タクシー運転手の「腰痛」対策法は?
2020年05月01日
目次
運転中の姿勢をチェック!
腰痛は運転中の姿勢が関わってくることも少なくありません。
普段から姿勢に気を付けるためにもポイントをまとめました。
シートに深く座る
シートの座り方は腰痛に大きくかかわります。シートに浅く座ってしまうと、背骨が曲がったままで運転することになるため、負担になります。
運転するときは、できるだけシートに背中がくっつく形で座るようにします。
腰や反っている部分に、クッションやバスタオルをかますだけでも腰への負担が減少します。
ペダルやハンドルを運転で楽な位置に
ペダルやハンドルの位置調整も、腰への負担に左右するので、気を付けたいポイントです。
ペダルは、膝を軽く曲げた状態で足が乗るくらいの位置に調整してください。
膝が曲がり過ぎた状態で運転を行うと、腰に負担がかかってしまうので注意が必要です。
タクシー運転手におすすめ!車内でできるストレッチ
腰痛はタクシー運転手に限らず悩みの種。
できればお客様を待っている合間などは外に出て身体をほぐしたいところです。
しかし、タクシーの列ができている時はお客様を乗せるタイミングがいつになるかわからず、外には出づらいですよね。
そこで、車内の狭いスペースでもできるストレッチをご紹介します。
【バンザイ体操】
- 手のひらを車の天井につけるように背筋を伸ばしてバンザイの姿勢を取る。
- 体中の力を抜いてダランとして、その状態で2回呼吸する。
- 1と2を何度か繰り返しましょう。腰痛が和らぐこともあります。
【腰を前後に動かすストレッチ】
- 座席に座ったまま、両手を後頭部の後ろで組む
- ゆっくりと息を吐きながら、背中を前方に丸める
- 丸めきったら、今度は息を吐きながら背中を反らせる
- 1~3を繰り返す
※この際、両手の肘をできるだけ近づけることがポイント
※背中を反らせる際、胸が開いていることを意識して下さい。
自宅の寝具を確認する
早朝から深夜にかけて運転を行うタクシードライバーの方にとって、睡眠時間は重要なものです。
車内で寝ることも少なくないでしょうが、車の中で寝ると、無理な体勢を取ることが多いため、腰に負担がかかりがちです。
そうしたタクシードライバーの方にとって、自宅での睡眠環境は考慮すべきポイントだと言えるでしょう。
自身の腰や背中、お尻などに負荷がかかってしまうと、筋肉疲労がなかなか取れません。
適度な反発力のあるマットレスや枕を揃えて、腰への負担を減らすという方法を採ることをおすすめします。
つらくなる前に、整体院や病院に頼るのもアリ?
長い間運転をしていると、どうしても疲労がたまることがあります。
そうした方に向けては、定期的に整体院に行くことも効果的です。
痛みを感じて病院に行くのもいいですが、整体院の場合は姿勢などを正しく矯正してくれるため根本的な治療が望めます。
なかなか腰痛が改善しないという方は、一度整体院で診てもらうと良いかもしれません。
タクシードライバーとして長い間活躍するために、日頃から腰痛対策を行ってみてはいかがでしょうか。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!