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個人タクシードライバーの年収はどれくらい?年収アップの方法についても解説

2025年06月19日

個人タクシードライバーの年収はどれくらい?年収アップの方法についても解説

タクシードライバーの多くが目標とするのが、個人タクシーの開業です。しかし、個人タクシーが稼げるという意見もあれば稼げないという意見もあります。

そこで今回は、個人タクシードライバーの年収事情と、年収を高くする方法について解説していきます。

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個人タクシードライバーの平均年収

個人タクシードライバーの平均年収

個人タクシーのドライバーになれば稼げるようになるという声が聞かれますが、個人タクシードライバー全体の平均年収は約340万円です。

さらに年齢や性別、地域などの要素を考慮すると、約350~600万円と幅があります。

年齢別

年齢別で見ると、以下の表のようになります。

年齢年収
20代(20歳~29歳)約190万円~約240万円
30代(30歳~39歳)約170万円~約340万円
40代(40歳~49歳)約220万円~約380万円
50代(50歳~59歳)約300万円~約410万円
60代(60歳~65歳)約180万円~約410万円

20代から段階的に上がっていき、50代で最も年収が高くなります。60代になると、一気に下がり、ドライバーによっては20代よりも低くなる場合もあります。

男女別

男女別で見ると、以下の表のようになります。

男性ドライバーの平均年収約340万円~約350万円
女性ドライバーの平均年収約310万円~約320万円

性別で年収が変わるというよりは、男女では体力的な問題や家庭の役割的な問題で勤務時間が異なるため、収入が変わります。

都道府県別

都道府県別に見ると、以下の表のようになります。

都道府県平均年収
北海道約310万円
青森県約270万円
東京都約480万円
愛知県約380万円
大阪府約410万円
福岡県約340万円
沖縄県約270万円

最も平均年収が高いのは東京都です。地方になると平均年収が下がっていきます。最も低い青森県や沖縄県と比べると、200万円以上の差があることがわかります。

ただし地方であっても、観光地で勤務しているドライバーは平均以上に稼げる可能性があります。

例えば平均年収約310万円の北海道で、観光地で観光タクシーとして運営しているドライバーであれば、平均年収よりも約50万円高い年収を得ています。

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個人タクシーで発生する自己負担の経費

個人タクシーで発生する自己負担の経費

個人タクシーで営業をする場合は、次のような経費が発生します。

  • ガソリン代・燃料費
  • 車両の点検・整備・修理費
  • 車検費用・タイヤ交換費
  • カーナビ・防犯カメラ・無線機などの管理費
  • 無線グループの加入費・使用料
  • 駐車場代・事務所の通信費
  • 所得税・住民税・事業税などの税金
  • 会計ソフト利用料・税理士報酬
  • 任意保険・休業補償保険などの保険料

個人タクシーで発生する自己負担の経費は多岐にわたり、収入面の見通しを立てる上で十分な理解が欠かせません。個人タクシーは法人に属さずに事業主として営業するため、自分で経費を負担する必要があります。

必要な経費を全て差し引いた上で、最終的に残る金額を知っておくことが、安定経営の第一歩となるでしょう。

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個人タクシーで年収を上げる方法

個人タクシーで年収を上げる方法

個人タクシードライバーは売上と年収が比例する傾向にあります。すなわち、売上をアップさせることが、年収をアップさせることになるのです。

ビジネスにおいて、売上をアップさせるための原則として、「顧客の商品購入やサービス利用の回数を増やす」「客単価を上げる」「顧客を囲い込む」というものがあります。

これを個人タクシーに当てはめると、「乗車回数を増やす」「客単価を上げる」「固定客を増やす」の3つの方法で年収をアップさせることができるということになります。

乗車回数を増やす

タクシー業界において「顧客の商品購入やサービス利用の回数」に当たるのが、「乗車回数」です。1日あたりの乗車回数を増やすことで、年収アップが期待できます。

乗せやすい時間帯を知る

収益を最大化するには、乗客の多い時間帯を把握して営業に集中することが重要です。稼働時間が同じでも、時間帯によって乗車ニーズが大きく異なります。

例えば朝の通勤ラッシュや夕方の退勤時間はビジネスパーソンの利用が集中するでしょう。また、平日昼間は通院や買い物を目的とした高齢者の利用があります。金曜や土曜の深夜帯は、飲み会帰りの長距離移動が狙い目です。

時間帯に応じて営業エリアを柔軟に変えられれば、無駄な走行を避け、燃料費を抑えながら効率良く収入を得られます。

時間と場所の相関を意識し、営業方法を決めていくことが安定した収益につながるでしょう。

なお、タクシードライバーが1日に乗車させる回数の平均は約30回と言われています。ここから2割増やせれば月収は2~5万円アップさせられます。

営業エリアの抜け道を知っておく

収入アップを目指すときは、エリア内の抜け道を把握し、効率的なルートで営業することが効果的です。交通量が少なくスムーズに走行できる裏道を利用すれば、乗車回数が増えて売上アップにつながるためです。

抜け道を知っているドライバーは目的地までの所要時間を短縮できるため、乗客からの信頼も得やすくなるでしょう。雨天やイベント開催時の混雑回避にも有効で、道を知っていれば他のドライバーとの差別化が図れます。

一方、渋滞や信号待ちが多い幹線道路では時間単価が下がる上、乗客の満足度も低下しかねません。その結果、リピート・指名率の減少や燃料コストの増加などにより、手取り年収の減少に繋がる可能性もあります。地域の道路事情を熟知しておくことが、収益を向上させるポイントです。

配車アプリを活用する

収入を安定させたいなら、配車アプリの活用は欠かせません。なぜならアプリでは、空車時間を減らし、確実に乗客を獲得できる仕組みが整っているためです。

例えば「GO」や「DiDi」などのアプリに登録すれば、効率的に予約を受けられ、流し営業の時間を短縮できます。アプリ利用者の多くはキャッシュレス決済を好むことから、現金のやり取りによる釣り銭トラブル等が少ない傾向にあるのも魅力です。

さらに期間限定のキャンペーンやポイント付与もあるので、乗車件数の増加も期待できます。配車アプリの活用は営業効率が格段に上がり、個人タクシードライバーの収入を底上げする大きな武器となるでしょう。

客単価を上げる

安定的な収益を確保したいなら、信頼できる予約客や高単価の乗客を優先的に受け付けるようにしましょう。

個人タクシーでは、乗車予約を自ら管理できるため、利益率の高い依頼を選んで対応することが可能です。短距離の予約よりも、目的地が明確で距離が長く、継続利用が見込める法人契約や常連さんを優先する方が効率良く稼げます。

固定の乗客は信頼関係を築きやすく、紹介やリピートの可能性も高いのが強みです。受ける依頼を精査することで、無駄な稼働を減らしつつ、収益性を高める働き方を実現できます。

固定客を増やす

あらゆるビジネスに言えることですが、経営を安定させるには「常連」すなわち「固定客」の存在が不可欠です。月々の収入を安定させることができれば、年収も高くなります。

タクシーも例外ではありません。固定客を増やすことで、収入が安定します。そのために重要なのが、乗客の心をつかめるかどうかです。

例えば、乗客一人一人の特徴や好みを覚えておいて、それに合わせたサービスを提供するという方法があります。

また、他のタクシーにはない独自のサービスを行うというのも一手です。ドリンクやカラオケなど、「このタクシーならでは」の過ごし方を提供することで、乗客にもう一度乗りたいと思いリピーターになってもらえる可能性が高まります。

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高収入が得られる個人タクシードライバーの特徴

高収入が得られる個人タクシードライバーの特徴

高収入が得られる個人タクシードライバーには、次のような特徴があります。

  • 自己管理ができる
  • データ収集が得意
  • コミュニケーション能力が高い

自己管理ができる

高収入を目指す個人タクシードライバーには、優れた自己管理能力が求められます。

勤務時間を自由に設定できる反面、生活リズムが乱れやすく、計画性がないと収入が安定しません。体調を崩せば稼働できず、売上に直結するため、健康維持と休息の管理も重要です。

実際に、週ごとの目標売上を設定し、稼働日数を調整しているドライバーは、長期的に安定した収入を得ています。自らを律して計画的に働ける人こそ、個人タクシーで持続的に高収入を確保しやすくなると言えるでしょう。

データ収集が得意

収益アップには、日々の営業データを分析し、効率的な営業スタイルを確立する力が不可欠です。感覚に頼った行動では、収入の波が大きくなりがちですが、実績に基づく判断であれば安定性が高まります。

例えば時間帯ごとの乗車回数や距離、単価の平均を記録し「稼げる条件」を可視化すると、利益率の高い時間帯に集中して営業することが可能です。また雨天やイベント時の傾向を把握すれば、戦略的にエリアを絞れます。

アプリや表計算ソフトを活用し、自分の行動をデータで振り返る姿勢が、着実な収益向上につながります。

コミュニケーション能力が高い

乗客との信頼関係を築く上で、コミュニケーション能力の高いドライバーは圧倒的に有利です。単に運転するだけでなく、接客の質が収益に直結する業種であるため、会話の技術や気配りが重要な要素となります。

運転中の適度な声がけや、乗客の気分に配慮した応対を心がけているドライバーは、「また乗りたい」と思わせる印象を残せるでしょう。結果としてリピーターの獲得や口コミによる新規利用者の増加にもつながります。

乗車中の空間を心地良く保つ力があれば、高収入を生み出すことが可能です。

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年収が低くなりやすい個人タクシードライバーの特徴

年収が低くなりやすい個人タクシードライバーの特徴

年収が低くなりやすい個人タクシードライバーの特徴は、次の通りです。

  • 無駄な走行が多い
  • 経費や社会保険料などの資金管理ができない
  • 相手の要望を察するのが苦手

無駄な走行が多い

無計画に走行を繰り返すドライバーは、収益性を大きく下げてしまうでしょう。空車のまま長距離を走れば燃料費や車両の消耗が増え、実質的な利益は減少します。

人通りの少ない場所での待機や、流し営業を目的なく続けることは非効率です。感覚だけで動く営業スタイルでは、リピーターの獲得にもつながりにくく、収入が安定しません。

収益を維持するには、時間帯・場所ごとの需要を把握し、戦略的に営業ルートを構築することが大切です。根拠に基づいた営業が、無駄を省き利益を確保する第一歩となります。

経費や社会保険料などの資金管理ができない

個人タクシーの場合、資金管理の意識が低いドライバーは、思わぬ出費で経営が立ち行かなくなるリスクがあります。収入が全て手取りに見える反面、税金や保険料、修繕費といった支出も自己管理が大切です。

例えば売上の多い月に全てを生活費に回してしまうと、翌月に車検や保険料の支払いが重なった際に資金が不足します。法人タクシーと異なり、天引き制度がないので、自己責任で資金を振り分ける力が必須です。

収入と支出のバランスを把握し、必要な費用を確保する習慣がなければ、いずれ経営に支障を来たす恐れがあります。

相手の要望を察するのが苦手

乗客のニーズを読み取る力に乏しいと、満足度が下がり、リピーターの獲得が難しくなります。乗客がタクシーを利用する目的は多岐にわたり、ビジネスの移動、観光、体調不良など状況によって求められる接客も異なるからです。

例えば急いでいる乗客には、時間を意識したルート選択や無駄のない対応が求められます。一方で観光客には、景色や地元の情報を交えた案内が必要です。

表情や態度から相手の意図を読み取り、柔軟に接しなければ、評価の低下や利用の機会損失につながります。個人タクシーの場合、相手の立場を想像し、臨機応変な対応ができる力が収入にも直結すると言えるでしょう。

個人タクシーに関するよくある疑問

個人タクシーに関するよくある疑問

最後に、個人タクシーに関するよくある疑問と回答をまとめました。

  • 個人タクシードライバーになるには?
  • 法人タクシーとの違いは?
  • 個人タクシーで高収入は得られる?

個人タクシードライバーに興味がある人は、参考にしてみましょう。

個人タクシードライバーになるには?

原則として、個人タクシードライバーとして開業するには、次のような条件があります。

  • 10年以上の運転経験
  • 法人タクシーでの5年以上の無事故・無違反の勤務歴

社会的責任や安全性が問われるため、厳しい基準が設けられています。

また第二種運転免許の取得や、営業区域ごとの許可申請、車両登録、営業所の届け出なども必要です。条件をクリアすることで、晴れて個人タクシーとして独立開業ができます。

法人タクシーとの違いは?

個人タクシーと法人タクシーの最大の違いは、営業形態と収入管理の自由度の度合いです。

会社に所属する法人は、車両や勤務スケジュールが管理され、給与も「固定給+歩合」など一定のルールに基づいて支給されます。

個人タクシーは、個人事業主として独立しており、働き方や営業戦略を自分で決めることが可能です。その反面で、車両購入費・保険・税金などが全て自己負担で、経営者としての意識が求められます。自由度の高さと責任の重さが共存するのが、個人タクシーの特徴です。

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個人タクシーで高収入は得られる?

個人タクシーは、工夫次第で高収入を実現できる仕事です。

収入は完全に売上に連動するため、営業効率や固定客の有無、時間帯やエリアの選び方によって結果が大きく変わります。中には年収1,000万円を超えるドライバーも存在しており、柔軟な営業スタイルを持っていれば収入アップも目指せるでしょう。

ただし病気や事故で働けない期間は無収入になるリスクもあるため、保険への加入や資金管理も重要です。

個人タクシーで年収を上げる前に法人タクシーで経験を積もう

個人タクシーで年収を上げる前に法人タクシーで経験を積もう

個人タクシーのドライバーになるには、まずはタクシー会社に就職し、法人タクシーのドライバーとして経験を積まなければなりません。

個人タクシーを開業するには、申請日からさかのぼって10年以上、同じタクシー会社で勤務することが条件です。さらに申請までの3年間は無事故無違反でなければなりません。

厳しい条件ではありますが、裏を返せば、個人タクシーを開業するという目標を持って勤務していけば、稼ぐためのノウハウを働きながら学べるということです。

10年以上勤務し続けるためには、自分にとって働きやすいと思えるタクシー会社に就職することが大切です。

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この記事を書いた人
木村 啓喜

P-CHAN TAXI編集部
木村

株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!

この記事の運営者:P-CHAN TAXI

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