フルクルでお手軽タクシー配車!アプリの仕組みや使い方、メリット・デメリットを徹底解説!
2025年01月14日
「電話予約や待機もせずにタクシーを自分のもとに呼べたらいいのに…」こんな風に思ったことはありませんか?この悩みをアイディアに変え、アプリとして形にしたのがフルクルというアプリです。
フルクルなら迎車料金が無料だったり、お手軽にタクシーの配車依頼ができたりとお得にタクシーを利用できます。
そこで本稿では、フルクルのアプリの仕組みや使い方、メリットやデメリットを詳しく解説します。
なお詳しくは後ほど紹介しますが、フルクルは乗車を確約するサービスではありません。利用する場所や時間帯によっては、タクシーを拾えないこともあるでしょう。
フルクルを不便だと感じる方は、タクシーアプリの「GO」がおすすめです。GOはシンプルな操作性で初心者にも扱いやすい配車アプリで、全国46の都道府県に対応しているためおすすめです。
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目次
フルクルとは?
フルクルは、アプリを開いてスマホを振るだけで空車のkmタクシーが自分のところまでやってくる仕組みのアプリです。
利用者はアプリを開いてスマホを振った地点から半径500mにいる空車のkmタクシーに「配車依頼」ができるようになっています。
フルクルの運営会社
フルクルの運営会社は、国際自動車株式会社です。
運営会社 | 国際自動車株式会社 |
資本金 | 1億円 |
本社所在地 | 東京都港区赤坂2-8-6 km赤坂ビル |
グループ営業車両数 | 5,332台(2024年3月時点) タクシー:4,833台(業務提携会社を含む) ハイヤー:424台 バス:75台 |
出典:国際自動車グループ「企業情報」
国際自動車株式会社はkmタクシーのほか、ハイヤーやバス事業も手がけている大手企業です。都心を中心に営業を続けており、地元の人だけでなく観光客にも親しまれているタクシー会社です。そのためタクシー事業に関しては長年のノウハウと実績があります。
タクシー業界大手のkmタクシーが運営しているフルクルは、非常に信頼性の高いアプリだと言えるでしょう。
フルクルが利用できるエリア
フルクルが利用できるエリアは、以下の通りです。
- 東京23区(一部のエリアを除く)、武蔵野市、三鷹市
- 横浜市中区、西区、南区
- 横浜市保土ケ谷区、戸塚区、港南区、磯子区の各一部エリア
参照:フルクル「Q&A」
フルクルは東京23区や横浜で利用ができます。ただし対応エリア内でも一部地域では利用できないことがあります。
ややエリアが限定的であるため、地方で利用できない点は注意が必要です。対応エリアについては今後拡大されることもあるので、都心以外での利用を考えている人は、フルクルの公式サイトを随時チェックしましょう。
フルクルを利用するメリット
フルクルを利用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。他のタクシー配車アプリと大きく異なる特徴(メリット)を紹介します。
スマホを振るだけでタクシーが来る
最も大きなメリットは「スマホを振るだけでタクシーが来る」という点です。他のタクシー配車アプリの場合は、乗車位置と降車位置の選択、タクシー会社の指定、決済方法の指定などの手間が必要です。
しかし、フルクルの場合はアプリを開いてスマホを振るだけです。アプリを開くと同時に自分が今いる場所をGPSが読み取り、スマホを振ると周囲500mにいるkmタクシーに「乗車希望」の旨が即座に伝わるという仕組みです。
この仕組みのおかげで、流し営業をしているタクシーがなかなか見つからない場合でも、比較的早く空車のタクシーを見つけることができます。
近くにいるタクシーの位置情報が手に入る
フルクルは自分の現在地の近くを走っているkmタクシーがマップに表示されるため、精度の高い位置情報が手に入ります。
スマホを振り乗車リクエストを送ると、タクシーが到着するまでの間、リアルタイムで位置情報を確認できます。時間予測が立てやすいので、スムーズな乗車が可能です。
フルクルは、依頼中のタクシーが色で表示されるのが特徴です。一目で自分が呼んでいるタクシーがわかるので、タクシーが正確に向かっているかどうかのチェックができます。
迎車料金が無料
迎車料金が無料であるのもフルクル特有のものでしょう。
他のタクシー配車アプリ(例:JapanTaxi、GOなど)では基本的に迎車料金が発生します。一部のタクシー会社では迎車料金が発生しませんが、その割合は少なくなっています。
一方、フルクルの場合は100%迎車料金が0円であり、例外は一切ありません。都内の迎車料金相場は400円前後のため、もし毎回フルクルで配車できれば、頻繁にタクシーを利用する人にとっては決して馬鹿にできない金額を節約できることになるでしょう。
会員登録が不要
フルクルは個人名で配車依頼をしているわけではなく、「今ならこの場所にタクシーを求めている人がいるよ」という合図をkmタクシーの運転手に伝えるアプリです。そのため、アプリを使用するにあたって個人情報の登録(会員登録)が不要です。
したがって、フルクルはアプリをダウンロードして対象エリア内にさえいれば、すぐにスマホを振ってタクシーを呼べるため、ダウンロードから実際に利用できるまでの手間も他のアプリと比較して圧倒的に少なく済みます。
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フルクルを利用するデメリット
ここまでフルクルの魅力的な部分をご紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。デメリットを適切に把握し、上手にフルクルを使いこなせるようになりましょう。
スマホを振ってからが面倒
フルクルはタクシーを呼ぶまでの手間が非常に少ない分、タクシーを呼んでからが非常に不便になっています。その理由は、フルクルでスマホを振りさえすれば配車が確約される仕組みというわけではないからです。
先述した通り、フルクルは「今ならこの場所にタクシーを求めている人がいるよ」という合図をkmタクシーの運転手に伝えるだけの機能です。フルクルを利用したからといって確実にタクシーが自分のもとに来てくれるわけではありません。
したがって、フルクルを利用する場合は常にアプリを監視し続けたり、フルクルを振った位置でずっと待ち続ける必要があったりと通常の配車依頼よりも面倒ごとが多いです。
そのような手間や時間を省略したい方は、フルクルのような「運が良ければタクシーが来る」アプリではなく、「迎車料金がかかるけど確実にタクシーがくる」アプリを使う方がストレスを感じないかもしれません。
利用中に流しのタクシーが来る
フルクルのサービス対象エリアは東京23区、武蔵野市、三鷹市です。これらの地域は非常に栄えているため、kmタクシー以外のタクシーも大量に流し営業をしています。そのため、フルクルを使用しなくても流し営業のタクシーを捕まえることは比較的簡単でしょう。
強いて言えば、深夜や早朝などタクシーの営業台数が少なく、タクシー利用者も少ない時間帯であればフルクルを利用するメリットがあるかもしれません。なかなかそのような状況になることは少ないかもしれませんが、そのときにフルクルを一度利用してみても良いでしょう。
ネット決済は利用できない
JapanTaxiやMOV、DiDiタクシーなど、他のタクシー配車アプリであればネット決済を利用できますが、フルクルでは利用できません。
フルクルはタクシーを呼ぶまでの簡便性を重視しているため、特に機能要件に含めなかったと考えられますが、降車時に発生する支払いの手間を省略したい方にとっては痛手となるデメリットでしょう。
タクシーが来ないことがある
フルクルでスマホを振っても、タクシーが来ないこともあります。
タクシーが呼べない理由はさまざまですが、半径約500メートル以内にタクシーが存在していない可能性が挙げられるでしょう。また単にタクシー運転手が乗車リクエストに対応していない場合もあります。
公式サイトでもアナウンスされていますが、フルクルは乗車の意思をタクシー運転手に伝えるためのツールです。会員登録なしで使えるメリットがありますが、タクシー乗車を確約するサービスではありません。
よくタクシーに乗車するエリアでフルクルが上手く利用できないときは、他の配車アプリを試してみるのも一つの手段です。
フルクルを利用する手順や使い方
ここまでにお伝えしたようなデメリットはありますが、迎車料金が無料のためフルクルを使う価値は十分にあります。これを機に利用手順に則って、フルクルが利用できる準備を進めましょう。
アプリをインストール
まず、以下からアプリをインストールしましょう。
・iPhone向け(App Store)
・Android向け(Google Play)
インストールが完了したらアプリを開き、利用規約および位置情報の取得に同意をしましょう。
アプリを開いてスマホを振る
フルクルを利用するための準備は既に完了しています。マップが表示されている画面で早速スマホを振ってみましょう。
スマホを振った際に振動すれば、正常に周囲500mのkmタクシーに自分の位置情報が送信された状態になります。ここまでできれば、タクシーが近くまで来るのを待ちましょう。
タクシーを止める
フルクルは配車を確約しているわけではないため、運転手も「本当に通知された場所に乗客がいるのか?」と疑っている状態です。したがって、タクシーが近くまで来たら呼び止める必要があります。
アプリの地図上でタクシーの接近を確認したら、「タクシーを呼び止める」ボタンを押下しましょう。するとスマホの画面が点滅するので、点滅した画面がタクシー運転手に見えるようにかざし、タクシーを呼び止めましょう。
ただし、この際スマホをかざしていても止まってくれない場合があるようです。根気強くかざし続ける必要があるかもしれませんが、諦めずにかざし続けましょう。
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知っておきたいフルクルならではの機能
他のアプリにはないフルクルならではの機能は、主に以下の2つです。
- スマホを振ったあともキャンセルできる
- 振ったあとは5分間通知が持続する
スマホを振ったあともキャンセルできる
フルクルはスマホを振ったあとにタクシーに乗る予定がなくなった場合に、キャンセルが可能です。
アプリ内の「タクシーを呼び止める」右下の「×」をタップすれば乗車リクエストの伝達を取り消せます。振ったあとにキャンセルしても料金はかからないので、気軽に利用できる点が特徴です。
またタクシーが向かっている段階であっても、時間がかかり到着が待てないときは、別のタクシーに乗車しても問題ありません。
振ったあとは5分間通知が持続する
フルクルのアプリを開いてスマホを振ったあとは5分間通知が持続します。タクシー運転手が周辺を走っている、もしくはリクエストを受けていても準備に時間がかかることもあり、このような猶予時間が設けられています。
アプリ内のマップに5分のタイムバーが表示されるので、タクシーが到着しないまま時間が経過したときは、再度スマホを振って呼んでみましょう。
フルクルでタクシーが来ないことがあるのはなぜ?
フルクルを振ってもタクシーが来ない原因は、主に以下の5つがあります。
- 人通りの少ない場所で利用している
- 電波の届かない場所で利用している
- タクシーの少ない時間帯に利用している
- タクシーが有効範囲内にいない
- 移動により位置情報がズレている
人通りの少ない場所で利用している
1つ目に考えられる原因は、人通りの少ない場所でフルクルを利用しているケースです。
大通りから離れた人通りの少ない場所からフルクルでリクエストを送っても、タクシーは向かっている途中の通りで他の乗客を拾うことがあります。
フルクルは流しのタクシーを呼ぶアプリであり、予約を確約する配車アプリではありません。そのため、他の乗客がタクシーを呼び止めた場合、タクシー運転手は先に手を挙げた方を優先します。
タクシーが拾えないときは、人通りの多い駅や商業施設などでフルクルを利用するのがおすすめです。
電波の届かない場所で利用している
電波の届かない場所でフルクルを振っても、タクシー運転手に通知が届きません。フルクルはGPS機能を活用するアプリなので、使うときは必ず電波のある場所に移動しましょう。
一般的には以下のような場所では電波が届きにくいでしょう。
- 高層ビル内部
- 地下
- 山間部
- トンネルなど
すぐに移動できない場合は、Wi-Fiを拾って信号を発信する方法もあります。しかし、電波状況が悪い場所では事前にタクシー会社に連絡し、迎えに来てもらうように依頼しておくことが確実です。
タクシーの少ない時間帯に利用している
人の多い場所や電波の届く場所でも、深夜や早朝など営業しているタクシーの少ない時間帯はフルクルでタクシーを呼べないこともあります。
また平日の昼間もタクシー需要が少ないことから、上手く拾えない可能性があるでしょう。
需要の少ない時間帯はフルクルを使うよりも、タクシー乗り場から直接乗った方がスムーズな場合もあります。
タクシーが有効範囲内にいない
タクシーが有効範囲内にいないときは、フルクルを振ってもタクシーを呼べないときがあります。
フルクルがタクシーをキャッチできる範囲は半径500メートル以内のため、それ以上の距離はタクシーに通知が届きません。アプリを確認して、有効範囲内にタクシーがいない場合は移動して乗車場所を変えてみましょう。
移動により位置情報がズレている
フルクルのアプリを開いてスマホを振ったあとに移動すると、GPSの位置情報がズレてしまうことがあります。
正しい位置情報が伝わらないことで、タクシー運転手が間違った場所へ向かってしまい、乗車できなくなるケースもあるでしょう。
利用する際は、スマホを振ったあと移動せずに待機しておくことが大切です。もし移動してしまった場合は、マップ上にある「ココだよ!」アイコンを見ながら、指定されている位置に戻りましょう。
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フルクルを快適に利用するためのポイント
フルクルを快適に利用するためのポイントは、以下の2つです。
- 人通りの多い道路沿いでスマホを振る
- スマホを振ったあとは空車タクシーの動きをチェックする
人通りの多い道路沿いでスマホを振る
フルクルを使うときは、できる限り人通りの多い道路沿いに移動してスマホを振りましょう。人通りの多いエリアでは日常的にタクシーが流し営業しており、乗車リクエストをキャッチしてもらえる可能性が高くなります。
電波が届きにくい建物内にいるときは、視界が開けた明るい場所まで移動して、乗車リクエストを送ってみましょう。ドライバーが利用者をすぐに目視できるような場所でフルクルを利用すると、より確実にタクシーに乗車できます。
スマホを振ったあとは空車タクシーの動きをチェックする
フルクルではアプリ内のマップで、自分の位置と空車タクシーの動きがチェックできます。
途中で他の乗客を乗せてしまうこともあるため、スマホを振ったあとは空車タクシーの動きを常にチェックすることで、よりスムーズなタクシーとの合流が可能です。
フルクルでは、乗車リクエストを受けたタクシーが150メートル付近まで来ている場合、バイブレーション機能で知らせてもらえます。常にタクシーの位置を把握して、いつでも乗車できるように準備しておきましょう。
フルクルが不便だと感じる場合は「GO」がおすすめ
フルクルは会員登録が不要で、インストールしたらすぐに利用できるアプリですが、乗車を確約するサービスではありません。そのため場所や時間帯によってはタクシーを拾えないこともあります。
フルクルを不便だと感じる場合は、タクシーアプリ「GO」もおすすめです。
GOはシンプルかつ多機能な設計で初心者にも扱いやすい配車アプリで、全国46の都道府県対応という利便性の高さから多くの人が利用しています。キャッシュレス対応しているので、普段現金を持ち歩かない人も利用しやすいのが魅力です。
またAI予約機能により、15分後から7日後までの日時を指定して希望のタイミングでタクシーを配車してもらえます。
手軽にタクシーを探したいときはフルクル、予約してより確実にタクシーを配車して欲しいときはGOを使うなど、状況に合わせて利用しても良いでしょう。どちらも使いたい人は、あらかじめフルクルとGOのどちらもインストールしておくのがおすすめです。
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フルクルでお手軽にタクシーを利用しよう
フルクルは、アプリを開いてスマホを振るだけでタクシーに乗車リクエストが送れる便利なサービスです。会員登録も必要ないため、すぐにタクシーを拾いたい人にとって非常に使い勝手の良いサービスだと言えるでしょう。
ただし対応エリアが東京23区・横浜エリアと限定的な部分があり、使えない場所が多いことも事実です。またタクシーの配車を確約するものではないため、場所や時間帯によってはリクエストを送ってもタクシーが来ない場合があります。
より確実にタクシーを拾いたい場合は、GPSが届きやすい開けた場所でスマホを振ったり、マップで運行状況を確認したりする工夫が必要です。
フルクルに不便さを感じたときは、今回紹介したGOなど他の配車アプリを併用して、効率良くタクシーを拾えるようにしておきましょう。
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木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!