転職エージェントの選び方|5つのポイントと失敗しないための注意点を解説!

公開日:2021年7月1日 更新日:2023年4月18日

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転職をする際には、転職エージェントの力を借りるのがおすすめです。転職エージェントでは、書類作成や面接作成など手厚いサービスを受けることができます。

しかし、転職エージェントは数が多くどれを利用すればいいかわからない人も多いと思います。

そこでこの記事では、転職エージェントの正しい選び方を詳しく解説していきます。

転職エージェントの選び方!押さえておきたい5つのポイント

自分に最適な転職エージェントを選ぶときは、下記5つのポイントを押さえましょう。

  • 優秀なキャリアコンサルタントがいるか
  • 求人数は十分に多いか
  • サポート内容は充実しているか
  • 自分の住む場所に拠点があるか
  • サポート期間はどのくらいか

転職エージェントによってそれぞれ強みや弱みが異なります。

サポートをしっかり受けたい、できる限り近いところが良いなど、自分が特に重視するポイントはどこなのかをしっかりと確認して選ぶのがおすすめです。

優秀なキャリアコンサルタントがいるか

自分の希望にマッチした求人を紹介してくれたり、親身に相談に乗ってくれたりするキャリアコンサルタントがいる転職エージェントを選びましょう。

優秀なコンサルタントであれば、面談で求職者の持つ強みや適性を引き出してミスマッチのない求人紹介を行ってくれます。

逆に経験が浅い、対応が悪いといったコンサルタントの場合、的外れな求人ばかり紹介される恐れがあります。

また、志望度の低い求人の応募を急かされてペースを乱されることがあるかもしれません。

やり取りをしていて上手く会話が噛み合わない、希望を伝えても良い求人を紹介してもらえないという場合は、担当者変更の申し出を行うようにしましょう。

多くの転職エージェントでは、コンサルタントの変更ができます。

求人数は十分に多いか

できるだけ求人数の多い大手求人サイトを選びましょう。

「リクルートエージェント」や「doda」などは知名度も高く転職エージェント業界の中でも大手です。求人数が特に多く、様々な業種・職種で検索できます。

「これから転職活動をするけど何も決まっていない」、「自分の興味ある仕事がまだ見つからない」という人は多いです。

これらの人なら、多くの求人に触れることで転職の選択肢を広げられるのがメリットです。

逆に「エンジニアへ転職したい」、「アパレル業界へ行きたい」など自分の希望する業種が定まっている場合もあると思います。

その場合は、専門分野を扱う特化型転職エージェントを併用して転職活動を進めていくのがおすすめです。

サポート内容は充実しているか

転職エージェントごとにサポート内容は異なります。それぞれの特徴をチェックして選ぶようにしましょう。

例えば、転職エージェントによって次のようなサポートを売りにしています。

  • 転職セミナーを開催
  • 転職イベントの開催
  • 職務経歴書・履歴書の添削
  • 面接対策
  • 書類審査や面接の通過率を上げる
  • 書類選考なしで面接に進める
  • 企業から連絡が入るスカウトメール
  • 面接のスケジュール管理を代行
  • 内定後の年収交渉を代行

職務経歴書や履歴書の添削、面接対策などは多くの転職エージェントでサポートしています。

しかし、無料の転職イベントやスカウトメールなどは一部の独自サービスとして展開されています。

そのため、転職エージェントは自分が特に受けたいサポートに注目して選ぶことも大切です。

自分の住む場所に拠点があるか

自分の住んでいるところの近くに拠点があるかどうかも、転職エージェントを選ぶ上で大切です。

たしかに、インターネットで求人の閲覧や応募などができるので、遠方でも問題ないと感じるかもしれません。

しかし、通える範囲の転職エージェントであれば、担当者と顔を合わせて話せるというメリットがあります。

特に対面で面接対策をしてもらえるのは、直接会って話ができるメリットです。また、転職に対する意欲を担当者に伝えやすくなります。

しかしながら、2021年時点では、新型コロナウイルス対策として電話やWebよる面談を行っている転職エージェントが増えています。

そのため、各転職エージェントのホームページで詳細を確認するようにしてください。

また、地方での転職を考えている人は、地域特化型転職エージェントの検討もおすすめです。

地元企業の情報を網羅しているので、全国に拠点がある転職エージェントよりも使いやすい場合があります。

サポート期間はどのくらいか

多くの転職エージェントには、サービスのサポート期間が設定されています。短いもので3カ月、長いものだと1年以上サポートしてくれるところもあります。

サポート期間を設けている理由は大きく以下の3つです。

  • 意欲のある求職者は1カ月でも転職できる
  • いつ面接に進むかわからない求職者に時間をかけたくない
  • 早く企業と求職者をマッチングさせて売上を確保したい

このような転職エージェント側の考えがあるため、基本的には3カ月から6カ月ぐらいの短期集中型が多いです。

つまり、転職意欲の高い人を優先して求人紹介、手厚いサポートをしようと考えています。

そのため、1年くらいを目処に転職を成功させたいと思っている人は、3カ月のサポート期間では慌ただしく使いにくい印象があります。

逆にすぐにでも転職活動を始めたい人は、サポート期間の短い短期集中型転職エージェントが最適です。

コンサルタントも多くの求人を紹介してくれて、面接までの段取りもスムーズに執り行ってくれます。

また、転職市場の動向で求人が見つかりにくいなど、状況によっては延長や再登録できる場合があります。

サポート期間に関する詳細は、各転職エージェントのホームページで確認してください。

転職エージェントを利用するときに注意したいこと

ここでは、どの転職エージェントを利用するときにも注意したい共通のポイントを明記します。

初回面談はしっかりと準備をする

初回面談は自分の経歴やスキルを棚卸して、職務経歴書などを作成してから臨むようにしましょう。

必要書類を準備しなくても初回面談をしてくれる転職エージェントはあります。

しかし、担当者が求職者の経歴を聞くところから始めないといけなくなるので、限られた面談時間では非常に効率が悪いです。

何より転職する意欲が低い求職者だと思われてしまいます。

また、この時点で希望する条件などを伝えず中途半端な面談を行ってしまうと、そのあと的外れな求人を紹介されてミスマッチが発生します。

本来もっと深い話ができるはずだったのに、求人の紹介だけで面談が終わってしまったということがないように、職務経歴書は作成することがおすすめです。

キャリアドバイザーのアドバイスを鵜呑みにしない

キャリアアドバイザーの意見は全て鵜呑みにせず、しっかりと自分の軸を持ち転職活動を行うことが重要です。

アドバイザーの言うことが全て正しいとは限りません。

偏った意見に流されないように、自身でも企業分析を行って正しい情報を得るようにしましょう。

中にはノルマや売上を優先して、条件に合わない求人を無理やり紹介してくるエージェントもいます。

転職エージェントを使って転職をする際は、少なくとも以下の3つは自分の軸として持っておきましょう。

  • 自分の希望する業種・職種
  • 譲れない労働条件
  • 希望する年収

複数の転職エージェントから同時に応募しない

複数の転職エージェントを併用する際、同じ企業に応募するのはNGです。

別々の転職エージェントから応募すれば、選考の機会が増えるので書類通過率が上がると思いがちですが、実は同一企業への応募なので選考率は変わりません。

むしろ、同じ求職者から複数応募があったと、企業から転職エージェントへ連絡が入る可能性があります。

そうなってしまうと、企業と転職エージェントのどちらにも不信感を与えてしまうでしょう。

もし、間違えて複数応募したことが判明したら、すぐに後から応募した方のエージェントに連絡を取って、応募を辞退してもらうようにお願いしなければいけません。

転職エージェントに同じ企業を紹介された場合もあります。

その企業の情報をより多く持っている、その企業と強いつながりを持つ転職エージェントから応募するようにしましょう。

後々の選考でも有利に働く可能性があるからです。

紹介された求人の情報は口コミサイトでもチェックする

キャリアドバイザーから紹介された求人は、口コミサイトかからも情報収集しましょう。

「転職会議」などの口コミサイトは、自分が勤めていた企業の口コミを書くことで自分も他の口コミを閲覧することができます。

ただし、口コミサイトを閲覧したいだけの人が、ありもしない内容を記載していることがあるので注意が必要です。

口コミサイトを見るときは、できる限り多くの口コミを見て総合的に判断することが大切です。

また、「風通しが悪い」「残業が多い」など、どの企業にも当てはまるようなことは信憑性にかけます。

そのため、年間休日日数や有休消化率、実際の残業時間など、具体的な数字の書かれている口コミを参考にしましょう。

なお、口コミサイトは不満を持って転職をしたい人が利用する傾向にあります。基本的にはネガティブな情報が多いので、全てを鵜呑みにしないように注意が必要です。

もしコンサルタントの発信している情報と自分の持っている情報に差異があれば、その都度コンサルタントに確認を取るようにしましょう。

常に正しい情報を集めて転職エージェントを利用することが重要です。

初めての転職でも使いやすい!求人数が豊富な転職エージェント4選

初めての転職でも使いやすく求人数が豊富な転職エージェントを4つご紹介します。

  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • doda
  • パソナキャリア

この4つの転職エージェントは、いずれも求人数が多いため、希望業種や職種が定まっていない人も選択肢を広げながら転職活動することができます。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント

リクルートエージェントは業界最大手で、保有求人数は非公開求人を含め10万件以上あります。

また、取り扱う業種・職種が幅広いので、求人同士の比較検討のしやすさが魅力です。

リクルートエージェントは知名度が高いこともあり、企業からの信頼も厚く、給与や条件交渉といった交渉力の高さに定評があります。

カウンセリングは親切丁寧で、面接対策や書類添削などのサポートが充実している点も見逃せません。

「ノースキルなので転職活動が不安」「自分の向いている仕事がわからない」という人も安心して利用できる転職エージェントです。

リクルートエージェントはこちら

リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

出典:マイナビエージェント

マイナビエージェントは、CMやWeb広告で知名度を誇る大手転職エージェントのひとつです。

様々な業種・職種を取り扱う総合型転職エージェントでありながら、以下のような専門性の高い職種も多く取り扱っている点が特徴です。

  • IT・通信
  • メーカー
  • マスコミ
  • 金融・コンサルティング

また、全国に拠点数があり地方の求人も豊富に取り扱っています。

主に20代から30代をターゲットにしていて、第二新卒や未経験可でも探すことができるのもポイントです。

マイナビエージェントはこちら

マイナビエージェントについて詳しく知りたい方は「マイナビエージェントの評判は悪い?ひどい?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。

doda

doda

出典:doda

dodaは、求人数の多さと手厚いサポートが魅力の大手転職エージェントです。

キャリアアドバイザーとの初回面談は1時間程度で、求職者の経歴からわかる強みやアピールポイントなどを、時間をかけて引き出してくれます。

面談後はキャリアアドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが可能です。

また、自分の市場価値を知ることができる「doda年収査定」や職務経歴書を簡単に作成できる「レジュメビルダー」などがあります。

このように独自の支援ツールを展開しているのも特徴です。

dodaはこちら

dodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

パソナキャリア

パソナキャリア

出典:パソナキャリア

パソナキャリアは、人材派遣で知られる株式会社パソナが運営する転職エージェントです。

2019年と2020年にオリコン顧客満足度調査(※1)で「転職エージェント総合第1位」を獲得するなどの実績を持ちます。

パソナキャリアでは、職務経歴書や履歴書の添削から面接対策まで手厚いサポートを行ってくれるのが特徴です。

また登録後は、マイページから求人検索や転職イベントの情報がいつでも確認できます。

さらに女性の転職活動のサポートにも力を入れていて、女性歓迎の営業やエンジニア職といった職種も幅広く取り扱っています。

※1 オリコン顧客満足度ランキング「転職エージェントのランキング・比較」

パソナキャリアはこちら

転職エージェントの比較をしたい方は、「転職エージェント比較!サービス同士の違いや登録時のポイントも解説!」も読んでみてください。

希望職種が決まっている人におすすめ!特化型の転職エージェント5選

自分の希望業界が決まっている人は、特化型転職エージェントがおすすめです。その中でも、特に人気の高い特化型転職エージェントを5つご紹介します。

  • マイケル・ペイジ(外資系)
  • レバテックキャリア(エンジニア)
  • クリーデンス(アパレル業界)
  • マスメディアン(マスコミ・広告・Web業界)
  • メイテックネクスト(製造系エンジニアメーカー)

特化型転職エージェントは、その分野の知識が豊富なキャリアアドバイザーが在籍しています。

ほかでは相談できないような専門的なことも気軽に相談できるのがメリットです。

マイケル・ペイジ(外資系)

マイケル・ペイジ

出典:マイケル・ペイジ

マイケル・ペイジは外資系の求人に特化した転職エージェントです。

日本では取り扱えない外資系企業などを多く取り扱っているのが特徴です。

外資に関する専門的な知識を持っていて、親身な対応で人気があります。

また、企業と求職者は一人のキャリアアドバイザーで受け持っているので、登録から内定までの流れがスピーディーです。

そのため、すぐにでも転職を成功させたい人におすすめです。

さらに、高収入を目指せるハイクラス案件が多く求人の質の高さが魅力です。

ある程度の経験やスキルは必要ですが、外資系でキャリアアップを目指す人は便利に使えます。

マイケル・ペイジの公式サイト

レバテックキャリア(エンジニア)

レバテックキャリア

出典:レバテックキャリア

レバテックキャリは、エンジニアでの転職を目指す人におすすめの転職エージェントです。

IT・Web業界なら大企業からベンチャー企業まで幅広く、求人の質の高さはトップクラスを誇ります。

また、担当者は企業へ何度も訪問をしてヒアリングを行っているので、企業に関する情報を網羅しています。

実際どれぐらい残業があるのか、福利厚生は整っているのかなど、良い部分も悪い部分も包み隠さず共有してくれるのが魅力です。

ただし、未経験向けの案件はほとんどないので、すでにエンジニアとしてある程度の経験やスキルが必要です。

レバテックキャリアはこちら

クリーデンス(アパレル業界)

クリーデンス

出典:クリーデンス

クリーデンスは、パーソルキャリア株式会社が手がける、アパレル業界に特化した転職エージェントです。

有名な一流ブランドから大手メーカーまで幅広く取り扱っています。

また、アパレル業界出身のアドバイザーが多く在籍していて、手厚いサポートを受けることができます。

特にヒヤリングが好評で、アドバイザーの親切な対応には定評があります。

ただし経験者向けの転職エージェントなので、過去にアパレルに関する仕事をした経験が求められます。

アパレル業界でキャリアアップを目指す人であれば使いやすい転職エージェントです。

クリーデンスはこちら

マスメディアン(マスコミ・広告・Web業界)

マスメディアン

出典:マスメディアン

マスメディアンは、マスコミ・広告・Web業界に強い転職エージェントです。

クリエイティブマーケティングの専門誌を発行する宣伝会議のグループ会社で、マスメディアに関する人脈や情報を多く保有しています。

マスコミ業界の企業に応募するには、場合によっては自身の作品や実績をまとめたポートフォリオの提出が求められるのが通常です。

しかし、マスメディアンではそのような専門的な部分も的確なアドバイスをしてくれます。

マスコミ業界は、常に転職市場で人気があって競争力が高いので、興味がある人は登録することをおすすめします。

マスメディアンはこちら

メイテックネクスト(製造系エンジニアメーカー)

メイテックネクスト

出典:メイテックネクスト

メイテックネクストは、製造系エンジニアメーカーへの転職に特化した転職エージェントです。製造系の転職実績が多数で、企業から高い信頼度があります。

また、各製造業の企業情報を網羅していて、求職者に的確なアドバイスができるのも魅力です。ネット検索では得られないような多くのリアルな情報が手に入ります。

さらに、エンジニアというカテゴリではなく電子・半導体や化学、ITなど専門分野ごとにコンサルタントが在籍しています。

そのため、より専門性の高いサポートを受けられるのも魅力です。

メイテックネクストはこちら

転職エージェントの選び方 まとめ

今回は、転職エージェントの選び方についてご紹介しました。

転職活動において強力な味方となる転職エージェントですが、自分にとって最適なサービスを選ぶことで、その機能を最大限に生かすことができます。

1つの転職エージェントだけを利用すると、紹介してもらえる求人数が少なかったり、キャリアアドバイザーとの相性が悪かったりする可能性もあります。

そのため、総合型や特化型を組み合わせて複数の転職エージェントを利用することがおすすめです。今回の記事が、転職活動をする人の参考になれば幸いです。

おすすめの転職エージェントについて詳しく知りたい方は「【転職エージェントおすすめ】自分に合った転職エージェントの選び方と人気サービスを紹介」も読んでみてください。

この記事の監修者

木川 雄策

木川 雄策

株式会社ピーアール・デイリー 人材紹介事業部 次長
1998年入社、求人広告・人材紹介事業と募集・採用に携わり入社24年目。
累計10,000人以上の採用・転職に貢献。
メンタルヘルス検定合格 認証番号090720001611