内々定で就活をやめるのはあり?取り消される6つのケースと判断基準を解説

「内々定が出たけど就活をやめるのはあり?」と迷っている就活生もいるでしょう。内々定は内定の前段階であり、内定を出す予定を口約束したものです。しかし内々定をもらったからと言って就活をやめてしまうと、後悔につながるケースも少なくありません。
この記事では、内々定が出た場合に、就活をやめるべきか続けるべきかを判断する方法を解説します。就活をやめる前に知っておくべきことや、企業が内々定を取り消すケースも紹介しています。
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目次
内々定で就活をやめるか迷ったときに判断する方法
内々定で就活をやめるか迷った場合の判断基準を4つ紹介します。
- 内々定先企業と自分の価値観が合っているかを確認する
- 他に気になる企業や業界はないかをリストアップする
- 迷いの原因となっている要素を洗い出す
- 就活のプロに客観的な意見を求める
内々定で就活をやめるかの判断は、就活生にとって非常に重要です。判断を誤らないためにも、しっかりと押さえておきましょう。
内々定先企業と自分の価値観が合っているかを確認する
内々定で就活をやめる前に、内々定先企業と自分の価値観が一致しているかを確かめましょう。業務内容や社風、働き方やビジョンを徹底的に調べ、自分の希望や考えとマッチしているかを見極めることが重要です。
価値観を判断する場合は、企業の理念やミッションに共感できるかも確認しておくと、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。不安や疑問はリスト化をして企業に直接質問したり、説明会やOB・OG訪問などで確認したりすると、判断の納得度を高められるでしょう。
他に気になる企業や業界はないかをリストアップする
内々定先に迷いがある場合は、他に興味のある企業や業界を洗い出すことが納得のいく判断をするうえで大切です。業種や職種、企業規模や勤務地などを条件ごとに整理し、候補をリストアップすることで、自分が何を重視しているのかを明確にできます。
就活エージェントや説明会などを活用して情報を集め、特徴や条件を比較できる形でリストを作成しましょう。リスト化することで自分の本音や優先順位も可視化できるため、内々定で就活をやめるべきかを判断しやすくなるでしょう。
他の企業の探し方を知りたい人は、「就活における企業の探し方は?見つけ方のコツや注意点を解説」も確認してみてください。
迷いの原因となっている要素を洗い出す
内々定で就活をやめるか迷うときは、迷いの原因を具体的に洗い出すことが重要です。就活をやめるかを迷う要素の一例は以下のとおりです。
- 第一志望ではない
- 条件面に不安がある
- 企業の将来性が読めない
- もっと適した職場があるかもしれない
本心を言語化し、自分にとって納得できる選択を目指すことが重要です。迷いの要因を明確にすることで、優先順位をつけて比較検討ができるため、判断ミスによる後悔をなくせるでしょう。
就活のプロに客観的な意見を求める
内々定をもらって就活をやめるか迷うときは、就活エージェントなどのプロに意見を求める方法が有効です。就活エージェントは求人紹介や面接対策だけでなく、企業選びやキャリア設計についても客観的な視点でアドバイスをしてくれます。
第三者の立場から客観的に強みや適性を分析してもらうことで、自分では気づけなかった選択肢や改善点が発見できる場合もあります。特に、自分の判断に自信が持てないときや情報が偏っていると感じるときは、複数のプロに意見を聞くと判断の精度を高められるでしょう。
おすすめの就活エージェントを知りたい人は、「新卒におすすめの就活エージェント15選!使うべき理由や選び方も解説」も確認してみましょう。
内々定で就活をやめる前に知っておくべきこと
内々定で就活をやめる前には、以下の4つを知っておく必要があります。
- 内々定が取り消される可能性がある
- 内々定の返事は保留できる
- 内々定に迷いがある場合は安易な承諾は避ける
- 内々定を承諾しても就活は継続できる
内々定で就活をやめて後悔しないためにも、しっかりと押さえておきましょう。
内々定が取り消される可能性がある
内々定は正式な内定と異なり法的拘束力がないため、学生側の事情や企業の都合によって取り消される可能性があります。
学生側の事情としては、単位不足や卒論の未完成、SNSを通じた不祥事発覚などが挙げられます。そもそも卒業できない、あるいは入社させられない事情が生じた場合は、内々定が取り消されてしまう可能性があります。
一方で、企業側の都合による内々定の取り消しは稀であり、基本的にはほとんど起こりません。ただし、企業の経営悪化や人員計画の変更、社会情勢の変化など、本人の努力では避けられない理由で取り消されることもあります。
就活をやめた後に取り消しが発生すると就活をやり直す必要が生じ、他の就活生に比べて不利な状況になってしまうでしょう。
内々定の返事は保留できる
内々定の返事は、保留することもできます。志望度の高い企業の選考がまだ残されている場合や、条件を比較検討したい場合など、状況に応じて企業に保留を申し出ましょう。
返事の保留を申し出る際は簡潔かつ具体的に説明し、返答期限を明確に伝えることが重要です。曖昧な返事や無断での放置は、企業からの信頼を損ねる原因となるため避けましょう。
企業との関係性を良好に保つためには、誠実な姿勢を示すことが大切です。保留期間中も企業と連絡を取りつつ、期限内に必ず結論を伝えましょう。
内々定に迷いがある場合は安易な承諾は避ける
内々定に迷いがある場合は、安易な承諾を避けることが重要です。内々定には法的な拘束力はありませんが、承諾後に辞退すると企業の採用計画に支障を与え、大学やキャリアセンターにも迷惑が及ぶ可能性があります。
特に複数社から内々定を得ている場合は、各種条件を比較し、納得のいく進路を早めに決めることが重要です。迷いが残る場合は、返答期限の延長や返事の保留を企業に相談し、判断材料を集めてから結論を出しましょう。
内々定を承諾しても就活は継続できる
内々定を承諾した後でも、就活を続けること自体は問題ありません。内々定には法的な拘束力がないため、他企業の選考にも参加できます。さらに、書面で内々定を承諾していても、就活を継続できます。
ただし内々定承諾後の辞退は、企業の採用計画を大きく乱す、担当者に多大な労力を使わせるなど、推奨される行為ではないため注意が必要です。基本的には、どうしても辞退せざるを得ない場合の最終手段です。
どうしても他社と比較検討したい場合は、選考が終わるまで承諾を保留するか、期限延長を依頼するなどの対応を取りましょう。内々定承諾後も就活を継続する場合は、誠実な態度で企業とやり取りをすることが重要です。
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企業が内々定を取り消す6つのケース
内々定をもらった場合でも、企業が内々定を取り消すケースが存在します。一般的に企業が内々定を取り消すケースは、以下の6つです。
- 単位不足で卒業できなくなった
- 病気や怪我など健康上の問題で働けなくなった
- SNSにて不適切な発言をした
- 履歴書やエントリーシートに虚偽の記載があった
- 企業の業績が悪化した
- 自然災害等により企業の経営が困難になった
これらの取り消されるケースを把握しておくと、対策を講じやすくなります。
単位不足で卒業できなくなった
大学の単位が不足して卒業できなくなると、内々定が取り消される可能性は高くなります。企業は卒業を前提に内々定を出しているため、卒業見込みがなくなれば採用条件を満たさなくなるからです。
企業によっては第二新卒採用を検討するケースもありますが、基本的には内々定が取り消されます。そのため、卒業が難しいと判明した時点で、企業に早めに相談することが大切です。
病気や怪我など健康上の問題で働けなくなった
病気や怪我によって長期間の入院や療養が必要となり、入社後の勤務が困難と判断された場合、内々定の取り消しリスクが生じます。特に業務の遂行に必要な身体的条件を満たせなくなった場合や、安全面に支障が出る場合は、企業側の採用見直しの理由になります。
ただし、症状が軽く短期間で回復見込みがある場合や、配属や業務内容を調整すれば就業可能な場合は、取り消しを回避できるケースもあるでしょう。健康状態に変化があった際は、できるだけ早く企業へ状況を報告し、回復の見込みや就業可否について相談することが重要です。
SNSにて不適切な発言をした
SNSでの不適切な発言や投稿は、内々定取り消しの原因になり得ます。社会的モラルに反する内容や誹謗中傷、企業や他者の信用を損なう発言などが拡散されれば、企業側は採用リスクが高いと判断する可能性があります。
特にフォロワー数が多い場合や投稿が注目を集めた場合は、採用担当者の目に触れる確率が高まるでしょう。近年は採用前に就活生のSNSを確認する企業もあるため、過去の投稿が問題視されるケースも少なくありません。
内々定後はもちろん、就活中からアカウントの公開範囲や投稿内容を見直し、リスク管理に努めることが重要です。
履歴書やエントリーシートに虚偽の記載があった
履歴書やエントリーシートなどの提出書類に虚偽の記載をした場合、内々定を取り消される可能性があります。学歴や職歴、資格などの経歴詐称は企業から信用を損なう行為であり、発覚すれば重大なトラブルにつながるため厳禁です。
内々定後に判明しなくても、入社後に発覚すれば解雇の対象になる可能性もあります。また、承諾書類が未提出の場合も、取り消しにつながる恐れがあります。
卒業予定の学校や資格の取得状況などは、必ず事実にもとづき記載し、不明点は企業に確認したうえで提出しましょう。
企業の業績が悪化した
企業の業績が悪化すると、人件費削減や採用計画の見直しにより内々定が取り消される可能性が生じます。
経済環境の変化や市場不振、業界全体の低迷など、学生側では防ぎようのない要因で取り消されるケースも稀ですが起こり得ます。特に大規模な経営悪化では、人件費削減を理由に内定者全体の採用取り消しが発生することもあるでしょう。
業績悪化による内々定の取り消しに備えるためにも、内々定後も最新情報を定期的に確認し、業界や企業の状況に不安を感じた場合は、別の選択肢も検討しておくと安心です。万一取り消しが決まった場合はすぐに就活を再開し、状況を挽回する行動を起こしましょう。
自然災害等により企業の経営が困難になった
地震・台風・津波などの自然災害や、感染症の流行によって企業の経営が難しくなると、内々定が取り消しになる可能性があります。災害による施設の損壊や生産停止、感染症による業務縮小などは、採用計画そのものを中止せざるを得ない事態を引き起こします。
新型コロナウイルスの流行時には、多くの企業で採用活動の縮小・延期につながるなど、大きな影響を与えました。自然災害等は就活生には防ぎようがないため、発生時には早めに状況を受け入れ、次の選択肢を検討しましょう。
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内々定を辞退して就活を続ける場合の注意点
内々定を辞退して就活を続ける場合の注意点は、以下の4つです。
- できるだけ早く企業に連絡をする
- 内々定を辞退する理由を正直に伝える
- メールではなく電話で連絡をする
- 辞退理由を聞かれたときの答えを準備しておく
新卒で内々定や内定を辞退する方法を知りたい人は、「新卒で内定辞退はできる?伝えるタイミングや例文、マナーを解説」も確認してみましょう。
できるだけ早く企業に連絡をする
内々定や内定を辞退する際は、できるだけ早く企業へ連絡しましょう。企業は採用計画や人員配置を前提に内々定を出しているため、連絡が遅れるほど調整が難しくなり、企業に負担をかけることになります。
内々定を辞退する際は、回答期限を待たずに辞退を決めた時点で速やかに伝えましょう。早めの連絡は採用担当者への配慮にもつながり、信頼関係を損なわずに済みます。音信不通や連絡遅延は信頼関係を大きく損ねるため、誠意を持って対応しましょう。
内々定を辞退する理由を正直に伝える
内々定を辞退する際は、できるだけ正直な理由を伝えることが大切です。理由を伏せたまま辞退の連絡だけをすることは失礼にあたり、企業との関係悪化にもつながります。
たとえ「他社への入社を決めた」「業務内容が希望と異なった」など伝えにくい内容であっても、事実を簡潔に述べると誠実さを伝えられます。無理に事実と異なることを伝える必要はなく、率直に辞退の理由を伝えましょう。
企業にとっても辞退理由は採用改善の参考となるため、率直に事情を説明することは双方にとって有益に働きます。今後の関係につなげるためにも、誠実な対応を心がけましょう。
メールではなく電話で連絡をする
内々定の辞退は、メールではなく電話で伝えましょう。電話であれば辞退の意思だけでなく、感謝や謝罪の気持ちを直接伝えることができ、誠意をより相手に示せます。
メールでの連絡は他のメールに埋もれて見落とされるリスクも生じるため、注意が必要です。ただし、電話をかける際は企業の就業時間内に連絡するなど、相手の業務を妨げない配慮も必要です。直接自身の声で伝えることにより、今後の関係性を良好に保ちやすくなるでしょう。
辞退理由を聞かれたときの答えを準備しておく
内々定を辞退する際に理由を尋ねられることもあるため、あらかじめ答えを準備しておくことが大切です。企業への配慮を忘れずに、丁寧に辞退理由を伝えられるように答えを用意しておくと、スムーズにやり取りできます。
辞退理由を説明する際は、相手を否定しない形で伝えることを意識しましょう。企業は採用に多くの時間やコストをかけているため、感謝とお詫びの気持ちを添えることも重要です。辞退理由を準備しておくと、誠意を伝えやすいだけでなく、企業に良い印象を与えられるでしょう。
内々定で就活をやめるかは自分次第!よく考えて後悔ない選択をしよう
内々定が出たタイミングで就活をやめるかを判断するには、自身の価値観や気になる企業・業界の有無などを踏まえ、総合的に考えることが大切です。内々定で就活をやめて後悔しないためにも、この記事で紹介した判断基準を参考にしたうえで、自分が納得のいく決断をしましょう。
また、自分ひとりで就活をやめるか判断が難しい場合は、P-CHAN就活エージェントへの相談がおすすめです。
P-CHAN就活エージェントでは、内々定の辞退や企業選びに関する具体的なアドバイスも受けられます。専門のアドバイザーと一緒に今後のキャリアプランを整理することで、納得感のある判断ができ、後悔のない就活を進めやすくなります。
内々定で迷っている人は、ぜひプロのサポートを活用して一歩前に進んでみましょう。
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