40代で会社を辞めたいと思う理由と退職前に意識すべき5つのポイント
2021年08月06日
40代で会社を辞めたいと思っている人も多いかと思います。仕事内容や会社の経営状況、人間関係など理由はさまざまです。また40代は転職の最後のチャンスとも言われているため、退職には細心の注意を払わなければなりません。
そこで今回は、40代で会社を辞めたいと思う理由や退職前に意識すべきことを解説していきます。
40代で会社を辞めたいと思う理由
まずは40代で会社を辞めたいと思う理由を紹介します。
給料やボーナスに不満がある
40代になると給料やボーナスに不満を覚える人も多いです。上司を見てみると会社で稼げる限界が分かり、将来に不安を覚えてしまいます。
また仕事を頑張っているのに、給料やボーナスが少ないと不信感が募ります。
40代はマイホームや車のローン、教育費など、なにかとお金がかかる年代です。今の会社の給料では生活が苦しいため、転職を考える人が増えます。
会社の将来を不安視している
勤続年数が長くなると会社の内情や経営状況が見え、将来に不安を覚えてしまう人も少なくありません。
現在の日本では「企業が10年存続する確率は10%にも満たない」と言われています。中小企業だけでなく、大企業でも倒産が相次ぎ、大規模なリストラが始まりました。
大企業のトヨタでさえ「終身雇用を守っていくのは難しい」と発表した背景もあり、自分が勤めている会社の将来を不安視する人が多いです。
人間関係の悪化
どの年代でも上位に挙がるのが人間関係の悪化です。40代になると部下を持つだけでなく、周りの管理職とのコニュニケーションも増えます。
部下と上司と板挟みになり人間関係を悪化してしまう人やコミュニケーション不足で孤立してしまう人も多いです。
その結果、会社の居心地が悪くなり転職を考える人が増えています。
キャリアアップをしたい
今勤めている会社で活躍をしている人の中には、「もっとキャリアップしたい」「さらに活躍できる場所がほしい」と感じている人も多いです。
特に中小企業で能力を発揮している人は、「さらに上を目指したい」という気持ちもあるかと思います。
またキャリアップをしたい人の多くが、現在の給料に不満を持っています。自分の能力と給料が見合っていないと感じ、会社を辞めたいと思ってしまうのかもしれません。
40代で会社を辞める前に意識すべきこと
40代からの転職はリスクを伴います。そのため、辞める前にさまざまなことを考えなければなりません。
そこで40代で会社を辞める前に意識すべきことを紹介します。
辞めたい理由を明確にする
辞めたいと思ったら、まず辞めたいと思う理由を明確にしてください。
なぜなら、漠然と辞めたいと思っていると、転職した後に同じことを繰り返してしまう可能性があるからです。
- 会社の給料に限界が見えた
- 大企業でキャリアを積みたい
- 別の職種にキャリアチェンジしたい
など、明確な理由があれば転職活動もスムーズに進みます。
また、理由を洗い出すことで問題が解決するケースもあります。例えば人間関係が悪化しているなら、話し合いの場を設けてみてはいかがでしょうか。そこで解決ができれば転職をする必要はありません。
このように辞めたい理由を明確にすることで、転職すべきかしないべきかが分かります。
辞めた後の目処は立っているか
辞めたいからといって衝動的に会社を辞めるのはおすすめしません。40代の方は、家庭を持っていたりローンを抱えていたりするケースもあるため、収入源が途絶えるのは大きなリスクです。
また40代からの再就職は、20代や30代の頃のようにスムーズにいかない場合が多いです。辞めた後の転職先を決めておくことや、お金のやりくりを計画しておくことが大切です。
即戦力になるスキルを持っているか
キャリアを積んだ40代は、即戦力として採用されるケースがほとんどです。20代や30代のように若さだけで通用する年代ではありません。
転職先の企業で即戦力になれるスキルを持っているか、自己分析をしてみましょう。
- 部下50人をマネジメントしてきた
- 20年の営業経験がある
- エンジニアの上流工程から下流工程まで熟知している
など今の会社で培ったスキルや資格があれば、転職をする際に有利になるでしょう。
逆に即戦力になるスキルがないという人は、転職を見合わせた方がいいかもしれません。新しいスキルを身につけるか、今の会社でさらにキャリアアップする道を見つけた方が賢明です。
家族への影響を考えてみる
40代になると一家の大黒柱として家族を支えている人も多いです。
住宅ローンや車のローン、教育費、親の介護など、転職をしたら不具合が出そうなところをピックアップしてみましょう。
例えば、親の介護が必要だとして、今勤めている会社なら融通が効くかもしれません。しかし転職した会社では新人になるため、そう簡単に休めない可能性があります。
転職する前は、家族にどんな影響があるのかしっかりと考えておきましょう。
自分の理想とする将来につながるか
会社を辞める人の多くがネガティブな感情を持っています。「〜が嫌だ」「〜が不満」など、現状しか見ていないと転職を失敗してしまいます。
例えば「会社の給料が不満」という悩みを抱えていると、給料の悩みを解決できそうな職場を選びがちです。
しかし、人生を左右する仕事を、現状の悩みと照らし合わせて選ぶことはおすすめしません。
大切なのは、転職をして自分の理想とする将来につながるかどうかです。
会社は、自分の将来を実現する手段でしかありません。
自分の根本にある「どうなりたいか」を明確にして転職をすることが大切です。
40代から転職をする時のポイント
40代から転職をする時のポイントを紹介します。
働きながら転職活動をする
年代問わず言えることですが、転職活動は働きながら行うのがおすすめです。
なぜなら40代からの転職は、若い頃とは違い長期戦になることが多いからです。また会社を辞めてから転職活動をすると職歴にブランクができてしまい、長期戦になるほど不利になっていきます。
休みが取れない人や現職が忙しい人は仕方ないかもしれませんが、できるだけ働きながら転職先を探して職歴に傷をつけないようにしましょう。
転職エージェントを活用する
転職を成功させるには転職エージェントが必要不可欠です。転職エージェントとは転職希望者と企業をマッチングするサービスです。
まずは【リクルートエージェント】や【マイナビAGENT】や【doda】などの「総合型」と呼ばれる大手転職エージェントに登録し、これまで今の自分がどんな企業や職種なら転職できそうなのかアドバイスをもらいましょう。
総合型の転職エージェントは取り扱う求人数が幅広い上に量が多く、いろんな視点からおすすめの求人情報を紹介してくれますし、自分自身が気づいていない強みを知れることがあります。自分では全く想像していなかったような職種や業界に需要があることが分かるかもしれません。自分1人で考えるのではなく、積極的に転職エージェントを活用しましょう。自分が次に就きたい職種が何か考えられるようになるでしょう。
転職エージェントの特徴としては、
- 非公開求人を紹介してもらえる
- ホワイトな企業が見つかりやすい
- 履歴書や面接をサポートしてくれる
など、自分の理想とする企業を見つけやすい仕組みが整っています。
登録料や利用料は無料で使えるところが多いので、ぜひ活用をしてみみましょう。
40代で退職した後のおすすめのキャリアは?
40代で退職した後のキャリアとしては、「前職の経験やスキルが活かせる職種を選ぶ」または「未経験でも挑戦できる職種を選ぶ」の2パターンが考えられます
前職の経験やスキルが活かせる職種を選ぶ
転職をスムーズに進めたいなら、前職の経験やスキルを活かしましょう。
40代になると企業側も即戦力としての採用を求めているため、自分のスキルで勝負できる人は強いです。
まずは前職でどんなスキルを身につけたのか、どんな仕事に活かせるのかを考えてみましょう。
未経験でも挑戦できる職種を選ぶ
40代から未経験の職種に挑戦したい人もいるでしょう。
しかし、40代から未経験で働ける職種はそう多くありません。
ただし年代問わず未経験者を歓迎している業界もあります。
未経験で働ける業界としては、
- タクシードライバー
- 工場作業員
- 警備員
などがあります。
中でもおすすめなのがタクシードライバーです。
タクシードライバーはキツいイメージがありますが、実はホワイトで給与も良い会社も多いです。
タクシードライバーのメリットは、
- 歩合制で大きく稼げる
- 人間関係の悩みが少ない
- 休日が多い
など充実した仕事環境が整っています。
タクシードライバーは、歩合制なので大きく稼ぐことも可能です。特に家のローンや子供の教育費の支払いが残っている人には助かる制度です。
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木村
株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)所属。入社17年目。P-CHAN TAXIのキャリアアドバイザーとして、多くのタクシー求職者を転職に導く、タクシー転職のプロ。日本全国のタクシー会社の営業も担当。
車の運転好きで、次の転職先はタクシー会社と決めている程、タクシーの仕事をこよなく愛しています!