ハイヤー運転手の給料・年収はいくら?仕事内容や給与の決まり方を徹底解説!
2020年08月08日
タクシーとは違い、お客様と移動距離があらかじめ決まっているハイヤー運転手ですが、一体どれくらいの給料をもらっているのでしょうか。
本稿では、ハイヤー運転手の仕事内容や平均年収・給与を徹底解説します。
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目次
ハイヤー運転手の平均年収・給料はどのくらい?
求人ボックス給与ナビ「タクシー運転手の仕事の年収・時給・給料」によれば、タクシー運転手の平均年収は443万円です。これに対して、ハイヤー運転手の年収は一体どのくらいなのでしょうか。
平均年収は500万円程度
ハイヤー市場の15%を占める国際ハイヤー(国際自動車株式会社)の平均年収は、およそ500万円でした。初年度の年収は400万円から始まり、5年目で500万円を迎えるようなスピード感で給与・年収が上がっていきます。
▼国際ハイヤーの平均年収
年度 | 平均年収 |
---|---|
初年度 | ¥4,000,645 |
2年目 | ¥4,723,637 |
3年目 | ¥4,849,911 |
4年目 | ¥4,898,976 |
5年目 | ¥5,035,230 |
※国際ハイヤー(求人採用サイト)を参考に作成
固定給や最低補償給制を設けている会社が多いため、安定した収入と着実な年収UPを狙えます。
大手4社は賞与がある
「大日本帝国」と総称される以下の4大大手では年2回の賞与があるようです。
- 大和自動車交通
- 日本交通
- 帝都自動車交通
- 国際自動車
賞与のようにまとまったお金が入る方が嬉しい方は、上記「大日本帝国」のいずれかに入社することをおすすめします。
逆に、賞与がない分は毎月の給与に上乗せしている会社もあります。毎月少しずつ多めの給与がもらえる方が嬉しい方は、あえて賞与がない会社を検討しても良いでしょう。
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ハイヤー運転手の給与はどのように決まる?
タクシー運転手の場合は「完全歩合制」や「固定給+歩合制」などで給与が決まりますが、ハイヤー運転手の場合はどのように給与が決定されるのでしょうか。
ケース1:契約時に給与形態を交渉する
特定の顧客と直接契約を行う場合、契約時にその給与形態を交渉します。給与計算の方法は「距離換算型」や「固定給」などさまざまです。
直接契約を行う場合、契約後に報酬額が変更になる(増える)ことは少ない傾向にあります。そのため、契約時の交渉が非常に重要な意味を持ちます。
契約内容には細かい部分まで入念に確認・検討するようにしましょう。
ケース2:所属会社が固定給を定めている
所属する会社が固定給を定めているケースもあります。新人ハイヤー運転手の場合は、主にこの固定給+諸手当が給与額になります。
所属会社が定めた固定給(または最低補償給)ではなくなるタイミングは、顧客と直接契約を結ぶときです。
努力次第ですが、ハイヤー運転手になってから早ければ半年ほどで顧客との直接交渉の場を設けられることもあります。
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ハイヤー運転手とタクシー運転手の給料比較
ハイヤー運転手もタクシー運転手と同様に、勤務年数や月によって変動します。しかし給与については大きな違いがあります。
先ほど触れたように、求人ボックス給与ナビ「タクシー運転手の仕事の年収・時給・給料」によれば、正社員におけるタクシー運転手の平均年収は443万円です。それに対して、ハイヤー運転手の平均年収はおよそ500万円なので、タクシー運転手の平均年収を上回っていることがわかります。
タクシー運転手は、流し営業をしながらお客様を探していかなければなりません。歩合制なのでお客様を多く乗せられた月は大きく稼げますが、成績が振るわなかった月は思うように給与を得られない仕組みがあります。
一方でハイヤータクシーは自分でお客様を探すのではなく、指名や予約を受けて運転するのが一般的です。そのためタクシー運転手よりも安定した給与を得られると推測できます。
ハイヤー運転手の仕事の特徴
多くの人が、ハイヤー運転手と一般的なタクシーでは業務内容が大きく異なるというイメージを持っているでしょう。事実、両者の間には大きな違いがあります。具体的に解説します。
お客様と移動距離があらかじめ決まっている
一般的なタクシーとは異なり、お客様と移動距離があらかじめ決まっています。これは、単発的ではなく常時です。したがって、ハイヤー運転手の場合は一日の予定が明確に存在しています。
これだけでは、どのような働き方かイメージが沸きにくいでしょう。そこで、以下にハイヤー運転手のスケジュール例をご紹介します。
▼ハイヤー運転手のスケジュール例
【8:15】
出庫
【9:00〜9:30】
お客様Aのお迎え(ご自宅〜オフィス)
【9:30〜12:00】
お客様Aのスケジュールに沿って送迎(オフィス〜ご訪問先)
【12:00〜13:00】
昼食
【13:00〜18:00】
お客様Aのスケジュールに沿って送迎(ご訪問先〜ご訪問先 / オフィス)
or
お客様Bのスケジュールに沿って送迎(ご訪問先〜ご訪問先 / オフィス)
【18:00〜18:30】
お客様Aのお送り
(ご訪問先 / オフィス〜ご自宅)
【18:30〜19:00】
帰庫
このように、1日を通して送迎するお客様と移動先は決まっています。
また、専属運転手の場合は基本的に毎日決まったお客様お一人のみのご送迎をすることになりますが、1日の中で複数のお客様のご送迎をすることもあります。
流し営業を行わない
一般的なタクシーとは異なり、街中で流し営業を行うことがありません。
流し営業とは、「空車」表示で街中を走行しながら乗車客を見つける営業のことですが、ハイヤー運転手の場合はこれがありません。
そのため、歩合給与がその日の天候や交通状況に左右されることが少なく、ハイヤー運転手は給与が安定しやすいです。
逆にいえば、どれだけ頑張っても短期的に給与をあげづらいというデメリットとも捉えることができます。
これからハイヤー運転手になるか検討している人は、自分がこういった働き方に適しているかどうか考えてみることをおすすめします。
多少不安定でもバリバリ頑張った分だけ報酬が増える歩合制の方が性に合っているという方は、一般的なタクシー運転手になる方が収入面で満足できるかもしれません。
専属運転手に指名されることがある
新人ハイヤー運転手の場合、職について間もない頃は「スポット利用(1日や数日間のみなど短期的にハイヤーを利用できるサービス)」の対応を行うことになりますが、そのうち企業の重役や芸能人など、特定顧客の専属運転手に指名されることがあります。
専属運転手になった場合、スポット利用の対応時よりも「お客様の送迎」以外の部分に気を配ることがハイヤー運転手の仕事です。
むしろ、「お客様の送迎」だけであればハイヤー運転手が対応する必要がないといっても過言ではありません。
ハイヤー運転手は、専属のお客様にとって「代わりの効かない人物」であり続ける必要があります。
お客様の好きな道や道中に聞きたいラジオまたは音楽、会話のスピードや内容など、専属のお客様だけのサービスを提供し続けることがプロのハイヤー運転手に求められています。
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ハイヤー運転手としての仕事のやりがい
ハイヤー運転手としての仕事のやりがいは、次の2つです。
- 年収が安定している
- スキルアップが目指せる
年収が安定している
ハイヤー運転手は、年収が安定しています。
高級車にお客様を乗せるラグジュアリーなサービスであり、一般的なタクシー運転手よりも給与が高く設定されているからです。固定給+歩合制のほか、賞与も高く設定されています。
またハイヤー運転手が乗せるお客様は、いわゆるVIPと呼ばれる立場の人や会社役員です。安全に運転できていたり対応が良かったりすれば、お客様からチップを受け取ることもあります。
年収が安定することで精神的な余裕が生まれ、仕事のやりがいに結びつくでしょう。
スキルアップが目指せる
ハイヤー運転手は、スキルアップが目指せる点でやりがいの大きな仕事です。
仕事を通じて高度なビジネスマナーや接客テクニックが身に付くだけでなく、コミュニケーション能力も磨かれていくので、得られた社交性の高さは次のキャリアアップや転職でも強い武器となるでしょう。
タクシー運転手以上に慎重さが必要で心配りが大変な仕事ですが、働き続けることで自分のスキルやホスピタリティ精神を高められます。
ハイヤー運転手の仕事の大変さ
ハイヤー運転手の大変さは、次の2つです。
- 仕事の責任が大きい
- 質の高いビジネスマナーが常に求められる
仕事の責任が大きい
ハイヤー運転手は、責任が非常に大きい仕事だと言えます。高級車を慎重に取り扱う点、VIPや会社役員を乗せる点で、常に責任と隣り合わせです。
地理の知識もタクシー運転手以上に求められることがあり、遠回りしたり道に迷ったりしてしまうとクレームにつながってしまうこともあります。一つの些細な失敗が大きなトラブルを招いてしまうこともあるため、責任は大きいでしょう。
質の高いビジネスマナーが常に求められる
ハイヤー運転手は、常に質の高いビジネスマナーが求められます。
ハイヤーを利用するお客様は、日ごろからマナーに対して敏感であることがほとんどです。運転手が正しいビジネスマナーをしていなければ、お客様に不愉快な思いをさせてしまうこともあるでしょう。
例えば、上品で正しい言葉遣いや清潔な身だしなみなどは、ハイヤー運転手として働くなら絶対に備えておくべきマナーです。また自分自身だけでなく、車内外も常に清潔な環境に保っておかなければなりません。
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ハイヤー運転手が年収を上げるポイント
ハイヤー運転手が年収を上げるポイントは、以下の4つです。
- おもてなし精神を大切にする
- 経験と知識を積む
- 英語を話せるようにする
- 転職をする
おもてなし精神を大切にする
ハイヤー運転手はおもてなし精神が非常に大切です。
おもてなし精神を持ってお客様を乗せるハイヤー運転手は、リピート率が高く仕事で大きな成果を出せます。
お客様は高い料金を支払って車を利用する人たちです。そのため利用中は快適に過ごしてもらうだけでなく、利用して良かったと思ってもらえるように真摯な心配りが求められます。
マニュアルに頼らず、お客様一人ひとりの気持ちに寄り添った接客ができるようになれば、仕事ぶりが高く評価されるでしょう。
経験と知識を積む
年収を上げるために、経験と知識を積んでいきましょう。
運転手に求められるのは、目的地までの最適なルートを把握する地理の知識です。ハイヤー運転手に依頼するお客様は、仕事や会合で利用することもよくあります。
絶対に遅れてはいけない状況が多いので、道路が混雑しているときは、抜け道を通り上手に運転をしなければならないこともあるでしょう。
また観光目的のお客様に対しては、地理に関する知識だけでなく、そのエリアの歴史や文化についても知っておく必要があります。
臨機応変に目的地へ向けて運転できるようになれば、仕事の効率が良くなり、徐々に年収が上がっていくでしょう。
英語を話せるようにする
日常会話で使うレベルの英語を話せれば、会社からの評価が上がり年収アップが期待できます。
なぜならハイヤーに乗るお客様は、海外から出張で来る人や観光で訪れる人も多いからです。目的地に送り届けることが一番の目的ですが、言葉が通じることでお客様に快適で過ごしやすい時間を提供できます。
語学力を証明するなら、TOEICやTSTiE(Tokyo Sightseeing Taxi in English)の認定制度を受けるのがおすすめです。TSTiEは東京ハイヤータクシー協会が認定する資格で、取得することにより高い英語力を証明できます。
語学力の高いハイヤー運転手は仕事の選択肢が広くなり、会社にとって非常に重宝される存在となるでしょう。
転職をする
年収を上げるため、他のタクシー・ハイヤー会社へ転職をするという方法もあります。
ハイヤー運転手の給与・年収は勤務しているエリアや固定給・歩合制のルール等によっても異なります。そのため転職することで待遇面が改善され、年収が上がる可能性があります。
転職する際は、タクシー・ハイヤー運転手に特化した転職エージェントを利用するのがおすすめです。
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木村
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