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デマンド型乗合タクシーとは?利用方法や乗車可能エリアをわかりやすく解説!

2020年09月07日 業界知識


デマンド型乗合タクシーをご存知でしょうか。

バス利用者数の減少によって地域の不活性化が進んでいますが、それを少しでも緩和するために、市区町村が導入を進めている新たな公共交通機関です。

細かい利用方法は市区町村によって少しずつ異なりますが、大枠は同じです。

そこで本稿では、デマンド型乗合タクシーの利用方法をわかりやすく解説します。

デマンド型乗合タクシーとは?

デマンド型乗合タクシーとは、バスとタクシーの両方の良いところを兼ね合わせた市区町村が運営する公共交通機関のことです。

具体的には、タクシーが持つドア・ツー・ドアによる送迎の利便性、バスが持つ乗合による低価格という特徴を上手にミックスさせています。

デマンド型乗合タクシーが各地で導入された背景には、移動困難者の増加があります。

日本は少子高齢化がますます進み、最寄りのバス停まで移動して在来バスを利用することができないような高齢者が増えてきています。

その結果、在来バスは利用者数が減少し、各バス事業者は経営難に陥り徐々に廃止する路線を増やしています。

「在来バスの停留所まで移動できない」→「バス事業者が経営難に陥る」→「バスの路線が減少する」→「さらに在来バスの停留所が遠くなり、バス利用者が減る」という負のスパイラルに陥っています。

このような状況が続くと、消費者である高齢者が街に移動しなくなるため、街の経済循環が悪化し各地で景気が悪くなります。

「高齢者の消費活動なんて経済に大きな影響を与えないでしょ」と思われるかもしれません。しかし、今や3人に1人が50歳以上とも言われるほど少子高齢化が進んでいます。

その上、日本の高齢者は「タンス預金」が大好きで、2017年時点で43.2兆円ものタンス預金があると推計されています。もちろん「タンス預金」の持ち主は高齢者。

つまり高齢者の経済活動が消極化し、これだけのお金が動かなくなると日本経済としては大ダメージを被るということです。

だから政府は高齢者の経済活動を活発化させるために、既存の交通手段よりも利便性の高いものを提供しようと「デマンド型乗合タクシー」を導入したというわけです。

デマンド型乗合タクシーの利用方法

一般的なデマンド型乗合タクシーの利用方法を、「新潟県見附市」を例に示しながらわかりやすく説明します。

手順①:市役所・区役所にて事前登録を行う

市区町村によって異なりますが、デマンド型乗合タクシーを利用する場合、最初に事前登録を行う必要があるケースがあります。

手順②:利用日時を予約する

事前登録が完了したら、利用したい日時が決まり次第、デマンド型乗合タクシー提携の事業会社にデマンド型乗合タクシーの利用予約を行います。

手順③:指定の場所でタクシーを待つ

予約が完了したら、指定の乗車位置にてタクシーを待ちます。指定の乗車位置については、デマンド型乗合タクシーを予約する際に自治体にて確認するようにしましょう。

なお、新潟県見附市役所のように、市役所や区役所のホームページ上に掲載されている場合もあります。

手順④:降車地点で規定料金を支払う

目的地に着いたら、市区町村が定めた規定料金を運転手に支払います。参考までに、新潟県見附市の場合の料金は以下の通りです。

▶︎新潟県見附市のデマンド型乗合タクシー利用運賃
・大人:300円(乗合予約200円)
・小学生:150円(乗合予約100円)
・未就学児:無料

デマンド型乗合タクシーのデメリットや課題点

デマンド型タクシーはバスとタクシーの良いところを兼ね合わせた素晴らしい公共交通機関です。しかし、デマンド型タクシーにもデメリットや課題点はいくつかあります。

悪い部分も理解しておくことで、より気持ちよく利用することができるようになります。ぜひ、覚えておいてください。

使い勝手が悪い

予約が必要だったり、利用には個人情報の事前登録が必要だったりと使い勝手が悪いです。

本来、移動の活性化を目的として始めたデマンド型交通ですが、乗車するまでにやらなければならないことが多く、気軽に使える状況ではありません。

そのため利用率が低く、デマンド型交通の見直しを図る自治体は多いようです。

運行経費が賄えない

先述の「使い勝手が悪い」という理由もあってデマンド型交通はあまり普及していません。

また、乗車人数が4人を超えた場合に「積み残し」が発生することもあり、運行経費が余分に増えてしまうこともしばしば。

バスの場合は、一度の運行で乗客数が多ければ多いほど運行経費が安くなる計算ですが、デマンド型乗合タクシーの場合は乗車可能人数が少ないため、乗車客が増えれば常に運行経費を安くできるわけではないという問題があります。

その他交通系事業会社との摩擦

デマンド型交通は、利用者や管理者(自治体)だけでなく、第三者との摩擦を生んでいます。その最たる例が「タクシー事業会社」です。

デマンド型乗合タクシーは、市内など特定の範囲内は一律で300~500円程度で移動できることから、その自治区内を営業区域としているタクシー事業会社としては価格競争に打ち勝つことができません。

特に地方の場合、人が集まる場所は限定的のため、タクシーを利用する場合もデマンド型乗合タクシーを利用する場合も、ほとんどの人が目的地が似通っています。

その結果、普通のタクシーを利用するよりもデマンド型乗合タクシーを利用した方が安いと判断され、タクシー事業会社は売り上げが下がることになります。

行政施策が民間企業の売上を大幅に下げてしまうことは望む結果ではありません。そのため、各自治体は再三にわたってタクシー事業会社などの旅客運送業を営む第三者と価格調整を行っています。

デマンド型乗合タクシー利用に関するよくある質問

普及率がそこまで高くないため、デマンド型乗合タクシーについてよくわからないことも多いでしょう。

そこでデマンド型乗合タクシーについて、よくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。

予約する必要があるのはなぜ?

予約がなければ、デマンド型乗合タクシーは運行しないからです。デマンド型乗合タクシーはバスとは違い、決まった時間に決まったルートを走るわけではありません。

もしバスと同様の運用を行ってしまうと、それこそ運行費用がかさんでしまいデマンド型乗合タクシーの導入を取り止めなければならなくなります。

乗降者位置が定められているのはなぜ?

デマンド型乗合タクシーは、あくまでもバスが運行しないエリアに住む人たちの交通不便を解消するために存在するからです。

デマンド型乗合タクシーの運行を管理する自治体は、バスが運行しないエリアに絞ってデマンド型乗合タクシーの乗降者位置を定め、移動困難者の助けとなるように設計しています。

定められたルート以外でも迎えにきてくれる?

原則、対応していません。

定期的に行われる運行見直し時に、デマンド型乗合タクシーの運行ルートを変更することがありますが、それ以外のタイミングで定められたルート以外を運行することはありません。

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