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タクシー料金は2020年2月に値上げを実施!値上げ幅と適用地域などわかりやすく解説!

2020年09月07日 業界知識


タクシー料金は2020年2月に値上げを実施!値上げ幅と適用地域などわかりやすく解説!

2020年2月1日より、多くの地域でタクシー料金の値上げが導入されました。

もしかすると、いつも乗っている距離で値段が変わったり、メーターの上がり方に対して違和感を覚えたりしないと、値上げに気づかなかったという方もいるかもしれません。

そこで本稿では、今回実施された値上げ内容について徹底的に解説します。

2020年2月1日タクシー運賃改定(値上げ)内容

今回導入されたタクシー運賃の改定内容はどういった内容なのでしょうか。具体的に解説します。

対象エリアは25都道府県48地域

東京、大阪、広島など各都道府県で値上げが導入されています。詳細の対象地域については、各地域運輸局の発表をご確認ください。

なお、参考までに関東運輸局の管轄地域における値上げ対象エリアを以下に記載します。

運賃ブロック 運賃改定率 現行 改正後
初乗運賃 加算運賃 初乗運賃 加算運賃
多摩地区 0.0602 2km 740円 271m 90円 1.2km 500円 257m 100円
京浜地区 0.0888 2km 740円 288m 90円 1.2km 500円 264m 100円
相模・鎌倉地区 0.0869 2km 740円 288m 90円 1.2km 500円 272m 100円
埼玉県A地区 0.0906 2km 740円 296m 90円 1.23km 500円 261m 100円
埼玉県B地区 0.0606 2km 740円 294m 90円 1.47km 620円 297m 100円
千葉県A地区 0.0994 2km 740円 284m 90円 1.27km 500円 263m 100円
千葉県B地区 0.0968 2km 740円 286m 90円 1.27km 500円 272m 100円

(引用元:国土交通省 関東運輸局プレスリリース

関東運輸局管轄地域のみで全7地域が対象になっています。上表をご覧の通り、地域によって運賃改定率はバラバラです。

特に埼玉県A地区は、改正後の初乗運賃が620円と他の6地域よりも120円も高くなっています。その代わり初乗の距離や加算運賃の距離(ワンメーターあたりの距離)が他の地域よりも長くなっています。

関東運輸局だけでなく、各地域でこのような違いが見受けられるため、詳細の金額を知りたい方はよく利用する地域の改定後の料金を確認してみてはいかがでしょうか。

加算距離の短縮と加算運賃の値上げ

改正後はタクシー料金の一部である「加算運賃」が値上げされています。

上表に挙げた「多摩地区」を例にみてみましょう。

運賃ブロック 現行の加算運賃 改正後の加算運賃
多摩地区 271m 90円 257m 100円

改正前までは「271mあたり90円」の加算運賃だったものが、改正後は「257mあたり100円」となっています。加算される距離が14m短縮された上に、加算される金額も10円値上がりしています。

短距離の利用であれば大きな差はなさそうですが、長距離利用となると大幅に値上げされたと感じることでしょう。

初乗り運賃は値下げ

改定後は、タクシー料金の一部である「初乗り運賃」が値下げされ、短距離乗る場合はお得になりました。「ちょい乗り」を促す狙いがあります。

こちらも加算運賃同様に「多摩地区」を例にみてみましょう。

運賃ブロック 現行の初乗運賃 改正後の初乗運賃
多摩地区 2km 740円 1.2km 500円

改正前までは「2kmあたり740円」の初乗運賃だったものが、改正後は「1.2kmあたり500円」となっています。初乗料金で乗車できる距離が短くなった分、初乗運賃が値下がりしています。

高齢者の買い物や通院など、近距離の移動(ちょい乗り)でもタクシーを利用できるよう需要を掘り起こすことが狙いとなっています。

一部の車種は「普通車」区分の料金に統一

近畿運輸局のプレスリリースによると、近畿地方の一部地域(大阪地区、京都北部地区、神戸・阪神地区など)では「中型車」と「小型車」で車種区分を分け、それぞれに異なる料金設定を行っていましたが、これらを「普通車」区分に統一することを決めました。

タクシー運賃値上げの背景

タクシー事業会社は2019年10月に実施された「消費税増税」を見越して、以前からタクシー運賃の改定を申請し、国土交通省で審査が行われていました。

しかし、消費税増税当時は景気(消費の冷え込み)に対する配慮からタクシー運賃の値上げは先送りにされていました。

それが2020年2月にようやく認可される形となり、申請を行っていた各地域のタクシー運賃が値上げされる運びとなりました。

ちなみに、今回の増収分はタクシードライバーの待遇改善に充てるよう同省より求められています。

なお、タクシー運賃の改正は認可制となっており、各地域の車両の7割以上が改正を申請すると国土交通省が審査する流れになっています。

タクシー運賃値上げに対する世間の反応

今回のタクシー運賃の値上げについて、世間はどのような反応を見せているのでしょうか。

旅行サイト「エアトリ」が今回の運賃値上げについてアンケートを実施していたので、その結果を参考に反応をまとめてみました。

今回のタクシー運賃の値上げを知っていた人は2割

旅行サイト「エアトリ」の調査によると、メディアで大々的に取り上げられなかったこともあり、今回の値上げを知っていたのは2割にとどまりました。

値上げに対して50%以上が「どちらともいえない」

「今回の値上げについてどう思いますか」という質問に対して、「どちらとも言えない」と回答した人が54%と半数を超える結果になりました。

タクシー業界は2019年時点の有効求人倍率が4倍を超えており、人手不足が深刻化しています。

その苦しい労働環境にタクシー利用者も一定理解を示してはいるものの、消費税増税やコロナウイルスなどで財布の紐を固くしたい消費者としては悩ましい改正だったといえるでしょう。

なお、「反対」は31.4%、「賛成」は14.7%にとどまっています。

「変わらず利用する」が67%

「利用回数を減らす」と回答した人は26.2%にとどまり、ほとんどの人がタクシー運賃の値上げ後も以前と変わらず利用すると回答しました。

一方で、「利用しない」と回答した人も6.8%と少なからずいるようです。

これまで長距離の移動手段として利用していた人にとっては、確かに大打撃となる値上げです。

とはいえ、半数を超える人はそこまで長距離の移動にタクシーを利用することは滅多にないため、あまり気にすることもなく利用を続ける人が多いのではないでしょうか。

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