ノ出町2-130-2階月・金曜日(月曜日は法令、安全及び接遇の試験のみ)
一般財団法人大阪タクシーセンター大阪府大阪市鶴見区鶴見4-5-9タクシーセンターに要確認

合格するためのポイント

地理試験は、頭の中でまちのイメージができるようになるまで、地図を読み込むことが大切です。該当エリアを実際に走り、幹線道路や交差点、有名スポットなどを目で見て覚えていくようにしましょう。

また暗記すれば正解できる設問が多いので、参考書やアプリを活用して継続した学習も効果的です。

地理試験は難易度が高いことで知られており、学習が不十分だと不合格になってしまうことも多いです。そのため、諦めずに何度でもチャレンジする姿勢が重要になるでしょう。

【資格以外】タクシー運転手として持っていると良いスキル

【資格以外】タクシー運転手として持っていると良いスキル

タクシー運転手になるには第二種運転免許が必要ですが、資格だけでなくスキルも重要なポイントとなります。

運転手として持っていると良いスキルは次のとおりです。

  • 運転スキル
  • コミュニケーションスキル
  • 記憶力

運転スキル

タクシー運転手である以上、運転スキルは必須です。

ただお客様を素早く目的地に送り届ける能力だけでなく、法令を遵守した安心・安全な運転もこのスキルには含まれています。いくら効率良くお客様を乗せられる能力があるといっても、急ブレーキや揺れの多い運転ばかりでは、リピートはなくなっていくでしょう。

乗り心地の良さも考慮できるようになれば、顧客満足度の高いタクシー運転手として高い評価が得られるようになります。

コミュニケーションスキル

コミュニケーション能力の高い人は、タクシー運転手として非常に重宝されます。

目的地まで安心・安全に送り届けることも大切ですが、ときには談笑を交えながら楽しい空間を作ることも必要です。また、コミュニケーション能力の高いドライバーであれば、お客様の希望に沿ったおすすめスポットの案内もできるようになるでしょう。

ただし、中には話しかけてほしくないというお客様もいます。心配りを忘れることなく、相手の様子をうかがいながら、臨機応変な対応をするような姿勢が大切です。

記憶力

タクシー運転手をするなら、道を覚える暗記力も重要です。どのような道で運転するのが最短ルートなのかを暗記し、カーナビに頼らない運転が求められます。

お客様も当然道を知っているものと思って乗車をしますし、最短ルートで運転してくれるタクシーを利用したいと思っています。

地図を暗記していればカーナビに目的地を入力するような時間を省くことが可能です。暗記力があれば、どのようなお客様であってもストレスを与えることなく乗車できるようになるでしょう。

まとめ

まとめ

今回は、タクシー運転手を目指す人のために、タクシー運転手になるために必要な二種免許についてお話しました。

免許取得の条件から大体の流れまで、知っていただけたのではないでしょうか。

二種免許は、商業目的のために取得するものであるため、当然一種免許よりも高度な技術が必要とされ、取得が難しいです。

運転に自信のない人は、免許取得までをサポートしてくれる教習所に通うのがおすすめです。

P-CHAN TAXIでは、二種免許の取得費用を全額負担してくれる会社を紹介しています。6,000社以上あるタクシー会社の中から優良求人のみを厳選して紹介しているため、あなたの希望に合った求人が見つかります。

利用料は無料なので、これからタクシー運転手を目指すのであれば積極的に活用しましょう。

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この記事を書いた人

木村 啓喜

木村

株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!

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