就活の軸をチームワークにするのは問題ない?印象アップにつながる伝え方も解説

就活の軸をチームワークにするのは問題ない?印象アップにつながる伝え方も解説

目次

部活やサークル、アルバイトなどの経験から就活の軸をチームワークにしようと考えている人は意外と多いのではないでしょうか。

チームで何かを成し遂げたという経験は、社会でも役に立つため、どんどんアピールするのがベストです。とは言え、就活の軸をチームワークにする際にどうアピールして良いのか迷ってしまう人は少なくありません。

この記事では、就活の軸をチームワークにする際の伝え方のポイントを紹介しています。就活の軸をチームワークに考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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就活の軸をチームワークにしても問題ない

就活の軸をチームワークにしても問題ない

就活の軸をチームワークとするのは問題ありません。企業で働く上でチームワークは必須のため、積極的にアピールすると良いでしょう。

そもそも就活の軸とは「就活で仕事や企業を選ぶ基準」を意味しています。「理由はないけどこの会社が良い」という漠然とした気持ちでは、なかなか内定に結びつきません。自分が譲れない条件や経験を踏まえた上で、本当にやりたいことを見つけるのが大切です。

就活の軸をチームワークにすることで、自分がやりたい仕事や興味のある企業が見えてくるようになるでしょう。

就活の軸をチームワークにするなら定義を明確にしておくことが重要

就活の軸をチームワークにするなら定義を明確にしておくことが重要

チームワークといっても、企業が考えるチームワークの定義はさまざまです。例えば、チームワークの定義としては下記の通りです。

  • 毎日同じチームメンバーと顔を合わせて働く
  • 営業などの活動目標をチーム全体で共有する
  • チームの全員が対等な関係で業務を遂行する
  • ミーティングをチームで実施し情報共有を行っている

まずはチームワークの定義を知っておき、自分がどのチームワークのタイプに該当するかを明確にしましょう。そして、興味のある企業が大切にしているチームワークの定義と一致していれば、就活を有利に進められます。

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就活の軸をチームワークにする際のポイント

就活の軸をチームワークにする際のポイント

就活の軸をチームワークに決めたら、面接に向けて準備を始めましょう。漠然と「就活の軸はチームワークです」と答えるのでは説得力に欠けてしまいます。そこに至るまでの経緯や強みなどを、客観的にまとめることが大切です。

自分の経験をまとめる

まずは、就活の軸をチームワークに決めた理由を明確にします。部活やサークル、アルバイトなどの経験があるはずです。どうしてチームワークが大切だと思ったのか、そこに至るまでの経緯をまとめます。

まとめるのが苦手な人は、過去の出来事を時系列で書き出すのがおすすめです。例えばアルバイトであれば、チームワークによってどんな結果を生み出したのか、順を追って説明できるようにしておきましょう。

モチベーショングラフを作る

就活の軸をチームワークにする上では、モチベーショングラフを作るのも有効です。モチベーショングラフとは、就活の自己分析で用いられている方法で、自分のモチベーションの波をグラフで表したものです。一般的に横軸が時間の流れ、縦軸がモチベーションの高低を意味しています。

企業に提出する必要はありませんが、感情の起伏が可視化でき、就活の軸をまとめるのに役立つでしょう。例えば、「信頼していた先輩が辞めてしまい悲しかった」はグラフの低い位置、「試合で優勝できた」は高い位置で表します。

挫折した経験から、改めてチームワークが大切だと思ったという結論でまとめると、説得力が増して良い就活の軸が完成しやすくなります。

自分の価値観を整理する

自分の価値観を整理して言語化するのも大切なポイントです。まずは「自分」を起点とします。そこから「趣味」「特技」「頑張ったこと」「楽しかったこと」「苦手なこと」など蜘蛛の巣状・木の枝状に広げていきます。

例えば、「頑張ったこと」であれば下記の通りです。

頑張ったこと→アルバイト→後輩の育成→同期と相談して育成プログラムを作った→後輩が短期間で成長した→自分の自信に繋がった→同期や後輩との絆が深まりチームワークの大切さを学んだ。

このように、何をどう頑張ったのかを追求し、枝を広げる流れです。結論は「チームワーク」で締めくくりましょう。

理想の社会人像を明確にする

チームワークを活かして何ができるのか、どう企業に貢献できるのかを明確にします。単に「チームワークを活かして頑張りたい」では抽象的すぎて企業に伝わりにくいです。また、やや稚拙な印象であることも否めません。

チームワークからどんな社会人になりたいかをイメージしてみましょう。「商品開発チームに参加し、チームで意見を出し合って一つのものを作り上げたい」など、希望する職種や企業の特徴を踏まえておくのがポイントです。

企業の特徴を盛り込むことで「うちの会社のことをよく理解している」という好印象につながります。

企業との共通点を盛り込む

チームワークを軸にする場合、企業との共通点を盛り込みましょう。企業と共通している部分がなければ、ミスマッチとみなされてしまいます。

例えば、「一つのチームで長く活躍したい」という主張は、全国への転勤がある会社にはミスマッチです。この場合だと、「多くの人と接してチームワークを大切にしたい」の方が社風に合っていると評価されやすくなります。

他の企業でも良いと思わせることは言わない

「それなら他の企業でも良いのでは?」と面接官に思わせるようなことは言わないのが無難です。単に「チームワークを発揮したい」は他の企業にも当てはまります。面接官に企業研究が足りていないと思われてしまうでしょう。

自分のチームワークがどんな形で活かせるのか、その企業の特徴を理解した上で、就職の軸を伝えると説得力が増します。

就活の軸をチームワークにする際の具体例

就活の軸をチームワークにする際の具体例

就活の軸をチームワークに決めたら、今度は具体例を決めていきます。単に「チームワークを活かして働きたい」では、企業の採用担当者には響きません。より具体的にするために、以下3つの観点から就活の軸を考えていきましょう。

チームワークを活かして「何に向かって働くか」

チームワークから何をゴールにしているかを伝える方法です。具体的なゴールには、次のようなものがあります。

  • 「チームで目標売上数字を達成したい」
  • 「チームでプロジェクトを完成させたい」
  • 「チームで営業所拡大に向けて頑張りたい」
  • 「チームで新規事業を成功させたい」
  • 「チームで企業の課題を解説させたい」

このように、目標を達成するためにチームワークが不可欠であることを伝えることが大切です。

チームワークを活かして「どんな社風で働くか」

理想の社風を明確にすることで、企業側も就活生とのマッチ度を測れます。具体的には、下記の通りです。

  • 「切磋琢磨しながら成長できるチームで働きたい」
  • 「お互いが支え合えるような雰囲気の職場で働きたい」
  • 「それぞれの能力を活かせるチームで働きたい」

どんな社風で働きたいかは、その人自身のイメージにも繋がります。例えば、「切磋琢磨しながら」であれば競争心が強い人だとイメージできるでしょう。「お互いが支え合える」なら協調性を大事にできる人といったように、面接官は発言から就活生の人間性を見ています。

チームワークを活かして「どのくらいの期間働くか」

同じチームに長くいたいのか、短期間でチーム編成していろいろな人と接したいかで選択できる業界や業種が異なります。

例えば、同じメンバーで長く働くことを軸とするなら、転勤や異動の少ない企業が合っています。反対に、さまざまな人と接することを軸とするなら、全国転勤や異動が多い企業が向いているでしょう。

また数年おきに部署移動がある企業だと、チームワークを活かせるだけではなく、幅広い業務に携わることも可能です。

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就活の軸をチームワークにする際の伝え方3ステップ

就活の軸をチームワークにする際の伝え方3ステップ

就活の軸は必ず聞かれる質問の一つです。いざ聞かれてから言葉に詰まることがないよう、順序を立てて話せるように準備しておきましょう。ここからは、就活の軸をチームワークにする際の答え方を解説します。

  1. 結論から述べる
  2. 就活の軸が志望企業とマッチしていることを伝える
  3. 実体験を交えながら伝える

ステップ①結論から述べる

まずは結論を述べ、結論に至った経緯を説明します。結論から述べることで面接官の印象に残りやすくなり、説得力が増します。これは社会に出てからも求められる話し方なので、就活の段階で慣れておくと良いでしょう。

ステップ②就活の軸が志望企業とマッチしていることを伝える

自分の就活の軸が企業とマッチしていることも伝えましょう。軸を説明するだけで終わらせず、どうしてこの企業を選んだのかという根拠が必要です。

「御社の企業理念が自分の希望を叶えられると思った」など、企業研究で得た情報と軸を結びつけると具体性が増します。

ステップ③実体験を交えながら伝える

実体験を交えながら伝えると面接官の印象に残りやすくなります。実体験がないと中身が伴わず、テンプレを暗記しているだけと思われてしまうかもしれません。就活の軸をチームワークに決めた実体験は必ずまとめておきましょう。

就活の軸の伝え方・決め方についてもっと知りたい人には、「就活の軸の決め方は?具体的な方法や考慮すべき要素を紹介」がおすすめです。

就活の軸「チームワーク」の回答例

就活の軸「チームワーク」の回答例

就活の軸をチームワークと決めても、どう面接で説明すれば良いのか不安に思う人もいるでしょう。ここでは、アルバイトやインターン、部活動、大学内での就活の軸をチームワークにした際の回答例を解説します。

アルバイトの場合

「私の就活の軸は、チームワークを大切にすることです。私は学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。商業施設の中にあり、土日などの週末は常に混雑していたため、チームワークの大切さをここで学ぶことができました。

各自任されている仕事は責任をもってやり遂げるのはもちろんですが、誰かひとりでも忙しそうな人がいれば皆でサポートしています。私自身も何度も仲間に助けられました。

この経験から、就職するならチームワークを重んじている企業で働きたいと思うようになりました。御社では、一つの部署を少数のチームに分けて業務を細分化していると伺っております。そんなチームの一員となって企業に貢献したいと考えています。」

このように、企業がどんなチーム体制で業務に取り組んでいるのかリサーチしておくのがおすすめです。企業研究をしっかり行っているというプラスの評価をもらえます。

インターンの場合

「私の就活の軸は、チームワークを大切に取り組めることです。以前、御社のインターンに参加させていただきました。

その際の「このチームはひとりでも欠けてはならない。皆で必ず成功させよう」というチームリーダーの一言が今でも印象に残っています。私もそんなチームの一員となって働きたいです。また、いずれは私もそのときのチームリーダーのような声掛けができる人になりたいと思っています。」

インターンの経験の中でも何が印象に残っているのか、それをチームワークとどう結びつけるかがポイントです。インターンでの経験を盛り込むことで、志望の熱意が面接官に伝わります。

部活動の場合

「私はチームワークを就活の軸としています。私は中学生のときからバレーボール部に所属しています。大会などで良い結果を残すためにはチームワークが欠かせません。しかし一度だけ、大事な大会前にプレッシャーが原因でチームの人間関係が崩れたことがありました。

「このままでは良い成績は残せない」と私は伝え、皆で集まって話し合いをしました。バレーボールはチームワークが大切。このことを再認識した私たちは絆を深め、その後大会で3位という成績を残すことができました。

御社は世代や部署の垣根を越えたチームワークの良さが業界内でも有名です。部活動で得たチームワークの大切さをぜひここで活かしたいと思いました。」

苦しかった経験も必ず盛り込みましょう。ストーリー性があった方が説得力が増し、面接官の共感を得られます。

大学内の出来事の場合

「私はチームワークを就活の軸にしています。大学では社会福祉学部に所属し、グループワークを何度も経験しています。最初はグループワークに慣れていないため、よそよそしい雰囲気でしたが、試しに役割分担することを提案してみました。

それぞれ得意分野を活かせるような役割を分担し、困っている人がいれば積極的に声をかけ皆でサポートし合うようにしたところ、グループワークの作業効率が一気に上がり、グループ内でも笑顔が見られるようになりました。

御社では「ユニット制度」を導入し、お互いが仕事をフォローし合っていると伺っております。私もそんな社風に魅力を感じ、フォローできる環境で働きたいと思うようになりました。」

自分がチームの中で「役割分担を提案した」ことを強くアピールしましょう。意見を積極的に発言できる人という好印象につながります。

業界や職種別の就活の軸が気になる人には、「就活の軸一覧|面接やES作成で役立つ軸を業界・業種別に紹介」がおすすめです。

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チームワーク以外を就活の軸にする場合の回答例

チームワーク以外を就活の軸にする場合の回答例

就活の軸はチームワークの他にもさまざまな種類があり、例えば以下のような就活の軸があります。

  • 穏やかな社風であるか
  • 挑戦できる環境であるか
  • コミュニケーションが活発に取れる職場であるか
  • お客様第一の企業であるか

自分の強みを活かせたり、なりたい自分になるための環境であったりと、その企業をよく研究することが大切です。ここでは、さまざまな就活の軸の回答例を解説します。

就活の軸「社風」の場合

「社風」を就活の軸にする場合、具体的には次の通りです。

  • 相談しやすい社風が合っている
  • 長く働ける社風で頑張りたい
  • 育成環境が充実している社風で働きたい
  • 穏やかな社風に魅力を感じている

社風を就活の軸とするのは好印象です。とは言え、「社風に感銘を受けました」だけで終わらせず、どんな社風が合っていると感じているのか、他の企業とは違う点を洗いだしてアピールしましょう。

就活の軸「挑戦できる環境」の場合

就活の軸を「挑戦できる環境」とする場合、具体的には下記のように伝えると良いでしょう。

  • 新しいことに挑戦できる環境で働きたい
  • 柔軟に対応できる環境に魅力を感じている
  • 新しい商品やサービスを次々と開発している環境で頑張りたい
  • 挑戦したことを評価してくれる環境に魅力を感じている

アルバイトや部活動などでの「挑戦」のエピソードを持ち出すと具体性が増します。挑戦したことがどう評価されたのか、その評価を受けてどう思ったのかも伝えましょう。

就活の軸「コミュニケーション」の場合

就活の軸を「コミュニケーション」とする場合は、具体的に下記のように伝えられます。

  • 語学スキルを活かしたい
  • お客様と直接関わりたい
  • 営業の仕事を通じてコミュニケーションスキルを発揮したい
  • 明るい性格で人とコミュニケーションを取るのが好き

接客や販売などコミュニケーションを要するアルバイト経験はプラスに働きます。

就活の軸「お客様第一」の場合

「お客様第一」を就活の軸とすると、下記のような例があります。

  • お客様に喜びを提供したい
  • お客様目線を大切にしたい
  • 従業員のことも大切にしてくれる

販売や接客経験がなくても、自分が受けたサービスに感銘を受けたことを就活の軸にするのも良いでしょう。

就活の軸の例についてもっと知りたい人には、「就活の軸一覧|面接やES作成で役立つ軸を業界・業種別に紹介」がおすすめです。

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就活の軸に関する質問をされるのはなぜ?

就活の軸に関する質問をされるのはなぜ?

就活の軸は、志望動機や自己PR、ガクチカと同じくらい聞かれる確率が高い質問です。就活の軸は自分のためでもあり、また企業のためでもあります。ここでは就活の軸に関する質問をされる理由を解説します。

自分が希望する企業を絞り込むため

就活の軸をチームワークとすることで、希望する企業を絞り込むことができます。日本国内の企業は2021年時点で367万社あり、その中から絞るのは骨が折れる作業です。

もちろん、多くの企業を見ることができればそれがベストですが、就活は時間が限られているため、効率良く進めなくてはなりません。そこで就活の軸をチームワークとすることで、自分が入りたい企業を絞って探せるようになります。

参考:日本経済新聞「21年の企業数は367万社、コロナを受け飲食・宿泊が減少

企業が入社意欲を確認するため

就活の軸を聞くのは、企業側が入社意欲を確認する意味合いがあります。

就活の軸が曖昧なものであったり、一貫性に欠けていたりすればマイナスになるので要注意です。大手企業の場合、知名度など表面的な部分しか見ていないとみなされてしまうので気を付けましょう。

企業に合った人材かを見極めるため

企業に合った人材かを見極めているのも理由の一つです。就活生の能力が高くても社風に合わなければ早期退職を招いてしまいます。

チームワークを重んじている企業であれば、チームワークを軸としている就活生とマッチしやすいでしょう。

就活の軸をチームワークにするならしっかり対策を

就活の軸をチームワークにするならしっかり対策を

就活の軸をチームワークにするのは企業としては好印象です。ただし、軸がぶれないようにしっかり対策をしておくことが大切です。どうして就活の軸をチームワークにしたのか、どんなチームワークが理想なのかなど、面接官を納得させられるような対策を講じましょう。

就活の軸を考えるのが難しい場合は、P-CHAN就活エージェントをご利用ください。無料で相談できるので、気軽に利用を検討してみましょう。

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この記事の監修者

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