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空車タクシーの見分け方は?表示板の意味と「空車」なのに止まってくれない理由を解説!

2020年09月07日

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空車タクシーの見分け方は?表示板の意味と「空車」なのに止まってくれない理由を解説!
みなさんは空車状態のタクシーをパッと見ただけで見分けることができるでしょうか。表示板が「空車」となっていれば分かりやすいですが、それ以外の表示でも実は乗車することができます。
また「空車」表示なのに止まってくれないタクシーに遭遇することもあり、どのタクシーなら止まってくれるのか分からなくなったという人もいるでしょう。
そこで本稿では、タクシーの表示板が意味する内容と、「空車」表示なのに止まってくれないタクシーが持つとある事情について解説します!

空車を意味するタクシーの表示板は?


タクシーの表示板にはさまざまな表記があり、タクシーに乗り慣れていない人にとって、どの表記の場合にタクシーが空車(合図を送れば止まってくれるもの)なのか分からないことでしょう。
実は、空車を意味する表記はたったの2つしかありません。

空車

一つは見て分かる通り「空車」です。タクシーの表示板にはLED式のものと幕式のものがありますが、どちらの場合でもわかりやすく赤色で表記されているケースがほとんどです。
表示板が「空車」の場合は、タクシーを呼び止める合図(タクシーに向けて手を大きく挙げる)を送れば基本的には目の前で停車してくれ、タクシーに乗車することが可能です。
なお、近年では外国人旅行客が増えていることから、京都などの観光地を走るタクシーは「空車 VACANT」と表示していることもあります。

割増

もう一つは「割増」です。「空車」とは違い、ぱっと見で空車であることが理解できない表示ですが、「空車」同様にタクシーを呼び止める合図を送れば乗車させてもらえます。
ただ「割増」の場合は「空車」とは乗車賃が大きく異なります。「割増」表示になっているのは、深夜早朝割増が適用される22時~5時だからです。
この時間帯は「空車」表示時よりも2割増の料金となっているので注意が必要です。

乗車できないタクシーの表示板は?


仮にお客様を乗せていない空車状態のタクシーでも、お客様を乗せることができない場合があります。そのようなお客様を乗せる事ができない表記は全部で8パターンあります。
スムーズにタクシーを捕まえるためにも、どの表記なら止められるのか知りたい方はぜひ覚えておいてください。

賃走

この表示の場合、別のお客さんがタクシーを利用しています。そのため、タクシーを呼び止めようとしても100%停まってくれません。

支払

この表示の場合、別のお客さんが降車中で支払いをしている状態です。今すぐに乗車することができませんが、支払いが完了するまでタクシーの近くで待っていれば乗せてもらえることが多いです。
他に乗れるタクシーがない場合は、「賃走」から「支払」に切り替えて近くに停まったタクシーまで近寄り、支払後乗車可能かタクシードライバーに確認するとよいでしょう。
ただし、タクシー乗り場付近などタクシーが乗車客の順番待ちをしている場合はこの限りではありません。
支払完了後は乗車客の順番待ち最後部へと並ぶことがルールになっているため、タクシードライバーに乗車拒否される可能性が高いです。
したがって、支払直後の乗車交渉は街などで流し営業をしているタクシーにのみ行うようにしましょう。

貸切

その名の通り、貸し切り状態のタクシーです。このタクシーに乗車することはできません。

予約

こちらも乗車客が既に決まっているタクシーのため、乗車することはできません。
なお、タクシーを予約したい場合は各タクシー事業会社の配車受付または配車アプリにて、「配車の日時指定予約」を行いましょう。
すると、「予約」の表示板になったタクシーが指定の場所までお迎えにきてくれます。

迎車

「予約」同様、既に乗車客が決まっているタクシーのため、乗車することはできません。
なお、日時指定予約をせずに今すぐ配車を希望する旨をタクシー事業会社の配車受付や配車アプリ上で伝えると、「迎車」の表示板になったタクシーが指定の場所までお迎えにきてくれます。

回送

「回想」はタクシードライバーが休憩中の場合、または営業所の車庫に戻っている場合に使われます。そのため、乗車することはできません。

救援

滅多に見ることはありませんが、タクシーが救援活動を行っている状態です。
タクシーは要請があった際、救援運送を行うことが法的に許されています。具体的には薬局への買い物代行や救急搬送などを行います。
この表示板になっている場合は緊急で誰かを助けている状態のため、もちろん乗車することはできません。

SOS

こちらも滅多に見ることはありませんが、タクシードライバーが緊急事態に陥っている状態を意味しています。
例えば、タクシー強盗の被害にあっていたり酔っ払いによる暴行被害に遭っていたりする場合に、タクシーが車外の人に緊急事態であることを知らせる時に使用されます。
この表示板を見た人は、すぐに110番通報しタクシードライバーを助けてあげるようにしましょう。その際、タクシーのナンバープレートを伝えられると警察も動きやすくなります。できる限り覚えておくようにしましょう。

「空車」表示なのにタクシーが止まってくれない理由とは


「空車表示のタクシーを見かけたから手を上げて合図をしたが、止まってくれなかった」という経験は多くの人があるのではないでしょうか。これは、実は乗車拒否ではありません。
タクシー運転手がルールに正しい営業を行おうとすると、どうしてもこのような事態に陥るのです。その理由は大きく以下の2つです。

営業区域外での営業になるため

タクシー運転手にはそれぞれ「営業区域」が定められており、区域外から区域外への乗降者に応じることができません。
そのため、事実上は「空車」状態で営業区域外から営業区域内に戻ろうとしているタイミングで乗車希望のお客さんを見つけても、停車しないタクシー運転手が多数います。
なお、営業区域外から営業区域内へのお客様の乗降車であればルールに反することはないため、営業区域から近い営業区域外の場合は「行先を確認してから判断しよう」と考えるタクシー運転手も少なくありません。

駐停車禁止エリアだったため

仮に営業区域内だったとしても、駐停車禁止エリアで呼び止めようとするお客様がいたとしてもタクシー運転手は法令に則り、そこにタクシーを停車させることができません。
たとえばバス停や消火栓、交差点付近などで停車合図を送っている場合、タクシーは停車できません。
また、流し営業しているタクシーを直前で呼び止めようとした場合も、追突事故の危険性があるため止まれない可能性があります。
タクシーを呼び止める際は、呼び止めようとしている自分の位置に問題がないかきちんと確認するようにしましょう。

この記事を書いた人

木村 啓喜

木村

株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!

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