就職活動に必要な準備とは?就職先が決まってからやるべきことも解説

就職活動に必要な準備とは?就職先が決まってからやるべきことも解説

就職活動までにどのような準備をすれば良いのかわからず、不安に感じている就活生は多いでしょう。また、内定を獲得したあともすべきことはたくさんあります。例えば、企業から提出を求められている書類の作成や懇親会へ参加するための準備などです。

この記事では、就職までに必要な準備について解説していきます。就職活動中・内定獲得後それぞれの段階で準備すべきことを紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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就職活動で準備すべきこと

就職活動で準備すべきこと

就職活動で準備すべきことは、時期によって変わっていきます。まずは大まかで構わないので、就職活動のスケジュールと必要な準備について把握しておきましょう。

  • 4月ごろ:自己分析・業界研究
  • 6月ごろ:サマーインターンの準備
  • 10月ごろ:オータム・ウィンターインターンの準備
  • 11月ごろ:試験・面接対策

就活の進め方に興味がある方は、「就活はなにするべき?やり方がわからない人向けの始め方ややることリスト」も読んでみてください。

4月ごろ:自己分析・業界研究

大学3年生の4月ごろは、自己分析と業界研究を行いましょう。

まずは自己分析により、自分の過去の経験を振り返って、得意なこと苦手なことを掘り起こしていきます。やがて自身が大事にしている仕事への価値観などが見えるようになり、長く働ける職場を見つけられるようになるでしょう。

業界研究は、業界の立ち位置や今後の課題・展望などを知り、志望動機の参考となる情報を集める作業のことです。しっかりと調べておくことで、自分の価値観に合致する業界に志望を絞り込んでいけるようになります。

いずれも志望する業界・企業が絞り込めていないときから始められる準備なので、大学3年生になったタイミングで始めていきましょう。

業界の決め方に興味がある方は、「就活での業界の決め方は?押さえておきたい業界一覧や注意点も合わせて解説」も読んでみてください。

6月ごろ:サマーインターンの準備

6月ごろは、サマーインターンに備えて準備をする段階です。

サマーインターンとは、夏季に開催されるインターンシップのことで、長期間企業に通って実務経験を積むことが可能です。7〜8月になると大学は夏休み期間に入るため、インターンに参加しやすくなります。

インターンも本採用と同様にエントリーシートの提出が必要で、応募数の多い企業では面接を突破しなければなりません。興味ある企業のインターンがあれば、事前に面接対策をしておきましょう。

10月ごろ:オータム・ウィンターインターンの準備

学業やアルバイト等でサマーインターンに参加できなかった人は、オータム・ウィンターインターンに向けた準備をして、エントリーしましょう。

本選考が始まる直前のインターンであるため、より深い部分で実務に関わりやすく、就活において有益な情報が手に入りやすいのがメリットです。応募したい企業のインターン情報については、ホームページを定期的にチェックしましょう。

11月ごろ:試験・面接対策

志望する業界・企業をある程度絞ったら、企業ごとの試験対策と面接対策に力を入れていきましょう。就活で出題される形式には、筆記試験とWEBテストがあります。

多くの企業ではSPIを採用しており、国語的能力を問う言語分野と数学的能力を問う非言語系から出題されるのが一般的です。大学受験のような難しい問題が出題されるわけではありませんが、対策しておかないと回答が難しい問題もあるため、事前に問題集で練習しておきましょう。

面接対策は一人で進める場合、企業からの質問を想定して回答を書き出していく方法があります。志望動機やガクチカについては頻出の質問なので、スムーズに回答できるように事前準備を徹底しましょう。

また、練習している自身の様子を録画・録音する方法もあります。笑顔で話ができているか、姿勢を正しながら話ができているかなどを振り返ってみましょう。自分の姿を客観的に見ることで、早口になっている、視線が下になっているといったクセに気づけるようになります。

面接でよく聞かれる質問に興味がある方は、「新卒の採用面接でよくある質問集!質問の意図や高評価につながりやすい答え方の例も紹介」も読んでみてください。

12月から翌年3月ごろ:ES・履歴書の作成

大学3年生の12月から翌年3月ごろは、応募したい企業のESと履歴書の準備をしましょう。各企業で選考が本格的にスタートします。

ESには志望動機や自己PRを記載する欄もありますが、企業によって問われる内容が異なります。自己分析や業界・企業分析によって得られた情報を参考に作成していくようにしましょう。

一度書き上げたES・履歴書は、音読しながら読み直してみることが大切です。日本語がおかしかったり、誤字・脱字に気づいたりすることがあります。ちょっとしたミスが内定を左右することもあるので、十分に注意して作成していきましょう。

ESの添削に興味がある方は、「ES添削は誰に依頼するべき?メリットや注意点なども解説」も読んでみてください。

就職活動までに事前に準備する物

就職活動までに事前に準備する物

就活は自己分析やインターンといった就活準備も大切ですが、次の持ち物もしっかりとチェックしておきましょう。

  • リクルートスーツ
  • 印鑑
  • 手帳・筆記用具
  • 腕時計
  • 名刺ケース

リクルートスーツ

就活は、まずリクルートスーツの準備が最優先です。スーツの色は黒が基本で、スーツ専門店で「リクルートスーツを探している」と伝えれば案内してもらえます。

ただし、一部のベンチャー企業やアパレル業界などでは、スーツよりもオフィスカジュアルが好まれることもあります。自身が希望する業界・企業の雰囲気に合わせてスーツを用意しましょう。

なお就活中は1着で十分ですが、実際に働き始めると営業や宿泊などで急遽スーツが必要になることも考えられます。そのため、内定を承諾したタイミングで2着以上はスーツを準備しておくと安心です。

就活では、スーツと同様に鞄もマストアイテムです。

就活中は、説明会や面接などで多くの書類を受け取ります。書類を折りたたんでしまわないように、A4サイズ以上の鞄を選ぶようにしましょう。ファイルを何枚か鞄に入れておけば、書類を綺麗に整理できます。

容量としては、次のようなアイテムを収納できる大きさのものを選びましょう。

  • 財布
  • スマートフォン
  • 充電器
  • 筆記用具
  • 手帳・メモ
  • ハンカチ
  • 折りたたみ傘
  • 化粧ポーチなど

このように多くのものを収納しなければならないので、入れやすいようにマチが広めのものを選ぶのもポイントです。

印鑑

就活では、印鑑を準備しておきましょう。

名前が不鮮明であったり押印がかすれていたりするなど書類に不備があった際、その場で押印を求められることがあるからです。

入社が決まったあとも、押印を必要とする提出書類が多いのできちんと用意しておきましょう。また一つの印鑑だけでなく、実印のほか銀行印、認印なども準備して管理しておくことが大切です。

紛失しないよう印鑑ケースに入れて、いつでも取り出せるように鞄のポケットに収納しておきましょう。

手帳・筆記用具

手帳(スケジュール帳)と筆記用具も、事前に準備しておきましょう。

就活では、説明会や面接のときに、手帳を取り出す場面が多々あります。また、ES・履歴書で追記が必要になることもあるので、筆記用具は欠かせません。

また手帳に加えて、採用担当者からの連絡をその場で書き記すときはメモ帳が重宝します。さらに、付箋や蛍光ペンなどがあれば、わかりやすく情報をまとめることが可能です。

腕時計

腕時計も就活中、常に身につけておけるように準備しておきましょう。

時間を確認する目的だけでなく、身につけておかなければ相手から時間にルーズだという印象を持たれてしまいます。腕時計は社会人のマナーとして必要不可欠なアイテムなので、必ず準備しておきましょう。

スマートフォンでも時間を確認できますが、企業の人事や採用担当者の前で取り出すと、悪い印象を与えてしまうことがあります。マナー違反としてマイナス評価を受ける可能性もあるので、腕時計の方が安心です。

なお、腕時計は高級ブランドである必要はありません。リクルートスーツにあわせても違和感のないような、落ち着いたデザインのものを選びましょう。

名刺ケース

優先度は低めですが、名刺ケースも早めに準備しておくと良いでしょう。

内定直後の懇親会、入社後の研修などで名刺交換をする場面がよくあるからです。企業の説明会や面接においても、人事の人から名刺を受け取ることもあります。

名刺ケースにはさまざまなデザインや色みのものがありますが、装飾や光沢が少ない落ち着いたものを選んだ方が無難です。多少明るくなってしまっても問題はありませんが、派手さよりも上品さを優先しましょう。

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就職先が決まってから準備すること

就職先が決まってから準備すること

就職先が決まったあとも、次のような準備が必要です。

  • 企業から提出を求められている書類の準備
  • 内定先の懇親会・イベント参加
  • 卒論・卒業試験に向けての準備
  • 生活リズムの見直し
  • 引っ越しの準備
  • 業務に関することや資格の勉強

企業から提出を求められている書類の準備

内定を承諾したあとは、企業から次のような書類の提出を求められます。

  • 年金手帳
  • 扶養控除等申告書
  • 健康診断書
  • 住民票記載事項証明書など

専門的な職種の場合は、上記に加えて資格証明書などの提出が求められるでしょう。

提出書類は入社日当日に持参するものもあれば、事前に郵送するものもあります。書類を受け取ったタイミングで、提出方法や提出期限を確認しておきましょう。

期限がわからない場合は事前に担当者に確認することが大切です。書類に不備があったり、提出期限が遅れたりすると、入社初日から悪い印象を与えてしまうので注意しましょう。

内定先の懇親会・イベント参加

いつでも内定先の懇親会・イベントに参加できるよう準備しておきましょう。イベントは企業によって内容が異なりますが、研修を兼ねた内定者プログラムや社内インターンなどがあります。

参加を自由とする企業は多いですが、会社の人と交流ができる最初の機会なので、積極的に参加しましょう。事前に社員の顔と名前が一致していれば、4月からスムーズに働けます。

内定者同士の交流の場で気をつけておきたいのは、身だしなみです。当日までに清潔感のある髪型にして、派手なアクセサリーなどはつけないようにしておきましょう。

卒論・卒業試験に向けての準備

内定が出たあとは、卒論・卒業試験に向けた活動をしましょう。

内定を承諾しても、あくまでも身分は学生です。大学を卒業するまで、学業に専念しなければなりません。万が一試験に落ちてしまったり単位が足りなかったりすると、内定を取り消されてしまう可能性があります。

就活を始める前に必要な単位は取れているか、卒論提出のスケジュールは立てられているかを考えておきましょう。確実に卒業できるよう、しっかりと計画を立てておくことが大切です。

万が一卒業が難しくなった場合は、早急に内定先への連絡が必要です。ケースとしては稀ですが、1年アルバイトとして採用してもらい、その後正社員として雇用される事例もあるので相談してみましょう。

生活リズムの見直し

入社するまでに、自身の生活リズムを見直しておきましょう。

社会人になれば寝坊は厳禁で、決められた時間に寝て起きることが当たり前の環境になってくるからです。特に入社したては覚えることが多く、人によっては規則正しい生活を送るだけでも一苦労かもしれません。

夜間のアルバイトをしている人、夜遅くまで起きている人などは、すぐに生活リズムを取り戻すのは難しいでしょう。そのため、入社1カ月前までには決められた時間に寝て、決められた時間に起きるといった習慣を身につけておく必要があります。

また、睡眠だけでなく、食生活にも気を配ることが大切です。社会人になる前に、自己管理を徹底できるような環境づくりをしましょう。

引っ越しの準備

勤務地によっては、引っ越しの準備が必要です。

引っ越しは下調べや物件探し、入居審査などを考えると、最低でも2カ月以上の期間を要します。また、新生活の準備で忙しくなる3月ごろは多くの人が引っ越しを検討しているので、物件を探しにくくなる可能性があるでしょう。

内定承諾後は、すぐに引っ越し準備ができるようにしておくことが大切です。

業務に関することや資格の勉強

入社までに必要な準備が終わって、一定の期間が空いている人は、業務に関することや資格の勉強をしておくと良いでしょう。

新卒で入社すると新人研修を受けられます。しかし、事前に専門的な知識を身につけていれば、より業務がスムーズになり、早くからライバルと差をつけることも可能です。また、仕事に対するモチベーションが高くなり、一年目から高い評価を得られる可能性があります。

資格に関しては、持っておいた方が良い資格などを面接時に確認しておくと良いでしょう。もし聞きそびれてしまった場合は自身で調査し、職種に関連する資格を取得するのがおすすめです。

就職活動中も内定獲得後も事前の準備が大切

就職活動中も内定獲得後も事前の準備が大切

就活中は、インターンへのエントリーや試験・面接対策などの準備が必要です。準備が不十分だと思うような成果が出せず、就活が長引いてしまうおそれがあります。何から準備を始めたら良いのかわからない人は、自己分析と業界研究から始めるのがおすすめです。

自己分析や業界・企業研究の準備に不安のある学生は、「P-CHAN就活エージェント」に登録してみましょう。

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