就活の二次面接の内容は?聞かれる質問や対策、内定までの流れを解説
目次
これから就活の二次面接を控えるにあたって、「次の面接を通過できたらほぼ内定?」「逆質問は何を聞くべき?」「何割の人が落ちるの?」など、疑問を感じていませんか?
就活における二次面接はより個人にフォーカスしたもので、一次面接と比べて評価の基準が大きく異なってきます。そのため、しっかり二次面接への対策をした上で臨む必要があります。
この記事では、就活の二次面接の位置づけや評価ポイントについて解説します。また、よく聞かれる質問と対策、内定までの流れなども解説するので、これから二次面接を控える人はぜひ参考にしてみてください。
P-CHAN就活エージェントでは、就活生1人ひとりの悩みに合った就職相談を実施しています。採用人事の本音を知るエージェントがES対策や面接対策を実施してくれるので、自分1人で就職活動をするより内定率を高められるでしょう。
さらに、企業の合否に関するフィードバックが受けられるため、自分が足りなかった点を意識しながら就職活動を進められるのも、P-CHAN就活エージェントを活用するメリットです。
就活における二次面接の意味と目的
各企業の就活における二次面接の意味合いや目的は、最終面接を実施するタイミングによって変わってきます。
ここからは、以下の例を挙げて二次面接の持つ意味合いや目的を紹介します。
- 二次面接が最終面接の場合
- 三次面接が最終面接の場合
- 四次面接以降が最終面接の場合
二次面接が最終面接の場合
二次面接が最終面接の場合、二次面接は企業にとって学生に内定を出すかどうかの最終決定を下す場になります。
この面接では、企業の役員や社長が面接官として参加し、「自社で活躍してくれる人物かどうか」を見極めます。
二次面接が最終面接の場合、面接官が主に見ている基準は以下の通りです。
- 入社意欲の高さ
- 志望順位の高さ
最終面接は入社意思確認の場でもあるため、「第一志望かどうか」「内定を出したら来てくれるか」といった質問に即答できるだけの覚悟と準備が求められます。
三次面接が最終面接の場合
三次面接が最終面接の場合、二次面接は最終面接に向けた準備段階の意味合いを持ちます。
この面接では、主に現場を担当する責任者や管理職の社員が面接官として参加し、「自社に相応しい人物か」という点を見極めます。
三次面接が最終面接の場合、二次面接で面接官が主に見ている基準は以下の通りです。
- 性格やキャリアプランが社風・経営方針と一致しているか
- 社員が一緒に働きたいと思える人物か
- 最終面接に参加させるほど入社意欲が高いか
最終面接の前段階にあたる二次面接では、一次面接をクリアした学生をさらに選抜するフェーズに突入します。二次面接の面接官として現場を良く知る責任者や管理職が参加するのは、自社に相応しい人物かどうかを、一次面接よりもより深いレベルで見極めるためです。
四次面接以降が最終面接の場合
四次面接以降が最終面接の場合、二次面接は次回以降の面接に向けて応募者の数を絞り込む意味合いを持ちます。つまり、一次面接と大きな違いはありません。
この面接では、主に人事担当者が面接官として参加し、「自社と合わない学生はいないか」という点を見極めます。
四次面接以降に最終面接を位置づける企業は、知名度の高い人気企業や大手企業で多いです。募集人数に対して応募学生の数が圧倒的に多いため、基準を満たさない学生を落とすことで、基準をクリアした学生を次の面接でじっくりと見極める狙いがあります。
四次面接以降が最終面接の場合、二次面接で面接官が主に見ている基準は以下の通りです。
- ESや一次面接との矛盾点はない か
- 社会人としてのビジネスマナーが備わっているか
- 基礎的なコミュニケーション能力があるか
次に、気になる二次面接で落ちる割合や通過率について確認していきましょう。
就活の二次面接の通過率は面接回数や企業によって大きく異なる
就活の二次面接の通過率は、面接回数や企業によって大きく異なります。
以下は、面接回数における二次面接の通過率の一つの目安です。
- 面接回数2回なら通過率はやや低め
- 面接回数3回なら通過率はやや高め
- 面接回数4回以上なら通過率は低い
基本的には回数が多くなるほど、通過率も低くなる傾向にあります。特に大手企業の二次面接は、自社に合うかどうかを判断するために行うため、落ちる人も必然的に多くなると言えます。
一方で面接回数が2回の企業の場合、二次面接が最終面接となるため、企業によっては採用の基準が厳しく、通過率が低くなる可能性があります。
就活の二次面接を突破するための対策
就活における二次面接を突破するための対策は、以下の6点です。
- 一貫性のある回答を用意する
- 応募企業で活かせる強み・長所を見つけ出す
- 応募企業でならではの理由を見つけ出す
- 3年・5年・10年後になりたい姿を思い描く
- 面接官の役職に応じて質問を用意しておく
- 本番のイメージをつかんでおく
就活における二次面接は、一次面接をクリアした学生の間での相対評価となるため、求められる回答のハードルが上がります。
聞かれる質問内容も学生のパーソナリティを知るための深いものになるため、一次面接が終わったら二次面接までにしっかりと対策をしておくことが必要です。
順番に解説していきます。
一貫性のある回答を用意する
二次面接を突破するためにまずやるべき対策は、これまでを振り返って一貫性のある回答を用意することです。
一次面接と二次面接では面接官が変わるものの、自分が話した内容は面接官同士で共有されています。二次面接を担当する面接官は、一次面接を担当した面接官の記録を元に質問を投げかけてくるため、自分も一次面接での回答内容を頭に入れておかなければなりません。
事前に一次面接の内容を振り返り、聞かれた質問内容と回答内容を紙に書き出してみましょう。書き出すことで記憶が鮮明になり、あいまいだった部分を補足できます。
さらに一次面接で思い通り話せなかった回答をもう一度練り直せば、二次面接でより高評価につながるアピールができるでしょう。
応募企業で活かせる強み・長所を見つけ出す
次にやるべき対策は、自己分析を通じて応募企業で活かせる強み・長所を見つけることです。
二次面接では「自社に相応しい人物か」という観点から、応募企業との相性が問われます。応募企業に自分が相応しい人物であるとアピールするには、まずは自分に対する十分な理解が欠かせません。
自己分析は書類選考や一次面接時にある程度済ませているはずですが、二次面接では形式的な内容ではなく、学生のパーソナリティに深く踏み込んだ回答が求められます。
一次面接で回答した内容に対して「なぜそう思ったのでしょうか?」と聞かれることもあるでしょう。その場面を想定し、自分の回答に対して5回ほど「なぜ?」を繰り返して、全ての回答を用意しておきましょう。
頭の中でイメージするだけでなく、具体的に書き出してみると、記憶に定着するうえ、二次面接直前に読み返した状態で本番に挑めます。
応募企業ならではの理由を見つけ出す
さらにやっておきたいのが、企業研究を通じて応募企業ならではの理由を見つけることです。
応募企業に自分こそが相応しい人物であるとアピールするには、応募企業が第一志望であり、かつ応募企業でなければならない理由を語れる必要があります。
「なぜ応募企業でなければならないのか?」といった問いに答えるには、単に応募企業のHPや求人内容を見ているだけでは不十分です。他の業界や同業他社と比較したうえで、応募企業を選んだ根拠を示す必要があるため、よりマクロ的な視点が求められます。
マクロ的な視点で業界研究を進めるには、以下の情報源が参考になります。
- 就職四季報
- 業界マップ
- 応募企業の業界に関する社会ニュース
一方、より学生が理解しやすい企業研究の進め方は、身近なミクロ的な視点から企業研究を進めることです。
例えば、応募企業の社員紹介やインタビュー記事は先輩社員自身が実感した言葉で語られているため、企業理念と業務内容を結びつけやすいです。また、応募企業の社長メッセージも、社員や株主、利用顧客に向けて語られた言葉なので就活生が未来をイメージするのに役に立ちます。
企業研究は、マクロ的アプローチとミクロ的アプローチの両面から進めると、理解を深めやすいです。やればやるほど他の学生との差別化につながるので、選考を有利に進められるでしょう。
3年・5年・10年後になりたい姿を思い描く
3年・5年・10年後になりたい姿を具体的に思い描いてみることも対策として有効です。
キャリアプランは、熱意の高さや相性の良さを同時にアピールできるため、具体的に語れるほど高評価につながります。
上記で紹介した自己分析と企業研究が十分にできていれば、「自分の強みと長所を活かして応募企業に対してどんな貢献ができるのか」がある程度見えてくるはずです。
その内容を先輩のインタビューや社長メッセ―ジなどと重ね合わせながら、自分のなりたい理想像を少しずつ具体化していきましょう。
キャリアプランの考え方の手順は以下の通りです。
- まずはなりたい理想像を決める
- 理想をいつまでに叶えたいか期限を決める
- 理想を叶えるために必要なステップを決める
キャリアプランは自身の方向性を決める目安に過ぎません。厳密に守る必要はなく、現状に合わせて修正できます。二次面接では自分が活躍するイメージが伝われば良いので、理想と現実のバランスを考えながら思い描いてみましょう。
面接官の役職に応じて質問を用意しておく
二次面接をクリアするためには、面接官の役職に応じて逆質問の内容を用意しておくことも大切です。
二次面接では、面接の最後に逆質問と呼ばれる学生から面接官に対して質問する機会があります。応募企業に関する疑問を解消できたり、熱意や志望度の高さをアピールできたりするチャンスなので、積極的に質問をしましょう。
上記解説した通り、二次面接に参加する面接官は、その企業が実施する面接回数に応じて変わってきます。
二次面接が最終面接である場合は役員や社長が面接官を担当することが多く、三次面接が最終面接である場合は現場の管理職や責任者であることが多いです。
面接官の役職に応じて仕事内容や詳しい領域が異なるので、それに合わない質問をしても、知りたい回答が返ってこなかったり、あるいは評価につながらなかったりする恐れがあります。
そのため逆質問をする場合は、面接官の役職に合わせて以下のように質問内容を使い分けましょう。
- 役員や社長の場合:経営戦略・経営方針・今後のビジョン…など
- 現場の責任者の場合:職場の雰囲気・社員の年齢構成・現場社員の共通点…など
面接官の役職に質問内容を合わせることで、評価につながりやすくなるでしょう。
本番のイメージをつかんでおく
二次面接をクリアするためには、事前に模擬面接をして本番のイメージをつかんでおくことも大切です。万全の体制で迎えられるように、模擬練習はしっかり行いましょう。
二次面接では、現場の責任者または役員・社長が担当することも多くあります。そのため、可能であれば年齢の近い友達や先輩より、面接官の年齢に近い人に模擬練習を見てもらうと本番に近い状態が作れます。
身近に協力者が見つからない場合は、就活エージェントの活用も検討してみましょう。就活生と企業をつなぐ役割を果たす就活エージェントは、就活生が抱える就職の悩みに詳しいだけでなく、採用する人事の本音も知っています。
そのため、企業目線で模擬面接の練習をすることで、どうすれば二次面接をクリアできるかといったアドバイスももらえます。
P-CHAN就活エージェントは創業60年の歴史があり、多くの企業が学生に利用されているのが特徴です。
二次面接に求められる傾向や企業ごとの対策を教えてくれるので、就職活動に不安を感じている人におすすめです。これから二次面接を控えている人は、一度登録を検討してみましょう。
就活の二次面接でよく聞かれる質問内容
「より自社に相応しい学生」を選別する二次面接では、一次面接よりも深く踏み込んだ質問がなされます。
就活において二次面接で聞かれる質問内容は、主に7つに分類できます。
- 志望動機に関する質問
- 学生時代に力を入れていたことに関する質問
- 長所や短所に関する質問
- キャリアプランに関する質問
- 自己PRに関する質問
- 他社の選考状況に関する質問
- 逆質問
順番に解説していきます。
志望動機に関する質問
志望動機に関する質問の具体例は、以下の通りです。
- あなたの志望理由なら他社でも良いと思いますが、弊社を志望している理由はなんですか?
- 他の業界ではなくこの業界を志望した理由はなんですか?
- なぜ○○業界の中で弊社を選びましたか?
- 競合他社より弊社が優れている点は何だと思いますか?
- なぜ弊社の企業理念に魅力を感じたと思いますか?
- あなたの企業選びの軸は何ですか?
志望動機に関する質問では、企業研究の質が問われます。自分の志望理由なども合わせて確認しておきましょう。
志望動機に関する具体的な回答例を知りたい人は、「新卒の志望動機の書き方は?履歴書・ES用の例文や書けない場合の対処法」の記事も合わせて読んでみてください。
学生時代に力を入れていたことに関する質問
学生時代に力を入れていたことに関する質問の具体例は、以下の通りです。
- あなたが話した○○の経験から学んだことは何ですか?
- ○○を通じて学んだ経験は弊社でどう活かせますか?
- なぜ○○をやりたいと感じたのでしょうか?
- ○○を通じてどんな結果を得ましたか?
- ○○を通じて発見した課題はなんですか?
- なぜそこまで○○を頑張れたと思いますか?
- ○○に取り組むにあたって人間関係で苦労した点はありますか?
学生時代に力を入れていたことに関する質問は、学生時代の経験を思い出して回答することが重要です。その結果、どういう部分で成長できたかを語れると面接で有利になります。
長所や短所に関する質問
長所や短所に関する質問の具体例は、以下の通りです。
- 短所を克服するために普段から意識していることはありますか?
- あなたが今挙げたもの以外に、長所(短所)だと感じているものはありますか?
- あなたの長所は弊社の業務でどう活かせると思いますか?
- 長所はどのような経緯で身に付きましたか?
- それが長所だと気づいたきっかけは何ですか?
- 周囲の人にあなたはどんな人だと言われますか?
- 周囲からよく褒められることは何ですか?
調書や短所に関する質問では、長所と短所のそれぞれで自分の強みを活かせることをアピールできると効果的です。短所があるからダメというわけではないので、その点もしっかりと把握しておきましょう。
長所や短所に関する具体的な回答例を知りたい人は、「新卒の採用面接でよくある質問集!質問の意図や高評価につながりやすい答え方の例も紹介」の記事も合わせて読んでみてください。
キャリアプランに関する質問
キャリアプランに関する質問の具体例は、以下の通りです。
- 入社後やりたいことは何ですか?
- 入社後の目標に向けて今心がけていることは何ですか?
- 自分がなりたい理想像を教えてください
- 希望通りの配属にならなかったらどうしますか?
- 弊社で○○(業務名)をやりたい理由を教えてください
- 弊社で達成したい目標は何ですか?
- ○○(目標)以外にやってみたいことはありますか?
- ○○(目標)を達成するのに必要なスキルは何だと思いますか?
- あなたがそれをすることで弊社にどんな影響を与えられますか?
- (担当業務で)1位になるには何が必要だと思いますか?
聞かれた質問に対して説得力のある回答をするには、将来を見据えた自己分析が必要です。面接で聞かれそうな部分は、しっかりと分析した上で面接に臨みましょう。
自己PRに関する質問
自己PRに関する質問の具体例は、以下の通りです。
- (自己PR内容について)そのときどんな苦労をしましたか?
- あなたの強みは弊社でどう活かせますか?
- あなたの強みはどういう経緯で習得しましたか?
- その強みが活きた別のエピソードを教えてください
- それ以外に何か強みはありますか?
聞かれた質問に対して面接官を納得させる回答をするには、自己分析をしっかりと行うことが重要です。
自己PRに関する具体的な回答例を知りたい人は、「【新卒向け】自己PRの書き方!伝わる履歴書のポイントと例文を紹介」の記事も合わせて読んでみてください。
他社の選考状況に関する質問
他社の選考状況に関する質問の具体例は、以下の通りです。
- 他に受けている企業はありますか?
- 企業選びの基準について教えてください
- 弊社を第一志望にしていますか?
- ○○業界と××業界を受けている理由を教えてください
- 受けている3社の志望順位を教えてください
他社に関する質問でも嘘をつかないことが重要です。自分の中でしっかりと情報を整理した上で二次面接に臨みましょう。
他社の選考状況に関する質問と具体的な回答例が知りたい人は、「就活の面接で「ほかに受けている企業は?」と聞かれたら?面接官の意図と答え方」の記事も参考にしてみてください。
逆質問
面接官に「何か聞きたいことはありますか?」と言われたときの質問の返し方は、面接官の役職に応じて、大きく2種類に分けられます。面接官が現場の責任者か経営陣かによって、使い分けましょう。
現場のことについて詳しく知りたいなら、以下のような質問がおすすめです。
- 早く企業に貢献できるようになるには、何が必要だと思われますか?
- 業務を進める上で意識すべきことは何ですか?
- ○○部門に所属する社員の共通点を教えて下さい
- ○○職では他部門との連携を大切にしていると伺いましたが、どのように連携されていますか?
- これまで関わった業務の中でいちばんやりがいを感じられた業務は何ですか?
- 部下に期待することは何ですか?
- 御社に向いている学生とはどんな人物だと思いますか?
経営戦略について詳しく知りたいなら、以下のような質問がおすすめです。
- 今後の経営戦略についてどう考えておられますか?
- 御社では挑戦する精神を大切にされていますが、御社で働く魅力はどんなところにあると思いますか?
- 御社が新しく立ち上げた○○事業の今後の方針を教えてください
逆質問に対してより詳しい内容を知りたい人は、「【新卒必見】面接で逆質問はするべき?人事面談での逆質問の例やNG例も紹介」の記事も合わせて読んで見てください。
就活の二次面接で落ちてしまう理由
就活の二次面接で落ちる理由には、主に以下の4点が挙げられます。
- 入社意欲や熱意が伝わっていない
- 社風や期待する人物像に合っていない
- 自社で活躍するイメージが思い浮かばない
- 回答が書類選考や一次面接と矛盾している
応募企業の選考における面接回数に違いがあっても、二次面接が一次面接をクリアした学生の中から「より自社に相応しい人物」を選抜する傾向が強いことに変わりはありません。
結局のところ、応募企業から内定を獲得できるかどうかは、応募企業との相性と他の学生との相対評価で決まります。そのため、たとえ面接の印象に大きなマイナス評価がなくても、他の学生より相対的に劣っていると見なされれば、二次面接に落ちる可能性が高まります。
ここからは上記の理由を詳しくみていきましょう。
入社意欲や熱意が伝わっていない
他の学生と比較して回答内容から入社意欲や熱意が伝わってこないと、二次面接で落ちる理由になります。なぜなら、入社意欲や熱意が低いと早期退職のリスクが高くなるからです。
二次面接で落ちるパターンには以下のものが挙げられます。
- 企業理念に惹かれたという志望理由に対し、「企業理念に惹かれた理由は?」と聞かれて答えられなかった
- 入社してやりたいことに対し「そう思う理由は?」と突っ込まれて黙りこんでしまった
- 志望動機が他の企業でも通用するような内容だった
- 志望動機に対し「当社でなければなりませんか?」と聞かれて答えられなかった
- 逆質問で「何か当社について聞きたいことはありませんか?」と聞いたところ、「特にありません」と回答した
- 声が小さく自社に対する熱意が感じられなかった
- 回答全般に対してとりあえず受けてみたという印象が拭えなかった
上記のように、面接官はさまざまな角度から就活生の入社意欲や熱意の高さを見極めようとします。入社意欲が高い学生なら絶対に出さないような反応を面接官に見せてしまうことで、入社意欲や熱意の低さが伝わってしまいます。
社風や期待する人物像に合っていない
他の学生と比べて回答が社風や期待する人物像に合っていないと、二次面接で落ちる理由になります。
二次面接で落ちるパターンには、例えば以下のものが挙げられます。
- 回答で述べた自身の強みや長所が企業の期待する人物像とずれていた
- 学生が述べた長所に対して「その長所は入社後どのように業務に活かせますか?」という追加質問をしたところ、黙り込んでしまった
- 回答全般から学生と一緒に働いてみたい気持ちになれなかった
上記のように、面接官はいろいろな角度から学生と自社との相性の良さを見極めようとします。
自社と相性の良い学生なら、自分の強みをどのような形で業務に活かせるか、迷うことなく回答できます。また、自身の価値観が社風に近いため、面接官との話が弾みやすく、面接官の好印象につながるでしょう。
そのため、応募企業と相性の良い学生なら見せないはずの反応をしてしまうことで、相性の低さが伝わってしまいます。
自社で活躍するイメージが思い浮かばない
回答から自社で活躍するイメージが思い浮かばないと、二次面接で落ちる理由になります。企業から見れば、活躍するイメージを想像しやすい学生ほど、熱意が高く自社とも好相性であるうえに、入社後も自社に貢献してくれる可能性が高いからです。
二次面接で落ちるパターンには、例えば以下のものが挙げられます。
- キャリアプランへの回答が「一日も早く貢献できる社員になりたいです」「いろんな経験をしてみたいです」など具体性に欠けていた
- キャリアプランを回答したものの、応募企業では目指せない内容だった
- 「5年後や10年後に成し遂げたいことはなんですか?」と聞かれて、黙り込んでしまった
- 学生が述べたキャリアプランに対し「あなたがそれをすることで弊社にどんな影響を与えられますか?」という追加質問をしたところ、答えられなかった
上記のように、面接官はいろいろな角度から目の前の学生が自社で活躍するイメージを思い浮かべようとします。
本気で応募企業を目指しており、自分の強みや長所を業務で活かせる学生なら、5年後や10年後にやりたい業務やなりたい理想像を具体的に思い描いて面接官に語れます。
そのため、現場のことを良く知る面接官から見ても、その学生が自社で活躍する姿を想像しやすく、好印象につながるでしょう。
回答が書類選考や一次面接と矛盾している
回答が書類選考や一次面接と矛盾していると、二次面接で落ちる理由になります。なぜなら、書類選考や一次面接は、自社に相応しくない学生を落とすための足切り選考として実施されているからです。
二次面接に参加した学生が書類選考や一次面接に求められる基準をクリアしていることは、企業にとって大前提です。そのため、書類選考や一次面接と矛盾した回答をすると、二次面接でも落とされる可能性が高くなります。
ただし、二次面接で聞かれる回答に対して一言一句同じように回答する必要はありません。書類選考や一次面接の主旨を押さえつつ、聞かれた内容に対して嘘のない回答を意識すれば十分です。
自分が実際に過去に体験した出来事や本心から言える内容なら、どんな角度から聞かれたとしても、矛盾が生じることはありません。
就活における二次面接は企業との相性が大切!万全の準備で挑もう
二次選考は、「より自社に相応しい学生」をじっくりと選別する位置づけを持つ面接です。落ちる割合は企業によって違いがありますが、しっかり対策をすれば突破の可能性を高められます。
就活における二次面接を突破するための対策は、以下の6点です。
- 一貫性のある回答を用意する
- 応募企業で活かせる強み・長所を見つけ出す
- 応募企業でなければならない理由を見つけ出す
- 3年・5年・10年後になりたい姿を思い描く
- 面接官の役職に応じて質問を用意しておく
- 本番のイメージをつかんでおく
中でも、「応募企業で活かせる強み・長所」と「応募企業でなければならない理由」の2つは、二次面接で深彫りして聞かれる内容の代表例です。
さらに、3年・5年・10年後を見越した具体的なキャリアプランを思い描き、面接官の役職に応じた逆質問を使い分けられれば、二次面接突破に大きく近づきます。
模擬面接の相手におすすめなのは、プロである就活エージェントです。P-CHAN就活エージェントは創業60年の歴史があり、多くの学生や企業に利用されています。
二次面接に求められる傾向や企業ごとの対策を教えてくれるので、就職活動に対する不安を払拭できます。これから二次面接が待ち構えている人は、一度登録を検討してみましょう。