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白タクとは?違法行為の実態と解禁による影響を解説

2020年09月07日 豆知識


白タクとは?違法行為の実態と解禁による影響を解説

白タクは許可を得ずにタクシー営業を行う行為です。違法行為ではありますが、摘発が難しい面もあり、警察側も手を焼いている状況です。

そして今後は、白タクが解禁されるという動きも出てきています。そこで今回は、白タクの特徴やトラブル事例、解禁情報を紹介します。

白タクとは?

白タクとは、白色ナンバーの車で営業をしているタクシーです。通常タクシーは国土交通大臣の許可を受けて、緑色ナンバープレートをつけて営業をします。

しかし白タクは、国土交通大臣の許可を得ておらず、白色ナンバーで営業を行っているため白タクと呼ばれています。許可を得ずに送迎サービスをし金銭を受け取っている、違法な業態です。

ただし、金銭を受け取らない場合は違法行為にはなりません。例えば、ホテルや旅館の送迎などは運賃を受け取っていないため、白色ナンバーでも営業ができます。

白タクに関わる法律

白タクは法律で禁止されている行為です。

道路運送法第4条
一般の旅客自動車運送事業を営業する場合は、国土交通大臣の許可を受けなければならない。

道路運送法第96条
3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

白タク行為をすると法律で罰せられます。ただし罰則を受けるのは運転者のみなので、乗客は白タクと分かっていても、注意される程度で済みます。

しかし違法行為ではあるので、見つけた場合は必ず警察に通報をしましょう。

白タクの摘発は難航している

白タクは、全国各地の空港や観光地で横行し問題となっています。主に中国人観光客の利用が多く、摘発するのは難しいと言われています。

理由は、日本の白タク運転手が中国の配車アプリに登録をし、顧客を獲得しているからです。配車アプリは、アプリ上で予約から決済し中国側で処理が行われるため、日本の警察の手が届きません。

また現行犯で捕まえようとしても「友達を送っているだけ」と言われればそれまでです。こういった現状もあり、警察は白タクの摘発に難航をしています。

白タクの事件やトラブル事例

続いて、実際に日本で発生した白タクの事件やトラブルを紹介します。

「ハマサービス」の白タク営業

2020年、横浜市のJR関内駅で白タク営業をしていた無職の男女6人が書類送検されました。

このグループは2019年から「ハマサービス」と名乗り、用意した乗用車で送迎をした乗客から運賃を受け取っていた疑いがあります。

また送迎を依頼していた飲食店関係者3名も書類送検されており、白タクと飲食店が共謀し運営を行っていました。これまでに3億円以上を売り上げており、現在も捜査が行われています。

年金生活が苦しく白タクを行った80代男性

2019年、東京・銀座で白タク営業を行ったとして84歳の男性を含む3人が逮捕されました。このグループは、銀座や新橋付近で40年間も白タク行為を行っていた疑いがあります。

手口はタクシー乗り場にいる人に声をかけ、自家用車で目的地まで送るというもの。

運賃を通常よりも1割程度安くすることにより、安定した稼ぎを確保していたようです。84歳の男は調べに対して「年金がなく生活が苦しかった」と供述しています。

京都市内で白タク行為をした中国籍の男性を逮捕

2019年、京都市内で白タク行為をしていた40代の中国籍の男が逮捕されました。中国人観光客を自家用車に乗せ、京都市内を観光したり、ホテルへ送迎したりしていました。

男は「お金をもらったこともあるが友人を乗せていただけ」と容疑を一部否認しています。先ほど紹介した、摘発が難しい中国人向けの白タクが逮捕されたケースです。

白タクの解禁・規制緩和が検討されている?

現在、白タクは法律で禁止されていますが、解禁・規制緩和の動きが出てきています。

政府は、公共交通機関の利用ができない過疎地、そして都市部での通勤時間帯のドライバー不足解消のために、白タク営業を緩和する方針を固めています。

実際に公共交通機関が発達していない過疎地では、「自家用有償旅客運送制度」が例外として認めらている事例もあります。

政府はさらにこれを緩和し、タクシードライバーが不足している時間帯や地域を限定し、「自家用有償旅客運送制度」の範囲を広げる方針です。

ただし、タクシー業界は反発をしており、緩和が現実化すれば反対のデモが起こると予測されています。

白タクが解禁されるメリット・デメリット

最後に、白タクが解禁されるメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

白タク解禁のメリットは大きいと言われています。

過疎地での移動が楽になる

白タクが解禁されれば、過疎地に住む人の移動が楽になります。公共交通機関が発達していない過疎地では、買い物に行けない高齢者が多いです。

バスや電車も数時間に1本という地域もあるため、白タクがタクシーが利用できれば、大きなライフラインとして活躍をしてくれます。

タクシードライバー不足の解消

タクシードライバーの平均年齢は60歳に迫り、人手不足が深刻化しています。特に都市部の通勤ラッシュの時間帯は、タクシードライバーが足りていません。

白タクが解禁となれば、ドライバー不足が解消され、タクシードライバーの負担が軽減されるでしょう。

雇用の拡大

何らかの事情があり、働けない人や働く時間を制限されている人もいます。白タクが解禁されれば、

過疎地で仕事がない人の雇用が生まれる
好きな時間に働ける(時短勤務も可能)

など雇用の拡大が見込まれています。雇用が生まれれば、過疎地が活性化し、若者が集まるようになるかもしれません。

デメリット

続いて白タクのデメリットを紹介します。

運転技術がない人に当たる可能性がある

白タクは、運転免許されあれば誰でもドライバーになれるメリットがあります。しかし、それに伴って運転技術が未熟なドライバーが増えることが懸念されています。

通常、タクシー運転手は「二種免許」が必要で、運転技術が認められた人しか働けません。白タクの解禁で未熟なドライバーが働けば、事故や違反のリスクが上がり、大きな問題になる可能性があります。

ぼったくりや詐欺が増える

白タクが解禁されると、その裏をかいた詐欺やぼったくり行為が増えると言われています。

もともと白タクは違法行為であったため、悪質なドライバーや業者は多いです。そのため、タクシードライバーの質が悪くなり、タクシー業界に批判が集まる可能性があります。

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