就活のやり方・進め方がわからない人必見!流れややるべきことを解説
目次
新卒で企業に入社しようとした場合、ほとんどの学生は就活を行います。就活を行う上で、「就活のやり方がわからない」「本当にこのやり方であっているか不安」などと感じる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、就活のやり方・進め方について、就活スケジュールに沿って詳しく解説します。それぞれのタイミングでやるべきことや覚えるべきビジネスマナーなどについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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就活の正しいやり方を知るには大まかな流れを押さえることが大切
就活の正しいやり方を知るには、大まかな流れを押さえることが非常に重要です。就活の一般的な流れは下記の通りです。
時期 | やること |
大学3年6月~ | 就活準備を進める |
大学4年3月~ | 企業説明会に参加する |
大学4年6月~ | 選考を受ける |
大学4年10月~ | 内定を受ける |
就活スケジュールは、2017年卒の採用活動から経団連が定めたものであり、2021年卒以降は政府主導でスケジュールが定められています。ただし、あくまで基準であり、必ずしも全ての企業がスケジュールに沿って採用活動を行っているわけではないため注意しましょう。
就活の開始時期に興味がある方は、「就活はいつから始める?エントリーの時期や大学3年生に必要な準備を解説」も読んでみてください。
就活準備を進める
就活では、まず自分にどのような特徴があるのかを明確にして、その特徴を活かせる業界・企業を見つけます。そのため、自己分析や業界・企業研究を進めることが重要です。自分がどのような仕事に就きたいかを明確にするのが、就活準備の第一歩です。
大学3年の6月からは、各企業でインターンシップが始まります。就活準備を進めており、すでにやりたいことや気になる企業が決まっている場合は、インターンシップに参加しましょう。
企業説明会に参加する
大学4年の3月からは、企業説明会が始まります。就活準備で行った自己分析や企業研究をもとに気になる企業をピックアップし、企業説明会に参加して企業理解を深めましょう。
企業説明会の情報は、各企業の採用ホームページや就活サイトから収集できます。企業説明会に参加するにはエントリーが必要です。人気の企業はすぐ定員に達してしまうこともあるため、できるだけ早くエントリーすることがポイントです。
企業説明会には、企業単独の説明会と合同説明会の2種類があります。就活準備の進み具合を考え、自分に合った説明会に参加しましょう。
選考を受ける
大学4年の6月からは、本格的に選考が始まります。選考に応募して、面接や筆記試験、グループディスカッションなどの選考を受けます。
企業によっては選考の時期が異なるため、自分が受ける企業の採用ホームページを常に確認しておき、日程を把握しておきましょう。
内定を受ける
大学4年の10月頃からは、選考を受けた企業から順次結果が送られてきます。選考に受かっていた場合は、内定を受けることになるでしょう。複数の企業から内定を受けた場合は、最終的にどの企業に入社するかを決めなければなりません。
就活における自己分析のやり方・進め方
就活では、まず自己分析を行うことが大切です。自己分析は下記の方法で行えます。
- 過去の出来事をピックアップする
- 各出来事での自分の行動を振り返る
- 行動や感情から自分の特徴を分析する
それぞれのポイントについて、詳しく説明していきます。
過去の出来事をピックアップする
自己分析を行う場合、これまでの人生で自分にとって思い出や転換期となった出来事をピックアップすることから始めましょう。
出来事自体は、大きなイベントではなく些細な出来事でもかまいません。自信になった出来事や感謝された体験など、強く思い出に残っていることであれば、自己分析を行いやすいです。
各出来事での自分の行動を振り返る
出来事がピックアップできたら、その出来事に対して自分がどのような行動を取ったかを振り返ります。複数の出来事で同じ行動を取っていた場合、自分の特徴や強みに一貫性がでます。
行動や感情から自分の特徴を分析する
出来事に対して取った行動やその時の感情から、自分の特徴や強みを分析しましょう。分析することで、自分の特徴や強みが何かを把握でき、企業選びの軸になります。また、面接の際に企業にマッチする人材であることをアピールできるでしょう。
就活における業界や企業研究のやり方・進め方
就活では、企業研究が欠かせません。企業研究にはさまざまな方法がありますが、ここでは、下記の方法について詳しく解説します。
- 気になる業界について調べる
- 企業説明会に参加する
- インターンシップに参加する
- OB・OG訪問を行う
- 業界での位置づけや事業内容を調べる
- 他社との違いを分析する
気になる業界について調べる
気になる業界がある場合は、その業界がどのような目的で誰のためにどのようなビジネスを展開しているかを調べます。自分がやりたいこととマッチしているか、特徴や強みを発揮できる業界かを判断しましょう。
企業説明会に参加する
ある程度業界や企業を絞り込めたら、企業説明会に参加します。企業説明会では、企業の担当者に直接会社の情報を聞くことができるため、より深く企業について知ることができるでしょう。
また、企業説明会には合同説明会というものもあります。業界は定まったものの企業までは絞り込めていないという人は、業界規模の合同説明会に参加するのがおすすめです。自分の知らない企業に出会える可能性があります。
企業説明会に興味がある方は、「新卒向けの会社説明会とは?参加するメリットや企業にすべき質問を紹介」も読んでみてください。
インターンシップに参加する
企業説明会や企業のホームページなどだけでは分からないことがある場合は、インターンシップに参加しましょう。参加することで、会社の雰囲気や仕事内容をより具体的に把握できます。
企業としての特徴と各職場の雰囲気は、異なることも多いです。実際に自分が働きたい部署のインターンシップに参加できれば、イメージとのギャップによる早期離職のリスクを下げることができます。
また、インターンシップへの参加が直接選考で有利になるとは限りませんが、面接時のアピールポイントになります。
OB・OG訪問を行う
実際に働いているOB・OGに話を聞くことも企業研究においては有効です。企業説明会などでは得られない、よりリアルな企業の情報を得られます。
実際の働き方や残業の有無、給与の上がり方など、企業には直接聞きにくいこともOB・OGであれば聞きやすいでしょう。
業界での位置づけや事業内容を調べる
ある程度企業が定まったら、その企業が業界においてどのような立ち位置なのか、事業内容の特徴を調べましょう。同じ業界でも、企業ごとに社会での役割は異なります。
例えば、最先端の技術開発を行う企業もあれば、既存の技術を社会に広く広げることを理念に掲げる企業もあります。自分がやりたいことや強みをもとに、同じ業界でもより自分にマッチした企業を探しましょう。
他社との違いを分析する
選考を受ける企業を決めたら、業界での位置づけや事業内容をもとに他社との違いを分析します。他社との違いを把握しておくことで、自己分析の結果とすり合わせて、自分がより会社にマッチする人材であることをアピールできるようになります。
就活における選考参加のやり方・進め方
選考では、主に下記の5つを行います。
- プレエントリーを行う
- エントリーシートや履歴書を作成する
- 選考に応募する
- 面接対策を行う
- 筆記試験対策を行う
それぞれのやり方・進め方について、詳しく見ていきましょう。
プレエントリーを行う
プレエントリーとは、企業に興味があるという意思表示をすることです。プレエントリーすることで、選考に関する情報をもらえるようになります。
エントリーシートや履歴書を作成する
選考に応募するために、エントリーシート(ES)や履歴書を作成します。自己分析や企業研究の結果をもとに、自己PRや志望動機を伝えます。なぜその企業に入社したいのか、自分の強みや特徴からどのように活躍できるのかをアピールしましょう。
ES添削に興味がある方は、「ES添削は誰に依頼するべき?メリットや注意点なども解説」も読んでみてください。
選考に応募する
エントリーシートや履歴書を作成できたら、その他の必要書類とともに送付して企業の選考に応募します。選考対策を行うため、企業ごとにどのような選考があるかを確認しましょう。
面接対策を行う
選考ではかならず面接があるため、きちんと受け答えができるように面接対策を行いましょう。企業ごとの面接の特徴などを調べておき、回答を用意しておくとスムーズに話すことができます。
人と話すのが苦手という人も、まずは家族や親しい友人に協力してもらって練習しましょう。聞かれたことには、簡潔かつ分かりやすく答える必要があります。
面接対策に興味がある方は、「新卒の採用面接でよくある質問集!質問の意図や高評価につながりやすい答え方の例も紹介」も読んでみてください。
試験対策を行う
面接以外の試験としては、筆記試験やグループワークなどがあります。企業によって試験内容が異なるため、試験内容を把握してそれぞれ対策を行いましょう。筆記試験は、主に性格面と能力面の試験があり、性格面の試験として適性検査などが行われます。
能力面では、SPIといった基礎学力を測る試験のほか、企業に関する問題や時事問題が出題されることがあります。企業研究を通じて得た知識のほか、業界に関するニュースも日ごろから確認するようにしましょう。
就活における内定受諾のやり方・進め方
就活における内定では、主に下記の2つを行います。
- 内定通知書を受け取る
- 内定承諾書を提出する
それぞれのやり方・進め方について、詳しく解説します。
内定通知書を受け取る
無事企業の最終選考まで受かったら、10月ごろから順次内定通知書が送付されます。また、企業によっては10月以前から内々定の通知などが送付されてくることもあるでしょう。
内定承諾書を提出する
内定を受けた場合、内定承諾書を提出することでその企業に入社することを伝えます。複数の企業から内定通知を受け取っている場合は、内定承諾書を提出するタイミングで最終的にどの企業に入社するかを決めなければなりません。
法的な決まりはありませんが、複数の企業に対して内定承諾書を提出するのは避けましょう。
就活で押さえておくべきビジネスマナー
就活では、下記4つのビジネスマナーが特に重要です。
- 身だしなみ
- 言葉遣い
- メール
- 電話
それぞれのビジネスマナーについて、詳しく解説します。
身だしなみ
就活を行う際は、社会人としての身だしなみを整える必要があります。髪型や髪色は、社会人としてフォーマルなものに整えましょう。また、アクセサリー類の着用は極力避けるのが無難です。
身だしなみは第一印象になるため、相手に悪印象を与えないように注意しましょう。
言葉遣い
企業の担当者や面接官と会話するうえでは、「尊敬語」や「謙譲語」などの敬語を覚える必要があります。企業説明会や面接などの直接会話をする場面や、メール・電話での受け答えでも必ず必要になる基本のビジネスマナーです。
相手への敬意を表す意味もあるため、日ごろから敬語を話す癖をつけておきましょう。
メール
社会人になると、メールでやり取りをする機会が増えます。就活においても、企業の担当者とメールでやり取りすることが増えるため、メールのマナーについても意識しなければなりません。
タイトルや書き出し、書き終わりなど、相手がわかりやすいメールを作成できるように、メールに関するマナーを押さえておきましょう。
電話
就活では、メールだけでなく電話でも企業の担当者と会話する機会があります。企業説明会や選考の案内などの情報を電話で伝える企業もあるでしょう。
電話での受け答えや相手への聞こえ方などを意識することが重要です。声のトーンや話し方に問題がないか、家族や友人と電話で会話してみたり自分の声を録音したりするなどして確認しましょう。
就活で準備するもの
就活ではさまざまなものを準備する必要があります。特に、下記7つは必ず準備するようにしましょう。
- スーツ一式
- カバン
- 筆記用具
- 印鑑
- 証明写真
- 就活用のメールアドレス
- 腕時計
スーツ一式
就活は基本スーツで行うため、スーツやネクタイ、革靴など一式を準備する必要があります。余裕があれば季節ごとのスーツを用意すると、季節ごとに快適に就活を進められるでしょう。
カバン
就活では、ビジネスシーンにふさわしいカバンを用意する必要があります。具体的には、ビジネスバッグがおすすめです。就職後も利用できるため、就活を期に購入しましょう。
また、リュックは就活の場ではおすすめできません。荷物が多く入るというメリットはあるものの、衣服が乱れる、床に置いた際に自立せず倒れてしまうなどのデメリットがあります。
筆記用具
就活中はメモを取ったり書類を記入したりすることが多いため、筆記用具は必須です。
すでに所持している筆記用具でも問題ありませんが、キャラクターものなどカジュアルな印象を与える筆記用具は使用を控えましょう。ビジネスシーンで利用しても違和感のない筆記用具を準備するのがおすすめです。
印鑑
就活では、書類へ押印する機会が増えるため、自分用の印鑑を準備する必要があります。シャチハタを使用している人は、新しい認印を用意しましょう。
証明写真
エントリーシートや履歴書などは、証明写真が必要です。企業ごとに必要になるため、ある程度の数の証明写真を準備しておきましょう。
ただし、証明写真には期限があります。履歴書などに使用できる証明写真は3か月以内とされているため、必要になったタイミングで準備しましょう。
就活用のメールアドレス
就活で使用するメールアドレスは、新しく準備することがおすすめです。プライベートで使用しているメールアドレスでは、就活に関するメールとプライベートのメールが混ざってしまい見落としなどが発生する可能性があります。
また、就活用のメールアドレスとしては文字列が不適切な場合もあります。自分の名前を含めるなど、フォーマルなメールアドレスを作成しましょう。
就活のメールアドレスに興味がある方は、「就活で使うべきeメールアドレスは?決め方や例も紹介」も読んでみてください。
腕時計
就活中は、腕時計で時間を確認しましょう。就活中に時間を確認する際、スマートフォンで確認すると場面によっては失礼になってしまいます。
また、スマートフォンは選考会場で使用できない場合もあります。腕時計を準備しておくと、どこでも時間を確認できるでしょう。
就活のやり方・進め方がわからない人は就活エージェントを活用しよう
この記事では、就活のやり方・進め方について、就活スケジュールに沿って詳しく解説しました。就活はやるべきことが多く、一人で全てを行うのは難しいです。業界や企業によって、就活のやり方が異なる場合もあります。
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