こんにちは!P-CHAN就活エージェントの土屋です!
今回の取材は、神奈川県横浜市にある「東洋信号通信社」です!
日本で唯一、世界中から集まってくる船舶への情報提供や港湾の入出港管理を行なっていると…!
日本で唯一というのはとても気になりますね。さっそく取材に向かいます!!
▲早速、横浜市にあるJR鶴見駅にやって参りました~!まずは取材前に駅周辺をぶらり旅してきます!
▲JR鶴見駅から徒歩3分!こちらは「鶴見神社」になります。なんと横浜市最古の神社らしいです…!今日の取材が成功するようにお参りに行きましょーう!
▲まずはしっかり一礼!
▲鳥居をくぐった後は、溶岩の岩に乗った狛犬が…!なんだか迫力がありますね。
▲”十分なご縁がありますように”
私土屋のこだわりで、いつも必ずお賽銭は15円!さぁ、取材成功を祈りましょう!
▲・・・。(取材が成功しますように…!)しっかりお願いしてきました!
▲横には7つの鳥居がありました!それぞれ違う神様がいらっしゃるようです。
▲お参りの後はおみくじにも挑戦!さぁ、果たして「大吉」は出るでしょうか…!
▲さぁ引きました!結果は果たして…?アップにしていきましょう。
▲おぉおぉーー!だだだ大吉!(興奮)
なんと土屋、大吉を引きました!やりました~!今日は1日になりそうな予感ですね。
▲取材成功を祈ってしっかり結んでいきましょう◎
▲さぁ!いよいよ「東洋信号通信社」がある大黒ふ頭へ。JR鶴見駅前にあるバスロータリーから横浜市営バスで向かいます!
▲6番乗り場:市17「大黒海づり公園」の看板が目印です!
▲バスがやってきました!平日ですが、お客様結構乗りますね。ICカードをピッして、いざ乗車です。
▲出発!ここからバスで約30分の移動となります。それにしても今日は雲1つない青空で取材日和ですね◎
▲いよいよ海に近づいた時に、大きな自動車運搬船が見えました!東洋信号通信社さんがこんな大きい船ともお仕事されているかと思うと、ワクワクが止まりませんね…!
▲さぁ!最寄りのバス停「流通センター」に到着!このバス停の目の前にあるのが…
▲「横浜港流通センター」こちらに東洋信号通信社のオフィスが入っています。
▲そして社員さんがよく利用する1階の食堂「波止場食堂 Y-CC店」で、
お昼ご飯を食べたいと思います!お腹ペコペコ状態だったので楽しみです♪
▲通常メニューだけでもいっぱいあって、日替わりメニューも充実してました!
券売機で食券を購入するスタイルです。すでに売り切れているものもありました。
うわ〜どれにしようか迷うな〜…
▲たくさんあるメニューの中で私が選んだのは…「魚定食(鯖の塩焼き」
▲せっかく海に来たので魚料理を堪能したいと思います!
味噌汁と冷奴もセットで680円!安い!!お財布にやさしいですね◎
▲では、手を合わせて…ハイ!いただきま〜す!
▲メインの鯖から食べてみましょう。身がふっくらしていて美味しそうです!
▲実食。もぐもぐ…
▲!!!おっ美味しい〜〜!美味しくて思わず目が大きく見開いてしまいました(笑)
焼き加減もちょうど良くて、食べやすい!!
▲社員さんは、毎日海を景色に食事できるなんて羨ましいな〜。
…ってことでせっかく海に来たので、取材前にとある場所に行くことに!
▲「大黒海づり公園」にやってきました!せっかく海に来たなら景色を楽しまないと!
海釣りができる施設が公園内にあったので勢い余ってつい…
▲釣ったるで〜〜!!
平日なのに釣り人があまりにも多かったので、興味津々で釣り竿を手にしてしまいました(笑) 横浜港の入り口にある赤灯台堤防の上に設置された桟橋タイプの釣場でいざ大物挑戦!
▲遠くへ飛ばすぞ!よいしょ〜!
▲さぁ、どんな魚が釣れるかな?アジ・カサゴ・クロダイが釣れるかもと聞いたので、楽しみですね〜!
▲…しかし!残念ながら取材の時間が近づいてきたのでここでタイムアップ!
釣ることは出来ませんでした…。悔しい!
▲釣ることは出来ませんでしたが、最高なロケーションで気持ちよかったです!
薄らですが富士山も見れました!縁起が良いことが続いているのでこれはもう
取材成功間違いないですね◎
▲さぁ、公園を通って「横浜港流通センター」へ戻りたいと思います!
▲公園から歩いて5分ほどで「横浜港流通センター」へ戻って来ました!
この建物の8階で「東洋信号通信社」の皆さんがお待ちです。さっそく取材スタート!
▲北本さん:今日はよろしくお願いいたします!
1人目は、‘18年新卒入社、入社6年目の北本 匠さん。
ちょうど出勤してきたばかりで、お仕事前にお話を聞くことが出来ました!
土屋:お仕事前にありがとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします!
さっそくですが、北本さんのお仕事内容を聞いてもいいですか?
北本さん:主にポートラジオ業務として、無線を使用して船舶と通信を行って船舶の着岸の受け入れ状況を伝えたり、船の情報を船舶と通信を行って情報交換しているっていう業務をしています。全く知らない方に分かりやすくいうと、”空港の管制官”をイメージしてもらうといいと思います。
土屋:おぉ…!とても難しそうなお仕事ですね。東洋信号通信社さんに入社を決めた理由は何だったんですか?
北本さん:もともと海外の大学を卒業しまして、就職先を探していた時に英語を教えるような仕事を中心に探していて、いろんな会社から内定はいただいてたんですね。その中でも英語をツールとして用いて、船舶と交信するという業務内容にすごいユニークさと面白さに惹かれて決めたというかたちになります。
土屋:英語を使って出来るお仕事を探していたんですね。
北本さん:そうですね。この仕事は船と通信をする上で資格が必要になるので、そういった専門の学校を卒業されて入社する人もいるんですが、私のように船舶のことについて何も知識がない状態で入社しても、今こうやって全く問題なく働けてますね。
土屋:船舶について詳しい知識が最初なくても活躍できるってことですね。
入社後はどんな研修があったんでしょうか?
北本さん:そうですね。新入社員は、まず社内の研修所で研修を受けて、その後日本の船員さんになるための海技大学校で、船員さんと同じような教育を2〜3週間学んで、トータル1ヶ月後ぐらいには現場に配属されるかたちになります。基本的な船舶の知識や専門的な英語もしっかり身につけることが出来ますね。
土屋:しっかり研修を受けた上で配属になるのは安心出来ますし、知識がない学生さんでも活躍できるわけですね!
今のお仕事のやりがいはなんでしょうか?
北本さん:基本的にはオペレーターなので、船舶の航行を支援することがやりがいになりますね。奥深さが非常にあると思うんですよね。ただ情報を伝えるだけでなく、自分の工夫次第で、相手が本当に求めているものを探すことができるのは、奥深さに繋がっていると感じますね。
▲北本さんの現場でのお仕事の様子
北本さん:必ずしもずっと船が停まっている状態が安全とは限らなくて、津波や風の影響も受けやすいので、例えばいつ呼ばれるのか?どういう情報が欲しいのか?経験を積んでいく上で身につくんですよね。なので、経験を積むに従ってこれが出来るようになったというワクワク感があって、なかなか理想のオペレーターといいますか、終わりが見えないかなって感じですね。
土屋:なるほどですね。経験を積む前の新人時代は、先輩のフォローはあったのでしょうか?
北本さん:基本的には、常に後ろについていて最初のうちは「これ言って」「あれを言って」と言われた通りに言います。先輩も同じ通信を聞いてるので非常に安心感はありますね。ある程度出来るようになったら、今度は自分が「これを言おうと思いますが大丈夫ですか?」と先輩に確認して慣れていくような感じになります。
土屋:成長するにつれて確認するだけになって、後は自分の判断で伝えていくんですね。
このお仕事って24時間体制と聞きましたが、今の働き方について教えてください。
北本さん:シフト制ですね。来月のシフトを決める際には、ここは出れない、ここは休みたいなど自分で希望を提出することは出来て、だいたい夜勤が半分・日勤半分って感じになりますね。基本新人は、どちらも経験してもらうかたちになります。
土屋:最初はその働き方ってすぐ慣れましたか?
北本さん:私は特に抵抗なくて…。むしろ普通の職業の方って月曜日〜金曜日の朝9時〜17時ぐらいまでじゃないですか?でも夜勤だと17時〜翌日の9時までなので、9時に終わってそこから自分の時間が使えて、その次の勤務は翌日の出勤になるように設定されているので、その1日がフリーになる状態になるんですよ。プライベートでどこか遊びに行くのも大丈夫ですし、睡眠時間にも使えるし…公共施設も空いているので行きやすいですね。
土屋:なるほど、平日は時間が取りやすいのが魅力なんですね。
北本さん:好きな時に休みも取れますし、非常に働きやすいとは思います。弊社では、バイクや車、旅行が好きな人が多いので、シフト調整で長期休みを作って行かれる方もいますね。
土屋:最後に今後の夢って何かありますか?
北本さん:入社して6年目になるので、教える立場になるんですね。社内にはシミュレーターがあるんですけど、何時にここを通過して、この段階で緊急事態が発生したなどが再現出来るんですね。その時にどのような英語を使えば良かったのか?どのような対応をすれば正しかったのか?という教育を、もっと深く突っ込んで広めていきたいと考えています。
土屋:教育に力を入れていきたいんですね。実際にこれまで新人さんを指導されてきたんですか?
北本さん:横浜港転勤前に博多港で1人新人を半年間指導してきまして、認定試験を受けてもらってパスして無事に一人前になりましたね。
土屋:認定試験というのがあるんですか!それはどのようなものなのでしょうか?
北本さん:今まで海技大学校で学んできたことであったり、緊急時の正しい対応についてだったり、座学と実技の試験になります。後は、国家資格もありまして「第三級海上無線通信士」と「第二級陸上特殊無線技士」を取れれば、無事に一人前になります!
土屋:学ぶこといっぱいありますね…!
北本さん:そうですね。新人からも覚えることがたくさんあって大変と聞きますし、自分もそうだったので…。でもこの会社の研修制度はすごい充実しているんですよ。理想の通信士になるためのコースをILO(国際労働機関)が、ガイドラインを発表されるんですけど、それに沿ったコースを弊社が設定して、日本の第三者機関に毎年審査もあって認めてもらってますので。結構しっかりしている研修制度なんですよね。
土屋:国が認めているなんて…!それはとても安心で充実した研修と言えますね!
北本さんの今後のご活躍がとても楽しみです。お時間ありがとうございました!
▲続いては!北本さんのお隣りでお仕事されていたこちらの女性にもお話を聞きます!
2人目は、‘22年新卒入社、入社2年目の伊藤 有佳里さん。
もうすぐ退勤とのことで、お仕事終わりにお話を聞くことが出来ました!
土屋:お疲れの中、お時間ありがとうございます。
さっそくですが、東洋信号通信社に入社された理由を伺ってもいいですか?
伊藤さん:私は東京海洋大学出身でして、大学で乗船実習があるんですけどその乗船実習の中で船を運行するのでポートラジオの通信を直接聞いてたんですね。それでカッコいいな〜と思いまして…(笑)もう憧れで入りましたね!就活は船の上で始めて、ずっとここの会社に入ることを一筋で考えていました。
土屋:えっ…東洋信号通信社さん一筋だったんですか!?
ちなみにどんなところがカッコいいと思ったんですか?
伊藤さん:「もう警察官がカッコいい!」みたいなテンションだったんですけど…。学校では船の運行をする勉強をしてたんですけど、入港する時にいっぱい船がいたら、この船はどこに行くんだろう?って分かるまで時間がかかったり、自分が関係する船舶もすぐ分かったりしないんで、それをサッとやってくれる「ポートラジオ」の存在はありがたいなって感じたんですよね。
土屋:なるほど…!学校で船に乗って経験したことがきっかけでだったんですね。
入社されて大変だったことはなんですか?
▲伊藤さんの現場でのお仕事の様子
伊藤さん:最初は、同時に色々なことをやるのも大変でしたし、今は慣れましたけど、無線の声が電話と違って特殊なので聞き取れなくて最初は大変でしたね。
土屋:それは大変ですね…!お仕事は少しずつ慣れてきたと思いますが、やりがいってどんなところになりますか?
伊藤さん:そうですね、情報提供をするのが主な仕事なので、内航船・外航船問わず船長さんから、うまく情報を伝えられた時は「情報ありがとう」と言われると結構嬉しいですね。
土屋:1番その言葉って嬉しいですよね!伊藤さんはやっぱり海や船ってお好きなんですか?
伊藤さん:そうですね。やっぱりこの海の景色が見れることは嬉しいですし、弊社はシフト制なので自分の好きな時に休みが取れるので、休みの日に船を見に行くこともありますね。
土屋:おぉ!船大好きなんですね!
伊藤さん:個人的に船を見るのは本当に好きだし、母親も船好きなので、この間も最近客船もよく入るようになったので、一緒に見に行ったりしましたし。休みの日は、他にもドライブや映画も観に行ったり、お出かけすることは多いですね。
土屋:プライベートめちゃめちゃ充実してますね!
他にこの仕事を始めて良かったことも教えてもらってもいいですか?
伊藤さん:今年の年明けは夜勤だったんですけど、大さん橋で花火が見れたのは良かったですね。あとは推しの船を見つけた時は嬉しいです。
土屋:おっ…推しの船ですか!?どんな船が好きなんですか?
伊藤さん:学生の時の乗船実習で、見えた船の絵を描く課題があったんですけど、その時に「なとり」という井本商運さんのコンテナ船を初めて見て、前が丸くなっている変わった船があるんですけど、この仕事を始めてからよく見るようになって、いつの間にか推し船になってましたね(笑)
土屋:私そこまで船をちゃんと見たことがないです!やっぱり見るところが違いますね!
土屋:最後に、将来的にやりたいことやなりたいビジョンはありますか?
伊藤さん:英語を使う仕事なので、咄嗟に英語で話せたらいいなと思ってます。先ほどの業務で、夕方の時間帯は船が混んでいたので、順番決めが大変で…。先輩は、この船から出して!行かせて!とサラっとやっている姿をみて、そうなりたいなって思いますね。今は指示を受けて、順番を先輩が決めてやってるので、1人で出来るようになったらかっこいいですよね。港を管理しているっていう感じがいいなと思っています。遠い目標かもしれないですが…(笑)
土屋:いやいや!でも1人でそれが出来るようになると達成感もきっと感じますよね。
会社では英語の研修とかもあったりするんでしょうか?
伊藤さん:そうですね。緊急時対応の訓練みたいのがあるんですけど、その中でも英語のフレーズを勉強しますし、あとはついこの間やったばかりなんですけど年に1回社内で英語のテストもあるんですよ。他だと、アメリカ人やイギリス人の先生を呼んで、英語でシミュレーションのトレーニングもあるので、研修が多い方だと思いますね。
土屋:すごいですね!外部から講師を招いて勉強することも出来るんですね!
伊藤さん:そうですね。希望者は参加出来るので私もいつかは参加して学んでいけたらなと思います。
土屋:伊藤さんの今後の成長が楽しみですね!お仕事頑張ってくださいね。
▲最後の取材前に少し時間があったので、ビルの屋上で少し休憩。。。
こうやって見ると、海にはたくさんの船がいますね…。安全に運行してもらうために情報を提供するのはとても重要な役割になりますね。いったいどんな人を求めているのか、
最後はこの方にお話を聞きましょう!
3人目は、総務部 総務グループリーダー 森田 泰一郎さん。
森田さんは、人事担当をされています。
土屋:森田さん、お忙しい中お時間ありがとうございます!
まず、御社の強みや魅力を聞かせていただいてもいいですか?
森田さん:人によって魅力に感じるところは違うんですが、入社される方で何を志望動機にしたのかを聞くと、代表的なのはいくつかあります。まずは英語を使いたい、英語を使った仕事をしたいというのが挙げられます。英語で無線通信するので、海外との繋がりを感じることが出来るという人が一定数いますね。他に例えば、趣味でアマチュア無線が好きで、無線で交信したり機械を触ることが好きな人っていう人もいますね。後は鉄道や航空などのマニア、大きな乗り物が動いているってことがダイナミックでワクワクする、そこに関われることはいいという人もいますし、物流関係の勉強をして社会貢献したいと関心がある人もいますね。
土屋:なるほど、皆さん入社理由は人それぞれなんですね。
森田さん:そうですね。東洋信号通信社は、船と通信して港が安全に効率的に移動できるように後押しするサービスになりますので、我々のサービスがあってこそ船が安全に使えるんです。海上輸送というのは、日本の1番の輸送手段で、貿易量の99%は海上輸送で賄われてますから、そういう意味でいったら貢献性ややりがいを感じるという方もいますね。
土屋:海上輸送はとても欠かせない存在ですね…!
森田さん:あとは、仕事の仕方の構造に関心を持つ方もいます。大きい企業だとどうしても長い歴史がある企業であればあるほど縦割りになって、ある意味成熟してるから役割分担がわかれてるわけですよね。それに対して私達の企業って長い歴史があるわりに、ごちゃごちゃと全部1つの部署、1ヶ所でやってるんですね。例えば無線通信やってる者が、港の中でどういうことが起きてるかを見張る動静把握の仕事をしていたり、お客様からの問い合わせにも答えるし、実際に船がどういう動きをするんだろうかというのを事前に調査するんですけどもその調査をする係もいますし、その調査した情報、例えば船のスケジュール情報などを、データベースに打ち込む。そうすると船のスケジュールもどんどん変わりますので、整合性が取れているかなどのチェックをするなど…。そういう仕事を1つの部署で全部の仕事を1人がやるっていう感じですね。これはありそうでない構造だと思うんですよね。船の情報を販売してますし、収集もしてますし、それらを活用して港湾管理の仕事もやってる。全部自分が体験することができるし、自分が会社を作っているという感覚で、取り組むことができると思います。
土屋:当事者意識というのが大事になるんですね。若いうちから様々な業務に関われるということですが、評価制度の基準というのは何かあるんでしょうか?
森田さん:今までの評価制度は1つの部署でいろんな仕事をしているので、ここでずっとやってくれ、もっと腕を磨いてくれという状態で若干ステップアップが見えづらいということがありました。昨年の秋に始めた社内の評価システムがありまして、4つの段階にステップアップできるという評価制度が生まれました。
土屋;そんな評価制度が出来たんですね!4つの段階というのはどのようなものなのでしょうか?
森田さん:まずは入社した人は、無線通信するための国家資格を取得したり、社内の研修制度を受けて「ポートラジオオペレーター」というPRO(プロ)を目指してもらおうっていう段階ですね。資格取得すれば資格手当が付きます。今度その次は「レギュラープロ(Rプロ)」を目指してもらいます。だいたい3年社内の研修を終えていろんな経験を積んだ人は、そのプロを目指してもらって手当も上がる仕組みです。さらに上の資格を目指したり、社内研修のミニテストで高得点連続するなど、達成条件を満たせばRプロなれます。今度その次は、Sプロ、そして1番上のEプロがあります。Eプロになるには、すべての条件を最短で満たしても11年
ほどかかるんですが、皆さんEプロを目指しています。SプロとEプロは、条件を満たすだけでなく、手を挙げたら役員へのプレゼンを行います。自分はこれからSプロ、Eプロとして任期3年間の間で、自分の配属先でこんな成果を上げますとプレゼンして、それに合格したら名乗れるというような仕組みになっています。職人が腕を磨いて上級職人になるようなステップアップって感じですね。
土屋:すごい評価制度ですね。しかもどんな条件を満たせば上がれるのか、何をすれば次に上がれるのかが、”見える化”になっているのは良いですね!
森田さん:まだ走り始めた制度なので、まだEプロは誕生してないですがSプロは20人以上誕生してますね。
土屋:おぉ!これからEプロが誕生するのは楽しみですね。
社員の意見を会社として取り入れたりもしてるんでしょうか?
森田さん:個別のアイデアはダイレクトに反映はしてないですが、基本2〜3人チームを組んで仕事しているので、その中で改良できるようなアイデアは共有して取り組んで、人をもっと巻き込んでいくとそのアイデアが広まるっていう感じですね。
土屋:今後どんな学生さんが来てくれると嬉しいですか?
森田さん:会社のどんな側面に魅力を感じたのかは人それぞれだと思います。この側面に魅力を感じた人だけ集まってくださいということもないですし、こんな技術を持っている人だけ集まってくださいというのもないです。いろんな角度から私たちの仕事を面白いと思っていただいて、その仕事に熱中して工夫してそしてやりがいに感じていただける人を募集しています。特に人から与えられた面白さは長続きしないですけども、自分が面白い部分を探し出して、そこを工夫していく意識を持っている方が良いと思いますね。自分でやりがいや面白さを見出してくれる方を大前提で募集したいです。もう1つは、仕事は1人では出来ないので、チームの何人かを巻き込みながら、仕事をやっていくことができたり、得意だったりやりがいに感じる人には合いますね。
土屋:御社の魅力を見つけて、主体的に行動できる学生さんだとより良いってことですね。
最後に、御社の今後の目標があれば教えてください。
森田さん:港ごとに私たちの会社の立ち位置が若干違ってたりするんですよね。この港では東洋信号通信社のポートラジオを通さないと、何も回らないよねと。みんなが信頼してくれて情報がどんどん自動的に集まってそれを処理していく。その集まった情報をどのように活用するかっていうのを考え、そこに専念する事務所もあれば、まだそこまでいってない事務所もあります。私達を活用してもらえてなくて、そこまで信頼いただいてない、情報が集まってきてない、なんていう港もあるわけですよね。全国どこでも、とにかく船のこと港のこと…そういった情報に関することであれば東洋信号通信社を頼るしかないよねって言っていただける、そういうような立ち位置を目指したいなと考えています。
森田さん:そしてもう1つが長期的な視点ですけれども、海の世界も日々変わってきていまして、自動車と同じように自動運行船とかですね、どんどん始まるわけで、そうすると自動運行船だったらもう無線通信がなくなるのか、それとも今のようにあるのかはわかりませんけれども、今よりももっともっと情報が重要になってくる。情報をその自動的に運行してる船に投入してあげないとですね。例えば、AIが操船してるにしてもAIが判断するものがないわけですね、元のデータがないわけですね。そういう意味では我々の会社っていうのは、今よりももっともっと、重要度が増すというかですね、世の中のニーズに、私達が応えることができれば、その能力があれば、きっと発展していく会社なんじゃないかなと思ってるので。そういう目の前の仕事だけじゃなくて、ちょっと長期的な視点も持ちながら、それを楽しみにしながら、視野に入れながら工夫して、アイデアを出せる方っていうのも募集したいなと思います。
土屋:森田さんありがとうございました。
東洋信号通信社さんの取材を終えて・・・
お話を聞いて感じたことは下記4点
①<当事者意識を持つ社員が勢揃い>
長い歴史のある会社だが、新しいことや変化を取り入れて
自分たちで会社を築き上げていく環境!
②<国際機関が認めた研修ガイドライン>
船舶の知識がない人でも安心で充実した教育制度が受けれる!
③<2022年秋から開始した新・評価システム>
4段階のプロを目指すための道筋が見える化!
④<プライベート充実!休みたい日の希望が出せる>
ツーリングや海外・国内旅行に出かける社員が多い!
今回の取材を通して、船舶の入出港管理や情報提供という業務は、
改めて大事な役割であり、それが私たちの生活を支えているうちの1つで
あることを実感しました。そしてその業務が、1人ですべて対応するという
若いうちから成長が期待できる環境でした。
またプロとして腕を磨き続けることはもちろん、
新しいことや変化を求めている社風でもありました。
日本の代表企業として、これからも国内だけでなく世界からも信頼を得られながら
船の安全を守っていただきたい…!と思いました。
▲さぁ、私も船の安全をチェックして、取材を終えたいと思います。
うん…異常なし!
取材にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!