2025年卒の新卒採用はまだ間に合う?これから内定を獲得する方法を解説

「まだ内定が取れていない……」「このまま卒業まで間に合わないのでは?」と不安を感じていませんか?実は、2025年卒の採用市場は依然として売り手市場で、多くの企業が現在も採用活動を継続しています。
この記事では、まだ内定が決まっていない2025年卒の人に向けて、効率的な企業の探し方から内定獲得のための実践的なテクニックまで徹底解説します。遅めの就活でも諦めずに内定獲得を目指す人は、ぜひ最後までお読みください。
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目次
2025年卒の新卒採用にまだ間に合う理由
2025年卒の新卒採用において、まだ内定獲得に間に合う理由は大きく3つあります。
- 2025年卒の採用市場は売り手市場のため
- 半数以上の企業が10月以降も採用選考を続けるため
- 2割以上の学生が10月以降に内定獲得しているため
以下で、それぞれについて詳しく解説していきます。
2025年卒の採用市場は売り手市場のため
2025年卒の採用市場は、人気のある企業や業界にこだわらなければ、内定を獲得することは難しくない状況と言えます。厚生労働省から発表された2024年11月時点での有効求人倍率は1.25倍(※)で、売り手市場が続いているためです。
求職者に対する求人数が十分ある状況なので、今から就活することが遅いという先入観を持たずに、採用に積極的な企業を探してみましょう。新卒である優位性を活かせば、内定獲得の可能性は十分にあります。
※出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和6年11月分)について」
半数以上の企業が10月以降も採用選考を続けるため
内定式が終わる10月以降も、採用選考を続ける企業が半数以上にも及びます。これからの就活でも、2025年卒の新卒採用にまだ間に合うと言える理由の一つです。
キャリタスが行った調査によると、2024年10月時点で内定者の充足率は全体で65.6%となっており、採用予定数に満たない企業が多いことがわかります。また、採用選考を継続している企業57.9%のうち、内定者が予定数に届かず予定外に採用活動を継続している企業が64.8%にも及んでいます。
このような背景から、10月以降であっても就活生はじっくりと進路を選ぶことが可能だと言えるでしょう。
※出典:キャリタス「2025年卒採用 内定動向調査」(2024年10月調査)
2割以上の学生が10月以降に内定獲得しているため
厚生労働省が行った調査の過去5年分の結果から、10月以降に内定を獲得している学生の割合はどの年も2割を超えていることがわかります。そのため、まだ内定を得ていない25卒の人も過度に焦る必要はありません。
2020〜2024卒の内定率の推移は以下の通りです。
卒業年(年) | 内定率(%) | ||||
10/1時点 | 12/1時点 | 2/1時点 | 4/1時点 | 10/1以降の合計 | |
2020 | 76.1 | 85.8 | 91.0 | 97.5 | 21.4 |
2021 | 68.8 | 80.4 | 88.1 | 95.0 | 26.2 |
2022 | 70.7 | 81.3 | 88.3 | 94.6 | 23.9 |
2023 | 72.8 | 82.8 | 90.1 | 97.3 | 24.5 |
2024 | 73.9 | 85.0 | 90.6 | 97.9 | 24.0 |
この数値は、秋以降も継続して採用活動を行っている企業が一定数あるだけでなく、学生側の戦略次第で十分に成功を掴めることを示しています。よって、2025年卒の学生も焦らず適切な情報収集を行い、自分に合った企業と出会うチャンスを逃さないことが重要です。
※出典:厚生労働省「大学等卒業者の就職状況」
まだ間に合う!2025年卒の新卒採用で二次・三次募集している企業の効率的な探し方
短い期間で内定を獲得するには、二次・三次募集を行なっている企業を効率的に探して応募することが重要です。10月以降でも採用活動を継続する企業は半数以上に及ぶ(※)ため、納得のいく企業に出会う可能性も期待できます。
以下の方法で、応募できる企業を効率的に探し、内定獲得につなげましょう。
- 就活エージェントを活用する
- 逆求人サイトに登録する
- 就活イベントに参加する
- 大学のキャリアセンターを利用する
※出典:キャリタス「2025年卒採用 内定動向調査」(2024年10月調査)
就活エージェントを活用する
応募可能な企業を効率的に探すためには、就活エージェントを活用するのがおすすめです。
就活エージェントは、個別面談を通して就活生の希望をヒアリングし、自己分析なども含めて適性や強みを把握します。それらの情報をもとに、就活生自身に合った求人を紹介してくれるため、自分で探すよりも効率的な就活が可能です。
非公開求人を取り扱うことも多く、自力では探せない企業を紹介してもらえる可能性もあります。また、以下のようなメリットもあるため積極的に活用することをおすすめします。
- 無料で利用できる
- 就活に関する相談ができる
- 選考対策のサポートが受けられる
- 就活の最新情報が得られる
例えばP-CHAN就活エージェントでは、業界に精通し、各企業に人脈を持ったキャリアアドバイザーが就活をサポートしています。厳選した優良求人は、独自の審査基準をクリアした企業のみを取り扱うため、安心して相談できるでしょう。
逆求人サイトに登録する
逆求人サイトに登録することも、応募可能な企業を効率良く探す方法の一つです。一般的な求人サイトとは異なり、自分が登録したプロフィール情報を見た企業からオファーが届くため、自分で求人情報を探して応募する手間が省けます。
企業からスカウトを受けた時点で一定の評価を得ているため、通常の応募よりも内定につながる可能性も高いでしょう。また、自分が知らない企業や、候補に入れていなかった業界からのオファーにより、新たな企業を知るきっかけになり、視野が広がるメリットもあります。
就活イベントに参加する
就活イベントへの参加も、応募可能な企業を効率的に探す方法の一つと言えます。一度に多くの企業の担当者と直接話せるため、効率良く情報が集められます。
年明け以降に催される就活イベントでは、採用活動が延長されている企業や追加募集を行っている企業が数多く参加するのが特徴です。イベントに参加している企業によっては、説明会に参加すれば筆記試験やES提出、一次面接などのいずれかを免除してくれるところもあります。
事前に参加企業のリストをチェックし、興味のある企業の情報を収集しておきましょう。
大学のキャリアセンターを利用する
大学のキャリアセンター内で求人を探してみることも効率的です。多くの大学のキャリアセンターでは、採用情報が随時更新されており、現時点で採用活動を続けている企業がわかります。
大学と企業の直接的なつながりによる、限定的な情報の収集も期待できます。特に、大学と企業の間に長年の信頼関係がある場合、二次・三次募集の情報がいち早く届くことがあります。
キャリアセンターは、新しい募集情報だけでなく、エントリーシートの添削や面接対策などの実践的なサポートも受けられるため、積極的に活用すると良いでしょう。
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2025年卒の新卒採用にて遅めのスタートでも内定を勝ち取る実践テクニック
スタートが遅れたとしても、方法次第では内定を獲得するチャンスはあります。
キャリタスの調査によると、企業の採用予定数の「未充足部分に対する今後の方針」について、以下のような結果であることがわかりました。
未充足部分に対する今後の方針 | 企業の回答割合 |
学生の質よりも採用人数の確保を優先(充足率100%をめざす) | 26.9% |
人数の確保よりも学生の質を優先(充足率100%にこだわらない) | 73.1% |
これを踏まえて、ここでは内定を勝ち取る実践テクニックとして以下の4つを詳しく解説します。
- 自己分析を疎かにしない
- 面接対策は自分らしさをアピールする
- エントリーシートは添削を受ける
- 企業研究を必ず行う
※出典:キャリタス「2025年卒・新卒採用に関する企業調査ー内定動向調査(2024年10月調査)」
自己分析を疎かにしない
就活が遅れていても自己分析を疎かにしてはなりません。自己分析による自己理解ができていないと、企業選びやエントリーシートの作成、面接対策などで失敗するリスクが高いためです。
また、自己分析を丁寧に行うことで就活の軸が明確になるため、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
限られた時間で自己分析を行うコツは、以下の手順で手際良く取り組むことです。
- 自分史を作る
- モチベーショングラフを描く
- 「なぜ?」で深掘りする
- マインドマップで整理する
- 他己分析を取り入れる
- 必要に応じてジョハリの窓やWill・Can・Mustフレームでブラッシュアップする
以上の手順により、順序立てて過去の経験を整理し、思考を可視化しながら深掘りすることで、自分の価値観や強みを明確にできます。
自己分析に興味がある方は、「自己分析のやり方7ステップ!新卒が就活で自己分析をする効果的な方法」も読んでみてください。
面接対策は自分らしさをアピールする
面接対策では、自信を持って自分らしさ(個性)をアピールできるよう、受け答え方を徹底的に練習しましょう。企業の採用担当者は毎年多くの学生を見ており、面接時のみ企業が求める人材像に寄せて受け答えしても、すぐに見抜かれてしまうためです。
企業が求める人材像と自分の共通点は、自信を持ってアピールすべきです。至らない点に関しては素直に認め、努力し補う姿勢を見せられれば、マイナス要素とはなりません。本番に向け、真摯な姿勢をうまく伝えられるよう、練習することが大切です。
練習の量が多いほど、面接本番では過度の緊張を避けられ、落ち着いて自分らしさをアピールする余裕が持てます。時間がない中でも隙間時間をうまく活用するなど工夫して、実践練習を積みましょう。
また、自分だけで面接対策をすることは難しいため、第三者の協力が不可欠です。就活のプロである就活アドバイザーやキャリアセンターのスタッフなら、適切なアドバイスをくれるので効率良く対策できるでしょう。
エントリーシートは添削を受ける
エントリーシートは、提出前に第三者の添削を受けると安心です。誤字脱字や文章の一貫性、わかりにくい言い回しがないかなどをチェックしてもらえるので、全体の完成度を上げられます。
添削は大学のキャリアセンターや就活エージェントに依頼するのがおすすめです。数多くのエントリーシートを見てきた経験を持ち、企業が求めるポイントを把握しているので、時間を浪費することなく完成度の高いエントリーシートに仕上がるでしょう。
自力でエントリーシートを作成する自信がない人は、P-CHAN就活エージェントがおすすめです。専任のキャリアアドバイザーによる丁寧なサポートで、完成度の高いエントリーシートに仕上がるでしょう。
エントリーシートの書き方に興味がある方は、「就活でのエントリーシート(ES)とは?書き方を例とともに解説」や「エントリーシートの自己PRはどう書くと好印象?書き方や例文も紹介」も読んでみてください。
企業研究を必ず行う
企業研究をしっかり行って採用選考に臨むことで、他の学生よりも優位に立てる可能性があります。
キャリタスが行った調査によると、企業の担当者は、接点を持った学生に対して以下のように感じていることがわかりました。
接点をもった学生に対して感じたこと | そう思う | どちらかと言えばそう思う | 思うと回答した企業の合計 |
企業理解不足の学生が増えた | 9.9% | 32.6% | 42.5% |
仕事内容への理解不足の学生が増えた | 8.2% | 32.5% | 40.7% |
就業意識や企業理解などが高い学生と低い学生の差が開いた(二極化が進んだ) | 28.9% | 37.4% | 66.3% |
調査に参加した担当者の約4割が「仕事内容の理解が不足している学生が増えた」と答えています。また、就業意識や企業理解において、高い学生と低い学生の二極化が進んでいると思うと回答した企業の担当者が6割以上います。
この結果を踏まえると、企業研究の成果をアピールできるだけでも、採用担当者から一目置かれる可能性が高いでしょう。
効率的な企業研究の方法としては、以下が挙げられます。
- 企業の公式HPで基本情報(企業理念・事業内容など)を確認する
- インターンシップで社風を体感する
- OB・OG訪問で社内のリアルな情報を入手する
基本情報の他にも、企業の強みや競合他社との違い、今後の事業方針、事業展開などを調べておけば面接時に慌てずに済むでしょう。
※出典:キャリタス「2025年卒・新卒採用に関する企業調査〜中間調査」
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2025年卒の新卒採用に間に合わなかった場合どうなる?
2025年卒の新卒採用で内定が取れない場合、以下のような選択肢があります。
- 既卒として就活を続ける
- 留年して次期の新卒採用に応募する
ここでは、それぞれの選択肢について詳しく解説します。
既卒として就活を続ける
2025年卒の新卒採用で内定獲得できなかった場合、既卒として就活を続ける方法があります。既卒に明確な定義はありませんが、一般的に高校や専門学校、大学を卒業してから就職経験のない人で、卒業後1〜3年程度の人を指します。
既卒としての就活は、新卒と比べると不利になることが多い傾向です。企業側が新卒採用を重視し、採用枠の大半を新卒向けに割り振っている場合が多いためです。
このような現状を踏まえ、厚生労働省では卒業後3年以内の既卒者であれば、新卒として採用することを企業に働きかけています。厚生労働省の調査によると、新卒として既卒者を採用している企業の割合は以下の通りです。
調査対象年 | 新卒採用枠での既卒者の応募を可能とする企業(全産業合計) | 実際に採用に至った企業(全産業合計) |
2023年 | 70% | 38% |
2024年 | 72% | 40% |
※出典:厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況」「労働経済動向調査(令和5年8月)の概況」
既卒者を新卒採用枠で募集する企業が増えてはいるものの、依然として新卒の就活よりは厳しい状態です。また同調査によると、既卒者を新卒採用枠で応募可能とする割合は産業ごとに差があり、志望する企業によっては応募不可の可能性があります。
以上の理由から、新卒採用に間に合ううちは、内定獲得に向けて就活を続けることをおすすめします。
留年して次期の新卒採用に応募する
2025年卒の新卒採用で内定獲得できなかった場合のその後の選択肢として、留年して次期の新卒採用に応募する方法もあります。この方法には、就活に向けてじっくり準備できる、インターンシップに参加する機会が得られるなどのメリットがあります。
ただし、新卒採用時に内定が取れなかったという理由から意図的に留年したことが露見すると、企業側からの印象は良くありません。悪印象を払しょくするには、明確で前向きな内容で留年の理由を説明できるようにする必要があります。
また、留年して第一志望の企業に再度応募したとしても、採用になるとは限りません。就職留年が不利になる業界もあるため、自分の進みたい業界によってはよく検討する必要があります。
次期の就活が留年によって厳しい結果になる可能性も考慮すると、積極的に選択すべき方法とは言えません。
まだ間に合う!2025年卒の新卒採用は効率重視で内定獲得へ
2025年卒の新卒採用は終盤ですが、求職者優位の状態は変わらず、多くの企業で採用活動が続いています。短期間ではありますが、効率良く就活を進めることでまだまだ内定獲得のチャンスはあります。
遅めの就活スタートで内定獲得を勝ち取るために必須なのは、徹底した事前準備です。丁寧な自己分析を始め、効率的に面接対策やエントリーシートの作成、企業研究などを行います。事前準備が整い次第、新卒採用を行っている企業を効率良く探し、精力的に応募していきましょう。
一連の活動を短期間で進める自信のない人は、P-CHAN就活エージェントに登録してみましょう。自己分析などの事前準備から内定後のフォローまで、全面的なサポートが受けられます。
就活のプロとして就活生の希望に寄り添い、個々に合った企業の求人を探してくれるので、企業選びに行き詰まっている人にもおすすめです。特別選考ルートや非公開求人などの情報も持っているため、2025年の新卒採用を目指している人はぜひ相談してみましょう。
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