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タクシーの自動運転化はいつから?実用化における課題やドライバーの将来性について解説

2020年09月07日

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タクシーの自動運転化はいつから?実用化における課題やドライバーの将来性について解説
AI技術の進展をよく表している事象の一つが「自動運転」です。自家用車だけでなく、タクシーなどの交通サービスにおいても自動運転化に向けた動きがあります。
その中で危惧されているのが、ドライバーの将来性です。特にタクシードライバーは個人・法人ともにAIに仕事を奪われる職業の上位に入っています。
そこで今回は、タクシーの自動運転化はいつから始まるのか、メリットとデメリットや実用化における課題、ドライバーの将来性について解説します。

タクシー自動運転化はいつから?


国内における自動運転タクシーの開発は2018年にすでに始まっており、乗客を乗せた実証実験が行われています。
当初は2020年内に実用化される予定でしたが、2020年8月時点では、いまだに導入に向けた実証実験が行われている段階です。

タクシー自動運転化のメリット


タクシー自動化運転のメリットとしては「交通事故リスクが低下する」「サービスの質が安定する」「常に最適なルートを走行できる」「運賃が安くなる」の4つが挙げられます。

交通事故リスクが低下する

自動運転タクシーは人間の運転に比べて、事故を起こしにくいと言われています。自動運転タクシーに搭載されたAIは人間よりも視野が広く、ブレーキの反応速度が速いからです。
人間の視野は最大で120°と言われており、首や体ごと振り向くことで周囲を見渡します。しかし見渡せる範囲は限られており、どうしても死角ができてしまいます。
ミラーやバックモニターを使ってもすべての方向を確認することは困難です。
これに対しAIの視野は360°で、同時に把握することが可能です。また、ブレーキの反応速度も人間の平均が0.75秒なのに対し、AIは0.01秒以下です。
このように、人間の身体能力を遥かに上回る機能を持った自動運転タクシーによって、これまで回避できなかった事故を回避できるようになり、事故を起こす確率が下がるのです。

サービスの質が安定する

現在のタクシーサービスの質は、安定しているとは言えません。理由はタクシードライバーの経験や能力、意識にばらつきがあるからです。
経験豊富で運転や接客の技術が高いドライバーもいれば、経験が浅くて技術があまり高くない人や勤務態度がいい加減な人もいるかもしれません。
そしてこのような「当たり外れ」があることに、やりにくさを感じる利用者も少なくありません。
これに対し、自動運転タクシーはどの車両に乗っても同質のサービスを提供できます。例えば、クラウドなどから観光情報などを豊富に収集できるため、乗客が求める情報を提供できます。
また言語が選択できるため、外国人観光客への対応がスムーズに行えます。さらに運転技術をとってみても、発進やブレーキなどの加減が一定のため、快適に乗ることができます。

常に最適なルートを走行できる

人間のドライバーの中には、土地勘がなかったり乗客とのコミュニケーションが不足したりして、道を間違えてしまうことがあります。
また、イベントなどの情報収集が不足することによって渋滞に巻き込まれることもあります。
これに対し、AIは蓄積されたデータの中からが最適なルートを選定し、それに沿って走行するため、道を間違えることはありません。
また、事故や渋滞、通行止めなどのリアルタイムの情報も、クラウドなどを通じてすぐに入手できます。

運賃が安くなる

タクシーの自動化が進むと、運賃が安くなることが期待されています。
タクシーの運賃が高くなる理由は、ドライバーなどの人件費が約7割を締めていると言われています。
しかし、タクシー業界はドライバーのなり手が多くなく、人手不足になりつつあります。このこともタクシーの自動運転化の気運が高まった一因です。
自動運転タクシーが実用化され、完全に無人の状態で運行できるようになれば、タクシードライバーという職業がなくなっていく可能性があります。
ドライバーを雇用する必要がなくなることで、人件費が削減されるため、運賃も安くなることが期待できます。

タクシー自動運転化のデメリット


タクシー自動運転化のデメリットとしては「対人のコミュニケーションが無くなる」「渋滞が発生しやすくなる」の2つが挙げられます。

対人のコミュニケーションが無くなる

他人と話すことが好きな人にとっては、ドライバーとの世間話がタクシーの醍醐味と言えるでしょう。そのような人にとっては、AIが運転するタクシーは味気なく感じられるかもしれません。
またドライバーの中には、AIの持っていないような情報を持っている人もいます。飲食店や観光地などの思わぬ魅力を発見する機会を失うのも、乗客にとってのデメリットと言えるでしょう。

渋滞が発生しやすくなる

自動運転タクシーをお手頃な運賃で乗れるようになると、それまで電車やバスを利用していた人がタクシーに流れていきます。すると道路を走るタクシーの台数も増えるため、渋滞が発生しやすくなります。

タクシー自動運転の実用化における課題


タクシーの自動運転の実用化には「技術面の課題」と「法律・制度面の課題」があります。

技術面の課題

完全な自動化ができなければ、自動運転タクシーのメリットが現れません。自動運転のレベルは、以下のように0~5の6段階設定されています。
・レベル0:人の手ですべての操作を行う
・レベル1:基本的には人が操作するが、システムが速度またはハンドルを制御する
・レベル2:基本的には人が操作するが、システムが速度もハンドルも制御する
・レベル3:基本的にシステムが操作し、緊急時だけ人が操作する
・レベル4:限定されたエリアの中でのみ、システムによる自動運転が可能
・レベル5:どのエリアでもシステムによる完全自動運転が可能
現在行われている実証実験はレベル3で行われています。今後はAIの開発が進展し、レベル4以降に進んでいくものと思われますが、そのためには以下で説明する法律や制度を整備しなければなりません。

法律・制度面の課題

AIという最新技術を導入するにあたって、日本の法整備が追いついていないというのが現状です。
例えば事故が発生した場合、その責任をタクシー会社が取るのかタクシーを製造したメーカーが取るのかを決める必要があります。
このように、人間が運転する車と自動運転タクシーを含む無人の車が共存していくためには、道路交通に関する法律や制度を整備しなけれなません。

タクシーの自動運転化が進むことによるドライバーの将来性


タクシーの自動運転化にはさまざまな課題があり、完全に自動化されるには年月を要すると考えられます。
また自動化されたとしても、人間のドライバーによる温かみのある接客を求める利用者はいなくならないと考えられるため、AIにはない情報や細かい気配りのある接客や運転を心がけることで、自動運転タクシーとの差別化が可能になります。
タクシードライバーに興味はあるものの将来性に不安を感じている方は、AIよりも選ばれるドライバーを目指せるタクシー会社に就職するのが望ましいです。
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