就活はいつから始める?エントリーの時期や大学3年生に必要な準備を解説

就活はいつから始める?エントリーの時期や大学3年生に必要な準備を解説

目次

「就活はいつから始めたらいいのかわからない」「企業へのエントリーはいつからできるの?」など、就職活動のスケジュールがよくわからない人もいるのではないでしょうか。

この記事では、就活をいつから始めたら良いのか、そして大学3年生から始める準備について解説します。就活を成功させるコツ5選も紹介するので、ベストな就活のスタートを切りたい人はぜひ参考にしてみてください。

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就活はいつから始めるべき?

就活はいつから始めるべき?

就活の開始時期に決まりはありませんが、大学3年生の4、5月頃から始めるのがおすすめです。6月までに自己分析や業界研究を始めておくと、自分や企業の特徴などをある程度理解した上で、夏季のインターンシップに臨めます。

2023年9月現在、政府の要請では就活の解禁は卒業前年度の3月1日となっています。

広報活動開始

卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降

採用選考活動開始

卒業・修了年度の6月1日以降

正式な内定日

卒業・修了年度の10月1日以降

出典:内閣官房「2024年(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請

しかし、Webテストやエントリーシートの提出時期は決められていません。上記より早い日程で採用活動を始める企業もたくさんあるため、準備は早めに行った方が良いでしょう。

大学4年からの就活に興味がある方は、「大学4年からの就活スタートは遅い?4年から始める人がやるべきことや挽回のポイントを紹介」も読んでみてください。

大学3年生〜4年生にかけての就活スケジュール

大学3年生〜4年生にかけての就活スケジュール

2024年卒の場合、就活スケジュールの大枠は以下のとおりです。

スケジュール

2022年

6月

夏期インターンシップ開始

9月

秋・冬期インターンシップ開始

10月

外資系企業・一部マスコミ系企業など採用活動開始

2023年

2月

ベンチャー企業採用活動開始

3月

経団連加盟企業の広報活動開始

(会社説明会、エントリーシート提出など)

6月

経団連加盟企業の採用活動開始

内々定通知

10月

内定式

※2024年卒の場合

スケジュールの中で以下の重要な時期について解説します。

  • 大学3年生6月:インターンシップ開始
  • 大学3年生10月:説明会・エントリー開始(経団連非加盟企業)
  • 大学3年生3月:説明会・エントリー開始(経団連加盟企業)
  • 大学4年生6月:採用活動開始

ひとつずつ見ていきましょう。

大学3年生6月:インターンシップ開始

大学3年の6月から始まるインターンシップは、就活のスタートにして一大イベントのひとつです。参加は自由ですが、2022年度の調査では大学4年生、大学院2年生のうち約7割がインターンシップに参加した経験があります。

参照:内閣府「令和4年学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)

インターンシップは、6月頃開始の夏期インターンシップと9月頃開始の秋・冬期インターンシップに分かれます。

夏期に参加すると大学の夏休みを存分に活用できるのがメリットです。秋冬は学業と日程が重なる可能性が高くなりますが、倍率は夏期より低い傾向にあります。また、夏期での反省点を踏まえて参加できます。

大学3年生10月:説明会・エントリー開始(経団連非加盟企業)

大学3年の10月から、政府要請のスケジュールに先行して経団連非加盟企業の説明会やエントリーが始まります。外資系企業・一部マスコミ系企業などは大学3年生10月から、ベンチャー企業は翌年2月から始まる傾向にあります。

大学3年生3月:説明会・エントリー開始(経団連加盟企業)

大学3年の3月から、就活サイトなどでプレエントリーが始まり、各地で合同説明会や企業説明会が開催されます。経団連加盟企業の説明会やエントリー開始も同じ時期です。

企業によってはすぐ選考が始まるため、事前のエントリーシート作成や面接対策が必要です。この時期から就職活動が本格化するため、就活と学業、アルバイトなどの兼ね合いを考えて無理のないスケジュール調整を行いましょう。

大学4年生6月:採用活動開始

大学4年の6月から、経団連加盟企業が選考を始めます。同時にWebテストや面接が立て続けに始まり、約9割の就活生が6月までに1つ以上内定を獲得する傾向にあります。

参照:内閣府「令和4年学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)

しかし6月以降も採用活動を続ける企業はあるため、内定が出ていなくても焦る必要はありません。

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大学3年生からやるべき7つの就活準備

大学3年生からやるべき7つの就活準備

大学3年生から始めた方が良い就活準備の流れを順番に解説します。

  1. 自己分析(大学3年生5月~)
  2. 業界研究(大学3年生6月~)
  3. 企業研究(大学3年生6月~)
  4. インターンシップ・OBOG訪問(大学3年生6月~)
  5. エントリーシート作成(大学3年生9月~)
  6. Webテスト・筆記試験対策(大学3年生9月~)
  7. 面接対策(大学3年生9月~)

ひとつずつ見ていきましょう。

1.自己分析(大学3年生5月~)

自己分析とは、これまでの経験から自分の強み・弱みや価値観、アピールポイントなどを整理する作業です。選考中に必ずと言っていいほど尋ねられる志望動機や自己PRの作成に役立ちます。

学生生活における以下のような印象的な出来事を振り返ってみましょう。

  • 学業・サークル活動・アルバイトなど夢中になって打ち込んだ経験
  • リーダーやサークル運営者として何かを成し遂げた実績

思いついた経験から見える自分の特徴を書き出し、面接で具体的に話せると説得力が増します。アピールできるところが思いつかないときは、親や友人に自分がどのような人間に見えるか尋ねてみましょう。自分では気付かなかった長所がわかることがあります。

2.業界研究(大学3年生6月~)

業界研究とは、世の中にある業界の種類や、業界におけるトップ企業、将来性、課題などを調べる作業です。視野を広げるためにも絞りすぎないよう注意して、興味がある業界を調べてみましょう。

主に以下の方法があります。

  • 業界団体のWebサイトを見る
  • 就活四季報・業界地図・就活サイトのコラムなどを読む
  • ニュースを見る
  • インターンシップに参加する

業界研究には、自己分析で見えた自分の特徴と業界が必要とする人材の特徴が合致しているかを見極める目的もあります。

3.企業研究(大学3年生6月~)

進みたい業界がある程度絞れたら、志望する企業の研究を行います。企業理念や事業内容、競合他社との違いを調べることで、自分に合っている企業かを見極めます。

特に「数多くの企業がある中でなぜここを選んだのか」はよく聞かれる質問です。応募する企業やインターンシップに参加する企業の公式サイトは、最低限確認するようにしましょう。

社員インタビューなどが掲載されていれば、仕事内容や会社の雰囲気をイメージしやすくなります。

4.インターンシップ・OBOG訪問(大学3年生6月~)

インターンシップで実際の業務を体験することで、業界や企業への理解が深まります。正社員を間近で見ることで、企業の雰囲気や自分が働くイメージを掴めるでしょう。自分との相性が良さそうか確かめることもできます。

同様の目的で、志望する企業に大学の先輩がいればOBOG訪問もおすすめです。インターンシップとは違い勤務はありませんが、年齢が近い社会人の先輩から就活の具体的なアドバイスが聞ける可能性があります。

5.エントリーシート作成(大学3年生9月~)

エントリーシートは選考に参加するときに提出する書類で、主に志望動機や自己PRを記載します。

企業はエントリーシートから、主に以下の点を見極めます。

  • どのようなスキルがあるか
  • 基本的なマナーが備わっているか
  • 自社との相性が良さそうか
  • 入社後活躍してくれそうか

選考の第一関門なので、自分の魅力や企業への熱意が伝わるようわかりやすく丁寧に記載しましょう。インターンシップにおいても提出を求められるため、参加希望者は早めに作成するのがおすすめです。

6.Webテスト・筆記試験対策(大学3年生9月~)

Webテストや筆記試験は、選考書類からはわからない以下のような能力を測るために行われます。

  • 企業との適性
  • 数学力
  • 国語力
  • 一般常識 など

企業によって形式は一問一答や小論文などさまざまです。

必ずしも全ての企業で行われるとは限りませんが、導入する企業は増えています。合格基準を超えないと面接に進めないこともあるため、予想問題集などで対策しましょう。模擬テストに挑戦できる就活サイトもあります。

7.面接対策(大学3年生9月~)

書類選考を通過すると面接が始まります。企業の採用担当者や、段階によっては役員と対面で話すため不安や緊張があるでしょう。そのような中でも自分の思いをしっかり伝えるためには練習が必要です。

練習方法には、主に下記の3つがあります。

  • 友人に面接官役をしてもらいフィードバックし合う
  • 面接対策セミナーに参加する
  • 就活エージェントを利用する

面接では、コミュニケーション能力・入社意欲・人柄・身だしなみなどが注目されます。しかし、面接の場は企業が学生を選ぶのと同様、学生が企業を選ぶ場でもあるため萎縮しすぎる必要はありません。企業への理解を深めるため、逆質問も積極的に行いましょう。

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就活のエントリー開始時期はいつから?

就活のエントリー開始時期はいつから?

企業によって採用活動の開始時期は異なります。ここでは、就活生がよくエントリーしている4種類の企業の開始時期を紹介します。

  • 経団連の加盟企業
  • ベンチャー企業
  • 外資系企業
  • 中小企業

ひとつずつ見ていきましょう。

経団連の加盟企業

経団連の加盟企業は大学3年3月頃から会社説明会やエントリーシートの受付を開始し、6月から選考を始めます。基本的に政府が要請する採用活動のスケジュール通りです。

しかし、加盟企業であっても6月より早く採用活動を始めて3月頃に内定を出すこともあります。企業ごとに採用スケジュールを確認しましょう。

外資系企業

外資系企業は大学3年10月頃から選考を開始し、早いところでは11~12月頃に内定を出すところもあります。大企業の採用が始まる前に有望な学生を集めたいという意図があるためです。一部のマスコミ系企業も同じ時期に選考を開始します。

ベンチャー企業

ベンチャー企業は大学3年生2月から選考を開始し、3月頃から内定を出し始める傾向にあります。外資系企業と同様に政府要請のスケジュールに縛られないため、早く有能な学生を採用したい意図があります。

中小企業

日本のほとんどの企業は中小企業で、選考開始時期は企業によってさまざまです。通年で採用活動を行っているところや、大手企業の採用が落ち着いた秋冬に採用活動を行うところもあります。

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大学3年生からの就活を成功させるコツ5選

大学3年生からの就活を成功させるコツ5選

大学3年生からの就活を成功させるコツを5つ解説します。

  1. 早めに就活を始める
  2. 就活イベントに積極的に参加する
  3. 幅広い企業にエントリーする
  4. 学生生活でさまざまな経験をする
  5. 就活エージェント・スカウトサービスを利用する

それぞれ見ていきましょう。

1.早めに就活を始める

就活は、夏期インターンシップの前に始めるのがおすすめです。自己分析や業界研究に早めに取り組むほど、自分を見つめ直したり業界を選んだりすることに十分な時間を使えます。

就活解禁の大学3年3月から準備を始めると、選考と同時進行で自己分析などを行わなければなりません。焦らず気持ちに余裕を持ち、準備万端で選考に臨むためにできる限り早く就活を始めましょう。

2.就活イベントに積極的に参加する

インターンシップや企業説明会など、企業の人と接触できるイベントに積極的に参加しましょう。業界・企業選びの視野が広がり、会社や会場の雰囲気も刺激になります。

イベントに参加するとそのまま選考に進める場合もあります。中には参加者限定で選考する企業もあるため、興味のある企業が参加するイベントはチェックしておきましょう。

3.幅広い企業にエントリーする

業界や職種を絞りすぎず、興味を持った企業であれば深く考えずエントリーしましょう。エントリー数が少ないと、書類作成や面接の経験を積むことができません。慣れないまま第一志望の企業の選考に臨むのは避けたいところです。

エントリーする企業を絞りすぎると、自分の希望条件に合う企業も見つかりにくい可能性があります。視野を広くして幅広い企業にエントリーしましょう。

4.学生生活でさまざまな経験をする

学業・サークル・アルバイトなど、さまざまな経験をするのも就活のうちです。自分が好きで取り組んできたことや頑張って実績をあげたことは、特技や人となりをアピールする武器となります。

大事なのは、就活でアピールすることを前提とした体験より、損得抜きに積極的に参加して心から楽しんだ体験かどうかです。熱意を持って取り組んだ体験の方が面接で活き活きと話しやすくなります。熱量が面接官により強く伝わり、他の就活生との差別化にもなるでしょう。

5.就活エージェント・スカウトサービスを利用する

就活エージェントやスカウトサービスは、専門家のサポートが必要なときに利用しましょう。

就活エージェントは、最新の就活事情や各業界・職種に精通したアドバイザーがエントリーシート添削や面接対策などのサポートをしてくれます。

スカウトサービスは、プロフィールを登録しておくと、自分に興味を持った企業からオファーがくることがあります。自分のどこが評価されたのかがわかる上、忙しくて応募する余裕がないときもオファーによって選考に進める可能性があります。

就活スケジュールについてのよくある質問

就活スケジュールについてのよくある質問

最後に、就活スケジュールについてのよくある質問3つに回答します。

  • 就活はいつまでに終えたらいいですか?
  • 就活に新型コロナウイルスの影響は現在もありますか?
  • 文系・理系の就活スケジュールに違いはありますか?

ひとつずつ見ていきましょう。

就活はいつまでに終えたらいいですか?

就活を終えるべき時期に特に決まりはありません。学業やアルバイトとの兼ね合いで「ここまでに終わらせよう」と目安を付けましょう。

2022年度の就職活動に要する期間は「9か月間程度以上」の割合がもっとも高く、長期化の傾向にあります。

参照:内閣府「令和4年学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)

地方企業や中小企業によっては大学4年3月の卒業直前まで採用活動を行っているところもあります。なかなか内定が出なくても、焦らず諦めないことが大事です。

就活をいつまで続けるかに興味がある方は、「就活はいつまで続ける?いつ終わる?就活時期を長引かせないための対策も紹介」も読んでみてください。

就活に新型コロナウイルスの影響は現在もありますか?

2023年9月現在、新型コロナウイルスの就活への影響はほぼ落ち着いたと考えられます。

流行期だった2020年は、就活スケジュールに遅れが出たり、企業によっては採用活動を中止したりすることもありました。現在はオンラインでの説明会や面接を実施する企業が増え、全ての業種で採用数は増えていく見込みです。

参照:リクルートワークス研究所「ワークス採用見通し調査(新卒:2024年卒)

採用活動のオンライン化が進んだことで、エントリー数の増加や就活生の交通費・移動時間の削減などのメリットが生まれました。今後の採用活動はオンラインと対面の使い分けが主流となりそうです。

文系・理系の就活スケジュールに違いはありますか?

文系も理系も、一般的な応募では就活スケジュールに違いはありません。ただし、理系の場合は学校推薦という応募方法があります。

学校推薦とは、一定の学力を認められた学生が大学の推薦状をもとに応募することです。大学3年2、3月頃に受付が始まり、学内選抜を経て企業への推薦が決まります。受付時期は大学によって異なるため確認しておきましょう。

その他、教授個人から企業に推薦してもらえる教授推薦もあります。学校推薦、教授推薦いずれも一般応募より合格率は高いと言われています。

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就活はいつからでも始められる!やることをひとつずつクリアして理想の会社を見つけよう

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大学3年生からの就職活動は、社会人として一歩を踏み出す会社を選ぶ重要な転機です。

就活はいつからでもできますが、インターンシップ前から早めの準備を行うのがおすすめです。自分や企業について深く知った上で、インターンシップや説明会で企業のリアルな雰囲気に触れながら、ひとつずつ準備を進めましょう。

不安なことは社会人の先輩や大学の就活窓口で相談するなど、人に頼ることも大切です。P-CHAN就活エージェントに登録して、担当者に気軽に相談してみましょう。

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創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を中心にサービスを展開。
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