転職で身辺調査・身元調査はされる?気になるその内容や理由を紹介
2022年09月01日
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身辺調査は、転職時など、人生の転機となるタイミングで行われるケースが多々あります。
しかし、なぜ転職時に身辺調査が行われるのかや、具体的な身辺調査の内容が気になる方は多いのではないでしょうか。
特に、現在借金をしている方など、万が一調べられたらどうしようという不安を抱えているでしょう。
そこで本記事では、身辺調査をされることに不安がある方に向けて、高収入が期待でき、身辺調査をされにくい業界を紹介します。
転職を検討している方は、ぜひ参考にしましょう。
目次
転職での身辺調査とは?
まずは、転職での身辺調査の概要から解説します。
身辺調査とは、特定の個人の経歴や過去、背景などを調査することです。
身元調査と呼ばれることもあります。
身辺調査は、少々不審な方を調査する際に使われる言葉と認識する方もいるかもしれませんが、必ずしもそれらに限った話ではありません。
結婚時や転職時、賃貸物件の借り入れといったライフイベント時に調査されることが多く、過去や経歴を明らかにすることで、両者が信頼できる関係を作ることを目的に行われます。
転職の身辺調査は違法ではない?
先ほど、転職での身辺調査の概要を解説しましたが、身辺調査自体が違法なのではと気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げると、身辺調査は違法ではありません。
まず、転職時の身辺調査に関しては、採用時に必要な項目のみを調査する旨を、転職者本人に合意を取ることから始まります。
そのため、大半は合意の上での調査であることから、法律に抵触することはありません。
しかし、転職に関係のない項目を調べたり、本人に合意を取らない状態で調査をしたりした場合は、法律に抵触する可能性が高いです。
今後、転職時に身辺調査をしたい旨を企業から伝えられた場合は、必ず調査内容の確認と、内容に問題がなければ合意を取るようにしましょう。
転職時に身辺調査が行われる2つの理由
転職時に身元調査が行われるケースはしばしばあるものの、そもそもなぜ行われるのか疑問に感じる方は多いのではないでしょうか。
転職時に身元調査が行われるのは、下記2つの理由があるためです。
- ・採用後のトラブルを防ぐため
- ・書類や面接以外での証拠を集めるため
それぞれ順番に見ていきましょう。
採用後のトラブルを防ぐため
採用後に、転職者が社風に合わない仕事をしたり、仕事内容に適正がなかったりするケースがあります。
企業側は、このような採用後のミスマッチを未然に防ぎたいと考えているため、身辺調査を行っています。
また、日本では年々、社員が何らかの法的トラブルを起こしてしまった場合、社員ではなく採用した企業に責任を追求する流れが強まってきています。
特に、上場企業の場合は株価が大きく変動したり、レピュテーションリスクを軽減したりしたいと考えています。
それらを防ぐためにも、転職者の身辺調査を行っているのです。
アメリカでは、怠惰雇用、過失採用の意味を表す「ネグリジェント・ハイヤリング」という考えが浸透しており、採用後にトラブルを起こした社員の身辺調査を、採用前に怠ったという理由で訴訟されるケースが多く見られています。
日本でも、上記のアメリカのような風潮が強まる可能性も考えられるため、今後も転職時の身辺調査の機会が増えるかもしれません。
書類や面接以外での証拠を集めるため
転職時に多くあるケースでは、履歴書や職務経歴書といった書類選考、面接官との面接といった2つを基準にして採用の合否が決まります。
しかし、書類や面接などは、いくらでも事実を捏造できると言っても過言ではありません。
そのため、企業側は書類や面接以外での証拠を集める理由で身辺調査を行うケースもあります。
また、書類の内容自体は事実だとしても、転職者本人が事実と異なる捉え方をしている可能性があります。
そのような場合に、身辺調査は内容に客観性を持たせることが可能です。
したがって、身辺調査は、採用後のトラブルを未然に防いだり、事実の客観性を持たせたりするために行われるものだと理解しておきましょう。
転職での身辺調査で行われること
ここまで、身辺調査が行われる理由や違法性について解説をしてきました。
ここからは、転職での身辺調査で行われる一般的な項目をご紹介します。
下記以外の内容が行われるケースもあるかもしれないので、あくまで内容の一部として参考にしてください。
- ・学歴や職歴
- ・プライベートに関する調査
- ・借金の調査
- ・その他の経歴
それぞれ順番に見ていきましょう。
学歴や職歴
学歴に関しては、過去の卒業証明書の内容に相違がないかを確認します。
職歴に関しては、過去に勤めていた企業の源泉徴収票を確認し、勤務態度や仕事での功績を確認されることが多いです。
プライベートに関する調査
プライベートに関する調査では、SNSの利用状況が確認されます。
SNS上で、過度に他のユーザーを罵倒する発言をしていないか、過去に炎上といった大きなトラブルを起こしていないかが調べられます。
また、転職者が住んでいる家の近隣住民に聞き込み調査をしたり、生活状況に関する調査をされたりすることも特徴です。
普段の生活態度を基に、今後の会社での勤務態度の参考材料が洗い出されます。
借金の調査
借金調査に関しては、現在、どの程度の借金をしているのか、何社から借金をしているのかの確認が行われます。
また、過去の自己破産の履歴に関しても調査されるケースが多いです。
借金をしており、身辺調査で確認されるとマイナスな影響を与えかねない現状にある方は、債務整理をして借金の減額を図ることも1つの手段です。
債務整理の中でも「任意整理」であれば、官報に名前が掲載されることもなく、今後の借金返済のスケジュールを明確化したり、減額したりできます。
転職の成功確率を少しでも高めるためにも、借金が現状ある方は、債務整理を行うことも検討してみてください。
その他の経歴
最後に、その他の経歴では、下記のような項目が調査されます。
- ・民事訴訟経験
- ・犯罪歴
- ・反社でないかの確認
過去の差し押さえ歴も調査されます。
次に、民事訴訟経験に関しては、新聞の情報、調査会社が保有しているデータベースの情報を基に洗い出されます。
犯罪歴は、日本では非公開とされています。
そのため、SNSを使用したり、各種メディアの情報が参考にされたりすることが特徴です。
加えて、軽犯罪履歴の確認も行われます。
最後に、反社会的勢力でないかの確認に関しては、調査会社が保有しているデータベースや、反社会的勢力チェックサービスの情報を基に行われます。
タクシー運転手の転職では身辺調査がないケースもある
ここまで、身辺調査の概要を解説してきました。
身辺調査の内容は思っていた以上に細かく、少し不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、一定の規模や年収を見込める会社の場合は身辺調査をされるケースが多いです。
ハイヤードライバーなど職種によっては身辺調査されることもありますが、タクシー運転手の転職の場合は、身辺調査がないケースも多いです。
転職道のタクシー知恵袋ではこのような回答もありました。
今在職中で転職活動していますが、前職調査される可能性があるのでしょうか。
しませんよ。 私が面接させていただき、履歴書にある経歴とお話の内容からで合否判断させていただきます。 ご縁があって仲間になれましたらば、いつの日か前職の話ができる信頼関係を築けたらいいですね。
そのため、身辺調査に少しでも不安を感じている方は、タクシー運転手の転職も積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
ここからは、身辺調査とタクシー運転手の関係性を解説します。
タクシー転職では身元保証人と連帯保証人を理解する
上述したように、タクシー転職では、身辺調査が行われないケースもあります。
ただし、身元保証人と、連帯保証人の2つに関しては理解することが必要です。
身元保証人とは、万が一事故を起こして救急搬送などされた場合に、緊急連絡をするために会社に提出する個人情報のことです。
一般的には、親族が身元保証人になります。
次の連帯保証人に関しては、タクシー運転手が事故を起こした場合に、会社側が損害を被るケースがあります。
そのような場合の保証人が連帯保証人です。
連帯保証人に関しては、一定以上の収入があり、なおかつ親族に限定されるケースが多くなっています。
身辺調査がなく保証人が不要の求人もあり
先ほどご説明した保証人に関してですが、現状、身元保証人と連帯保証人の2つを頼める人が周りにいない方もいるのではないでしょうか。
しかし、大きな心配は必要はありません。
タクシー会社の中には、身辺調査がなく、なおかつ保証人が不要の求人もあります。
そのような求人であれば、仮に過去の経歴に不安があったり、保証人がいなかったりする場合でも、問題なくタクシー転職が成功する可能性が上がります。
また、タクシー転職は年収600万円以上の求人もあるなど、比較的高年収の類に入る業界であるため、今よりも安定した収入を得ることも難しくありません。
したがって、身辺調査、保証人に関する不安を抱えている場合は、まずは一度タクシー転職を検討してみてはいかがでしょうか。
身辺調査が不安な場合はタクシー転職を検討しよう
本記事では、転職時の身辺調査について解説をしました。
身辺調査は、採用後のトラブルを防ぐためであったり、面接以外での証拠を集めたりすることを目的として行われます。
学歴や職歴、その他の経歴など総合的に調査されるので、仮に借金があるなどして不安な場合は、債務整理を利用して借金の軽減を図ることも検討しましょう。
また、タクシー運転手の転職では、身辺調査がないケースや求人もあります。
今後、どの業界に転職するべきか迷っている方や、身辺調査に不安が残る方は、タクシー業界も視野に入れて転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。
木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!