新卒がベンチャー企業に入って後悔する理由7選!優良ベンチャーに就職するポイントも解説
目次
新卒の就職先として年々人気を集めているのが、ベンチャー企業です。しかし、実際にベンチャー企業に就職した新卒からは、「後悔している」という声を聞くこともあります。
そこでこの記事では、新卒がベンチャー企業に入って後悔する理由や優良ベンチャーに就職するポイントなどを紹介していきます。ベンチャー企業を志望している新卒の人は、ぜひ最後までご覧ください。
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新卒がベンチャーに入り後悔する理由7選
新卒でベンチャー企業に入って後悔するのは、主に次のような理由が考えられます。
- 責任が大きい仕事を任されたから
- 思うように仕事を任せてもらえないから
- 成果を出せない状態が続いているから
- 激務でなかなか帰れないから
- 十分な研修を受けられなかったから
- 憧れていた上司がいなくなったから
- 倒産するかもしれないから
それぞれ具体的に紹介していきます。
責任が大きい仕事を任されたから
ベンチャー企業では、新卒でも想像以上に責任の大きな仕事を任されることがあります。
なぜならベンチャーは少数精鋭型であり、新卒でも即戦力としてプロジェクトに携わってもらいたいという気持ちが強いからです。入社して間もなく、新事業や新技術を取り入れながら仕事に関わることもあります。
新卒はどうしても社会人経験や知識が不足しがちです。そのため責任の大きい仕事を任されるとプレッシャーを感じてしまい、すぐに辞めてしまうこともあります。
思うように仕事を任せてもらえないから
先ほどとは反対に、裁量権があると思いベンチャー企業へ入社したのに、やりたい仕事を任せてもらえないということもあります。
ベンチャー企業は、能力のある人に仕事をどんどん任せていく風土があります。そのため、優秀な新卒社員はさまざまな仕事を任されますが、成果の出ない社員は雑務ばかりになることもあるでしょう。
またベンチャー企業は事業の入れ替わりや撤退が激しいので、面接時に希望していた業務ができないということもあります。目まぐるしく環境が変わるため、希望していない分野の業務を任されることが多いのもベンチャー企業の特徴です。
成果を出せない状態が続いているから
ベンチャー企業に入社したときの後悔で多いのが、なかなか結果を出せずに悩むというケースです。成果を出せない状況が続けば、やがて使えない社員というレッテルを貼られてしまうこともあります。
たしかに、スキルを磨きながらきちんと成果を出す人からするとベンチャー企業は非常に魅力的です。しかし仕事が上手くいかない人の場合は、居心地の悪さからすぐに離職してしまうこともあります。
激務でなかなか帰れないから
ベンチャー企業に入社すると、思った以上に忙しい可能性があります。特に新卒で入社したときはスキルが追いついておらず、仕事に時間がかかり苦労することも多いでしょう。
仮に入社後すぐにプロジェクトを任されたり担当業務を割り当てされたりした場合には、残業続きになることも想定されます。
ベンチャー企業への就職を目指すときは、いきなり激務である可能性も覚悟しておいた方が良いでしょう。
十分な研修を受けられなかったから
研修を受けられなかったという理由で、入社を後悔する人もいます。ベンチャー企業は発展段階にあるため、研修制度が十分に整っていない可能性があります。
大企業では新卒で入社すると、大規模な研修会が実施されることがほとんどです。しかしながらベンチャーの場合は、研修フェーズを飛ばしてすぐ実務を任されることが多々あります。
そのためベンチャー企業では、業務時間外であっても自ら率先して研修やセミナー、交流会などに参加する姿勢が必要です。しっかりと研修を受けながら仕事を覚えていきたいという人は、ベンチャー以外の企業が向いているかもしれません。
憧れていた上司がいなくなったから
憧れていた上司がいなくなり、入社を後悔するケースもあります。
ベンチャー企業は人材の入れ替わりが激しい傾向にあり、面接や職場見学で出会った上司が入社後すぐに退職することも多いです。優秀な人は他社からのヘッドハンティングも多く、自分が入社したころにはすでに転職していることも考えられます。
経営者を除けば10年20年と同じ企業で働き続ける人は稀で、人材流動性の高さはベンチャーならではの特徴です。
倒産するかもしれないから
入社後、倒産するかもしれない不安を抱えて後悔に苛まれる新卒もいます。ベンチャーの場合、就職できたら安泰というわけではありません。
経営基盤が脆弱なベンチャー企業だと、状態によっては数年後に倒産することもあります。また、自分の働きや成果が経営を大きく左右することもあるでしょう。
そのため入社を考えるときは事業の強みや魅力だけでなく、資本金や給与条件、離職率の割合などをチェックすることが大切です。しっかりと企業研究を重ねることで、安定感のあるベンチャー企業を探せます。
新卒のベンチャー就職に興味がある方は、「新卒採用でベンチャーに就職しても大丈夫?メリット・デメリットから向いている人の特徴まで詳しく解説」も読んでみてください。
ベンチャー企業に入社して後悔しやすい新卒の特徴
新卒でベンチャー企業に入社して後悔しやすい人には、次のような特徴があります。
- 華やかなイメージしか持っていない
- キャリアビジョンがぼやけている
- 大手企業のメリットを把握できていない
華やかなイメージしか持っていない
ベンチャー企業に華やかなイメージしか持っていない人は、入社後に後悔する可能性が高いです。ベンチャーと聞けば、規則に囚われない自由な社風で、どこかオシャレでキラキラしたイメージを持つ就活生がいるかもしれません。
しかし実際のベンチャー企業は、研修制度が整っていなかったりオーバーワークな業務が待ち受けていたりと、泥臭い部分も数多くあります。イメージが先行したまま就職をしてしまうと、ギャップに困惑して働きづらくなることもあるでしょう。
就職を目指すときは、ベンチャーの厳しい部分やデメリットについても十分に理解を深めておく必要があります。
キャリアビジョンがぼやけている
キャリアビジョンがぼんやりとしている人には、ベンチャー企業に向いていないかもしれません。就活におけるキャリアビジョンとは、自分が将来どのように仕事に関わっていきたいかを考える中長期的な目線のことを指します。
キャリアビジョンがないと目標設定がしづらく、自己成長するために必要な行動がわからなくなってしまいます。また自分の強みも明確になっていない状況では、働いていても思うような成果が上げられないでしょう。
これはベンチャー企業だけに限った話ではありません。就職するときは、自分の人生をどのように進んでいくのか具体的なイメージを思い描き、しっかりと計画を立てることが大切です。
大手企業のメリットを把握できていない
ベンチャーだけに目が向いてしまい、大手企業のメリットを把握できていない人も入社を後悔する可能性があるでしょう。
例えば大手企業なら、住宅手当や育児支援、宿泊施設の割引制度といった福利厚生が充実しているのが一般的です。公私ともにサポートする体制が整っており、働きやすい環境があります。
そして大手企業は、研修制度が設けられていることもメリットです。新入社員研修があり、企業理解を深めるための講習会やビジネスマナーを学ぶセミナーなどが実施されています。また新卒同士でつながりが生まれ、精神的な安心感もあるでしょう。
そのためじっくりとスキルを身につけて働きたい人は、大手企業への就職が向いているかもしれません。絶対にベンチャー企業が良いという就活生も、大手企業について一度調べておきましょう。
新卒のベンチャー就職に興味がある方は、「「新卒でベンチャーはやめとけ」と言われるのは本当?良かった人と後悔する人の違い」も読んでみてください。
入社後に後悔しやすいベンチャー企業の特徴
新卒が入社後に後悔しやすいベンチャー企業の特徴は、次の3つです。
- 大量に新卒採用をしている
- 耳心地良い言葉を多用している
- 家賃補助がない
大量に新卒採用をしている
大量に新卒採用をするベンチャー企業に入ると、後悔することがあるでしょう。
大量募集をするということは人手不足に悩まされており、離職率の高い就労環境になっている可能性が高いからです。今後もある程度の人数が離職すると想定し、大量募集を実施するケースもあります。
具体的には、社員数の1割程度を募集するベンチャー企業には注意が必要です。例えば社員数100名規模で10名以上募集をするようであれば、離職率が高いかもしれません。
ただしベンチャー企業は、新事業の発足や拡大等の理由で多めに募集をかけることもあります。そのため単に大量募集をしているだけなのか、ポジティブな理由のある大量募集なのかについてしっかり調べておきましょう。
耳心地良い言葉を多用している
「世界に羽ばたく」や「業界を変える」など耳心地良い言葉は、安易に信じ込まないようにしましょう。抽象的な言葉を並び立てるベンチャー企業は、それ以外に伝えられる魅力が少なく、事業が軌道に乗っていない可能性があります。
良い言葉だけを受け止めてしまうと、ベンチャーの華やかなイメージばかり膨らんでしまい、入社後思わぬギャップに苦しめられてしまうかもしれません。
企業からの説明だけでなく、自分で企業の資本金や事業の内容についても調べて、将来性がある企業なのかどうかを考えましょう。
家賃補助がない
家賃補助がないベンチャー企業は、慎重に入社を判断しましょう。
家賃補助は人件費に含まれているケースが多く、経営が不安定なベンチャーでは導入が難しいとされています。逆に言えば、家賃補助のあるベンチャー企業は、比較的経営が安定している証拠です。
もちろん家賃補助がないからといって必ずしも劣悪な環境とは限りませんが、一つの参考として家賃補助の有無にも目を向けてみましょう。
新卒がベンチャー企業に入社するためのポイント
後悔しない就職をするためには、企業の見極めが非常に重要です。
次に新卒がベンチャー企業に入社するためのポイントを紹介していきます。
- ベンチャー企業の特徴を知っておく
- 長期インターンに参加する
- OB・OG訪問をする
- ベンチャー向け就活サイトを利用する
ベンチャー企業の特徴を知っておく
まず就職を目指すにあたって、ベンチャー企業の特徴を知っておきましょう。
ただ「何となく自由で働きやすそう」といった理由だけでは、入社後に後悔することがあります。どのような事業を手がけているのか、資本金はどれくらいあるのかを調べて、将来性があるのかを調べておきましょう。
ベンチャーの特徴を押さえることで、自分の価値観とマッチした企業と出会える可能性が高まります。
長期インターンに参加する
可能な限り、就活期間中に長期インターンへ参加しましょう。多くのベンチャー企業では、長期インターンを募集しています。
ベンチャー企業が実施する長期インターンは、裁量権の大きい仕事を任されることが多く、より実践的な学びを得ることが可能です。そして得られた経験をもとに、面接でアピールできる材料も増えるでしょう。
なお企業によっては、長期インターンに参加したことを応募条件に掲げるところもあります。長期インターンは最短でも1カ月以上の実施期間となるので、スケジュールに余裕を持たせて参加をしてみましょう。
OB・OG訪問をする
ベンチャー企業へ応募する前に、OB・OG訪問をしましょう。
企業のホームページや募集要項だけでは、内部の様子を掴むことは困難です。しかしOB・OGなど実際に働いている社員の声を聞けば、就業環境の実態や雰囲気などがわかります。
OG・OG訪問はFacbookやXなどのSNSを利用したり、大学のキャリアセンターから紹介を受けたりして探せます。自分のやりやすい方法で、OG・OGを探してみると良いでしょう。
OG・OGは自分のために時間を割いて話をしてくれるので、失礼のないよう事前に質問をまとめておくことが大切です。どのような成長のチャンスがあるのか、キャリアパスはどのようなものがあるのかなど、具体的な質問を用意しておきましょう。
ベンチャー向け就活サイトを利用する
効率良く就活を進めるなら、ベンチャー向け就活サイトを利用するのもおすすめです。
就活サイトを利用すれば求人の閲覧・応募ができ、自分で探すよりスムーズに就活が進められます。またベンチャーの傾向に合わせた履歴書・エントリーシートの書き方から面接対策まで一連のサポートが受けられます。
キャリアアドバイザーが在籍するタイプの就活サイトは、会員登録することで定期的に求人紹介を受けることが可能です。多くの就活サイトは無料で利用できるので、自分で就活を進めるのに不安のある人は、ぜひ利用を検討してみましょう。
新卒はベンチャー企業を慎重に選んで後悔なく就職しよう
華やかそうというイメージだけで新卒でベンチャー企業に就職してしまうと、後悔するケースがあります。
後悔する理由は、責任の大きな仕事を任されてプレッシャーに押しつぶされる、毎日激務が続いて帰れないなど人によってさまざまです。実際には泥臭い部分も多く、ベンチャー企業で活躍するなら、人一倍の努力とチャレンジ精神が必要です。
もちろん、ベンチャー企業に就職すれば経営者目線のノウハウが身につき、ハイスピードに成長できる環境があるため、新卒でチャレンジしてみる価値はあるでしょう。大切なのは、長期インターンに参加したりOG・OG訪問をしたりして、ベンチャーへの理解を深めることです。
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