就活は6月からだと遅い?大手はまだ間に合う?必要な準備や内定を得るコツ

「6月から就活を始めてももう遅い」と聞き、焦りや不安を感じている学生の方は多いのではないでしょうか。実際、6月になるとエントリーを締め切る企業も増え始めるため、焦りや不安を感じるのは当然と言えるかもしれません。

そこで本記事では、6月から就活を始めるにあたって知っておくべきことや、必要な準備などを解説します。これから就活を控えている学生は、ぜひ最後までご覧ください。

P-CHAN就活エージェントでは、就活のスタートが遅れてしまった就活生に対してもサポートできる環境が整っています。また選考で必要となるESの添削や面接対策も可能です。6月から就活を始める人は、ぜひP-CHAN就活エージェントを活用してみましょう。

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就活は6月からだと遅い?

就活は6月からだと遅い?

6月から就活を始めるのは「やや遅い」と言えるかもしれません。なぜなら一般的な就活の流れで言えば、5月下旬までにエントリーを締め切る企業が多いからです。

5月下旬までにエントリーを締め切る企業が多い背景として、経団連の存在があります。経団連が定めるスケジュールに則る場合、広報活動は3月から、選考活動は6月からです。

実際、内閣府の「就職・採用活動開始時期に関する調査結果」によると、90%以上の学生が4月から就活を始めています。また株式会社リクルートの「就職プロセス調査(2023年卒)」によると、6月時点で23卒の73.1%はすでに内定を獲得しているようです。

しかしながら、6月以降にエントリー受付や説明会開催をしている企業も存在します。6月から就活を始めるのは遅いと自覚しつつも、「もう間に合わない」と諦める必要はありません。

6月から就活を始める人が知っておくべきこと

6月から就活を始めても間に合いますが、事前の心構えが必要です。ここでは6月から就活を始める人が知っておくべきポイントを紹介します。

  • 3〜5月に比べると募集が少ない傾向にある
  • 6月以降は選考スケジュールにバラつきがある

それぞれ詳しく解説していきます。

3〜5月に比べると募集が少ない傾向にある

6月以降は、やはり3月から5月に比べると募集が少ない傾向にあります。

大手企業ではその傾向が顕著です。ライバル企業よりも先に優秀な人材を確保したいという意図から、3月の広報活動の解禁に合わせてすぐ採用活動をスタートさせます。選考に関しても6月からすぐにスタートできるよう、5月までにエントリーを締め切ってしまう傾向にあります。

6月から就活を始める場合は、応募できる企業が限られていることを覚悟しておきましょう。

6月以降は選考スケジュールにバラつきがある

6月以降に応募を出している企業は、選考スケジュールにバラつきがあります。「5月までに応募が少なかった」「急遽辞退者が出た」などの事情を含んだ募集が増えるからです。ホームページで事前に告知していなかったにもかかわらず、急遽募集を開始する企業もあるでしょう。

そのため、各企業の応募状況は逐一チェックしておく必要があります。スケジュールが出てから選考開始までの期間が短い場合もあるため、いつでも選考に参加できるよう準備しておくことも大切です。

6月から就活を始めてもまだ間に合う理由

6月からの就活でも間に合う理由について、次の順に見ていきましょう。

  • 6月以降もエントリー受付をする企業があるから
  • 6月から選考に参加する学生は一定数いるから

それぞれ詳しく解説していきます。

6月以降もエントリー受付をする企業があるから

6月でもエントリー受付をする企業も存在します。5月までのエントリー数が少なかった、辞退者が出たなど、企業にはさまざまな事情があるからです。また、留学などを理由に4〜5月頃に就活ができなかった学生に配慮し、6月以降もエントリー受付を継続するケースもあります。

「もう遅い」と諦めるのではなく、まずはエントリー受付をしている企業をチェックしてみましょう。

6月から選考に参加する学生は一定数いるから

そもそもの実態として、周りを見ても6月から選考に参加する学生は一定数存在します。

株式会社リクルートの「就職白書2022」によれば、6月から選考に参加する学生は全体の約19%です。5人に1人は自分と同じタイミングでスタートしていると考えれば、遅れがあるとは言え「自分だけ極端に遅い」という状況でないことがわかるでしょう。

一方で7月以降は、初めて選考に参加する学生は急激に少なくなります。そのため6月に就活を始められるかどうかが内定獲得の分かれ道になるでしょう。

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6月から就活を始める前の7ステップ

6月から就活を始める前の7ステップ

6月からの就活は闇雲にエントリーするのではなく、しっかりと準備して始めることが大切です。ここでは6月から就活を始める前に知っておきたい7つのステップを見ていきましょう。

  1. 自己分析をする
  2. 「就活の軸」を決める
  3. 企業の選考スケジュールを確認する
  4. 企業研究をする
  5. 精度の高いESを作成する
  6. GD対策をする
  7. 面接対策をする

それぞれ詳しく解説していきます。

①自己分析をする

まずはしっかりと自己分析をしましょう。自己分析ができていれば自分の強みが明確になり、企業選びの基準がわかるだけでなく、ESの作成や面接の受け答えがスムーズになるからです。

6月からだと限られた時間の中での就活となるので、効率良く自己分析を完了させるようにしましょう。

具体的には、小学生から大学生に至るまでに経験したことや学んだことを書き出していく「自分史」や、どのようなことにやる気を感じて活動したのかを見える化した「モチベーショングラフ」の作成がおすすめです。

「自己分析が難しい」と感じる人は、就活エージェントが提供している適職診断や自己分析ツールを活用してみましょう。

②「就活の軸」を決める

自己分析とあわせて考えておきたいのが「就活の軸」です。就活の軸とは、言い換えれば「譲れない条件」のことです。例えば「専攻分野を活かし、〇〇が実現できる仕事がしたい」「〇〇に貢献できる仕事がしたい」などが該当します。

就活の軸を決めることには、「何か違う」「こんなはずじゃなかった」という入社後のミスマッチを防ぐ目的があります。また、自己PRや志望理由を考える際の材料にもなるでしょう。

就活の軸についてより詳しく知りたい方は、「就活の軸一覧|面接やES作成で役立つ軸を業界・業種別に紹介」も読んでみてください。

③企業の選考スケジュールを確認する

企業の選考スケジュールは早めに確認しましょう。6月からの説明会やエントリーは、企業・業界によってスケジュールが大きく異なるからです。

6月から就活をする際は企業から発信される情報を常に確認し、スケジュールに抜け落ちがないよう慎重に進めていきましょう。また選考が重なって直接説明会に参加するのが難しいときは、Web対応している説明会に参加してみるのもおすすめです。

④企業研究をする

「興味がある」「応募してみたい」と感じる企業に関しては、企業研究を進めましょう。企業について理解を深めておくと、志望動機や自己PRもスムーズに伝えられるようになり、内定のチャンスが広がります。

具体的には、会社四季報やインターネットを活用して、次のような情報を集めます。

  • 業態
  • 企業理念
  • 具体的な事業内容
  • 具体的な取引先
  • 事業規模

など

説明会がまだ実施されていれば、参加することで上記のような情報を丁寧に説明してもらえます。説明会はこちらから質問することもできるので、より企業への理解が深まります。

特に志望度が高い企業なら、OB・OG訪問をするのもおすすめです。実際に働いている人に話を聞くことで、説明会では得られなかった貴重な情報を得られます。

6月から就活を始めると時間のなさから焦りがちですが、内定を得るためにも企業研究は丁寧に行いましょう。

⑤精度の高いES(エントリーシート)を作成する

自己分析の結果や企業研究で得た情報をもとに、ESの志望動機や自己PR部分を作り込んでいきましょう。完成したESはそのまま提出するのではなく、誰かに一度読んでもらうのがおすすめです。自分では気づけなかった魅力や強みを知るきっかけともなります。

また内容だけでなく、読みやすい文章を心がけることも大切です。誤字・脱字のチェックはもちろん、ダラダラと冗長な表現にならないように、質問に対して結論から先に書くようにしましょう。

⑥GD(グループディスカッション)対策をする

選考では個人面接だけでなく、他の就活生と一緒に進めるGD(グループディスカッション)が行われることもあるので、対策しておきましょう。

GDでは、組織の中で必要な協調性やリーダーシップなどが見られています。話の進め方やまとめ方など、書籍やインターネットの情報だけでは対策しづらいのが特徴です。

そのため大学のキャリアセンターや就活カフェなどを利用して、就活生同士で練習すると良いでしょう。あらかじめ録画しておけば、練習が終わったあとに自分の話し方や立ち振る舞いをチェックすることも可能です。

⑦面接対策をする

就活準備が整ったら、当日までに面接対策をしましょう。面接では態度や身だしなみはもちろん、コミュニケーション能力や入社意欲などがチェックされます。

面接対策は大学のキャリアセンターや就活エージェントなどで実施してもらえるので、積極的に利用しましょう。

自分で進めるなら、家族や友人といった身近な人に面接の練習に付き合ってもらうのも効果的です。バイト先の上司や部活の先輩などにお願いできれば、緊張感を持ちながらより実践的な練習ができます。

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6月から大手・優良企業の内定を目指すコツ

6月から大手・優良企業の内定を目指すコツ

6月から大手・優良企業の内定を目指すコツは次のとおりです。

  • 急ぎつつも焦らない
  • 他人と比べないようにする
  • 前向きな気持ちで就活に取り組む
  • エントリーは多めに出す
  • オンライン体制に慣れておく
  • 企業説明会に積極的に参加する
  • 就活サイトを利用する
  • 就活エージェント利用する

それぞれ詳しく解説していきます。

急ぎつつも焦らない

6月以降の就活は、急ぎつつも焦らず進めることが大切です。「6月からでは遅い」と焦ってしまうと、就活で重要な自己分析や企業研究といった準備が疎かになります。

志望動機や自己PRに一貫性がなくなる恐れもあるため、時間は意識しつつも慎重に対策を進めることが大切です。

他人と比べないようにする

就活中は、他人と比べないようにしましょう。6月になるとすでに内定をもらっている就活生もいますが、「他人は他人」と割り切って自分の就活ペースを乱さないようにしなければなりません。

就活では早く内定をもらうことよりも、自分の希望に合った企業と出会うことの方が重要です。

前向きな気持ちで就活に取り組む

「自分は遅れている」と悲観的にならず、前向きな気持ちで就活に取り組みましょう。悲観的な気持ちで就活を進めていると、徐々にモチベーションが下がってしまうからです。

選考に落ちてしまうと、自分を否定されたような気持ちになり、さらに気分が落ち込むこともあります。

そんなときは一旦就活のことを忘れ、音楽を聞いたりジョギングをしたりと、自分なりのリフレッシュを取り入れるのもおすすめです。必要に応じて自身のメンタルケアをすることも、長期間にわたる就活では必要となります。

エントリーは多めに出す

できる限りエントリーは多めに出しましょう。エントリーの時点で業界や企業を絞りすぎると、就活の選択肢を狭めてしまうからです。6月からの就活は時間が限られているため、より多くの企業にエントリーして就活に慣れておくことも大切です。

ただし自己分析や就活の軸が定まっていない状態で、手当たり次第にエントリーするのはおすすめできません。しっかりと就活準備を進めながらエントリーを進めていきましょう。

オンライン体制に慣れておく

就活においては、近年増えつつあるオンライン体制に慣れておきましょう。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、各企業でリモート環境が普及しました。説明会や面接も、オンラインで実施する企業が増えています。

オンラインだからと言ってやることが大きく変わるわけではありませんが、ZoomやSkypeといったよく使われるオンラインツールは基本的な操作を理解しておきましょう。

企業説明会に積極的に参加する

企業説明会に参加することで、採用担当者と直接話ができ求人情報だけでは得られないリアルな情報が得られます。実際に話を聞いて質問することで、自分にとって働きやすい企業を見極めることが可能です。

企業説明会は、企業のHPのほか大学のキャリアセンターや就活サイト・エージェントから情報が発信されているので隈なくチェックしましょう。

就活サイトを利用する

就活サイトは随時求人を掲載しており、6月以降にエントリーを受付している企業を探せます。

就活サイトの魅力は、求人検索機能が充実していることです。「オンライン面談可」「スピード内定」「社内見学可」といった細かい条件から、自分の希望に沿った求人を探すことが可能です。

スケジュール管理機能が備わっている就活サイトも多いため、忙しい中で就活を進めるうえでの助けにもなります。まずは就活サイトに登録し、求人情報を検索してみましょう。

就活エージェント利用する

効率的に就活を進めたい人は、就活エージェントを積極的に活用しましょう。就活エージェントは選考に通りやすい履歴書・ESの添削から面接対策まで、さまざまなサポートを実施してくれます。

さらにエージェント経由の企業であれば面接の日程を調整してくれるため、学業と就活の両立が難しい人も安心して利用ができます。6月からの就活で時間がない人こそ、就活エージェントは積極的に利用したいサービスです。

6月からの就活を成功させるならP-CHAN就活エージェントへ

6月から就活を始めるのは、一般的には遅いと言えるでしょう。

しかし「6月以降もエントリーを受付している企業がある」「6月に初めて就活する人もいる」という点で、しっかりと準備しておけば内定を獲得することは可能です。遅れを自覚しつつも、焦らず行動することが大切です。

就活を始めるのが遅くなってしまった方は、P-CHAN就活エージェントに登録してアドバイザーに相談してみると良いでしょう。

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この記事の監修者

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創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
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