タクシー運転手のステップアップ? 優良ドライバーになると何が変わる?
2020年04月30日
東京23区には「優良タクシー乗り場」というものが設置されています。
このタクシー乗り場はその名のとおり、安全やサービス面において一定の評価を得なければ利用することができません。
ここでは、優良ドライバーになることのメリットをご紹介します。
優良タクシー乗り場とは
冒頭で紹介したように、優良タクシー乗り場を利用できるタクシードライバーは、安全とサービスにおいて一定の評価を得られた一部の人、または事業者のみです。
具体的に以下のケースで優良タクシー乗り場を利用できます。
- 公益財団法人東京タクシーセンターから優良運転者表彰を受けた人
- 優良事業者に所属する運転者で優良表示を掲示した車両
- 三ツ星の個人タクシー
優良表示のマークとして以下のものが車両に貼られることになります。
- 優良運転者章
- 優良車両マーク
- マスターマーク
- Welcome Aboard ステッカー
「優良ドライバー」のメリット
利用者にとってこれから乗るタクシーが優良かどうか分かるだけで、安心感が変わってきます。
運転技術が認められたドライバーが利用していると分かれば、事故などのトラブルに巻き込まれる心配も他よりも少なく済むのです。
また、ドライバーにとってもタクシー乗り場を利用できるライバルが減るため、お客を得やすくなるメリットがあります。
客を得やすくなれば、効率良く利益をあげることにもつながります。
優良ドライバーの判定基準
優良ドライバーの資格を得る方法はいくつかあります。
優良運手者表彰を受けるのが、まず1つの方法です。
優良運手者表彰を受けるには、「5年間無事故・無違反であること」が条件になります。
いわゆる一般のゴールド免許の条件と同じです。
住んでいる市区町村の交通安全協会に問い合わせて、表彰を受けましょう。
2つ目に、優良事業者として認定されている会社に就職するという方法です。
会社が、公益財団法人東京タクシーセンターから認定されていることが条件になります。
会社は「接客・サービス」「安全・運行管理」「経営姿勢」の3つの観点で点数がつけられ、判断されます。
これからタクシードライバーを目指すという場合は、優良事業者として認定されたタクシー会社に就職・転職することをおすすめします。
また、すでにタクシードライバーとして働いている場合は、優良ドライバーを目指して安全運転を心がけましょう。
利用する人には、良いタクシーかどうかを見極めて乗車する方もいます。
優良ドライバーと認定されれば、利用者から信頼と安心を得られるだけでなく、収入の安定や向上つなげることが可能です。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!