未経験でも転職に成功する方法|おすすめの業界・企業を紹介
2020年05月20日
初めて転職活動をする方は、不安なことも多いかもしれません。
この記事では、転職活動をスムーズに進めるために押さえておくべきポイントや、未経験でも採用されやすい職業・業界など紹介していきます。
目次
転職によくある不安
未経験であることは不利なの?
「未経験であることは不利に働くのか?」多くの人が抱える不安です。
しかし、経験がないからと言って、諦める必要は全くありません。
「新卒よりも社会人を経験している分、ビジネスマナーが身に着いており、新卒よりも育てやすい」と考える企業も多いです。
特にタクシー会社では、大手企業では新卒を数名しか採用せず、中途の求職者を多く採用しています。
また、経験よりも意欲やポテンシャル、人間性や自社の社風に合うかどうかを重視する会社もあります。
そのような会社では、意欲をアピールすることができれば問題なく採用されますので、未経験であることが不利になるということはありません。
資格を持っていることは有利になる?
資格を持っていると知識や技術の証明になるので、即戦力として採用される可能性が高まります。
しかし、転職の際は実践経験も問われることが多いです。
このため、新たに資格を取得するの必要はないと言えます。
「すでに持っている免許を活かしたい!」という場合は、送迎運転手やタクシードライバーがおすすめです。
特に、接客業の経験がある人は、お客様と対話する経験が他の職業よりも多くコミュニケーションを取ることに慣れているはずなので、その能力が評価され、採用してもらえる可能性が高まるでしょう。
未経験者でも転職しやすい職業
未経験の人でも転職しやすい業界や職種があります。
採用されやすい業界を抑えましょう。
飲食業・サービス業
飲食店のホール、調理スタッフなどは未経験者でも募集していることがよくあります。
こういった、人とのコミュニケーションが重視される職業は、採用の際に、経験よりも人間性を重視します。
そのため、経験のない人でも、人と話すことが得意だったり明るい印象を与えられる人だったり、真面目な印象を与える人だとその人柄が評価され、性格が会社に合うと判断してもらい、採用に繋がりやすくなるのです。
また、ホテル・旅館業の繁忙期は人手不足により求人数が多くなります。
時期によっては転職しやすい業界と言えるでしょう。
サービス業界は幅広いので、募集内容や会社の雰囲気をしっかり確認して適正を見極めましょう。
介護士
少子高齢化が進むなか常に人手不足が続いているため、需要が高まっているのが、介護士です。
介護職は決して楽な仕事ではありませんが、高齢者の方の生活をサポートできる非常にやりがいのある仕事です。
資格が必要だと思われている方が多いかもしれませんが、無資格でも働ける仕事はあります。
実際、資格を取る前に働き始め、働きながら資格の取得を目指す人もいます。
また、働きながらとれる資格の幅も非常に広く、「介護福祉士」、「社会福祉士」、「ケアマネジャー」などがあります。
これらの資格を取得することで、ステップアップを図れます。
販売職
販売職は、業務の流れがフォーマット化されていることが多いため、商品知識がなくても未経験からチャレンジしやすい職種といえます。
ドライバー
運送業界は常に人手不足 だと言われています。
また、運転のスキルは多くの人が既に持ち合わせているため、業界未経験者でも積極的に採用される傾向にあります。
体力や健康管理が必要となりますが、比較的給料は高いです。
大型トラックのドライバーになるには大型免許の取得が必要となりますが、タクシー運転であれば通常の運転免許でも始めることが可能です。
運転技術に自信がなくても、入社後の研修制度があるため心配ありません。
企業が未経験者を採用している理由
先ほども紹介した通り、未経験者だから必ずしも不利になるということはなく、逆に自分の身に着けたスキルや特徴をうまく生かせば、有利になるという場合もあります。
企業が未経験者を採用するメリット
- 未経験者は、業界の常識にとらわれず、研修の際に教えたことが頭に入りやすいため、純粋で新しい発想を社内に取り入れられる
- 他の分野の知識を生かした、新しい考え方や斬新なアイデアを得られる可能性がある
- 他の業界の知識もある人間が社内にいることで、会社としてのノウハウの幅が広がる
このように企業側にもメリットがある人材を活用するため、未経験者の採用を行っているのです。
企業が積極的に採用したい未経験者の特徴
- コミュニケーション力がある
- 協調性がある、周りに対して気遣いができる
- 向上心がある、目標達成意欲が高い
- 責任感が強い
- 行動力がある
自分が当てはまる項目があった人は、面接でその特徴をどうやってアピールするか考えてみましょう。
企業の採用事情
採用する企業側の事情を理解しておくことで、実際に企業で働く時のイメージが掴みやすくなり、ミスマッチを防ぐことにも繋がります。
- 業績好調で、積極的に増員したい
- 人物重視・社風に合う人材を採用したい
- 社内の教育体制が整っているから、未経験者でも問題ない
- 異職種・異業種の経験を自社でも生かしてほしい
未経験者を採用する際に面接官が見ているポイント
では、未経験者を採用する際に面接官が見ているポイントとは何なのでしょうか。
前職の退職理由に関して
面接官は、なぜ退職理由を聞くのでしょうか。
●同じ理由で自社を退職してしまう可能性があるから
企業は、採用活動に費用をかけています.このため、企業側としても、採用したからにはできるだけ長く活躍してくれることを望んでいます。
求職者として、どの程度長く勤める予定かを予め伝えるようにしましょう。
その際、前職を早く辞めてしまっている場合には、志望している転職先との明確な違いを説明し、「御社ではこの程度勤続したいと考えています。」と伝えましょう。
「この人は長く働いてくれる人だ」「この人なら仕事を任せられる」と評価を得られやすいです。
●人柄を知りたいから
退職理由を聞くことで、その人の働き方や仕事をする上で大切にしていることなどが分かります。
退職した理由から、価値観や性格を判断しているのです。
入社後に活躍してくれる、馴染めるかなどを見られるため、求職者側としては正直に話すことが大切と言えます。
●退職理由となった課題について解決する努力をしたか
退職理由となった状況を改善するために、何かしらの努力をしたのかも重要です。
不満に思っていたことを全く伝えておらず、話し合いもせずに退職を決意しているパターンは意外と多く、そういった事情をそのまま面接官に伝えてしまうと、主体性が無くすぐに諦めてしまう性格だという印象を与えてしまいます。
志望動機
転職の場合は、「志望動機=退職理由+転職によって実現したいこと」です。
企業はこの志望動機によって今後活躍する人材かを見極めます。
退職理由が曖昧だったり、今後のビジョンとの一貫性がなかったりすると、面接官にもっと他に理由があるのではないかと疑問に思われてしまうので、注意しましょう。
今後のキャリアプラン
企業の多くは、中途の求職者に対して、「退職というアクションを起こしてまで、うちの会社を志望してくれるんだ」とプラスの印象を抱きます。
このため、自分が今後、「志望する会社から何を得て、どうなりたいのか」を明確に持っておく必要があります。
ここで言うキャリアプランでは、以下のことに注意しましょう。
●キャリアプランから企業側が知りたい情報
- 志望者の方向性と企業の経営理念が一致しているか
- 希望するキャリアプランは自社で実現可能か
- 長期的に会社に貢献してくれるか
未経験で転職する人の志望動機の例文
キャリアアップしたい場合
個人タクシーの起業を考えています。
そのため、御社でさらなるスキルアップを図りたいです。
既に、タクシードライバーへ転職して10カ月ほど経ち、徐々に自分なりのコツを掴んできました。
日々、お客様に心地よい環境を提供できるよう運転スキルだけでなく接客スキルを磨いています。
しかし、今の会社は全て固定給で給与を貰っているため、自分の売り上げと稼ぎが直結せず、あまり頑張りが評価されていないという不満があります。
私は、御社の歩合制に魅かれています。
今後、自分が個人タクシーとして起業するという目標に向けて、起業後は売上が自分の収入と直結することを今以上に覚悟する必要があると考えています。
御社に入社することで、より多くの乗客の獲得を目標に、エリアや時間帯などを研究する分析スキルを身に着けて、業務の効率化を図り、自分の収入アップへ繋ぐ意識を高めていきたいです。
やりがいのある仕事がしたい
「お客様を車に乗せる」。
この夢のある仕事に憧れ、御社を志望します。
前職は印刷会社に勤めていた私にとって、消費者と会う機会はありませんでした。
このため、自分の仕事に対しての成果や影響が感じられず、いつも仕事に対してやりがいを持てずにいました。
タクシードライバーは、車というひとつの空間をお客様と共有しながら、お客様を幸せにすることができる素敵な職業だと思っております。
前職で得た真面目さを活かして、自分なりの営業スタイル確立し、着実に売り上げに貢献していきたいです。
将来性のある仕事がしたい
今、御社に入社したら、定年まで20年以上あるなかで、子供の養育費などを安定して稼ぐことができると考えたので転職を決意しました。
前職の会社は事業縮小が続いていたため、長期的に働くビジョンが持てず将来性に不安がありました。
タクシードライバーを選んだ理由は、高齢化が進む日本において公共機関としての価値が増していると感じたからです。
また、日本を訪れる観光客は年々増加しており、それに伴って観光地でのタクシーの需要も増しています。
このような背景を受け、自分の家族も考慮し、御社で働きたいと思いました。
前職での経験を生かしたい
御社で前職の経験を活かして、様々な経験を得たいと思ったからです。
前職では新規顧客の開拓を担当しており、部署の月間売上トップも経験しました。
しかし、年功序列の企業風土で、売り上げばかりを追い求める上司の経営理念に共感することができませんでした。
最近は、自分自身の目標をもとに、一人一人のお客様と向き合って働きたいという思いが強くなり、個人としてお客様と向き合えるタクシードライバーになりたいと思いました。
人と話すことが好きなので、前職での経験を生かし、タクシードライバーの接客業の面でサービスの充実を図りたいと考えております。
未経験者が活躍するタクシードライバー業界
「業界未経験でも転職したい!」「前職と違う業界で活躍したい」という方におすすめなのがタクシー運転手です。
タクシードライバー業界の特徴
●全国で高まる需要
東京や大阪などの都市部だけでなく、地方でも観光用などで常に需要があるので、全国で求人を見つけることが出来ます。
ここ数年は観光・介護・子育てなど様々な需要が増え、採用の受け皿が大きい業界です。
●学歴や年齢に関係なく働ける
車の運転免許さえあれば、特別な経歴や資格等が必要無い(※入社後、二種免許の取得は必要)ため、比較的入職のハードルは低いと言えます。
応募段階で持っていない方も、応募するタクシー会社によっては資格取得のサポートを受けられる事もあるので、全くの未経験でも応募することが可能です。
●頑張れば頑張るほど稼げる
会社によって異なりますが、基本的には「固定給+歩合制」となります。
稼ぎは歩合で決定しますが、エリアや働き方によって大きく変わります。
東京や大阪など利用者の多い都市圏では年に600万以上稼いでいるドライバーも多く、営業エリアを熱心に開拓すれば800万以上の収入を得ることも可能で、自分の頑張りや工夫が稼ぎに直結する職業です。
●ワークライフバランスが良い
一般企業での勤務に比べて自由な時間が長く持てることから、最近では、女性や若者の転職者、新卒のタクシー会社就職も増加しています。
その秘密は、隔日勤務制が多いことにあるでしょう。
連日のお休みが欲しい方に合う働き方です。
P-CHANTAXIで会社選びを
タクシードライバーという職業についてご理解いただけたかと思いますが、特徴や勤務形態にはやはり向き不向きがあります。
また、研修体制が整っているか、互いに助け合う風土かなど、タクシー会社によっても働き方は大きく異なります。
成果を出すためには、自分の努力はもちろんお客様からの信頼のある会社を選ぶことも重要です。
今回の記事を読んで、タクシードライバー業が自分に向いているかもしれない、もっとタクシー業界について知りたいと思った方は、どうぞお気軽にP-CHANTAXIまでご相談ください。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!