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タクシーの行灯・提灯の役割!点滅表示の意味や地域差について徹底解説!

2020年10月05日 豆知識



どのタクシーにも車両上部についている行灯ですが、どのような役割を持っているのでしょうか。実は行灯は、タクシー事業会社の社名を明示するためだけに設置されているわけではありません。

そこで今回は、タクシーの行灯・提灯に隠された意味や役割を徹底的に解説します。

タクシーの行灯・提灯とは?

タクシーの行灯・提灯は、それぞれ「あんどん」「ちょうちん」と読みます。タクシーの行灯・提灯と言えば、どちらもタクシー車体上部に付いている「社名表示灯」のことを指しています。

そもそも行灯とは、木や金属などの枠に和紙を貼り付けて風で中の火が消えないように作られた照明器具のことです。現代では火ではなく電球が枠の中に入っています。

一方提灯とは、細く切った竹を円筒状に形どった携帯用の照明器具です。お祭りや屋台などで見たことのある人がほとんどでしょう。

タクシーの行灯・提灯が持つ役割

タクシーの行灯が持つ役割は大きく4つあります。それぞれ詳しくみてみましょう。

空車と賃走がパッと見で分かる

タクシーの行灯は、空車時は点灯しており、賃走時は消灯しています。

流し営業のタクシーを呼び止めようとする時にこの法則を覚えておくと、夜に遠目からでも「あ、賃走だから呼び止めても止まってくれないな」と判断することができ、非常に便利です。

ただし、東京以外の地域では、常に点灯している場合もあります。地方でタクシーに乗る場合は、タクシーの提灯だけで空車か賃走か判断しないように注意しましょう。

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一般車両と区別できる

タクシーは行灯をつけることで、都会など交通量が多い場所でも簡単にタクシーを見分けられるようにしています。

昭和や平成半ばまでは「タクシーといえばこの色でこの形」といった固定されたイメージがありましたが、規制緩和でタクシーとして使える車種の幅が広がったことにより、パッと見だけではタクシーかどうか見分けることが難しくなりました。

したがって、令和になった今、タクシーかどうか見分ける確実な方法は「行灯の有無」といえるでしょう。

違法タクシーを防げる

タクシーは行灯をつけることが法律で定められており、一般の車はつけることができないようになっています。

そもそも、タクシーのような旅客運送事業は国から許可された会社や個人しか行えません。一般人が旅客運送事業を始めた場合、それは違法行為として厳しく取り締まられます。

これはタクシー事業会社や個人タクシーなどの事業利益を守るとともに、人の命を預かる運転代行業務を、運転技術が高くない一般人が自由に行うリスクをなくすための法律です。

行灯を合法タクシーに搭載することによって、利用者は安心して国から許可されたタクシーに乗ることができ、行灯をしていない違法タクシーには利用者が集まらない状況になります。

つまり行灯のおかげで、違法タクシーの利用者増加を防止できているということです。

緊急を知らせる

タクシー強盗などの緊急時に行灯を赤く点滅させることで、周囲に非常事態であることを知らせることができます。

普段は白色のランプのため、赤く光っているとすぐに異変に気づけるでしょう。もし、行灯が赤く点滅しているタクシーを見かけたら、すぐに110番通報しましょう。

タクシーの行灯・提灯ができた背景


もともとタクシーに行灯をつける文化やルールはありませんでした。1955年ごろから提灯を車体に装着するようになり、1960年に義務化され、今もなおそのルールが適用されています。

1960年に提灯の設置が義務付けられるようになったのは、防犯上の理由です。終戦後はタクシー強盗が相次いで発生していたため、この被害を少しでも食い止めるため周囲に「SOS」を知らせる機能を持つ行灯を設置するように義務化されました。

タクシーはそのサービスの特性上、常に車内にお金を載せています。また、タクシー運転手は常に前を向いている必要があるため、どうしてもお客さんに注意を払うことが難しくなります。この2つの理由から、治安が悪かった終戦後はタクシーを狙った強盗が多発していました。

タクシーの行灯・提灯に関する豆知識

そのほかにもタクシーの行灯に関する豆知識をまとめました。これを機に覚えておき、ぜひタクシー乗車中の雑談のネタとしてご活用ください。

Q.行灯はいつ取り換える?

行灯は、車両を買い換える際に一緒に取り換えるのが一般的です。なお、外部突起物規制によって行灯を取り替えた車両も多くあります。

Q.行灯の形はどうやって決まる?

行灯の形は、各社のブランドイメージやコンセプトによって決まります。行灯の枠の形からロゴやデザインまで、自由に決めることができます。

ただし、行灯などの車外に設置する突起物は、道路交通法上でそのサイズに上限があります。そのルール内であれば自由にカスタマイズが可能です。

Q.ハイヤーは行灯を付けなくてもいい?

タクシーは行灯の設置が義務付けられていますが、ハイヤーに関してはその義務を負いません。

Q.個人タクシーにある「三つ星マーク」の意味は?

個人タクシーの中には「三連星」「三つ星」マークのついた行灯を設置している場合があります。

これは、一般社団法人全国個人タクシー協会が管理している「優良個人タクシー事業者認定制度」に登録している個人タクシー事業者の証です。この制度は通称マスターズ制度と呼ばれており、個人タクシー事業者の自由意思で参加が可能です。

マスターズ運営委員会による講習を受けて、審査に合格すると最初に一つ星が付与されます。一つ星が付与されてから一年が経過し、特定の基準を満たす人は二つ星が付与されます。

二つ星が付与されてから一年が経過すると、「マスター申請」が可能となり、申請後に三つ星マークの入った行灯が貸与されます。

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