タクシーの乗り方から降車までの流れとは?マナー違反になる例も解説
2020年08月08日
タクシーに乗る機会が少ない人は、乗り方やマナーが合っているのか不安だと思います。自分が正しいと思う乗り方も、実はマナー違反かもしれません。
そこで今回はタクシーの乗り方や降車するまでの流れ、マナーについて解説をしていきます。これからタクシーを利用する機会がある人は参考にしてみてください。
目次
タクシーの4つの乗り方
まずはタクシーの基本的な乗り方を4つ紹介します。
走っているタクシーを捕まえる
その場からタクシーに乗りたい場合は、車道の近くで手を上げて待ちます。空車と表示があるタクシーであれば、快く止まってくれます。ただし交差点や横断歩道など交通の妨げになる場所は避けましょう。
タクシーを予約する
タクシーを利用する日時と時間が決まっている場合は、予約をしておくと便利です。
タクシー会社に日時と時間、乗車地、降車地を伝えればOK。ただし迎車料金や予約料金が発生する場合があるので、あらかじめ料金を確認をしておいてください。
予約をしておけば、当日タクシーが捕まらないという心配をしなくてもいいです。
タクシー乗り場から乗車する
駅や空港、ショッピングセンターの近くにいる場合は、タクシー乗り場から乗車しましょう。タクシー乗り場から乗車するメリットは以下の通りです。
- 支払い方法が分かる
- 優良タクシーを選択できる
- 手を上げて捕まえる必要がない
など精神的にも体力的にも負担が少ないのがメリット。駅の場合は、改札や入り口を出てすぐタクシー乗り場があるので、ぜひ利用してみてください。
タクシー配車アプリで依頼する
どこからでも手軽にタクシーを呼べるのが配車アプリです。GPSを利用してボタンひとつでタクシーが呼べます。
初めての人なら、国内シェアNo.1のJapanTaxi(ジャパンタクシー)をダウンロードしておくことをおすすめします。電話をする必要もなく、決済もアプリ上でできます。
アプリによってはタクシー会社を選べたり、決済方法が豊富だったりするので、アプリの使用に抵抗がない人はぜひ活用をしてみましょう。
タクシー乗車から降車までの流れ
タクシーの乗車から降車までの流れを順番に解説します。
①タクシーに乗車する
先ほど紹介した方法でタクシーを捕まえます。ドアは自動で開くので、自分で開ける必要はありません。
②シートベルトを締め目的地を伝える
タクシーに乗車したら、まずシートベルトを締め目的地を伝えてください。目的地が分かりにくい場合は、地図アプリなどで大まかな位置を示すと、タクシー運転手も迷わずに済みます。
③目的地に着いたら支払いをする
目的地に着いたら乗車料金を支払います。クレジットカードや電子マネー決済をする場合は、乗車する時に聞いておくとスムーズです。
運転手によってはカード払いを拒否するケースもあるので、先に確認しておきましょう。
④降車する
支払いが終わったらタクシーから降車します。この時、ドアは自分で開けないように注意しましょう。
なぜなら後ろから来ているバイクや自転車と衝突してしまう可能性があるからです。乗客が勝手に開けて事故になるケースが多いので、必ず運転手に開けてもらうことを心がけてください。
タクシーに乗車する時のマナー違反とは?
何気なく利用しているタクシーですが、知らないところでマナー違反をしているかもしれません。そこでタクシーに乗車する時に、マナー違反になる行為をまとめてみました。
タクシー待ちの人より前に立って手を上げる
道端でタクシーを捕まえる時は、他にタクシー待ちをしている人がいないか確認をします。その人よりも前で手を上げると、順番抜かしになってしまうからです。
順番抜かしはモラルに欠けた行動なので、周りの人から冷たい視線で見られてしまいます。
友達や恋人と一緒にいる時にやってしまうと信頼を失うこともあるため、まずは他にタクシーを探している人はいないか確認をしてから手を上げてください。
交通量の多い場所でタクシーを止める
交通量の多い場所でタクシーを止めると、後続車の迷惑になるだけでなく、追突事故などのリスクが上がります。
そのため、タクシーが止まれるスペースがある所で呼び止めたり、交通量の少ない場所で探したりすることが大切です。
それでも難しい場合は、タクシー乗り場まで行った方が無難です。タクシーを無理に止める行為は避けましょう。
目的地まで急がせる
急いでいる時にタクシーを利用するケースもあるかと思います。しかし無理やり「急いでください」と言うのはマナー違反です。
交通ルールだけでなく、その日の混雑状況も異なるので、急かすのはやめましょう。
もし急いでいる場合は「◯時に到着したいのですが間に合いますかね?」「◯時の飛行機に乗るのですが早いルートはありますか?」と目的地と時間を正確に伝えて、運転手に意見をもらってください。
そうすれば運転手が最適な判断をしてくれます。
呂律が回らない状態で乗車する
目的地を正確に伝えられない状態でのタクシーへの乗車は避けましょう。特にお酒を飲んで酔っ払っている場合は注意が必要です。
ほろ酔い程度ならいいですが、呂律が回らなくなったり、眠ってしまったりしていると、乗車を拒否される場合があります。
運転手とやりとりできる正常な同乗者を乗せるか、ホテルに宿泊するかなど、迷惑にならない対応をしてください。
政治の話をする
タクシーに乗っていると、場合によっては運転手との会話が弾むこともあるかと思います。しかし政治の話はNGです。
なぜなら、人によって支持する政党や考え方が異なるため、口論に発展する可能性があるからです。
そのためタクシー運転手は政治の話が出ても、乗客に合わせて愛想笑をします。その他にも、応援しているプロ野球チームの話題なども口論の原因になるので、避けた方がいいでしょう。
領収書を受け取らない
タクシーで精算をした際は、必ず領収書を受け取ってください。なぜならタクシーでの忘れ物が多いからです。
領収書には車両番号や運転手の電話番号が記載されているため、忘れ物を見つけやすくなります。困ってしまうのは自分なので、面倒くさがらずに受け取るのがマナーです。
目的地が曖昧
目的地が曖昧だとタクシー運転手が困ってしまいます。できるだけ具体的に伝えないと、運転手側も「違うと言われて怒られたらどうしよう」と不安になります。
そのため目的地が曖昧でも、駅名やビル名を指定してあげると運転手も安心です。また「高速は使わない」「◯時までに到着したい」など具体的な希望を伝えれば、スムーズに目的地まで到着できます。
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木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!