40代の転職は厳しい?成功するために押さえるべきポイントを解説

公開日:2021年7月17日 更新日:2021年7月17日

「40代からの転職は難しい」という噂を聞いて、転職を踏みとどまっている方は多いのではないでしょうか。

しかし、実際は転職に成功している40代の方も多くいます。ポイントさえ押さえておけば、40代だろうと転職は可能です。

今回は、40代で転職する上で注意すべきポイントについてお伝えします。

40代の転職が厳しいと言われる理由

 

40代の転職は厳しいとよく言われます。その理由は以下の通りです。

  • 求人数が少ないから
  • 求められる能力が高いから
  • 扱いづらいと思われる傾向があるから

それぞれ詳しく解説していきます。

求人数が少ないから

40代の転職が厳しいと言われる理由の1つ目は、そもそも求人数が少ないのが原因です。

企業が40代の人材を募集する場合、高い専門性を持ったスペシャリストや管理職、マネージャーを求めていることが多いです。

このようなポジションはそもそも採用枠が少ないので、全体の求人数が少なくなってきます。

実際に転職サイトで40代以上の求人に絞って検索すると、ヒット数は一気に下がります。

1つの求人に対する競争率も高いため、普通に転職活動を進めているだけではなかなか採用に至りません。

求められる能力が高いから

40代の転職が厳しいと言われる理由の2つ目は、20代や30代と比べると、求められる能力が高くなるからです。

20代や30代は現状のスキルが足りなくても、今後成長するポテンシャルを見込んで採用されることが多いです。

しかし40代は、20代や30代の方と比べて働ける年数が短いため、企業で即戦力として活躍できるかどうかをみられるようになります。

また、どうしても給与が高くなることから、その給与に見合ったスキルを持っているかも厳しくみられます。

たとえスキルを持っていたとしても、社内の20〜30代が将来的に身につけられるようなスキルであれば、わざわざ採用する理由はありません。

「他にない価値を提供できるか」という視点で判断されるため、選考のハードルも上がります。

扱いづらいと思われる傾向があるから

40代の転職が厳しいと言われる3つ目の理由は、40代の転職者は扱いづらいと思われることが多いからです。

40代は社会人経験が豊富ですが、その分仕事のやり方や価値観が固まっている場合が多く、新しい職場に馴染めるかを不安視されることがあります。

特に20〜30代が中心となる職場においては、「年齢差が原因でお互いに仕事がやりにくいのでは?」という懸念を抱かれるかもしれません。

もちろん働く上での柔軟さは人によって異なるので、全ての40代以上の人が扱いにくいと判断されるわけではありません。

しかし企業側からすると、年齢ゆえの扱いづらさがどうしても懸念点となりやすいです。

40代で転職に成功する人の共通点

40代の転職は厳しいと言われる一方、転職に成功している人も数多くいます。

厚生労働省の統計によると、40代が転職した時の年収の変化は以下の通りです。

転職時の年齢給料が上がった給料は変わらない給料が下がった
40代前半41.4%31.7%24.3%
40代後半38.9%30.7%29.5%

出典:平成 30 年雇用動向調査結果の概況

この統計を見ると、40代で転職をした人の多くが年収アップに成功しています。

40代で転職先が決まらない人もいる中、なぜこのような差が生まれるのでしょうか。

40代で転職に成功している人の共通点は以下の4つです。

  • 企業のニーズにマッチしている
  • 自ら会社に馴染んでいく覚悟がある
  • 過去の経歴にこだわらない
  • 年収にこだわらない

それぞれ詳しく解説していきます。

企業のニーズにマッチしている

1つ目は、企業のニーズにマッチした価値を提供できる人です。

企業は、既存の社員にない価値を持つ人を求めて求人を出すケースが多いです。ニーズに合った能力を持っていれば、採用される確率は大きく高まります。

自分の強みをさまざまな切り口で分解し、相手のニーズに合わせられる人は、企業に必要な社員として迎え入れられるでしょう。

自ら会社に馴染んでいく覚悟がある

2つ目は、自ら新しい会社に馴染んでいく覚悟があるかどうかです。

仕事のやり方や価値観が固まっていると「扱いづらい」と判断されてしまいます。

逆に40代でも柔軟さがあれば、年齢関係なく受け入れてもらえます。

過去の実績や仕事の仕方に囚われることなく、自分から会社や環境になじみ、部門の垣根をこえてさまざまな人と交流する柔軟さが重要です。

過去の経歴にこだわらない

3つ目は、過去のキャリアや経歴にこだわらないことです。

「転職を通じてキャリアアップしたい」という気持ちは、全員に共通するでしょう。

しかし実際にキャリアアップできるかどうかは、自分が企業に対してどんな価値を提供できるかにかかっています。

過去の経歴にこだわる人より、次の職場でのチャレンジにこだわる人の方が転職に成功しやすいです。

年収にこだわらない

最後は、年収にこだわり過ぎないことです。年収にこだわると転職先が限られ、企業からも良い印象は抱かれません。

十分な能力があれば、年収は自然と上がります。年収を上げたいのなら、まずは企業が求める能力をアピールすることにこだわりましょう。

小手先のテクニックではありますが、面接時に「年収にこだわらない」と明言することも効果があります。

40代で転職する上で押さえるべきポイント

40代で転職を成功させるためには、いくつかのポイントが存在します。具体的には以下の4つのポイントです。

  • 書類選考の通過率が低いのは覚悟する
  • 希望条件を絞り込む
  • キャリアの打ち出し方を考える
  • 別業界も視野に入れる

それぞれ詳しく解説していきます。

書類選考の通過率が低いのは覚悟する

40代の転職では、書類選考の通過率が想像以上に低くなることを覚悟しておきましょう。

40代の転職は20代や30代と比べると、ハードルが高いです。

特に書類選考は年齢不問であっても、内情は40代以上を不可としているケースもあります。

書類選考で落とされても気落ちせず、次の選考へと気持ちを切り替えましょう。

希望条件を絞り込む

自分がどんな仕事をしていきたいのか、希望する条件を絞り込んでおくことも大切です。

仕事内容やキャリアの方向性など、自分が仕事で得たいものを絞りこみましょう。

条件を絞り込む際のポイントは、あれこれ欲張り過ぎず、最低限望む条件のみとすることです。

たとえ一時的に待遇が下がっても、自分の希望に合った満足度の高い転職ができる可能性が上がり、結果的に将来の成功につながります。

40代から転職すると、その先は定年まで働きつづける可能性も高いです。残り20年で何を得ていきたいか考えておけば、ミスマッチは少なくなるでしょう。

キャリアの打ち出し方を考える

40代になると、さまざまな経験やスキルを持っているはずです。

しかし同様の経験やスキルを持っている人もたくさんいるので、単純にアピールするだけでは差別化を図ることはできません。

逆に、自分にしかない強みをアピールできると、転職では有利に働きます。例えば、人からよく「ありがとう」と言われる部分を見直してみましょう。

一見自分は当たり前だと思っていることも、実は自分だけの強みである可能性があります。

自分だけの強みを見つけ、企業にアピールしてください。

別業界も視野に入れる

転職活動がうまくいかない場合は、別業界も検討すべきです。

同じ業界内だと似たような強みを持つ人が多く、差別化が難しいです。しかし業界を変えてみると、自分の強みが他人にはない強みとなることもあります。

転職活動が上手くいかない場合は1つの業界に縛られず、さまざまな業界を検討してみましょう。

40代の転職におすすめの転職エージェント・転職サイト5選

注意すべきポイント

ここでは、40代の人が積極的に利用すべき転職サイト・転職エージェントを紹介します。

どのサービスも40代の転職を対象としており、好条件の求人を揃えています。

キャリアアップを目指したい人は積極的に利用しましょう。

転職エージェント名ビズリーチキャリアカーバーミドルの転職JACリクルートメントパソナキャリア(ハイクラス転職支援サービス)
公開求人数57,621件66,623件135,099件11,315件非公開
主な対象年齢30代以降30代以降30代~40代30代~50代20代~40代
特長ハイクラス求人で業界最大手リクルート運営で優秀なヘッドハンターが多い多くの転職会社のエージェントが登録しているロンドン発祥で海外の求人が豊富自分でアドバイザーを指名できる

※2021年6月時点

1.ビズリーチ|業界最大手のハイクラス転職サイト

ビズリーチ

ビズリーチは年収800万円以上のハイクラス求人が充実した転職サイトです。ハイクラス転職サイトとしては業界No.1の規模で、さまざまな企業や個人のヘッドハンターが在籍しています。

自分でサイト内から求人を探すこともできますが、在籍しているヘッドハンターからスカウトを受けて転職を進めるのが一般的です。まずは登録しておき、ヘッドハンターからのスカウトを見て、自分の市場価値をチェックすることも可能です。

「プラチナスカウト」という本気度の高いスカウトだけをチェックする機能もあるので、他の転職サイトのスカウトよりも参考になります。

ちなみに、ビズリーチは無料で利用可能ですが、機能や閲覧できる求人が一部制限されています。すべての機能を利用するには有料会員登録(月額3,278円または5,478円)する必要があるので注意しましょう。

ビズリーチの公式サイト

ビズリーチについて詳しく知りたい方は「ビズリーチの悪い評判は本当?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。

2.キャリアカーバー|質の高いヘッドハンターが在籍

キャリアカーバー

キャリアカーバーはリクルートが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サイトです。サービス内容はビズリーチと似ており、こちらもさまざまな企業や個人のヘッドハンターが登録しています。

キャリアカーバーでは、自分でヘッドハンターを選び、転職相談ができることが特徴です。ビズリーチと異なり完全無料で利用できるのがメリットです。

ただし転職サイトなので、書類添削や面接対策などのフォローが充実しているわけではありません。転職活動に関するサポートが必要なら、アドバイザーが専属でつく転職エージェントも併用しましょう。

キャリアカーバーの公式サイト

3.ミドルの転職|転職会社のエージェントが集結

ミドルの転職は30代~40代のミドル層に向けた転職サイトです。

年収300万円以上の求人が集まっており、管理職などのハイクラスな求人も多いです。「年収1000万円以上」などの特集も組まれています。

ミドルの転職には、人材紹介会社が保有している求人と、企業に直接応募できる求人の両方が掲載されているので、公開求人だけでも10万件を超えています。たくさんの求人から転職先を検討したい人にも最適です。

またスカウト機能がメインですが、転職コンサルタントの情報も詳しく掲載されているので、自分からコンサルタントを選んで転職活動することも可能です。

enミドルの転職の公式サイト

4.JACリクルートメント|ロンドン発で海外求人も豊富

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、30~50代を対象にした、ロンドン発のハイクラス転職エージェントです。

国外に拠点が11箇所あるため、国内の求人だけでなく、外資系や海外企業にも太いパイプを有しています。転職を機に新たなチャレンジをしたい人にもおすすめです。

JACリクルートメントには幅広い年収の企業が登録されていますが、マネジメント層やスペシャリストの転職がメインターゲットです。業界ごとに専任のアドバイザーが在籍しているため、的確なアドバイスを受けることができるでしょう。

JACリクルートメントの公式サイト

リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「JACリクルートメントの評判は両極端?良い・悪い口コミやメリットデメリットを解説!」も読んでみてください。

5.パソナキャリア ハイクラス転職支援サービス|アドバイザーを指名できる

「パソナキャリア ハイクラス転職支援サービス」は、年収700万円以上のハイクラス転職に特化した、パソナキャリアの転職サービスです。

求人はほとんど非公開ですが、独自の求人を多数保有しており、利用者の67.1%が年収アップした実績を持っています。そのため、転職で確実にキャリアアップしたい人は積極的に利用しましょう。

パソナキャリア ハイクラス転職支援サービスでは、業界に詳しいアドバイザーが専任で担当するため、サポートも的確です。また管理部門の求人に応募する場合、自分から担当アドバイザーを指名することもできます。

全ての人におすすめできる総合転職エージェント・転職サイト3選

続いては、年代問わず全ての人におすすめできる総合転職エージェント・転職サイトを紹介します。40代に特化しているわけではありませんが、求人数が多いため、40代の求人も一定数存在します。

登録しておけば、より幅広い求人に触れることができるでしょう。

転職エージェント名リクルートエージェントリクナビNEXTdoda
公開求人数110,810件47,960件76,786件
非公開求人数154,034件48,074件非公開
主な対象年齢全年齢全年齢全年齢
特徴転職エージェント求人数No.1転職サイト求人数No.1業界最大手でサポートも充実

※2021年6月時点

1.リクルートエージェント|圧倒的な求人数

リクルートエージェント

リクルートエージェントは圧倒的な求人数を誇る、業界最大手の転職エージェントサービスです。幅広い求人を扱っているので、40代に向けた求人も一定数以上あります。

ネームバリューも業界随一なので、登録すればかなりの求人をチェックできるでしょう。

また、全国各地に多数の拠点を持っていることも特徴です。地方の求人も充実しているため、地元就職したい人にもおすすめです。

リクルートエージェントの公式サイト

リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

2.リクナビNEXT|転職のノウハウ情報が充実

リクナビNEXT

リクナビNEXTはリクルートエージェントと同じく、リクルートが運営する転職サイトです。求人数は業界最大級で、登録せずとも多数の求人を検索できます。

また転職成功ノウハウや体験談など、転職に役に立つ情報も充実しています。サイトを閲覧するだけでも新たな発見があるでしょう。

リクナビNEXTの公式サイト

リクナビネクストについて詳しく知りたい方は「リクナビNEXTの評判は?サービスの特徴から強みや弱み、おすすめできる人を徹底検証!」も読んでみてください。

3.doda|求人検索とアドバイザー相談を併用可能

doda

dodaはパーソルキャリアが運営する、業界最大手の転職サービスです。

転職サイトと転職エージェント、両方の機能も有しているのが特徴で、大企業からベンチャー企業まで幅広い求人が揃っています。

始めは気軽に登録して求人を探すのに使い、応募に進む際に転職エージェントのサービスを利用する、といった使い方も可能です。

また「doda年収査定」「レジュメビルダー」など転職に役立つツールも充実しています。

会員登録は無料なので、とりあえず登録しておいて損はありません。

dodaの公式サイト

dodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

まとめ

40代での転職は難しいと言われがちですが、ポイントを押さえれば成功する可能性は十分にあります。

過去の経歴や年収にこだわらず、さまざまな切り口で自分の強みをアピールし、企業に招いてもらえるように転職活動をしていきましょう。

40代の転職は、どうしても選択肢が限られてきます。しかし正しい手順で求人探しをすれば、自分に合った企業は必ず見つかります。

自分に合った企業を効率よく探すためにも、転職サイトと転職エージェントの両方を上手く活用して転職活動を進めましょう。