個人タクシーのおすすめ車種は?あの定番車が人気の理由を解説!
2020年08月08日
2020年現在では、街中を走るタクシーの車種が以前と比べて豊富になってきています。クラウンやコンフォート以外に、高級外車BMWやベンツの個人タクシーを見かけることも増えてきました。
しかし、定番車はその数を減らすことなく常に多くの運転手から愛され続けています。
そこで本稿では、個人タクシーの車種の移り変わりと2020年時点でのおすすめ車種をご紹介します。
目次
個人タクシーの車種が多様になった背景
昨今、個人タクシーの車種が多様になった背景には、2015年6月12日に国土交通省より発表された「タクシー車両の基準緩和等について」がありまます。
以前と何がどのように変わったのか、詳しく解説します。
「旅客自動車運送事業用自動車に係る基準の廃止」にて、以下の4項目に関する基準が廃止されました。
- 座席の寸法
- 通路の幅・高さ
- 乗降口の大きさ、構造等
- 緩衝装置及び座席が旅客に与える振動、前方の座席との間げき等
これらの基準が設けられていたことによって、これまでタクシー利用できる車種は非常に限定的でした。
例えば、初代マークXをタクシー利用する場合は特殊な改造が必要だったり、初代ISは仮に改造を行っても上記要件を満たすことができなかったりしていました。
しかし、上記基準が撤廃されたことにより、わかりやすくいえば「どんな車種でも個人タクシーとして利用できる」ようになりました。
その結果、街を走る個人タクシーの車種が多様になっていったのです。
なお、先述の規制緩和以前まで、タクシー車両としてクラウンやセドリックが定番になっていた理由は、意図的にタクシー利用の要件を満たさない設計にしていた車種が存在していたこともあります。
個人タクシーにおすすめの車種は?
規制廃止によって車種の制限がなくなった個人タクシーですが、これから個人タクシー用の車を購入する人にとってこれは悩みの種ともいえるでしょう。
なぜなら、車種を自由に選べるようになったことで大量に選択肢が増えてしまったからです。
そこで、これから車種を検討する人の参考になるよう、2020年現在のおすすめ車種をご紹介します。
おすすめNo.1はクラウン系
規制廃止によって個人タクシーの車種に制限はなくなりましたが、耐久性能、維持管理コストの安さ、これまでの実績からクラウン系はこれからも長く利用される可能性が高いです。
走行距離50万km程度までは、エンジンやトランスミッションの交換などの大きな修理が必要にならないため、タクシー車として利用する分にはその他の車種よりもコスト面で圧倒的に優れています。
その上、乗り心地も優秀です。メルセデスベンツのS車などの外車をタクシー利用する個人タクシー事業者も増えてきましたが、外車はあくまでも海外の広い道路を快適に走れることしか考慮されていません。
日本の山道や狭いカーブ続きの道などを走ることを考慮されていないため、乗り心地という観点でも国産車であるクラウン系は安心感があり選ばれる理由となっています。
次点でミニバン系
エスクァイア、ヴェルファイア、アルファードなどのミニバン系もおすすめです。
なぜなら、リアサイドスライドドアが標準装備になっており、その他セダンタイプの車種のように自動ドア機能を架装する必要がないからです。
スライドドアであれば、都心のような交通量の多い道路でも比較的安全に乗降車させることが可能であるため、コスト面以外にも安全面でもメリットがあります。
自分の状況にあった車種選びが大切
あくまでも、上記おすすめはコストパフォーマンスや乗り心地の観点から選んだものです。
しかし、個人タクシーの運転手は一人ひとりが個人事業主です。老後の資金繰りのために個人タクシーをやる人もいれば、定年退職後の一つの趣味として個人タクシーをやる人もいるでしょう。
そのため、コストパフォーマンス重視の車種選びをすべき人と、自身の満足度重視の車種選びをすべき人など、置かれている状況によって車種の選定基準が異なります。
自分の状況に合った車種を選ぶようにしましょう。
実在する珍しい車種の個人タクシー集
車種の制限が事実上なくなったといっても、具体的にどんな車種の個人タクシーが走っているのか気になる人も少なくないでしょう。そこで実在する珍しい個人タクシーをいくつかご紹介します。
メルセデスベンツ AMG S63
メルセデスベンツのSクラスであれば、乗用車としての普及率もそれなりに高いため個人タクシーでの利用も理解できる人が多いのではないでしょうか。
しかし、中には「AMG S63」という2,000万円を超える高級車で個人タクシーを営んでいる人もいるようです。
「AMG S63」といえば、世界各地で称賛の嵐を巻き起こしたカジュアルさとスポーツカーのようなテイストを同時に表現したメルセデスのトップモデルです。
この車種の個人タクシーに乗車客としてたったの1メーターでも乗れたとなると、間違いなく思い出に残ることでしょう。
BMW 3シリーズ・グランツーリスモ
こちらも高級外車です。BMWをタクシー利用する人が非常に少ないですが、法人タクシーのように車体に横線を入れて、個人タクシーであることをわかりやすくしながら利用する人もいるようです。
BMW 3シリーズは1975年に日本デビューして以来、2020年現在でも多くの人に愛されています。
フェイスラインとボディラインが特徴的なため、個人タクシー用に横線を入れるとさらにスタイリッシュな見栄えになります。
ロールスロイス ファントム
ベンツ、BMWの他にもロールスロイスを利用する珍しい方もいます。
ロールスロイスのファントムは、6,000万円を超える高級外車です。これだけの高級車を個人タクシーとして利用するには、相応の覚悟が必要そうです。
また、ファントムは他の車種と比較してその名にふさわしい圧倒的な大きさ(全長×全幅×全高が5770×2020×1645mm)を誇っています。
内装もまるでリビングのように広々としており、VIPになった気分を味わえます。
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木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!