就活はなにするべき?やり方がわからない人向けの始め方ややることリスト

「就活に向けて動き出さなければ」と考えている学生は多いでしょう。

就活はその後の人生を左右する大事なイベントであり、早めの準備と対策が大切です。しかしいざ準備をはじめようと思っても、何から取り組めば良いか分からないものです。

そこでこの記事では、就活においてやるべきことを学年・時期ごとに解説します。

※本記事で記載している就職活動の日程等は、2022年度の情報です。2023年度以降は、経団連の方針等によって変更になる可能性もあります。

新卒向け求人サイト「P-CHAN就活エージェント」では、求人紹介に加え、面接練習やES添削も受けられます。サポートを受けながら就活を進めたい方は、ぜひこの機会にP-CHAN就活エージェントへの登録を検討してみましょう。

P-CHAN就活エージェントに無料相談をする

就活はなにするべき?始め方ややることリスト

ひと括りに「就活」と言っても、内定獲得までに必要なアクションはさまざまです。そこでここでは、就活における主要な活動をまとめました。

取り組み時期

やること

大学2年生

  • 自己分析
  • 業界研究

大学3年生

  • OB・OG訪問
  • インターンシップへの参加
  • 筆記試験対策
  • 求人サイトへの登録

大学3年生の3月以降

  • 企業説明会への参加
  • 企業への応募

大学4年生の6月以降

  • グループディスカッション対策
  • 面接対策

このように、大学2〜3年生の時期から就活を見据えた事前準備が必要です。大学4年生の時期に慌てないように、計画的に就活を進めましょう。

就活前に知っておきたい新卒採用のスケジュール

多くの日本企業では、経団連が取り決めたスケジュールに沿って採用日程が組まれます。つまり各社一斉に選考がスタートするため、就活解禁後は学生にとっては急に慌ただしくなるでしょう。

そのため、学生は採用活動が本格化する前の準備が欠かせません。内定獲得までの流れを理解し、早めの備えを心がけましょう。

なお外資系企業やスタートアップ企業では、経団連のスケジュールよりも早く採用活動が始まる場合もあります。経団連に所属していない企業を志望する場合は、個別に採用スケジュールを確認しましょう。

経団連に所属している日系企業の場合、新卒採用のスケジュールは以下のようになります。ここでは、大学で4年制学部を卒業する場合のスケジュールを紹介します。

広報活動の開始:大学3年生の3月1日以降

大学3年生(卒業・修了年度に入る直前)の3月1日から、企業説明会がスタートします。3月初旬から合同説明会が各地で開催され、その後に企業ごとの個別説明会が開かれます。

個別説明会では、限られた期間内でさまざま企業を訪問しなければなりません。複数の企業が同じ日に説明会を開くケースもあるため、優先順位をつけて足を運ぶ必要があります。

そのため大学3年生の3月までに、志望する業界や職種を絞っておきましょう。

採用選考の開始:大学4年生の6月1日以降

採用選考は、大学4年生(卒業・修了年度)の6月1日に解禁されます。6月1日以降は各社の採用が同時並行で進んでいくため、連日のように各社に出向いて採用試験を受けることになります。

就活においてもっとも忙しい時期であり、個別の企業ごとに対策を練る時間はなかなか捻出できません。そのため大学4年生の6月までに、採用選考を突破するための戦略を考えておきましょう。

内定解禁:大学4年生の10月1日以降

正式な採用内定を得られる日が、大学4年生(卒業・修了年度)の10月1日です。内定式が開催され、このタイミングで同期入社となる学生たちと初対面となります。

なお、実際は10月1日を迎える前に「内々定」が出されるのが一般的です。内々定は労働契約が成立していない、いわば口約束の内定状態です。ただし一般的に、内々定が出れば内定はほぼ確約されていると言われています。

内定の受諾によって、入社に向けた手続きが始まります。企業との間でやり取りが増えるほか、社会人生活をスタートさせるための準備を行う期間です。

P-CHAN就活エージェントに無料相談をする

大学2年生は就活のためになにをする?

学校生活にも慣れてくる大学2年生の時期は、多くの学生にとって将来を考え始めるタイミングです。今後の進路について時間をかけて考えつつ、就活の下準備に取り掛かりましょう。

大学2年生は、就活のために以下のことをしておきましょう。

  • 単位取得
  • 自己分析
  • 業界研究

単位取得

大学4年生の時期に取得単位数が不足していると、就活に専念できません。そのため大学2年生のうちから、前倒しでなるべく多くの単位を取得しましょう。

大学2〜3年生の間にできる限りの単位を取得しておくと、余裕を持って就活に取り組めます。また単位数が多ければ、勉学に励んでいるという点で企業からの評価もプラスに働きます。

当然ですが、大学4年生の時期に卒業見込み単位数に達していない場合、就活はできません。卒業を前提として内定が発行されるため、大学を確実に卒業できる状態にしておく必要があります。

自己分析

大学2年生の間に自己分析をして、自分が大切にしている価値観や職業への適性を把握しましょう。

自己分析と言っても決して難しく考える必要はなく、これまでの人生でやりがいを感じたこと、嬉しさを感じたことを思い返します。そこから、将来やりたいことや自身の性格について考えてみましょう。

他にも、アルバイトやボランティアの経験を通じて、将来の職業が見つかるかもしれません。学生時代にさまざまな経験をしながら、仕事について考えてみましょう。

業界研究

志望企業を決めるにあたって、世の中の仕事を幅広く知る必要があります。そこで大学2年生のうちに、さまざまな業界に関する知見を深めましょう。業界研究によって、今まで知らなかった職業や企業が見つかるはずです。

具体的な手段として、業界地図や就活情報サイトを読んだり、身の回りの企業について調べたりする方法があります。他にも、学校の卒業生やサークルの先輩の進路を調べる方法も有効です。

大学3年生は就活のためになにをする?

大学3年生の時期から、就活を見据えた活動が本格化します。就活でスタートダッシュを決められるように、入念な準備をしましょう。

大学3年生は、就活のために以下のことをしておきましょう。

  • OB・OG訪問
  • インターンシップへの参加
  • 筆記試験(適性検査)対策
  • リクルートスーツの準備
  • メールアドレスの用意
  • 求人サイトへの登録

OB・OG訪問

OB・OG訪問を実施し、社会人の先輩から職場における体験談を聞きましょう。企業の雰囲気や業界に関する情報だけでなく、採用試験の対策について教えてもらえる場合もあり、大きなメリットがあります。

OB・OGを探す方法は、学部やサークル経由で先輩を紹介してもらうほか、大学の就職キャリア支援センターで斡旋しているケースもあります。

インターンシップへの参加

インターンシップへの参加も、企業の雰囲気や働き方を知る上で重要です。インターンの有無は、選考には直接影響しません。しかし実際に企業で業務を体験することで、仕事に対する理解が深まります。

インターンは数日で終わるものから、半年程度の長期に及ぶものまでさまざまです。学業との兼ね合いを考えつつ、参加を検討しましょう。インターンシップの募集は大学のキャリアセンターで行っているほか、新卒求人サイトからも応募できます。

筆記試験(適性検査)対策

大学3年生のうちに、筆記試験(適性検査)の対策を行いましょう。就活では、SPIと呼ばれる共通の適性検査の他、企業によっては独自の筆記試験が課される場合があります。筆記試験の成績次第で、本選考に進めるか否かが決まります。

筆記試験は基礎的な内容であることが多いですが、本番直前での対策だと間に合わない可能性もあるでしょう。大学3年生のうちに準備しておくことが大切です。

筆記試験対策にあたっては、模擬問題の反復練習が効果的です。問題集やテキストが多数販売されているため、これらの書籍を活用して練習を重ねましょう。

リクルートスーツの準備

就活が始まる前に、リクルートスーツなど社会人として必要な道具を用意しなければなりません。選考が本格化する時期は連日のようにスーツを着なければならないため、予備のスーツも必要です。

その他にも、就活においては以下のアイテムも不可欠です。

  • かばん
  • 革靴
  • 腕時計
  • 手帳
  • 名刺入れ

就活では、身なりが採用担当者からの印象を左右する可能性もあるため、ビジネスシーンにふさわしいフォーマルな物を選びましょう。いずれも社会人になった後も活用できるアイテムであるため、就活の機会に購入しておいて損はありません。

メールアドレスの用意

求人サイトへの登録や企業とのやり取りのために、メールアドレスは欠かせません。そこでプライベート用とは別に、就活用のメールアドレスを用意しましょう。

就活では、学生であっても社会人としての振る舞いが求められます。メールアドレスも同様に、ビジネスシーンにふさわしいフォーマルなものを利用しましょう。

求人サイトへの登録

大学3年生の時期になると、多くの新卒向け求人サイトが公開されます。ほとんどの求人サイトは無料で利用できるので、サイトが公開されたらまずは会員登録を行いましょう。求人サイトへの登録によって、企業の採用情報を効率良く閲覧できます。

また採用情報の他にも、自己分析や筆記試験の対策ができるサイトもあるため、就活生にとって登録は不可欠です。選考直前でも登録はできますが、早めに登録しておくことで多くの情報を入手し、企業を比較・吟味できます。

数ある求人サイトの中でも、「P-CHAN就活エージェント」にはES添削や面接練習に関するサービスもあります。書類選考の通過に自信がない方や面接対策をしてほしい就活生の方は、ぜひこの機会に登録しておきましょう。

P-CHAN就活エージェントに無料相談をする

大学3年生の3月以降は就活のためになにをする?

大学3年生の3月1日より、いよいよ企業説明会やエントリー受付が開始されます。多くの企業において一斉に説明会や選考のスケジュールが発表されるため、目まぐるしい日々が始まることになります。

重要な情報を見逃さぬよう、気になる企業の動向はこまめにチェックしましょう。

大学3年生の3月以降は、就活のために以下のことをしておきましょう。

  • 企業説明会への参加
  • 志望企業へのエントリー
  • エントリーシート(履歴書)の作成
  • 面接練習
  • 志望企業への応募

企業説明会への参加

合同説明会や各社の個別説明会が開催されるため、積極的に参加しましょう。説明会は、採用担当者からホームページからはわからない企業情報を得られるチャンスです。また、採用スケジュールや選考の進め方に関する最新情報も入手できます。

特に合同説明会は、これまで興味のなかった企業に出会う機会でもあります。さまざまな企業の説明を聞いて、 どの企業に応募するか確定させましょう。

志望企業へのエントリー

エントリーとは、企業に対して志望する意志を示すことを指します。具体的には、企業のHPや求人サイト経由で行います。

エントリーすると、選考スケジュールなどの採用情報を受け取れます。エントリーできる数に制限はないため、気になる企業へは積極的にエントリーして、情報を入手しましょう。

なお、エントリーだけでは正式な応募にはなりません。エントリー後、企業が指定する履歴書やエントリーシートの提出が必要となります。

エントリーシート(履歴書)の作成

企業への応募にあたって、エントリーシートを記入する必要があります。

エントリーシートに記載すべき内容は企業によってさまざまです。例えば「学生時代に頑張ったこと」「リーダーシップを発揮した経験」などがあります。

事前に学生時代の活動や志望動機を書き出し、あなたのアピールポイントをまとめておきましょう。さらに、学校の先輩や進路相談の担当者からエントリーシートの添削を受けると、より完成度の高いものに仕上がります。

面接練習

選考を突破する上で、面接の練習は欠かせません。面接ではエントリーシートの内容をもとに、志望動機や学校での活動をスラスラと話せるようにする必要があります。

具体的な対策として、事前に学校の先輩や進路相談の担当者から模擬面接をしてもらいましょう。他にも、企業が提供する面接トレーニングのサービスを活用する方法もあります。

志望企業への応募

エントリーシートの提出や適性検査を経て、志望企業への応募を行います。書類審査や適性検査を通過すると、採用担当者から本選考のスケジュールが届きます。

なお一部の企業では、応募後に「リクルーター」と呼ばれる社員から連絡が届く可能性もあります。この場合、喫茶店などでリクルーターとの談話の場が設けられます。

リクルーター面談の目的は、企業によってさまざまです。選考を兼ねたものから、企業に対する理解を深めてもらうものまで幅広い目的があり、一概には定義できません。いずれにしろマイナスな印象を与えないように、質問事項などを事前に考えて臨む必要があります。

大学4年生の6月以降は就活のためになにをする?

大学4年生の6月からは、企業の選考が本格的にスタートします。選考は面接やグループディスカッションが中心であり、事前に準備しておかなければ高い評価を得ることは難しいでしょう。

大学の先輩やキャリア支援センターの協力を得て、さまざまなパターンを想定して練習を重ねましょう。

大学4年生の6月以降は、就活のために以下のことをしておきましょう。

  • グループディスカッション対策
  • 志望企業ごとの綿密な面接対策

グループディスカッション対策

グループディスカッションとは、ひとつのテーマに沿って初対面の学生同士で議論をすすめる選考方式です。議論の中での立ち回りや役割が審査の対象です。司会進行やタイムキーパーなどさまざまな役割があるため、事前に慣れておく必要があります。

具体的な対策としては、ゼミやサークルの同級生などと協力し、何度もグループディスカッションのシミュレーションをするのが良いでしょう。

志望企業ごとの綿密な面接対策

就活において、メインとなる選考フローが面接です。一般的な企業では、1〜3次面接と3回ほどのステップを要します。

面接ではエントリーシートの内容をベースとして、志望動機や学生時代の経験について聞かれることが多いです。さまざまな角度からの質問が予想されるため、過去にどのような質問がされたか、口コミサイトやOB・OG訪問等で確認しておくべきです。

また、緊張した状態でもスムーズにわかりやすい受け答えをしなければなりません。そのため、大学の先輩や就職キャリアセンターの担当者の協力を得て、何度も面接の練習をしましょう。

P-CHAN就活エージェントに無料相談をする

就活を終えた大学4年生は10月以降になにをする?

最終面接に合格すると、企業の採用担当者から内々定の通知が届きます。この内々定の獲得をもって、一連の就活が完了します。

そして大学4年生の10月以降は、いよいよ入社に向けた準備です。同期入社となる学生との顔合わせもあり、社会人デビューが近づきます。

就活を終えた大学4年生は10月以降は、以下のことが求められます。

  • 内定式への参加
  • 入社のための書類提出

内定式への参加

多くの日系企業では、10月1日に内定式が開催されます。この内定式を経て、正式な内定通知が発行されるのが一般的です。

内定式では、将来同期となる学生が初めて顔を合わせることになります。遠方の学生も本社に行くケースが多いので、10月1日前後はスケジュールを空けておきましょう。

入社のための書類提出

内定式の後から、入社のための手続きが始まります。複数の書類を提出する必要があるため、採用担当者の指示に従い準備を進めましょう。

一般的に、以下の書類の提出が求められます。

  • 入社誓約書
  • 卒業見込み証明書
  • 身元保証書
  • マイナンバー

また企業によっては、課題やレポートが課される場合もあります。提出物が多いため、提出期限に遅れることがないように早めの準備が必要です。

就活でするべきことを把握し準備を進めよう

今回紹介したように、多くの日経企業では、経団連の取り決めに沿って採用スケジュールを組みます。各社の選考が横並びで一斉にスタートし、学生にとって慌ただしい時期が続きます。それに備えて、採用スケジュールを見越した事前の準備が欠かせません。

P-CHAN就活エージェントでは、求人情報の閲覧に加え、面接練習やES添削も受けられるので、登録して就活をスムーズに進めましょう。

P-CHAN就活エージェントに無料相談をする

関連記事

就活サイトで情報を収集しよう!種類や使い分け方、注意点を解説

就活サイトで情報を収集しよう!種類や使い分け方、注意点を解説

「就活がわからなくなってきた」と感じる原因は?対処法と合わせて紹介

新卒で在宅勤務は可能?メリット・デメリットや働くときの注意点を解説

新卒で在宅勤務は可能?メリット・デメリットや働くときの注意点を解説

この記事の監修者

P−CHAN就活エージェント

P−CHAN就活エージェント

創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を中心にサービスを展開。
数多ある企業の中から、平均年収・研修制度・福利厚生、働きやすさなど、様々な審査をクリアした厳選した求人のみを取り扱う。

P−CHAN就活エージェント無料就職相談センターまずはお気軽にご相談ください!