意外と自由時間が多い!? タクシードライバーの勤務事情
2020年05月08日
タクシードライバーについて、世間では「24時間運転しっぱなし」「歩合給なので厳しい」「休みがない」などのイメージが先行しがちかもしれません。
しかし、実はタクシードライバーは企業に所属して働く労働形態として、もっとも自由に時間を使える職種の一つなのです。
「隔日勤務」の場合は月17~18日ある休日を使って副業をしたり、自分の趣味を謳歌するタクシードライバーが多くいます。
日勤でもお客様を待っている間に本を読んだり、美味しい食べ物屋を開拓したりといった楽しみを見出すタクシードライバーもいます。
実は隠れたグルメな人が多い職種と言えます。
そんな意外と自由なタクシードライバーの勤務事情をご紹介しましょう。
タクシーへの転職を考えている方はぜひ参考になさってください。
選べる勤務形態と休憩時間の取り方
タクシードライバーは営業成績が個別に評価されます。
基本的にはその成績がお給料に反映されるので、売上実績さえ出していれば所属しているタクシー会社から何を言われることはないでしょう。
もちろん車載カメラやGPSなどで走った経路や仕事ぶりはしっかり見られていますから、無駄はできるだけ省いたほうがいいに決まっています。
しかし、戦略に沿った走り方を実践し、実績を示していれば、それ以外は好きに時間を使えるというわけです。
それでは次に、勤務形態ごとにどのタイミングで自由時間を確保すべきなのか見てみましょう。
勤務形態ごとに違う「稼げるタイミング」から逆算して休憩する
タクシードライバーの勤務形態は「昼日勤」「夜日勤」「隔日勤務」の3種類です。
日勤は一般的な職業と同じように1日6時間から8時間程度乗務する形態を言い、隔日勤務の場合は1回の勤務が休憩3時間を含む19時間~21時間程度です。
それぞれ稼げるタイミングから逆算して自由時間をスケジューリングするようにしてください。
昼日勤の稼げるタイミングは午後~夕方です。
早朝から午前中は決まったルートで動く社会人が多いので、駅でただ待っているだけだとあまりタクシーの利用客は見つけられないことがあります。
その間はランチタイムの時間帯までは都心に向けて走りながら流す経路を研究したり、途中でどんな美味しい飲食店があるかチェックしたり、便利な休憩スポットを探したりしやすい時間もあります。
ただし、早目の時間帯もみっちり稼ごうと考えるならば、朝は都心に向かって通勤する人が多いので、商業施設やホテルなどの周辺など、一緒に都心に向かいながらうまく場所を取ることをおすすめします。
夜日勤は勤務時間がまるごと稼ぎ時のようなものなので、駅前などでお客待ちをしている時間を有効に使うようにしてください。
しっかり目と体を休めたり、時には車外に出てストレッチなどをするといいですよ。
隔日勤務は途中で3時間の休憩がありますが長時間勤務なので、比較的休める昼間と忙しい夜間で、いかにバランス良く自由時間を確保するかが大事です。
待合所で待機する時間、商業施設の前などで客待ちをする時間、お客様を降ろした後などを有効活用して定期的にリラックスして休むと良いでしょう。
乗務時間が長い分移動距離も長くなると思いますが、行動範囲を想定して事前に休めるポイントを見つけておくと楽ですよ。
人目につかない建物の裏手。コンビニ。公園などで効率よく合間の時間を作るようにしてください。
自由時間の確保しやすさは勤務形態によって異なります。
自分に適した勤務形態を選び、いつ、どのように自由時間を取るか、どのようにそれを有効活用するかを、ぜひタクシードライバーとして働き始める前に考えていただきたいと思います。
木村
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!広島カープファン。ワイン検定ブロンズクラス合格。