第二新卒におすすめの転職エージェント11社を比較|エージェントの選び方や上手に活用する5つのポイント!
本ページは広告が含まれており、本サイトは広告収入により運営がされています。
新型コロナウイルスによる経済の先行き不透明さから、所属する会社の行く末や自身のスキルに対して不安を感じる第二新卒の方も多いのではないでしょうか。
ポテンシャルの評価が採用の是非を分ける第二新卒の採用であれば、自身の能力とやる気を効果的に採用担当者に伝えれば、キャリアチェンジまたはキャリアアップをすることが可能です。
そこで本稿では、無資格・低学歴の私がコロナ下で大手監査法人総合職に転職を成功させた経験も交えて、転職エージェントの選び方や上手に活用するポイントを紹介します。
目次
第二新卒が利用すべき転職エージェントは全3種類
第二新卒が利用する転職エージェントは、大きく分けて3つの種類があります。
目的によって複数社を組み合わせることが必要です。複数のエージェントを利用すべき理由は以下の2点です。
- 各社の独占求人を比較可能
- 相性の良いエージェント、優秀なエージェントを選ぶことが可能
複数の転職エージェントを組み合わせるメリットについて詳しく知りたい方は「転職エージェントに複数登録すべき理由とは?注意点やメリット・デメリットを徹底解説!」も読んでみてください。
第二新卒特化エージェント
第二新卒特化エージェントは、以下の条件に合う人がおすすめの転職エージェントです。
- 転職活動の進め方がわからない
- 社会人経験が短い(1年未満)
- 他転職エージェントで門前払いのような扱いを受けたことがある
- 転職できるだけのスキルや経験がない
- まずは転職可能か相談したい
- 転職エージェント選びに迷っている
総合型エージェント
総合型エージェントは、以下条件に合う人がおすすめの転職エージェントです。
- 社会人経験が1~2年
- 転職できるだけのスキルや経験に多少自信がある
- 幅広い求人の中から希望に合う職を探したい
- 希望以外の合う求人があれば紹介してほしい
業界特化型エージェント
業界特化型エージェントは、以下条件に合う人がおすすめの転職エージェントです。
- 社会人経験が2年~3年
- 転職できるだけのスキルや経験に自信がある
- 専門的なスキルや経験がある
- 年収をアップさせたい
- 転職したい業種や企業が決まっている
第二新卒に特化した転職エージェントおすすめ6選を比較
『転職活動の進め方がわからない』『経歴やスキルに自信がない』と考えている求職者の方には、第二新卒に特化した転職エージェントの利用をおすすめします。
おすすめの転職エージェントは以下の6つです。
転職エージェント名 | ハタラクティブ | キャリアパーク就職エージェント | JAIC(ジェイック) | 第二新卒エージェントneo | UZUZ(ウズキャリ) | マイナビジョブ20's |
---|---|---|---|---|---|---|
第二新卒向け求人数 | 約2,300件 | 約6,800件 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 約1,500件 |
主な対象年齢 | 社会人経験0〜3年 | 社会人経験0〜3年 | 社会人経験0〜3年 | 社会人経験1〜3年 | 社会人経験0〜3年 | 社会人経験1〜3年 |
おすすめな第二新卒の特徴 |
|
|
|
|
※2022/01/23現在
ハタラクティブ
出典:ハタラクティブ
ハタラクティブは、『経歴やスキルに自信がない』『転職活動の仕方がわからない』と考えている求職者におすすめの転職エージェントです。
ハタラクティブを推薦する理由は以下の2つです。
スキルや経験が乏しい求職者向けのノウハウに優れる
20代のフリーター、既卒、第二新卒向けの転職エージェントであり、第二新卒に特化したノウハウがあります。
カウンセリング実績60,000人、書類選考通過率90%、内定率80.4%と驚異の数字を出しています。
そのため、自身のスキルや経験に自信がない人にはもちろん、書類選考に通過できるかどうか不安を感じている方におすすめです。
無資格・未経験歓迎の豊富な求人数
ハタラクティブでは、無資格・未経験歓迎の求人を中心に取り揃えています。
大手企業を含め、無資格・未経験OKの求人を常時2,300件保有しており、未経験職種や業界への転職がしやすい環境です。
ハタラクティブはこちらキャリアパーク就職エージェント
「キャリアパーク就職エージェント」は東証上場企業のポート株式会社が運営するエージェントです。第二新卒を中心にフリーターや既卒・高卒も含み、就職に対し不安を抱えている若手層を対象としています。
独自のルートで、スピード内定が可能
選考回数が少ない特別選考フローの企業・求人も多数あり、選考通過率アップに向けた充実の取り組みもスピード内定の要因の一つ。これにより最短1〜2週間で内定を実現しています。
就活のイロハから具体的な選考対策まで教えてくれる
就活のことが何も分からない人にも、基本のことから、選考の通過率アップに向けた選考対策も伝授してくれるので、すぐに、就職先を見つけたい方、正社員限定で探している方にはおすすめのエージェントです。
キャリアパーク就職エージェントはこちらJAIC(ジェイック)|独自の手厚いサポートに定評あり
出典:JAIC(ジェイック)
JAIC(ジェイック)が運営する、既卒・第二新卒向けの転職エージェントです。
求人紹介だけではなく研修・支援プログラムが充実している
就活支援として求職者への教育として5日間にわたるビジネスマナー研修を行ったり、就職後も1年間に及ぶ就職後フォローがあり、他のエージェントとは少し違ったサービスを展開しています。
教育や就職サポートが手厚く、書類選考も不要なので、学歴やスキルやキャリアに自信がない人にも安心のサービスです。
また、既卒やフリーター・大学中退など、それぞれに合わせた支援プログラムが充実していてるので、将来の計画を立てる際の参考としても活用できます。
職業紹介優良業者
こういった1人1人への丁寧な個別のサポートを評価されて、厚生労働省委託(職業紹介優良事業者推奨事業)が決める「職業紹介優良事業者」に認定されています。
高い信頼の証も獲得しており、他のエージェントとともに登録をし、比べてみるのもおすすめします。
JAIC(ジェイック)はこちら第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、経歴やスキルが浅くてネックとなっている若年層におすすめの転職エージェントです。
第二新卒エージェントneoを推薦する理由は以下の2つです。
書類選考率の高さが魅力
第二新卒neoは書類選考通過率の高さに定評があります。
なぜなら転職のプロが、履歴書や職務経歴書の書き方を徹底指導してくれるからです。
経歴やスキルが乏しく書類選考が上手く通過できない人でも、キャリアアドバイザーによる書類添削を受ければ面接まで進める可能性が高いでしょう。
転職に役立つコンテンツが盛りだくさん
第二新卒neoは、転職に役立つコンテンツが充実している点も嬉しいポイントです。
例えばYouTubeの動画では転職に関するノウハウとお役立ち情報を随時配信しており、有益な情報が手に入ります。またサイト内の利用実績や評判では、実際に転職に成功した第二新卒の声を閲覧可能です。
第二新卒エージェントneoはこちらUZUZ(ウズキャリ)
出典:UZUZ(ウズキャリ)
UZUZ(ウズキャリ)は、第二新卒や既卒、ニート、フリーターなどの幅広い層を対象とした転職エージェントです。
UZUZを推薦する理由は以下の2つです。
内定後の定着率が高い
UZUZを通じて転職した人は、入社後の定着率が9割以上です。
UZUZでは、入社後の「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが起こらないように、じっくりと面談をしてくれます。常に求職者のことを第一に考え、意向を無視して応募させるようなことはしません。
転職に役立つ講座が充実
ウズキャリの独自のサービスとして、「ウズカレ」と呼ばれる社会人基礎スキルや職種専門スキルを高められるスクールを開校しています。
そのほかプログラミングを学びたい人に向けた講座もあり、未経験からIT・Web業界にチャレンジできる環境を提供してくれるのも強みです。
UZUZはこちらUZUZについて詳しく知りたい方は「UZUZ(ウズキャリ)の口コミ評判は良い?悪い?他転職エージェントと比較した強みやおすすめできない人の特徴!」も読んでみてください。
マイナビジョブ20's
出典:マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20'sは、『丁寧にサポートしてほしい』『第二新卒向けの求人の中でも厳選された求人を見たい』と考えている求職者におすすめの転職エージェントです。
マイナビジョブ20'sを推薦する理由は以下の3つです。
第二新卒転職へのサポートノウハウに優れている
マイナビジョブ20'sは、第二新卒の面接や書類作成のノウハウに優れています。
なぜなら、マイナビグループは新卒採用に力をいれていて、第二新卒とあまりスキルや経験に大差のない新卒の就活サポートに貢献してきた実績があるからです。
一人当たりのサポート時間が平均8時間と長時間のサポートを実施しているため、エージェントからの手厚いサポートを求める求職者におすすめです。
優秀なキャリアコンサルタント
マイナビジョブ20'sには、優秀なキャリアコンサルタントが多数在籍しています。実際に利用したユーザーからは、熱意溢れる誠実な対応をしてもらえると好評です。
良質かつ豊富な求人数
マイナビジョブ20’sは、第二新卒向けの求人が豊富です。
第二新卒向けの求人数は1,500件と、ハタラクティブと比較すると少なめです。
しかし、悪質な企業を除いた厳選された求人を取り扱っているため、より選抜された求人を見たいという求職者におすすめです。
マイナビジョブ20’sはこちら第二新卒におすすめの総合型転職エージェント3選を比較
『転職できるだけのスキルや経験に多少自信がある』『幅広い求人の中から希望に合う職を探したい』と考えている求職者は、総合型の転職エージェントの利用をおすすめします。
おすすめの転職エージェントは以下の3つです。
転職エージェント名 | リクルートエージェント | doda | マイナビエージェント |
---|---|---|---|
公開求人数 | 約158,000件 | 約118,000件 | 約34,000件 |
非公開求人数 | 約235,000件 | 非公開 | 約32,000件 |
主な対象年齢 | 社会人2年目以上 | 社会人2年目以上 | 社会人2年目以上 |
おすすめな第二新卒の特徴 |
|
|
|
※2022/01/22現在
リクルートエージェント
出典:リクルートエージェント
『転職できるだけのスキルや経験に多少自信がある』『業界最大手の優秀な転職エージェントによるカウンセリングを受けたい』と考えている求職者におすすめの転職エージェントです。
リクルートエージェントを推薦する理由は以下の3点です。
業界最大手ゆえの豊富な求人数
リクルートエージェントは業界最大手ということもあり、20代を対象とした求人を業界、業種問わず多数揃えています。
豊富な求人の中から、自分に合った求人を選ぶことが可能です。
業界随一の優秀なエージェント
リクルートエージェントは、担当アドバイザーが非常に優秀です。
なぜなら、リクルートは人材業界で不動の1位であることもあり、他社を寄せ付けないほど優秀な人材が集結しているからです。
また企業文化として、担当アドバイザーは自身のキャリアと向き合うことが徹底されているため、求職者の中の思いや強みも言語化することに秀でたアドバイザーが多数在籍しています。
リクルートエージェントの担当アドバイザーにキャリア面談をしてもらうことで、仮に最終的に転職をしなかった場合にも、これまでの自身のキャリアや今後のキャリアを考える上で価値のある時間になるでしょう。
転職経験者による等身大のアドバイスが可能
リクルートエージェントでは、等身大のアドバイスを求めることが可能です。なぜなら、リクルートの組織が転職や独立を応援する文化であるため、20代で転職を検討している方が多いからです。
自分を担当してくれるのが、実際に転職を経験した、もしくは転職を検討しているアドバイザーになることも多いので、気になることはなんでも聞いてみるのが良いでしょう。
リクルートエージェントはこちらリクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。
doda
出典:doda
dodaは、『転職できるだけのスキルや経験に多少自信がある』『豊富な求人の中から求人を選びたい』と考えている方におすすめの転職エージェントです。
dodaを推薦する理由は以下の2点です。
総求人件数12万件超の豊富な求人数
dodaの総求人件数は12万件超であるため、豊富な選択肢から異業界転職が可能です。第二新卒として異なる業界を目指す方にはおすすめです。
職務経歴書から面接までを手厚くサポート
dodaでは、変化の速い転職市場に精通したプロの転職アドバイザーが、職務経歴書の書き方から面接対策まで並走してくれます。
転職アドバイザーは企業の人事の視点も持ち合わせているため、効果的なアドバイスが可能です。
dodaはこちらdodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。
マイナビエージェント
出典:マイナビエージェント
マイナビエージェントは、マイナビグループが運営する20代向け転職エージェントです。
マイナビエージェントを推薦する理由は以下の2点です。
独占案件が多数
マイナビエージェントでは、他の大手転職エージェントでは出会えない独占案件を豊富に取り揃えています。
特にIT・クリエイティブ系の中小企業が多いため、手に職をつけてキャリアアップを目指したい人や、地域密着型の企業で働きたい人におすすめです。
無期限の転職サポート
多くの転職エージェントでは早くて3ヶ月、長くても半年ほどのサポート期限が設けられていますが、マイナビエージェントでは無期限でサポートが受けられます。
「とりあえず求人を見てみたい」「時間があるときにサポートを受けてみたい」という人も、自分のペースで転職活動ができるでしょう。
マイナビエージェントはこちらマイナビエージェントについて詳しく知りたい方は「マイナビエージェントの評判は悪い?ひどい?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。
第二新卒におすすめのIT業界特化型エージェント2選を比較
『転職できるだけのスキルや経験に自信がある』『キャリアアップしていきたい』と考えている求職者は、業界特化型の転職エージェントの利用をおすすめします。
おすすめの転職エージェントは以下の2つです。
転職エージェント名 | レバテックキャリア | DYM就職×IT |
---|---|---|
非公開求人数 | 5,500件以上 ※2021/01/23現在 | 非公開 |
主な対象年齢 | 新卒3年目以降 | 新卒2年目以降 |
おすすめな第二新卒の特徴 |
|
|
レバテックキャリア
出典:レバテックキャリア
レバテックキャリアは、『転職できるだけのスキルや経験に自信がある』『キャリアアップをしていきたい』と考えている求職者におすすめの転職エージェントです。
レバテックキャリアを推薦する理由は以下の3点です。
業界最大手エンジニア経験者特化型エージェント
レバテックキャリアは、IT業界転職で最も知名度のある転職エージェントの1つです。
エンジニア特化で15年以上のキャリアを保持し、IT業界に詳しいアドバイザーが多いため、求職者のスキルに合わせたキャリアプランの作成から面接対策まで手厚くサポートが可能です。
ただし、未経験からのエンジニア転職案件は少ないので注意が必要です。
首都圏、関西、福岡のIT求人にとりわけ強み
レバテックキャリアは、首都圏、関西、福岡のIT求人を探しの求職者に対して、非常に高い可能性で年収を上げた転職をサポートしています。
未公開求人多数保持
レバテックキャリアでは、他業界特化型の転職エージェントと比較して非公開求人数が多いです。
そもそもエンジニアの転職では、求められるスキルや経験が明確なので、応募条件を満たした非公開求人の選考に進めば高確率で内定を獲得できます。
レバテックキャリアはこちらDYM就職×IT
出典:DYM転職
DYM就職×ITは、『転職できるだけのスキルや経験に多少自信がある』『大手企業に入りたい』と考えている求職者におすすめの転職エージェントです。
DYM就職×ITを推薦する理由は以下の2点です。
大手企業へのIT転職に特化したエージェント
DYM就職×ITの全求人のうち、8割以上が大手企業の求人です。
取り扱い企業が多く、転職成功者数14,000人であり、過去に200万円以上の年収アップ実績も多数あります。
そのため、確実な実績のある安定した働き方をしたい人向けの転職エージェントです
応募可能な求人多数
DYM就職×ITには、他の業界特化型の転職エージェントと異なり、1年以上の実務経験があれば応募可能な求人が多数あります。
そのため、他の転職エージェントで紹介できる求人がないと言われてしまった方も、まずはDYM就職×ITに登録して相談してみる価値はあるでしょう。
DYM就職はこちらIT業界向け転職エージェントについて詳しく知りたい方は「IT業界への転職でおすすめの転職エージェント16選!利用する際のコツも解説」も読んでみてください。
第二新卒の転職エージェントの選び方
第二新卒の転職エージェントの選び方としては、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
ポイント①:第二新卒向けの求人が豊富にあるか
1点目のポイントは、第二新卒向けの求人が豊富にあるか確認することです。なぜなら、第二新卒向けの求人数は転職市場全体で少ない傾向があるからです。
第二新卒向けの求人数が多ければ多いほど、業界や業種など、選択肢の幅が広がります。
第二新卒は他年代と比較して、業界・業種未経験であっても採用される可能性が高いため、第二新卒向けの求人数の多さは、内定のしやすさと比例関係にあると言っても過言ではないでしょう。
したがって、転職エージェントを選択する場合、第二新卒向けの求人をどの程度保持しているかは非常に重要な要素です。
ポイント②:独占求人や非公開求人を多数抱えているか
2点目のポイントは、非公開求人を多数抱えているか確認することです。
なぜなら、非公開求人は一般に公開されている求人よりも採用倍率が低い傾向にあるからです。つまり、内定を獲得しやすいということです。
加えて「非公開求人の多さ」は、当該転職エージェントの「信頼度」もしくは「交渉力」を表しています。
非公開にしていても優秀な人材が集まるという信頼があるからこそ、採用側の企業は非公開で求人を掲載できているということです。
したがって、「内定獲得のしやすさ」と「第三者からの高い評価」という2つの観点から、独占求人や非公開求人の多さはチェックしておくべきと言えるでしょう。
ポイント③:エージェントが業界や職種に精通しているか
3点目のポイントは、転職エージェントが業界や職種に精通しているか確認することです。なぜなら、転職エージェントが業界や職種に精通していない場合、書類や面接通過のための適切なアドバイスが受けられず、選考通過率が下がる可能性があるからです。
逆に転職エージェントが業界や職種に精通している場合、業界特有の働き方や、アピールすべきスキルや経験をアドバイスしてもらうことで、書類や面接の通過率を上げることが期待できます。
第二新卒が転職エージェントを利用するメリット
第二新卒の求職者こそ、転職エージェントの利用をおすすめします。第二新卒が転職エージェントを利用すべき理由は以下の6点です。
メリット①:競争倍率の低い非公開求人に応募できる
第二新卒が転職エージェントを利用する1点目のメリットは、相対的に競争倍率の低い非公開求人に応募できるということです。
なぜなら各転職エージェントは、取引先企業から『応募が殺到するのを避けたい。』『時間をかけてじっくり採用したい。』といった要望を受けて、一部の求人を非公開にしているからです。
大手企業や条件の良い企業が求人を募集すると、応募希望者が殺到します。
その結果、書類審査の段階から、企業側の採用にかける時間や採用コストが膨らみ、質の高い求職者に絞ってより多くの時間やお金をかけた採用活動ができません。
この問題を解決するための手段として、非公開求人というものがあります。
つまり求職者としては、非公開求人に応募する条件を満たしてさえいれば、競争相手が少ない状況で選考に進むことができます。
特に第二新卒の求人数は限られており、競争倍率が高めなので、内定獲得率を高めるためには、転職エージェントを利用することをおすすめします。
メリット②:求人掲載企業の採用基準が適正化されている
第二新卒が転職エージェントを利用する2点目のメリットは、求職者が適正化された採用基準の中で応募できるということです。
一般的に、企業の求めるスキル要件は、賃金に対して高く見積もられていることが多いです。
そこで、スキル要件と採用条件を照らし合わせて、転職エージェントが『この求人内容では、御社が希望する期間内に、欲しい人材を採用することは難しい』と指摘をするので、採用基準が適正化されます。
逆に言えば、転職エージェントが介入しない転職サイトの求人には、採用基準が適正化されていない案件があるので、応募しても書類審査すら通らないという状況に陥ることがあります。
メリット③:紹介される企業の経営が安定傾向にある
第二新卒が転職エージェントを利用する3点目のメリットは、紹介される企業の経営が安定傾向にあるということです。
採用する企業としては、転職エージェントを利用する上では転職サイトよりも採用コストがかさみます。
そのため、転職エージェントを利用している企業は、一定水準の経営体力を持つ企業であることの証明になるからです。
転職後、ある程度の経験やスキルを積むためには、経営体力がある職場環境が必要です。
特に第二新卒の求職者の場合は、秀でたスキルがない状況で採用されることが多いので、スキルや経験を積めない状況で会社が倒産してしまうと、次のキャリアを失うことになりかねないからです。
メリット④:採用担当者に後押ししてもらえる
第二新卒が転職エージェントを利用する4点目のメリットは、企業の採用担当者に求職者を後押ししてもらえるということです。
エージェントを介さない場合、求職者が面接や書類で十分にアピールすることができない場合があります。
初めての転職活動の中で、求職者のスキルや経験を正確に企業に伝えられる求職者は少数です。
転職エージェントを利用すれば、面接や書類でアピールが十分にできなかった要素を採用担当者に伝えることで、内定の可能性が上がります。
メリット⑤:書類添削や面接対策のフォローがある
第二新卒が転職エージェントを利用する5点目のメリットは、書類の添削や面接対策のフォローがあるということです。
転職活動では新卒時の就職活動以上に、質の高い書類や面接の対策が求められます。
なぜなら、求職者はすでにある程度の業務を積んでいる前提で選考が進むため、それらの実績から評価されるからです。
その点、転職エージェントを利用することで、企業に提出するESの添削や、企業の採用基準および過去の質問事項の共有等をしてもらえるため、転職を有利に進めることが可能です。
メリット⑥:内定後の条件交渉を代行してもらえる
第二新卒が転職エージェントを利用すべき6点目のメリットは、内定後に採用担当者に対して条件交渉してもらえるということです。
適切に条件交渉をしないと、内定後に条件面で納得がいかないまま入社または内定辞退の判断をしなければなりません。
内定後、求職者は企業に対して給与や福利厚生等の条件交渉ができます。
しかし、多くの求職者は強気の交渉をすることができません。なぜなら多くの求職者は、転職時の条件交渉を経験したことがなく、条件交渉のやり方がわからないからです。
条件面で折り合いがつかず内定辞退をするのは、非常にもったいないです。
内定後の条件交渉に自信がない求職者は、転職エージェントを利用して、条件交渉を代行してもらうことをおすすめします。
転職エージェントのメリットについて詳しく知りたい方は「転職エージェントを利用する7つのメリット!意外なデメリットや企業側のメリットも紹介」も読んでみてください。
第二新卒向けの転職エージェントの利用方法
第二新卒の方向けに、転職エージェントの利用方法を解説します。利用ステップは以下7ステップです。
登録する
まずは転職エージェントへ登録します。登録時には、転職の目的に沿った転職エージェントの選択をおすすめします。
なぜなら、転職エージェントの選択により、転職の成功是非が大きく変わるからです。
先ほどご紹介したような、第二新卒に強みがある転職エージェントを選ぶと良いでしょう。
キャリアカウンセリングを受ける
転職エージェントにこれまでの経験、転職希望条件を伝えキャリアプランを作成します。
転職エージェントに登録後、数日で担当者から電話があるので、キャリアカウンセリングを受けます。
キャリアカウンセリング時に転職理由やこれからのキャリアプラン、気になる求人を伝えましょう。
その後、業界に精通した担当者が、求職者の希望に沿った最適なキャリアプランを提案してくれるので、気になることがあれば質問するようにしましょう。
特に第二新卒ならではの不安や悩みがある方は、このタイミングで何でも聞いてみましょう。
求人情報を収集する
求人サイトを利用して気になる企業を見つけます。その後、転職エージェントに応募したい旨を伝えると、企業へ推薦してもらえます。
場合によっては、転職サイト経由では書類が通らない企業であっても、転職エージェント経由であれば書類が通ることがあります。気になる企業があれば、積極的に転職エージェントへ相談してみましょう。
選考への準備をする
応募先が決まったら、転職エージェントに選考書類の添削をしてもらいます。
なぜなら、価値のある経験やスキルを保持している方でも、伝え方が悪いばかりに選考に通らないというケースも珍しくないからです。
選考への準備に関して不明点があれば、積極的に質問することが重要です。
また、転職エージェントから採用基準や過去の質問事項等を共有してもらうことで、採用担当者の目を引くESを作成することができます。
応募、面接対策をする
過去の質問事項を共有してもらったり、質問への受け答えに関するアドバイスをもらいます。
特にニッチな職種に応募する場合には、採用基準や過去の質問事項を必ず共有してもらいましょう。
なぜなら、書籍やインターネット上では手に入らない情報が、転職エージェント経由で手に入ることがあるからです。
また、時間に余裕があれば模擬面接を実施してもらいましょう。
面接のシミュレーションを実施しておくことで、自分の面接における課題を浮き彫りにすることができるからです。
何度か模擬面接を実施してもらい、本番の面接までには自身の課題をすべて解決しておくことが重要です。
面接をする
面接の日程調整をエージェントに代行してもらいます。
複数社の面接を受ける場合や、在職中に面接を受ける場合、面接の日程調整は意外と億劫になります。転職エージェント側に調整してもらうことで、無用なストレスは削減することをおすすめします。
また転職エージェントを利用すると、面接で不採用となってしまった場合にフィードバックをもらえます。
面接になぜ落ちたのか、理由を知ることで次の面接に活かすことができます。
内定後交渉をする
内定後、条件面で不満があればエージェントを通じて交渉を行います。
業務内容に満足しているものの、待遇面に不満がある場合には、企業との条件交渉が可能であるか確認しましょう。
必ずしも求職者の要望通りに待遇が改善されるわけではありませんが、面接時の評価によっては、大きく待遇が見直される場合があります。
転職エージェントを上手に活用するための5つのポイント
ポイント①:自身のスキル、経験は正確に申告する
スキル経験は嘘偽りなく申告しましょう。なぜなら、転職エージェントは求職者のこれまでの経験やスキルを踏まえたうえで、最適な求人を選択するからです。
ポイント②:転職エージェントの話を鵜呑みにしない
転職エージェントの話を全て鵜呑みにしないようにしましょう。
なぜなら、転職エージェントの担当者は営業ノルマを持った会社員であるので、自身の成果のために、求職者のスキルや要望に合わない企業を勧めてくる場合があるからです。
情報を見極めるためには、自身の中で企業選びの軸を作成しておくことが重要です。
また、どうしても担当者と合わないと感じた場合には、担当者変更を依頼してみることをおすすめします。
『IT業界に転職をしたいから、IT業界に精通した担当者に変更してほしい』『第二新卒で転職するので、第二新卒の転職をサポートした実績のある担当者に変更してほしい』など、具体的な変更理由を伝えることで、求職者にマッチした担当者に変更してもらえる可能性があります。
ポイント③:一つの求人に複数のエージェントから応募しない
1つの求人に複数のエージェントから応募しないようにしましょう。
応募先の企業からすると、同じ求職者から複数のエージェントを介して応募があると、応募先を管理できていない人物としてマイナス評価されてしまう可能性があるからです。
また転職エージェント側からしても、他社エージェントを利用していることで、自分の手柄にならない可能性を考慮して、手厚いサポートが受けられなくなる場合があります。
ポイント④:二週間に一度を目安に連絡を入れる
二週間に一度は、転職エージェントに求人状況を確認することをおすすめします。なぜなら、定期的な連絡がない求職者は、担当者から後回しの対応にされやすくなるからです。
転職エージェントは企業への推薦者を選定するときに、転職意欲が高い方から優先的に対応する傾向にあります。
したがって、連絡がつかない求職者は対応を後回しにされ、企業へ推薦されにくくなります。
ポイント⑤:自分の推薦文の内容は必ず確認する
転職エージェントが作成した企業宛ての推薦状は、必ずご自身でも確認することをおすすめします。
なぜなら転職エージェントによっては、別求職者の推薦状をコピーしたり、箇条書きのような簡易的な推薦文を作成していることがあるからです。
担当者によりアドバイスの質が異なるのと同様に、作成する推薦文の質にも差があります。
誤字脱字があったり、相手に伝わりにくい文章が書かれていたり、自分の強みが十分に反映されていない場合があります。
そのため企業に送る推薦状は、必ず自分でも確認するようにしましょう。
第二新卒が転職活動をする際によくある質問
第二新卒はいつまでを指す?
第二新卒とは、最終学歴から3年以内に転職する20代のことを指します。
しかし、明確に最終学歴より3年以内という決まりはないので、最終学歴から5年経過した求職者が、第二新卒の枠組みで転職したという例もあります。
そのため、第二新卒はあくまで転職可能な年齢の目安として捉えるのが良いでしょう。
第二新卒で総合職への転職は可能?
第二新卒で総合職に転職することは可能です。ただし、そもそも総合職自体が高倍率であるため、第二新卒として総合職へ転職するのは難易度が高いことは心得ておきましょう。
資格を取得することで有利になる?
資格が転職に有利に働くかどうかは、ケースバイケースなのでどちらとも言えません。
例えば、公認会計士等の占有業務を担当できる業務であれば有利になりますが、業務に直結しない資格は、必ずしも有利に働くことはないからです。
第二新卒の転職では、あくまでポテンシャルを垣間見せるような見せ方・伝え方が必要になります。
転職で有利な資格について詳しく知りたい方は「資格があると転職で有利?本当に役立つおすすめ資格を紹介!」も読んでみてください。
第二新卒で転職することに不安があるのですが…
不安な気持ちは当然ですが、「今の会社で十分やり切った」「劣悪な職場環境に悩まされている」などの理由があるなら転職すべきです。思い切って転職することで、より良い職場環境が見つかるかもしれません。
もちろん「短期間で退職して大丈夫だろうか…」という気持ちもあるでしょう。しかし近年は第二新卒の採用が活発化してきているので、ハンデとなるケースが少ないです。
第二新卒の主な転職理由は?
第二新卒の転職理由で多いのは、給与や福利厚生、人間関係などです。ネガティブな理由で転職する人は少なくありません。
しかし、ネガティブな転職理由を面接でそのまま伝えると、採用担当者からの印象が悪くなってしまう恐れがあります。
そのため「キャリアアップを目指したい」「チームで協力しながら仕事をしたい」など前向きな言葉に置き換えるのがポイントです。
フリーターでも転職エージェントは使える?
フリーターでも転職エージェントは利用できます。
第二新卒向けの転職エージェントは、第二新卒だけでなく既卒やフリーターなども取り扱っているものがほとんどだからです。
経験やスキルに自信がない人も、ぜひ一度転職エージェントを利用してみましょう。
企業が第二新卒に期待していることは?
企業は第二新卒に対して『ある程度の社会人の土台が出来上がっている状態』を求めています。
企業が第二新卒に期待していることの一例として、以下4つをご紹介します。
- すでにビジネスマナーや基礎PCスキルを備えている
- 教育コストがかからない
- 新しい技術や考え方に柔軟に対応できる
- 独自の企業風土に染まっていない 等
第二新卒の転職活動で「転職サイト」の併用がおすすめの理由
第二新卒の転職活動では、転職エージェントと転職サイトの併用をおすすめします。転職エージェントと転職サイトの併用を薦める理由は以下の2点です。
理由①:無理なく自分のペースで活動を進められる
転職エージェントと転職サイトの併用を薦める1点目の理由は、求職者が無理なく自分のペースで転職活動を薦められるからです。
求職者は本業で忙しく、まとまった時間を転職活動に充てることが難しい場合があります。
そこで転職サイトであれば、会社帰りの電車内などの隙間時間で求人情報を確認することが可能です。
転職サイトで自分好みの求人を探し、後日、転職エージェントに採用基準や内定可能性を相談することをおすすめします。
理由②:自分の市場価値を客観視できる
転職エージェントと転職サイトの併用を薦める2点目の理由は、自身の適正年収水準や、希望する転職先へのスキル要件を確認できるからです。
転職に必要な条件を把握できれば、転職をすべきか、または在籍する会社に留まりスキルを研鑽すべきかの判断ができます。
仮に、転職に必要な条件を把握せずに転職活動を強行した場合、現職よりも年収が下がってしまうことがあります。
社内的に評価されるスキルや経験であっても、転職市場では価値が低いことがあるからです。
したがって、転職サイトを活用して求人条件の相場を知り、自身の経験やスキルと希望条件が合っているのかを客観視する材料にしましょう。
第二新卒向けの転職サイトについて詳しく知りたい方は「第二新卒におすすめの転職サイト12選を比較|利用時の注意点やよくある疑問の解決法を解説!」も読んでみてください。
転職エージェントを上手く利用して第二新卒からの転職を成功させよう
今回は、第二新卒向けの転職エージェントの選び方やおすすめのサービス、上手に活用するポイントを紹介しました。それぞれについてまとめると以下の通りです。
転職エージェントを上手に活用することが重要です。ポイントは以下の3点です。
- ポイント①:第二新卒向けの求人が豊富にあるか
- ポイント②:独占求人や非公開求人を多数抱えているか
- ポイント③:エージェントが業界や職種に精通しているか
転職エージェントは目的に応じて選択することが重要です。転職エージェントの目的別パターンは以下の3つです。
- パターン①:第二新卒特化エージェント
- パターン②:総合型エージェント
- パターン③:業界特化型エージェント
第二新卒こそ転職エージェントを利用することが重要です。理由は以下の6点です。
- メリット①:競争倍率の低い非公開求人に応募できる
- メリット②:求人掲載企業の採用基準が適正化されている
- メリット③:紹介される企業の経営が安定傾向にある
- メリット④:採用担当者に後押ししてもらえる
- メリット⑤:書類添削や面接対策のフォローがある
- メリット⑥:内定後の条件交渉を代行してもらえる
上手に転職エージェントを活用して、内定を勝ち取りましょう!
【関連記事】
「既卒におすすめの就職・転職エージェント11選!評判の良いサービスを比較」も読んでみてください。
この記事の監修者
木川 雄策
株式会社ピーアール・デイリー 人材紹介事業部 次長
1998年入社、求人広告・人材紹介事業と募集・採用に携わり入社24年目。
累計10,000人以上の採用・転職に貢献。
メンタルヘルス検定合格 認証番号090720001611