就活は4月からでは遅い?4年生の4月から出遅れた方が間に合わせる方法を解説
目次
勉強やサークル活動、バイトやゼミなどで就活を始める時期が遅くなり、4月時点でまだ就活を始められていない人は少なくないでしょう。「4月からではもう遅いかな?」と不安を抱えている人もいるはずです。
この記事では、就活を4月から始めるのは遅いのかや、4月から始めて間に合わせる方法を解説しています。4月から就活を始めようとしている人は、ぜひ参考にしてください。
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就活を4月から始めるのは遅い?
結論から言うと、一般的には4月から就活を始めるのはやや遅い部類に入ります。
経団連に加盟している企業は、3月から企業説明会などの広報活動を開始し、6月から面接などの選考を開始します。そのため、4月から就活を始めた場合、興味のある企業の説明会が既に終了している可能性もあるでしょう。
また、実際に選考が開始されるのは6月からですが、4月から就活を始めた場合は準備期間が2か月を切っています。準備期間が短くなってしまう点からも、就活を4月から始めるのはやや遅いと言えます。
ただし、やや遅れているとは言え、4月であればまだ遅れを取り戻すことは可能です。時間は巻き戻せないので、これからどう行動していくかが大切です。
就活における大学4年生の4月はどんな時期?
一般的な就活において、大学4年生の4月とは下記のような時期です。
- 企業説明会やエントリーが本格化する
- 一部企業はエントリーを締め切る
- 早い人は内々定をもらう
それぞれ詳しく解説していきます。
企業説明会やエントリーが本格化する
経団連が定めるスケジュールでは、3月に各企業の採用広報活動が始まるため、4月になると企業説明会やエントリーが本格化します。どの企業も良い人材を獲得するために企業説明会を行い、就活生もさまざまな企業の説明会に参加します。
就活生の中には1日に複数の企業説明会に参加する人もいて、就活時期の中でも4月は特に就活に使う時間が多くなる時期です。
3月中に企業説明会で情報をある程度集め終わる人もいるため、4月はエントリーも活発になります。エントリーシートの作成やWebテストの対策を行う人も増えてくるでしょう。
一部企業はエントリーを締め切る
経団連が定めるスケジュールでは、面接などの選考開始は6月からですが、その6月からの選考に進むためには事前にエントリーを済ませておく必要があります。
なおエントリーが多い人気企業の場合、4月にはエントリーを締め切ってしまうケースも少なくありません。エントリー可能な期間が短い企業もあるため、常に採用スケジュールを確認しておく必要があります。
また、経団連に加盟していない外資系企業やベンチャー企業の場合、そもそも経団連の就活ルールに則って採用活動を行う必要がありません。そのため、4月以前にエントリーを締め切る場合もあります。
早い人は内々定をもらう
外資系企業やベンチャー企業など、経団連の就活ルールに則らずに採用活動を行っている企業もあります。そのような企業では、エントリーだけでなく選考が終了するのも早い傾向にあります。
また、外資系企業やベンチャー企業などに入社したいと考えている就活生は、4年生の4月以前から夏季インターンなどに積極的に参加していることが多いです。そのため、中には4月の時点で内々定をもらう人もいるでしょう。
4月から就活を始めてもまだ間に合う理由
就活を4月から始めるのはやや遅いとは言え、遅れは取り戻せます。4月から就活を始めてもまだ間に合う理由は、以下の3つです。
- 多くの企業は6月から選考を始めるから
- 2次募集や通年採用を行っている企業もあるから
- そもそも4月の時点では内定をもらっていない就活生が多いから
それぞれ詳しく解説していきます。
多くの企業は6月から選考が始まるから
経団連に加盟している企業は6月から選考を開始するため、4月から動き出せば選考にはまだ間に合います。
ただし注意点として、選考に参加するには事前にエントリーを済ませておく必要があります。エントリーを済ませないと選考には参加できないため、エントリー可能期間はなるべく早く確認しましょう。
2次募集や通年採用を行っている企業もあるから
4月に就活を始めると、興味はあるもののエントリーが締め切られてしまっている企業がでてきます。
しかし、中には内定辞退や追加採用のために2次募集をする企業もあります。2次募集であれば、4月時点でエントリーに間に合わなかった人でも応募が可能です。
加えて、ベンチャー企業などでは通年採用を実施しているケースもあります。通年採用であれば、時期を問わず応募が可能です。
このように、エントリーできる企業が少ないと感じる場合には、2次募集や通年採用を行う企業にも目を向けてみましょう。
そもそも4月の時点では内定をもらっていない就活生が多いから
4月からの就活はやや遅れているとは言え、大半の学生はまだ内定をもらっていないでしょう。経団連に加盟している企業の場合、内々定を出せるのが6月以降だからです。
そもそも4月の時点で内定をもらっている学生は、経団連に加盟していない外資系企業やベンチャー企業を志望した人が大半です。
やや遅れていることを自覚しつつも、「周りの学生もまだ内定はもらっていないから、まだ間に合う」と自分に言い聞かせ、焦らず行動しましょう。
4月から就活を始める人が行うべきこと
4月から就活を始める人は、下記の8つのことを行う必要があります。
- 就活スケジュールの作成
- 自己分析
- 就活の軸を決める
- 応募企業の選定
- 企業研究
- OB・OG訪問
- 面接対策
- 試験対策
それぞれ詳しく解説していきます。
就活スケジュールの作成
就活を成功させるためには、まず就活スケジュールを作成することが大切です。就活スケジュールを作成することで、いつまでに何を終わらせておくべきなのかがわかります。
特に4月から就活を始める人は、その前から就活を始めていた人と比べて時間の余裕がありません。4月以前から就活を始めていた人がすでに企業選定や企業研究を進めているのに対し、4月から始める人はこれから始めなければならないからです。
複数の企業にエントリーしたり選考を受けたりするため、いつまでに何を終わらせなければならないのかを決めておくと安心です。スケジュール通りに就活することで、さらなる遅れを防ぐ効果もあります。
自己分析
自己分析とは、過去の経験や出来事から自分の特徴や強み・弱みを認識することです。就活では、自己分析の結果をさまざまな場面で活用できます。
例えば、自己分析を行うことで自分に合った業界や企業が把握でき、企業の選定がスムーズになるでしょう。また、エントリーシートや面接で自分をしっかりアピールできるようになります。
自己分析が上手くできない人は、就活エージェントにサポートしてもらうのもおすすめです。
就活の軸を決める
就活の軸とは、就職する業界や企業を選定するための基準です。自己分析などで自分がやりたいことを言語化すると、おのずと就活の軸は見えてきます。
企業を選定する際に就活の軸があれば、多くの企業の中から自分に合った企業をスムーズに選定できるでしょう。
また、エントリーシートや面接で就活の軸は何か聞かれることもあります。就活の軸をもとに志望理由などを伝えることで、志望する熱意を感じ取ってもらえます。
就活の軸についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
応募企業の選定
世の中には多くの企業や仕事があるため、闇雲に探しても自分に合った企業は見つけられません。そこで、自己分析の結果や就活の軸をもとに応募企業の選定を行います。
また、応募企業の選定を行うにあたっては、4月からでもエントリーが間に合うかを確認しておくことも大切です。興味がある企業をリストアップしつつ、選考スケジュールも同時に確認しておきましょう。
企業研究
就活において、企業研究は不可欠です。企業研究をせずに面接を受けても、自社への理解度を問うような質問をされた際、返答に困ってしまいます。
また、そもそもどんな企業かを知らずに就職した結果、働き始めてからミスマッチを感じる可能性もあるでしょう。
企業研究の基本は、企業のホームページや四季報などで企業の情報を確認することです。経済新聞や経済誌を読み、業界におけるその企業の立ち位置を把握することも大切です。企業説明会を実施している場合は積極的に参加すると、より有益な情報を得られます。
4月から就活を始めると時間の少なさから焦りを感じるかもしれませんが、企業研究は怠らないようにしましょう。
OB・OG訪問
志望する業界や企業で働くOB・OGを訪問することも、就活では重要です。企業研究だけではわからない、具体的な仕事内容や職場の雰囲気などを聞くことができます。
また、ゼミやサークルなどの先輩に頼んだり大学の就職課などに依頼したりするなどして、積極的にOB・OG訪問を行いましょう。
OB・OG訪問をする際は、事前に質問したいことをまとめておく必要があります。質問内容がまとまっていないと、知りたい内容を聞けずに時間を無駄にしてしまう可能性もあります。
順番としては、ある程度企業研究を済ませた後にOB・OG訪問をするのがおすすめです。
面接対策
面接は就活においては避けて通れないものなので、必ず対策が必要です。志望動機や自己PRなどを考えておくことはもちろん、話し方や内容の伝え方も練習しておきましょう。
どれだけ良い内容でも、面接の練習を怠ると面接本番で言葉が詰まってしまい、自分が伝えたいことが話せません。面接で緊張しないのは難しいですが、練習することで緊張の中でも言葉が出るようになります。
家族や友人に面接官役をしてもらい模擬面接をするほか、大学によっては就職課などで面接練習のサポートをしてくれることもあるので積極的に活用しましょう。
試験対策
企業によっては、筆記試験やWebテスト、適性検査などが実施されます。一般常識や小論文、時事問題、SPIなど試験の内容はさまざまです。
難易度やテストの構成も違うため、選考を受ける企業ごとに対策しなければなりません。また企業に関する問題が出題されることもあるため、企業研究も怠らないようにしましょう。
4月から就活をする際に注意すべきポイント
4月から就活をする際に注意すべきポイントは、下記の6つです。
- スタートがやや出遅れていることを自覚する
- 手当たり次第に選考を受けない
- 周りの就活生と比較しすぎない
- 一喜一憂しない
- 一人で抱え込まない
- 就活に集中する
それぞれの注意すべきポイントについて、詳しく見ていきましょう。
スタートがやや出遅れていることを自覚する
まずは、4月からではやや出遅れているという自覚を持ちましょう。4月からでも間に合いはしますが、早めに就活を始めた人との間には差があります。
志望する企業の企業説明会が終了している場合、情報は自分で集めなければなりません。また、エントリーの締め切りが迫っている可能性があるため、すぐにスケジュールを確認して動き出す必要があります。
焦り過ぎは空回りにつながりますが、遅れを取り戻す姿勢は大切です。
手当たり次第に選考を受けない
就活では複数企業の選考を受けることが多いですが、手当たり次第に選考を受けている時間はありません。選考を受ける一つひとつの企業で対策が必要であるため、4月から就活を始めた場合は時間が足りなくなる可能性があります。
一方で、ある程度選考を受けなければ内定をもらえる確率も低くなってしまいます。自分が確保できる時間を考えて、選考を受ける企業の数を決めましょう。
周りの就活生と比較しすぎない
就活を始める時期は人によって違います。大学3年生からインターンなどに積極的に参加する人もいれば、4月から就活を始める人もいるでしょう。
4月から就活を始めた場合、周りと比べて遅れを感じることがあるかもしれません。しかし、周りと比べ過ぎると焦りが出てしまいます。焦って空回りしないよう、自分が立てた就活スケジュールに沿って就活を進めましょう。
一喜一憂しない
選考を受けると、必ず合否の結果が出ます。悪い結果が続くと、「自分はやっぱりダメなのかもしれない」「もう間に合わないかもしれない」とネガティブになってしまうこともあるでしょう。
しかし、ネガティブな気持ちを引きずったまま次の選考に臨んでも、良いパフォーマンスは発揮できません。
内定を得るためには、たとえ悪い結果が出ても切り替えが大切です。悪い結果がでたときは、「自分が悪かった」と考えるのではなく「受けた企業との相性が悪かった」と考えると良いでしょう。
一人だけで抱え込まない
悩みや不安は一人で抱え込まず、周りの人も頼りましょう。一人で抱え込んでいると、悩みや不安がますます大きくなってしまう恐れがあります。
相談相手は友達や家族など、どんな人でも問題ありません。悩みや不安を誰かに聞いてもらうだけでも、気持ちが晴れることがあります。違った角度からアドバイスをもらうことで、悩みや不安が解決することもあるでしょう。
就活に集中する
大学生活では、勉強やサークル活動、アルバイトなどやるべきことがたくさんあるかもしれません。しかし、就活の時期はなるべく就活に集中しましょう。特に4月から就活を始めた人は、残された時間が限られています。
全ての時間を就活に充てるのは難しいかもしれませんが、サークル活動は参加頻度を減らす、アルバイトはシフトを減らしてもらうなどで時間は捻出できます。今後の人生を決める大事な時期なので、時間の使い方は工夫しましょう。
就活は4月からでも間に合う!正しく対策して内定を目指そう
4月からの就活はやや出遅れているものの、遅れを取り戻すことは可能です。ただし、一般的な就活生と比べて時間の余裕はあまりないため、正しく効率的に対策しなければなりません。
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