東京の新卒の平均手取りはどのくらい?一人暮らしに必要な費用も解説

東京の新卒の平均手取りはどのくらい?一人暮らしに必要な費用も解説

東京で就職したいと考えている就活生にとって気になるのが、新卒の手取りではないでしょうか?東京の物価は高く、新卒の手取りで生活できるのか気になる人も多いはずです。

この記事では、東京の新卒の平均手取りを紹介していきます。その上で、新卒が東京で一人暮らしをするのに必要な手取りを説明し、手取りが高い企業を見つける方法や内定をもらう方法も解説していきます。

これから東京での就職を考えている就活生の皆さんは、ぜひ参考にしてください。

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東京の新卒の平均手取りはどのくらい?

東京の新卒の平均手取りはどのくらい?

結論から言うと、東京の新卒の平均手取りは約18万円です。

厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると、東京の新卒の平均初任給は22万5,000円です。そこから所得税などを差し引くと、手取りは初任給の約8割程度となり、手取りの平均額は約18万円と導き出されます。

東京都の手取りの平均額は、他の都道府県と比べるともっとも高いです。平均手取り額2位は千葉県の約17万円(初任給は21万1,700円)であり、首都圏を中心に手取りが高い傾向にあります。

一方で、地方は低い水準に留まっており、平均手取り額最下位の沖縄県の平均手取りは約14万円(初任給は17万5,000円)です。都市部と地方では、平均手取りに約4万円の差が生じていることがわかります。

新卒社員の平均手取り額に興味がある方は、「新卒社員の平均手取り額は?年収や初任給を調べる際の注意点も解説」も読んでみてください。

参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況/付表3 都道府県、性、学歴別初任給及び都道府県間格差

新卒が東京で一人暮らしをするのに必要な手取りは?

新卒が東京で一人暮らしをするのに必要な手取りは?

総務省の「家計調査」によると、東京などの大都市で一人暮らしをするのに必要な消費支出額は約17万円とされています。

以下は、都市部での一人暮らしにかかる費用の一例です。個人の嗜好や暮らし方によって変動しますが、参考として把握しておきましょう。

項目

目安の費用

家賃

約70,000円

食費

約35,000円

光熱費

約8,000円

通信費・スマホ代

約8,000円

衣類・日用品

約20,000円

交通費

約5,000円

医療費

約5,000円

交際費

約20,000円

合計

約171,000円

東京での一人暮らしで注意したいのが、生活費の中でも特に大きな割合を占める家賃です。

地方に比べ、東京は総じて家賃が高く設定されており、ワンルームでも6万円を超える物件が多くなっています。人が集まるエリアほど家賃は高くなる傾向にあり、会社が都心部に近い場合は、家賃の負担も大きくなるでしょう。

食費や光熱費などの変動費と異なり、家賃は毎月固定額を支払わなくてはならず、節約ができません。会社から家賃補助などが支給される場合は別ですが、全額自己負担であれば、収入から換算して無理のない範囲で借りられる物件を探す必要があるでしょう。

東京の新卒の平均手取りは約18万円であるため、毎月17万円の支出がある場合、1万円ずつ貯金できます。また、衣類・日用品や医療費、交際費などを抑えられれば、さらに貯金できるでしょう。

しかし、外食をする機会が多かったり、衣類や美容品にお金をかけたかったりする場合は、東京の平均手取りである18万円で生活を賄うことは難しいかもしれません。

入社後に余裕を持って暮らすことができるよう、就活を始める前にまずは自分の生活コストや必要な支出を洗い出しておく必要があります。

参考:統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯
参考:SUUMO「東京都の家賃相場情報

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東京で新卒の手取りが多い企業を見つける方法

東京で新卒の手取りが多い企業を見つける方法

東京で新卒の手取りが多い企業を見つける方法は以下の通りです。

  • 初任給が高い業界・職種を把握する
  • 大手企業の中から探す
  • BtoB企業にも目を向ける

それぞれについて、以下の項より詳しく紹介します。

初任給が高い業界・職種を把握する

手取りの多い企業を探すなら、個別の企業を一つずつ見ていくのではなく、まずは初任給が高い業界・職種を把握する方が効率的です。業界・職種によって初任給の平均は大きく異なるため、応募先を探す前に初任給が高い業界を把握しておくことがポイントとなります。

例えば、業界別で言うと、総合商社やIT系、コンサルタント会社などは初任給が高い傾向にあります。また、スキルが資格が必要とされる士業や専門職など、希少性の高い仕事も初任給が高く設定されやすいです

職種で言うと、営業職は基本給の他に、成績に応じたインセンティブが支給されることが多いです。そのため、特別なスキルや資格がなくとも、成果次第で手取りを増やせる可能性があります。

もちろん初任給の金額だけを見るのではなく、初任給が高い業界・職種の中でも、自分に合っていそうな仕事を選ぶことが大切です。

大手企業の中から探す

企業規模の大きい大手企業は給与水準自体が高く、福利厚生も充実しています。そのため、手取りの多い企業に就職したいのであれば、就活の際には大手企業に絞って応募するという方法も有効です。

給与自体は平均前後の額でも、家賃手当などの福利厚生があれば、ある程度余裕を持って生活できるでしょう。大手企業の場合、会社が寮を用意していることも多く、寮を利用すれば家賃を大幅に抑えられます。

ただし、大手企業ならどこでも高給というわけではありません。大手でも給与水準が低かったり、入社してすぐのうちはそれほど給与が高くなかったりする場合もあります。

エントリーする前に、会社の採用サイトや就職四季報、会社四季報などで実際に入社したときの待遇を事前に確認しておく必要があるでしょう。

BtoB企業にも目を向ける

就活生が企業選びをする際は、BtoC事業をメインにしている有名企業や大企業に目が行きがちです。しかし、実は認知度の低いBtoB企業の中にも、高い手取りを期待できる隠れ優良企業が多くあります。

一般消費者を対象としているBtoC企業と異なり、BtoB企業は企業や法人を取引先としている企業です。

商材にもよりますが、BtoB企業では、取引先との契約金額が数百万〜数億円と高額になる場合もあります。また、企業間取引となると数年~十数年単位で契約を交わすこともあるでしょう。

BtoB企業は一般消費者向けの商品を販売するBtoC企業以上に、取引先と長期かつ安定的な関係を築いている傾向にあります。そのため、それほど知名度の高くないBtoB企業でもBtoC企業以上に給与が安定しており、手取りが高い可能性があるでしょう。

手取りの多い企業と聞くと、誰でも知っているような有名企業・大手企業を思い浮かべてしまうかもしれません。しかし、認知度と待遇は別ものなので、認知度だけに縛られないことが大切です。

東京で新卒の手取りが多い企業から内定をもらうためのポイント

東京で新卒の手取りが多い企業から内定をもらうためのポイント

ここでは、東京で新卒の手取りが多い企業から内定をもらうためのポイントを、以下の視点から詳しく解説します。

  • スキルや経験を積んでおく
  • 就活を早くから始める
  • ESを作り込む
  • 選考対策を徹底する
  • 就活エージェントを利用する

スキルや経験を積んでおく

新卒で手取りが多い企業から内定をもらうためには、就活に臨む前にスキルや経験を積んでおくのが有効です。書類選考や面接の場での自己アピールにおいて、これまでの経験や習得したスキルは優位に働くでしょう。

サークルや部活動でメンバーをまとめた経験がある場合はリーダーシップ、大学での研究や勉強に励んだ場合は勤勉さのアピールになります。

また、こうした経験だけではなく、努力してスキルを取得した経験も重宝されます。アルバイトで磨いた接客スキルや、サークルや部活動で身につけたコミュニケーション能力なども自己アピールの一つとして有効です。

特に、志望する企業に役立つスキルであれば、より面接官に良い印象を与えられます。

スキル・経験を積んでおくことはもちろん、自分自身の経験したことや保有しているスキルが志望先の企業や職務内容に役立つかどうかを、事前に考えておきましょう。

就活を早くから始める

就活を早くから始めることで、手取りが高い企業から内定をもらいやすくなります。

早くから就活を始めれば、多くの会社のインターンや説明会・選考に参加できます。そうすることで、就活に有益な情報を得られたり、自分をアピールする方法を得られたりするでしょう。早い段階で就活を開始すれば、志望先の企業をより深く知り、接触する機会も多く持てます。

また、時間に十分な余裕を持てることにより、しっかりと自己分析ができ、効率的に志望先を絞り込むこともできます。手取りの高い求人を見つけ選考対策を徹底するためには、事前に入念な準備をしておくことが大切です。

ESを作り込む

手取りが多い企業から内定をもらうためには、まず第一関門である書類選考を通過するために、ESの質を高めることが大事です。

特に、人気企業や大企業となると採用担当者は一日に数百〜数千人分の膨大なESに目を通すことになります。ESがきちんと作り込まれていないと、内定をもらう以前に面接にすら進めなくなってしまう可能性もあります。

そのため、ESは採用担当者の目に留まるような内容にしましょう。もちろん、インパクトのあるエピソードを盛り込むことも大切ですが、そういったエピソードがなくても、魅力的な自己アピールをすることは十分可能です。

ESは自分一人で作り上げるのではなく、一度書いたら誰かに添削してもらうのがおすすめです。内容についてアドバイスを受けることで、より良い内容のESへとブラッシュアップできます。

ESの添削を依頼したい方は、「ES添削は誰に依頼するべき?メリットや注意点なども解説」も読んでみてください。

選考対策を徹底する

手取りが多い企業はライバルが多く、他の企業に比べて競争率がぐっと高まることも想定されるため、選考対策は欠かせません。

先述したESはもちろんのこと、面接対策やSPI対策、会社独自の試験に関する選考対策も重要です。

SPI対策なら問題集を買って、早いうちから勉強を進めておきましょう。また、会社独自の試験があるのなら、OBやOGに内容を聞いたり、就活サイトなどで調べたりするなどして、対策を練っておくことが大切です。

また面接対策としては、たくさん練習をして面接での受け答えに慣れておきましょう。友人・知人と一緒に練習したり、面接対策講座を受講したりすることに加えて、大学のセミナーを利用するのもおすすめです。

新卒採用の面接対策に興味がある方は、「新卒の採用面接でよくある質問集!質問の意図や高評価につながりやすい答え方の例も紹介」も読んでみてください。

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就活エージェントを利用する

手取りの多い企業に就職するためには、就活エージェントサービスを利用して、就活に関するアドバイスをもらったり、企業を紹介してもらうのも良い方法です。

特に地方に住んでいる就活生は、就活イベントが少なかったりOBやOGと交流できる機会が限られていたりと、就活に関する情報はなかなか入手しにくいというハンデがあります。

しかし、こうした就活生でも就活エージェントに登録することで、アドバイザーから就活に関するアドバイスをもらえたり、ノウハウを得られたりでき、就活を有利に進めることができるでしょう。

また、アドバイザーに相談することで就活に対する漠然とした不安を解消できたり、就活へのモチベーションを高めたりすることも可能です。

就活エージェントの中には、相談やアドバイスだけでなく、ESの添削や面接の練習をしてくれるところもあります。

P-CHAN就活エージェントでは各種サポートに加え隠れた優良企業の紹介も行っているため、これから就活を始める人は積極的に活用してみましょう。

新卒におすすめの就活エージェントについてより詳しく知りたい方は、「【2023年最新】新卒におすすめの就活エージェント10選!使うべき理由や選び方も解説」も読んでみてください。

東京の新卒の手取り平均以上の金額をもらいたいならP-CHAN就活エージェントへ

東京の新卒の手取り平均以上の金額をもらいたいならP-CHAN就活エージェントへ

東京の新卒の手取り平均額は約18万円です。都心での一人暮らしに必要な費用の平均が約17万円であることを考えると、無駄な浪費さえ避ければ生活に多少のゆとりが出るでしょう。

ただし、東京は総じて家賃が高く、毎月の家賃が大きな負担になる可能性があります。もし、「18万円では少ない(足りない)」「もっと手取りを増やしたい」と思うなら、初任給の高い企業への就職を目指しましょう。

しかし、初任給の高い企業は就職の競争率も総じて高い傾向にあるため、しっかりと対策をしてから選考に臨む必要があります。

そのためには、就活を始めるまでにスキルや経験を積んでおく、なるべく早い時期から就活に取り組む、ESや面接の対策を講じるといった方法のほか、就職のプロである就活エージェントを利用するのも有効です。

P-CHAN就活エージェントは各業界事情に精通しており、各企業とのパイプを持つ専任のキャリアアドバイザーが就職をサポートしてくれます。ESなどの応募書類添削はもちろんのこと、厳選された優良求人の紹介も行っています。

もし、「企業の探し方が分からない」「選考対策の仕方が分からない」「どの就活エージェントを選べばいいか分からない」と悩んでいるなら、P-CHAN就活エージェントへの登録を検討してみましょう。

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この記事の監修者

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