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タクシー運転手にマニュアル(MT)免許は必須?オートマ(AT)でもなれるのか、必要な免許も徹底解説!

2020年08月08日

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タクシー運転手にマニュアル(MT)免許は必須?オートマ(AT)でもなれるのか、必要な免許も徹底解説!
タクシーの車といえばマニュアル(MT)車のイメージが強いのではないでしょうか。
事実、オートマ(AT)車が広く普及している2020年現在でも、MT車はタクシー業界で愛され続けています。しかし、昨今ではAT車のタクシーも多く見かけます。
タクシー運転手になる場合、マニュアル免許は必須なのでしょうか。本稿では、その疑問を解決します。

タクシー運転手はマニュアル免許が必要?


オートマ(AT)免許でもタクシー運転手になることは可能です。一昔前まではタクシー運転手になるのであれば、マニュアル免許は必須という暗黙の了解がありました。
しかし最近では、オートマ免許の普及率が高くなっており、所属する会社によってはマニュアル免許をとる必要がなくなっています。
この背景には、「AT車の性能向上」があります。
詳細は後述しますが、オートマ免許の普及率が高くなったのは、マニュアル免許・マニュアル車でなければならなかった理由が「AT車の性能向上」によってなくなってしまったことが理由です。

かつてマニュアル車のタクシーが多かった理由


なぜ、一昔前まではタクシー運転手にマニュアル免許が好まれていたのでしょうか。
当時は間違いなく、AT車よりもMT車の方が性能面で有利だったため、タクシー利用に適していました。
それではどういったポイントでMT車の性能が高かったのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

耐久性が高い

ひとつは、AT車よりもMT車の方がトランスミッションの耐久性が高かったからです。トランスミッションとは変速機のことで、車に動力を伝達させる重要な装置のひとつです。
このトランスミッションを手動で操作する車をMT(マニュアルトランスミッション)車、自動で操作する車をAT(オートマチックトランスミッション)車と呼んでいます。
MT車の方がトランスミッションの耐久性が高かったのは、トランスミッションを手動で操作することによって、当時の自動操作よりもクラッチディスクへの負担を簡単に減らすことができていたからです。
そのため、クラッチディスクの交換サイクルはMT車の方がAT車よりも長くなり、耐久性という観点でMT車が好まれていました。
しかし、現在ではAT車の性能が向上し、クラッチディスク含めたトランスミッションへの負担が軽減されるようになりました。
その結果、よっぽどMT車の扱いに長けた人でなければ両者の耐久性に有意な差が生まれることはなくなり、「MT車の方が耐久性が高い」と一概に論することができなくなりました。

燃費が良い

MT車のが選ばれていたもう一つの理由は、AT車は変速機に動力を必要とするため、MT車よりも燃費面で不利といわれていたからです。
AT車にはMT車とは違って、トルクコンバーターという動力を伝達させる変速機が使用しており、その分余計に動力を必要とするため、MT車よりも燃費が悪いとされていました。
しかし、2020年現在では、このMT車の優位性も技術の発展とともに薄れていき、むしろMT車を運転するよりもAT車を運転した方が燃費性能がよくなるケースも増えてきました。
もちろん、常に燃費性能を考慮した適切なギアチェンジができる運転技能を持つ人であればMT車を運転した方が燃費性能が高くなります。
しかし、それだけの腕前を身につけている人の方が少数派であり、そのレベルまでタクシー運転手を教育する方がコストがかかります。

タクシー運転手に必要な免許とは?


タクシー運転手になるためには、二種免許を取得する必要があります。二種免許とは、乗客を乗せるような旅客運転事業を営む人に必要な免許で、MT免許とAT限定免許の2種類があります。
二種免許は一種免許とは異なり、年齢以外にも取得するための条件を満たす必要があります。
【二種免許取得条件】

  • 満21歳以上
  • 他の車種(※1)の二種免許を既に保持している
  • 普通自動車/中型自動車/大型自動車/大型特殊自動車のいずれかの一種免許を既に取得しており、運転歴が既に3年以上経過している(※2)

※1:二種免許の種類は以下の通りです。

  • 普通二種免許
  • 中型二種免許
  • 大型二種免許
  • 大型特殊二種免許
  • 牽引二種免許

※2:免許停止期間は含まれません。
タクシー運転手になるためには、上記条件を満たした上で、MT車かAT車限定の二種免許を取得する必要があります。
【関連記事】
タクシー運転手になるには?専門学校や必要な資格をまとめて解説

タクシー運転手におすすめの車はどっち?


タクシー運転手になるために必要な免許が選べるようになったため、ATかMTのどっちの免許を選べばよいか悩む方もいるでしょう。そこでおすすめの免許とその理由を解説します。

おすすめはAT車

タクシー運転手におすすめの車/免許は、AT車/オートマ免許です。理由は3つあります。

燃費面と耐久面でMT車と差がほぼない

これまでMT車が選ばれ続けていたのはこの2点において、AT車よりも圧倒的な優位性があったからです。しかし、先述した通りその優位性は技術の発展に伴って失われてしまいました。

乗り心地が安定している

MT車の場合、あまり慣れていない方が運転すると変速(クラッチ)のタイミングで車体を大きく揺らしてしまうことがあります。
一方で、AT車であれば運転技術関係なく変速時の車体の揺れは全くありません。そのため、お客様を乗せて運転するタクシー運転手にとってはAT車の方がお客様の満足度を高められる可能性が高いです。

AT限定二種免許の取得費用が安い

既に一種免許を取得している人であれば既にご存知の方も多いでしょうが、AT限定免許の方がMT免許よりも取得にかかる費用が数万円程度安くなります。
もちろん、たかが数万円程度気にしないという方であれば大きな理由にはなりませんが、転職時は何かと出費がかさむので気になる方は覚えておきましょう。
以上3つの理由から、2020年現在でおすすめの車はAT車です。もちろん、MT車独特の操作感を楽しみたい人や運転技術に自信がある方はこの限りではありません。
自分にとって一番最適な判断をすることが何より大切です。

地域によってはMT車

先ほどAT車をおすすめしましたが、降雪量の多い地域や、山道・坂道が多い地域ではMT車に軍配が上がります。
MT車はその特性上、坂道や雪道における急発進でのスリップを防止しやすくなっています。通常1速で発進するところを2速に変えるだけでタイヤの回転数を抑えることができるからです。
ただし、こちらについてもAT車の性能が向上しているため特段大きな差はありません。それよりも、単純な地域による好みの差といえるかもしれません。
このように、MT車をメインに使っているタクシー会社はまだまだ多いです。これから二種免許の取得を検討している方は、入社するタクシー会社が必要とする免許を確認するようにしましょう。
なお、会社によっては二種免許の取得費用を援助してくれるところもあるので、こちらについても事前に確認しておくことをおすすめします。

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