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定年退職後の再就職は難しい?再就職先を探すコツと人気の職種5選を紹介!

2020年12月02日

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これまでは60歳が定年でしたが、2025年までには65歳に引き上げられることが決まりました。今後はさらに70歳まで引き伸ばすという案も可決される流れにあるようですが、どれだけ定年が引き延ばしになったとしても定年退職後に再就職を検討する人はいるでしょう。
そこで本稿では、定年退職後の再就職可否やメリット・デメリットを徹底的に解説します。

定年退職後の再就職事情


定年退職後の再就職を検討している方であれば、「就職先はどんなものがあるのか」「給料はどれくらいなのか」など、気になる点がいくつもあるでしょう。そこで、まずは最近の定年退職後の再就職事情を解説します。

求人数は十分にある

2018年から60代以降の有効求人倍率は1.0倍程度で推移しており、求職者1人あたり1件以上の求人がある状態です。
2010年は0.4倍未満だったことを考慮すると、定年退職後も働きやすい環境になってきていることが分かります。

年度60代以降の有効求人倍率
2010年0.4倍
2018年1.0倍

月収はフルタイムでも20~30万が相場

ハローワークで募集されている「年齢不問」かつ「フルタイム」の求人情報を見ると、月収はおおよそ20~30万円程度が相場です。
仮に定年退職前に大企業で管理職に就いていたとしても、同様のポジションで契約してくれる会社はほとんどありません。そのため、特別待遇に恵まれない限り、定年退職後の月収は退職前と比べて大きく減少するでしょう。

雇用形態は「パート・アルバイト」が過半数超え

2019年に政府統計の総合窓口e-Statが実施した「労働力調査」によると、60歳以上64歳以下の雇用形態は34%が、65歳以上は53%が「パート・アルバイト」です。65歳以上だけで見れば、過半数以上が「パート・アルバイト」で勤務していることになります。
一方、「正社員」の割合は60歳以上64以下で38%、65歳以上で23%となっています。近年は定年の引き上げが決まったこともあり、60歳以降も正社員として働き続けている人が増えていることが読み取れます。

年齢正社員割合パート・アルバイト割合
60歳以上64歳以下38%34%
65歳以上23%53%

定年退職後の再就職先を探す方法


シニア層が定年退職後に再就職先を探す方法は、若手やミドル層の転職活動と比べて大きく異なります。

継続雇用制度を活用する

別の就職先を探すのではなく、勤務先の企業にある「再雇用制度」や「勤務延長制度」などの継続雇用制度を活用する方法です。
勤務している企業によって制度の詳細が異なりますが、いずれも定年退職後もこれまでと同じ企業に勤められるようにするための制度です。

再雇用制度

再雇用制度は、その名の通り一度退職した後に再雇用してもらう制度です。退職金制度がある場合は、本制度を利用して一度退職するタイミングで支給されるケースが多いようです。
ただし、再雇用のタイミングで給料などの雇用条件が見直されます。そのため、同じ企業で働けるといっても、必ずしも同じ業務や給料が約束されているわけではないことを覚えておきましょう。

勤務延長制度

一方で勤務延長制度の場合、一度退職する必要がないため退職金の支払いが持ち越されるケースが多いようです。また、契約条件が変更になることもないため、体力的な問題がない限りはこれまでと同じ業務と給料で働けます。

人材紹介サービスを活用する

若手やミドル層の転職でもおなじみの「リクルート」や「マイナビ」「doda(デューダ)」でもシニア向けの求人を紹介しているケースがあります。また、中にはシニア層向けの求人に特化した人材紹介サービスもあります。
このような人材紹介サービスを使えば、手っ取り早く自分に合った求人を見つけることができるでしょう。

シルバー人材センターを利用する

シルバー人材センターでは、公益社団法人として各地域に設置されていて、シニア層向けの就職支援を行っています。一度はどこかで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
運営が公益社団法人のため信頼性は非常に高いですが、求人を紹介してもらうためには年会費として2,000~3,000円程度を支払う必要があります。
また、取り扱っている求人の報酬形態は一般的な「時給」や「月給」などではなく「配分金」形式を採用していることが多いです。そのため、仮にシルバー人材センター経由で働くことになったとしても、比較的少なめの収入になりやすい特徴があります。

個人事業主・フリーランスになる

個人で事業を営み、「雇用されない」という選択肢もあります。
定年退職に至るまでキャリアの中で培ったスキルを駆使して、事業を営んでみてはいかがでしょうか。最近は「Crowd Works」や「Lancers」などのクラウドソーシングを活用すれば、インターネット上で受注することも難しくありません。
文章を書くことが得意なのであれば「記事執筆」の案件を、エンジニアリングの経験があるのであれば「Web制作」などの受託開発案件などを受注して簡単に収入を得ることができます。

定年退職後の再就職先として人気の職種は?


定年退職後のシニア層が求められていて、なおかつ求職者からも人気の高い職種をご紹介します。

ビル・マンションの管理人

ビルやマンションの管理人は、定年退職後の就職先として非常に人気です。マンション管理士や建築物環境衛生管理技術者などの資格を保有していると採用されやすいようです。

警備員

大型ショッピングモールや花火大会での誘導業務や、工事現場での交通整備などを行う仕事です。勤務時間帯は日勤と夜勤の2種類があり、自分の都合に合わせて選択可能です。
ただし、警備員は信頼できる人でなければ務まらないため、警備業法14条にて自己破産をして復権を得ない人は警備員にはなれないことが定められています。

工場の生産工程

工場の生産ラインに立ってベルトコンベアで流れてくる物品をチェックしたり、工場内の荷物を物流用トラックに詰め込んだりする仕事です。警備員同様、日勤と夜勤の2種類があります。
報酬形態もさまざまで、日給や時給の求人もあれば月給制のところもあります。単純作業が得意という方にはおすすめの仕事です。

清掃業

指定された施設の清掃を行う仕事です。ハローワークに出ている求人情報を見る限りでは清掃員の月収は18万~32万円と幅があります。
もちろん高収入になるほど専門的なスキルや経験が求められますが、働き方次第では月収30万円以上も目指せる職業ということが分かります。

タクシードライバー

最後にタクシードライバーです。
勤務時間帯は全部で4つのタイプから選ぶことができ、報酬形態も「完全歩合」や「標準給与+出来高」など自分に適したものを選択できます。つまり、他の職業よりもマイペースに働きやすい職業といえるでしょう。
最初は必ずタクシー会社で勤務する必要がありますが、条件を満たせば個人タクシーを営めるようにもなるため将来性のある魅力的な職業です。

定年退職後の再就職先はタクシードライバーがおすすめ

先ほどお伝えした通り、タクシードライバーは「勤務時間」や「報酬形態」を自由に選択できるため自分のペースで働きやすい職業です。
これまで勤務先企業の上司から理不尽な要求をされたり、無理難題を押し付けられたりして疲弊してしまったという人も少なくないでしょう。
しかし、タクシードライバーになればそのようなストレスとは無縁になれます。当然すべてが自己責任になるためその分のプレッシャーはありますが、自律さえできればストレスフリーな職業と言えるでしょう。
また、先述の4つの職業にはない「接客」が業務として必要になるため、業務が単純化することなく飽きることもありません。
もし定年退職後の再就職先としてタクシードライバーになることに興味が湧いてきたら、是非一度P-CHAN TAXIの「無料相談」をご利用ください。業界に詳しい専門のコンサルタントが懇切丁寧にあなたの再就職をお手伝いさせていただきます。

この記事を書いた人

木村 啓喜

木村

株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!

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