新卒で働きたくない人へ!対処法や就職以外の道を詳しく解説

新卒で働きたくない人へ!対処法や就職以外の道を詳しく解説

就活と言えば、未来への期待からキラキラしたイメージを持つ方もいるかもしれませんが、就活に臨む学生全員がプラスのイメージを持っているとは限りません。中には新卒から働きたくないと、就活の時点で悩んでいる人も多数います。

この記事では、新卒で働きたくない理由や共通している特徴について紹介します。また、働きたくない気持ちが強くなった際の対処法や就職以外の進路についても解説するので、就活で悩んでいる学生はぜひ参考にしてください。

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新卒で働きたくないと考えている人は多い?

新卒で働きたくないと考えている人は多い?

結論から言うと、新卒で働きたくないと考えている人は非常に多いです。そのように言える1つの根拠として、新卒の3年以内の離職率を紹介します。

卒業区分

3年以内の離職率

高校卒業

36.9%

大学卒業

31.2%

出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況を公表します

上記の表にあるように、3年以内の離職率は高卒と大卒共に30%を超えています。離職率の高さを考えると、働きたくないと感じることはごく自然な感情と言えるでしょう。実際に新卒に限らず、多くの社会人は「生活のため」に働いている人がほとんどです。

働きたくない感情は、主に社会への不安からくるものです。学生生活をまだ続けていたいといった、怠惰な気持ちから働きたくないと思っている人は少ないでしょう。そのため、「甘えているだけでは」と過度に思い悩まず、その気持ちと上手に向き合うことが大切です。

新卒で働きたくないと考えてしまう理由

新卒で働きたくないと考えてしまう理由

新卒で働きたくないと考えてしまう理由は多いです。自分の中で理由を明確にすることで、働きたくない気持ちと上手に向き合えます。ここからは、新卒で働きたくないと考えてしまう理由について解説します。

仕事への不安が大きいから

仕事への不安が大きいと働きたくない気持ちが増してしまいます。これまでの「学生」から「社会人」へと環境や立場が変わるため、不安になるのは当然です。

新社会人への期待が高まる一方、仕事をどう進めたら良いのか不安が勝ってしまう人は少なくありません。「失敗したらどうしよう」「同期とあっという間に差がついてしまいそうで怖い」など、就活の段階から不安に思ってしまいます。

また、アルバイト経験がある人は身近な正社員の大変さを目の当たりにしていることから、働くことに尻込みをしてしまうパターンもあります。

本当にやりたいことが他にあるから

やりたいことがあるのも、働きたくないと考えてしまう理由のひとつです。例えば留学や結婚、ボランティアといったように、働く以外にやりたいことがあるのかもしれません。

夢があるのはとても素敵なことです。自分が追いたい夢があるうちは、無理に働く必要はないでしょう。

ただし、夢の実現が難しかった場合には、仕方なしに働くことになる可能性も考えられます。嫌々我慢しているという状況が、働きたくない気持ちを増長させてしまいます。

職場の人間関係が大変そうだから

働きたくないと考えているのは、職場の人間関係に抵抗があるのかもしれません。特にコロナ感染症の流行からリモート授業に慣れてしまっている大学生は、オンラインで仕事を進めたいと思っている場合が多いです。

直接出社となるとランチや飲み会にも付き合わなければならず、そのことを億劫に感じてしまうこともあります。

学生なら、苦手な人とは付き合わなければ良いだけの話です。しかし、社会に出るとそうはいきません。苦手な人とどう人間関係を構築していけば良いのか分からず、働くことに苦手意識が増してしまいます。

働くことの目的が分からないから

そもそも何のために働くのか目的が見い出せない人もいます。「お金を稼ぐため」なら、正社員ではなくフリーターでも良いのではと思ってしまう人も多いです。

実際、正社員とフリーターでは待遇や社会保障の手厚さに差が生じます。そのため、正社員として働く意味は非常に大きいです。

しかし、学生はこれまでそのような違いを実感したことがないため、就職する価値が分からない方もいるでしょう。そういった理由から、就活のモチベーションが低下してしまう人も多いと考えられます。

待遇に不満があるから

待遇への不満から、働くことへ希望を持てないパターンもあります。

残業が多い、休日出勤がある、転勤がある、そもそも基本給が少ないなど、待遇面で不満を漏らす学生は少なくありません。特に基本給が少ないと、時給換算した際にアルバイトの方が効率が良いと考えてしまう人もいます。

基本給は勤続年数で徐々に増えていき、残業や休日出勤、転勤なども要望を出せば通ることもあるでしょう。ただし、そこに辿り着く前の過程を考えると、働くことへの抵抗感が増してしまう方もいるでしょう。

自由な時間がなくなるから

自由な時間がなくなってしまうのも、働きたくないと思う理由のひとつです。アルバイトなら1日3~4時間程度の短時間労働でも誰にも咎められませんが、社会に出れば1日8時間労働が一般的です。

例えば、学生なら苦手な仕事を避けようと思えば避けられますが、社会人になると苦手な仕事も引き受けなければなりません。その結果、残業や休日出勤となればさらに自由な時間は減ってしまうでしょう。そんな環境を憂うつに感じてしまうかもしれません。

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新卒で働きたくない人に共通している特徴

新卒で働きたくない人に共通している特徴

働きたくないと考えている人には共通の特徴があります。就活の段階で働きたくないと考えている人は、以下に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。当てはまるものが多い人は、就職後の早期離職につながってしまう可能性が高いため要注意です。

人と接するのが苦手

コミュニケーションを取ること自体に苦痛を感じている人ほど、働きたくない気持ちが強い傾向にあります。

仕事を円滑に進めるためにはコミュニケーションが必須です。そのことを重々承知しているものの、そもそも人と接するのが苦手な人にはハードルが高いと感じてしまいます。

また、普段から単独行動を好む人も同様です。仕事自体に抵抗はないため、周りと上手に付き合う処世術を覚えていく必要があります。

飽き性

自分は飽き性だと自覚がある人は注意が必要です。社会に出れば、毎日ほぼ同じことの繰り返しの業務をすることになるかもしれません。飽き性の人は、そのルーティン作業をストレスに感じてしまいます。

飽き性は、何をやっても長続きしない人や、学生時代にアルバイトを転々としていた人に多いです。そういった人は、ルーティンワークより、自分の采配で仕事を進められるようなイレギュラーの要素が強い業界に就活を絞った方が良いかもしれません。

落ち込みやすい

落ち込みやすくネガティブ思考の強い人も、働きたくない気持ちが表れやすい傾向にあります。そういった人は、入社前から色々考えすぎてしまうためです。「ミスしてしまうかも…」「人間関係で傷付いてしまうかも…」など、不安でいっぱいになってしまいます。

しかし、そもそも新人の内から難しい仕事を任されることはありませんし、自分の考えや行動次第で人間関係はいくらでも変えられます。入社前からネガティブに考えず、目の前の就活を進めることに集中するのが得策です。

自己管理が苦手

自己管理が苦手な人は、働く意欲が削がれてしまう可能性が高いです。中でもメールの返信が遅い人、優先順位の高い重要なタスクも先延ばしにしてしまう人は要注意です。自己管理の甘さを先輩や上司に指摘されることで、すぐに嫌気が指してしまうかもしれません。

例えば、健康を保つのも自己管理のひとつです。学生のうちは少し体調が悪ければ休むこともできます。しかし、社会人になって頻繁に体調不良で休んでしまうと自身の評価で返ってきます。

その結果、周りの評判も下がってしまうため、就活の段階で自己管理を意識することが大切です。

プライドが高い

ミスをしても素直に謝ることができない人は、仕事への士気が薄れてしまいがちです。さらに、先輩や上司にミスを指摘されても、先に言い訳から入ってしまう人も多くいます。明らかに自分のミスだと分かっていても、プライドが勝ってしまい謝罪の言葉が出てきません。

プライドが高い人にとってミスは絶対に避けたいです。ミスを恥だと思う傾向があり、ミスを起こさないために楽な仕事を選ぶようになってしまいます。

しかし、自分の非を認めるのは決して恥ずかしいことではありません。まずは、自分のミスを認める素直さを身に付けましょう。

新卒で働きたくないのはわがまま?新卒のメリット

新卒で働きたくないのはわがまま?新卒のメリット

働きたくない気持ちはわがままとまでは言いませんが、それだけで就職を止めてしまうのは少しもったいないかもしれません。新卒だからこそ就活するのに意味やメリットがあります。ここからは新卒で働くメリットを解説します。

「新卒」は今しかない

「新卒」でいられるのは今だけです。企業が新卒に求めるのはスキルや経験ではなく、人柄やポテンシャルです。社会人経験のない新卒に即戦力は求めていません。

確かに既卒や第二新卒向けの求人もありますが、その場合は多少の社会人マナーや経験を求められる場合があります。新卒の人が求められるハードルが低い分、新卒の内に就職した方が得策と言えるでしょう。

安定した収入を得られる

正社員は収入面で安定しています。契約社員や派遣社員の求人は多数ありますが、最初からコンスタントに稼げるとは限りません。アルバイトも勤務日数が少ないと手取りが減りますし、起業やフリーランスも同様で最初は赤字経営が続く場合もあります。

その点、正社員の場合は勤務日数が何日であれ安定した収入を得られるのがメリットです。基本給という形で給与が支給されるので、連休が多い月でも手取りが減ることはないでしょう。

人として成長できる

学生時代とは違った経験を積むことで、人間的に成長できるのも新卒の利点です。苦手な人でも我慢して関わったり、不得意な分野の仕事も率先して引き受けたりすることで忍耐強くなり、責任感も増します。

何もできない状態からのスタートであった分、目に見えて分かる成長は先輩や上司からも高く評価されるでしょう。成長過程で新たな自分を発見できたり、目指すべき目標が見つかったりするのは学生では得られない貴重な財産です。

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新卒で働きたくないと感じた場合の対処法

新卒で働きたくないと感じた場合の対処法

働きたくない気持ちのまま就活をしても良い結果は生まれません。自分に合った対処法を実践し、気持ちや考えを再確認することがポイントです。ここでは、働きたく気持ちを抑えられなくなった際のおすすめの対処法を紹介します。

自分が本当にやりたいことを明確にする

就活をする上で無難な道に逃げてしまっていないか、自分の気持ちと向き合うことが大切です。興味が湧かない仕事をしてもやりがいを感じられず、いざ働き始めても早期退職につながってしまう恐れがあります。

無難な道が必ずしも悪いということはありません。その道でも成功する場合はもちろんあります。ただし、心にわだかまりが残る可能性は高いでしょう。その道を選んでも後悔しないか、今一度自分の気持ちを確かめることが重要です。

将来の目標を決める

社会人になったら何がしたいか目標を決めて、自分の気持ちを奮い立たせてみましょう。ゴールのない社会人生活は、面白みに欠けてしまう可能性が高いです。

目標があれば、働きたくない気持ちも少しは軽くなるはずです。ポイントは達成できそうな目標を立てることです。「100万円貯まったら有給を使って海外旅行に行く」「自分の車を買う」など、少しの努力で叶えられそうな目標を立てましょう。

好きなことでリフレッシュを図る

好きなことでリフレッシュを図るのもおすすめです。働きたくない気持ちが勝ってしまうのは、就活に疲れてしまっているのかもしれません。度重なる不採用通知で心が弱っている恐れもあります。

そんなときは旅行や読書、映画鑑賞など好きなことで気分転換を図り、自分だけの時間に没頭するのが大切です。頭の中を一度スッキリさせれば就活へのモチベーションも湧いてくるでしょう。

企業に多くのことを求めない

妥協できるところは妥協するのも、就活のモチベーションを保つ大事ポイントです。自分の希望を100%叶えてくれる企業はないことを頭に入れておきましょう。

いくら従業員満足度の高いホワイト企業でも、何かしらの不満は隠れています。実際に働いている人も全員が100%満足しているかと言えばそうではありません。だからこそ、ある程度の妥協点を持って就活を進めるのが重要です。

「ここは妥協できる」「ここは妥協したくない」としっかり自分の中で線引きをしておくと、納得のできる企業が見つかりやすくなるでしょう。

誰かに相談する

誰かに聞いてもらうのも対処法のひとつです。就活を経験した先輩や家族なら有益なアドバイスがもらえる場合もあります。同級生なら同じ思いで就活している人も多いため、お互い励まし合いながらネガティブな気持ちを消化できるでしょう。

人の話を聞く中で、本当は自分はどうしたいのか、新たな気付きを得られることがあるかもしれません。

就活については就活エージェントへの相談も有効です。特にP-CHAN就活エージェントは無料で利用でき、働きたくないという漠然とした不安にも優しく寄り添ってくれます。

一生働くわけではないと割り切る

「死ぬまで働くわけではない」と割り切ってしまうと気持ちが楽になれるでしょう。確かに一昔前は終身雇用が当たり前で、定年まで同じ企業で勤めるのが一般的でしたが、今は違います。

一生働くのを義務と考えているなら、その考えを改めましょう。合わなかったら辞める選択肢もあると、良い意味で開き直って逃げ道を作っておくのが重要です。

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新卒で働きたくないなら他の道を考える

新卒で働きたくないなら他の道を考える

多様性が認められるようになった今なら、就職にこだわる必要はありません。どんな対処法を試しても気持ちが落ち着かないのであれば、他の道に進む方法を考えてみるのも良いでしょう。ここでは就職以外の他の道について解説します。

大学院へ進学する

大学院へ進学し、学問に集中する方法です。時間的にも余裕が生まれるため、自分が本当に何がしたいのか将来のビジョンが明確になるでしょう。

ただし、大学院への進学は学費がかかるため、自分ひとりで決断せず家族で話し合うことが大切です。また、学力も必須なので誰でも進学できるわけではない点には注意が必要です。

働き方の選択肢の幅を広げる

正社員にこだわらず、働き方の選択肢を見直してみるのも得策です。契約社員の他、派遣社員、時短正社員、在宅勤務の正社員など、選択肢はさまざまです。在宅勤務の正社員は、コロナ感染症の流行やインターネットの普及をきっかけに求人も増えつつあります。

ただし、正社員以外だと待遇面で不利になるかもしれません。ゆくゆくは就活を再開しようと考えている場合、正社員登用制度のある企業もいくつかピックアップしておきましょう。

海外に留学する

海外留学で経験を積むと、日本とは違う文化に触れることで新たな自分を発見できます。その経験が仕事選びで良い結果をもたらしてくれるかもしれません。

また、海外留学のメリットは語学力を鍛えられることです。特に英語を使えるようになると、グローバルに活躍している企業への就職が有利になる場合もあります。

起業・フリーランスを目指す

今では20代で起業する若者も珍しくありません。自らが社長になってしまえば、働き方などは全部自分で決められます。とは言え、自分の決定が企業の運営に大きく左右されるため、決断力や判断力が備わっていないと事業の継続は難しいでしょう。

また、起業やフリーランスも結局は働かなければならないことには変わりはありません。自分で自由にできる分だけ、精神的な負担が軽くなるというのがメリットと言えます。

アルバイトでコツコツ稼ぐ

アルバイトで生活に困らない程度の収入を得る方法もあります。ただし、アルバイトは収入が不安定になりやすいため、一人暮らしより実家暮らしの方が安心です。

一定期間働いた後で正社員に登用してくれる企業もあるので、正社員登用がある所を狙うのも良いでしょう。

ただし、アルバイト期間が長引くと就活に影響を及ぼす恐れがあります。「すぐ辞めそう」「正社員になれなかった理由があるのでは」と思われないよう、面接官を説得させるための準備が必要です。

新卒で働きたくない気持ちは自然なこと!対処法を実践してみよう

新卒で働きたくない気持ちは自然なこと!対処法を実践してみよう

新卒で働きたくないという気持ちが発生してしまうのは、至って自然なことです。自分がおかしい、わがままかもしれないと悩む必要はありません。とは言え、働きたくないと感じたまま就活を進めても、思うような結果が出ない恐れがあります。

大事なのは、働きたくない気持ちを素直に受け止めることです。自分が本当にやりたいことを明確にしたり、将来の目標を設定したりするなど対処法を実践しましょう。

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この記事の監修者

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創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を中心にサービスを展開。
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