転職エージェントとの面談の流れや内容は?相談すべきことや注意点を紹介

公開日:2021年9月22日 更新日:2021年12月3日

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「転職エージェントとの面談を控えているけど、どんな流れで進んでいくのか分からない」と不安になっている人も多いでしょう。

転職エージェントとの面談は、その後の転職活動が上手くいくかどうかを左右します。

あらかじめ面談の流れを把握し準備しておかなければ、その後の転職活動もスムーズに進みません。

本記事では、転職エージェントとの面談の流れや内容を解説します。悔いのない転職ができるようしっかり確認しておきましょう。

目次

転職エージェントと面談をする目的

転職エージェントと面談をする目的は、以下のような情報をキャリアアドバイザーと共有することです。

  • 転職理由
  • スキル・実績
  • 希望職種
  • 労働条件
  • 年収

情報を共有することで、キャリアアドバイザーはあなたに合った求人を提案しやすくなります。結果として、転職後のミスマッチを防ぐことにつながります。

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転職エージェントとの面談前に準備しておくこと

転職エージェントとの面談前に準備しておくことは主に下記の2つです。準備が不足すると面談をスムーズに始められないので、忘れずに準備しておきましょう。

  • 履歴書・職務経歴書を作成する
  • 転職で希望する条件を決めておく

履歴書・職務経歴書を作成する

履歴書および職務経歴書で、これまでの経歴や実績、スキルを伝えます。

キャリアアドバイザーは、履歴書や職務経歴書の内容をもとにあなたが転職に求める希望を深掘りします。すべての項目を記載したうえで面談に臨みましょう。

転職活動での必要書類について詳しく知りたい方は「転職活動に必要な書類は?応募・面接・入社などの状況別に紹介」も読んでみてください。

転職で希望する条件を決めておく

転職で希望する条件を整理しておきましょう。例えば下記のような項目が考えられます。

  • 勤務エリア
  • 労働時間・曜日
  • 年収
  • 休日数

条件を整理するときのポイントは、転職後にストレスなく働き続けられるかどうかを考慮することです。

あなたにとってストレスのない働き方ができる条件は何かを考えてみてください。

ただし、転職ですべての条件を叶えるのは難しいことも理解しておきましょう。絶対に譲れない条件を1~2個決めておくことで、転職の軸を定められます。

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転職エージェントとの面談の流れと内容

転職エージェントとの面談に臨む前に、大まかな流れを確認しておきましょう。

転職エージェントによって異なる場合もありますが、ほとんどは下記の5つのステップで面談が行われます。

  1. 自己紹介
  2. 経歴の確認
  3. 転職理由の共有
  4. 転職条件の確認
  5. 求人紹介

①自己紹介

初めにあなたとキャリアアドバイザーがお互いに自己紹介します。自分の氏名・年齢・現職の企業名など基本的な情報を簡単に伝えましょう。

キャリアアドバイザー側は、過去の転職支援実績や得意とする業界などについて説明してくれます。

あくまでお互いに打ち解けるためのステップなので、緊張する必要はありません。

②経歴の確認

履歴書や職務経歴書をもとに経歴が確認されます。これまで積み重ねてきた経験や実績、身に付けたスキルを伝えましょう。

また、これまで携わった仕事の中で、やりがいを感じた場面や不満に思った内容なども伝えることがポイントです。

あなたの価値観や仕事観に合わせた求人を紹介してもらうことにつながります。

③転職理由の共有

なぜ転職したいと思ったのか本音で伝えましょう。

転職理由を1つにまとめる必要はありません。複数の転職理由があるならすべて伝えることが重要です。

また、現職での不満や悩みなどがある場合も忘れずに伝えましょう。

ただしネガティブな内容ばかり話してしまうと、キャリアアドバイザーにマイナスな印象を与える可能性があるので注意してください。

転職理由をしっかり共有することが、今後のキャリア構築に役立つはずです。

④転職条件の確認

あなたが転職で希望する条件を伝えます。勤務エリアや労働時間、年収などできるだけ細かく伝えましょう。

ここで詳細な条件を伝えることで、あなたに合った求人を紹介してもらうことにつながります。

条件が不明確だと、転職後のミスマッチが起こる可能性があるので注意しましょう。

また、面談前に条件を整理したうえで優先順位をつけておくと、転職先選びで迷ったときの軸にできます。条件は「転職後ストレスなく働けること」をベースに考えましょう。

⑤求人紹介

面談の内容を踏まえて、キャリアアドバイザーがあなたに合った求人を紹介してくれます。気になる企業があれば積極的に応募してみてください。

なお転職エージェントによっては、企業へ直接足を運んで調査してくれる場合もあります。

現場の情報を手に入れられれば、転職後のミスマッチを防ぐことにつながります。

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【状況別】転職エージェントとの面談で相談するべきこと

状況別に、転職エージェントとの面談で相談するべき内容を解説します。下記の5つの項目から、あなたの現状に近いものを確認しておきましょう。

  • 初めての転職の場合
  • 転職すべきか悩んでいる場合
  • 転職理由がネガティブな場合
  • 転職回数が多い場合
  • スキルや実績がない場合

初めての転職の場合

初めて転職する場合は、転職理由とともにどのような業界や職種が自分に向いているか相談しましょう。

キャリアアドバイザーがあなたが活躍できる転職先を提案してくれます。

自分1人で考えるより、キャリアアドバイザーに相談した方が転職で失敗するリスクを減らせます。

小さな疑問でも、気になることは遠慮なくキャリアアドバイザーに相談しましょう。

転職すべきか悩んでいる場合

転職すべきか悩んでいる場合は、なぜ転職を悩んでいるのか正直に話しましょう。例えば次のような悩みが考えられます。

スキルや実績がないから転職できるか不安
職場環境は良いが自宅から勤務地が遠い
年収は低いけど仕事にやりがいを感じる

正直に悩みを打ち明けることによって、キャリアアドバイザーが親身に相談に乗ってくれます。本当に転職すべきかどうかも含め、話を進めていきましょう。

転職理由がネガティブな場合

転職理由がネガティブな場合でも本当の理由を伝えましょう。ネガティブな転職理由として下記のようなものが考えられます。

  • 人間関係にストレスがある
  • 上司と相性が悪い
  • リストラされた

次の職場で同じ不満を抱えないためにも、あなたの現状を正しく伝えることが重要です。

転職回数が多い場合

転職回数が多い場合は、なぜ転職回数が多いのか理由を整理して伝えましょう。あいまいな転職理由では、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいます。

なお、次のような理由で何度も転職を繰り返している場合は、企業との面談で不利になる可能性があるので、キャリアアドバイザーとともに事前に対策を立てておく必要があります。

  • 仕事内容が思っていたのと違った
  • 上司と相性が悪かった
  • 待遇が不満だった

応募企業からマイナス評価を受けないような転職理由を、キャリアアドバイザーとともに考えてみてください。

スキルや実績がない場合

スキルや実績がない場合は正直に伝えましょう。あなた自身は何もないと思っていても、キャリアアドバイザーと話しているうちに強みが見えてくる場合があるからです。

また丁寧に自己分析したとしても、固定観念のせいで自分のスキルを正しく把握できないこともあります。

経験豊富なキャリアアドバイザーと話をすることで、あなたの隠された強みが引き出されるでしょう。

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転職エージェントとの面談時に注意したい3つのポイント

面談時に注意したいポイントを3つ紹介します。下記のうち1つでも疎かにしてしまうと、転職活動がスムーズに進まないことがあるので注意しましょう。

  • スキルや経歴に嘘をつかない
  • 本音で話す
  • 複数の転職エージェントに登録している場合は素直に伝える

スキルや経歴に嘘をつかない

スキルや経歴は噓をつかずに伝えましょう。噓をついてしまうと、あなたの実力や希望に合わない求人が紹介されてしまうかもしれません。

嘘をついた結果、転職後に苦労するのはあなた自身です。転職後にミスマッチが起こり、仕事を続けることが難しくなります。

そもそも転職は、現状の不満を解消したり、キャリアアップを目指したりすることが目的です。

現状を打破するためにも、スキルや経歴に嘘をつくことは絶対に避けましょう。

本音で話す

キャリアアドバイザーには本音を伝えましょう。

本音を隠しながら面談を進めると、キャリアアドバイザーはあなたが本当に希望している条件や、今回の転職で実現したいことを把握できません。

ただし本音で話し過ぎるあまり、現職場の愚痴ばかり伝えるのは避けてください。ネガティブな内容が多すぎると、あなた自身の印象が悪くなってしまいます。

複数の転職エージェントに登録している場合は素直に伝える

他の転職エージェントにも登録している場合は、その旨をキャリアアドバイザーに伝えておきましょう。

転職エージェントを併用しているからといって、あなたの評価が落ちることはありません。

むしろあなたの転職活動の進捗状況を正しく把握してもらうことにつながります。

加えてキャリアアドバイザーに他社との競争意識が生まれ、求人紹介の優先度を上げてもらえる可能性もあります。

ただし、同じ求人に別々の転職エージェントから申し込むのは避けましょう。

企業側からの印象も悪く、転職エージェントとの信頼関係が崩れてしまうことにもつながります。

信頼を失ってしまうと転職活動をスムーズに進められません。求人に応募する際は、必ず1つの転職エージェントから応募するようにしましょう。

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【男女別】転職エージェントとの面談時の服装

転職エージェントとの面談にスーツ着用の義務はなく、指定がなければ私服で問題ありません。ただしカジュアルな私服は控えましょう。

服装で迷ったときは以下を参考にしてください。

男性の服装

男性は襟付きシャツやポロシャツの上にジャケットを羽織り、スラックスを合わせましょう。Tシャツやジーンズは避けた方が無難です。

トップ・ボトムのどちらも派手な色は避け、黒や紺などがおすすめです。靴はサンダルやスニーカーではなく革靴が良いでしょう。

女性の服装

女性はブラウスにジャケットとし、スラックスもしくはスカートを合わせましょう。派手な色は避け、清潔感のある服装を意識してみてください。

靴はパンプスがおすすめです。ネイルやアクセサリーは派手過ぎなければつけたままで問題ありません。

どの転職エージェントの面談に申し込むべき?おすすめサービス3選

面談の質は転職エージェントごとに異なります。親身になって相談に乗ってくれる転職エージェントを選ぶことが、転職を成功させる秘訣です。

ここでは、キャリアアドバイザーの質が高い転職エージェントを3つ紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント

リクルートエージェントには、各業界に精通しているキャリアアドバイザーが在籍しています。業界ごとに最適なアピール方法をアドバイスしてくれるでしょう。

リクルートエージェントでは次の順番で面談が進められます。

  1. キャリアの棚卸し
  2. 転職の目的・希望条件の確認
  3. 転職活動のスケジュールを明確化
  4. 求人紹介

応募企業にマッチした人材であることをアピールするためにも、リクルートエージェントを活用しましょう。

リクルートエージェントはこちら

リクルートエージェントの評判について詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

dodaエージェント

doda

出典:doda

dodaエージェントは業界最大級の求人数を誇ります。特にエンジニアやIT系の求人数が多く、それぞれの分野に特化したキャリアアドバイザーが多数在籍しているのが特徴です。

dodaエージェントでは次の流れで面談が進められます。

  1. 転職理由を共有
  2. 情報提供、キャリアの相談
  3. 転職活動の進め方の相談
  4. 求人紹介

転職市場の現状を踏まえながら、最新の情報を教えてくれます。dodaエージェントを活用して転職活動を有利に進めましょう。

dodaはこちら

dodaの評判について詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

出典:マイナビエージェント

マイナビエージェントには、初めての転職や転職に不慣れな求職者をサポートしてくれるキャリアアドバイザーが在籍しています。転職を有利に進められるよう、どんなに些細なことでも丁寧にアドバイスしてくれるでしょう。

マイナビエージェントでは次の流れで面談が進められます。

①自己紹介
②キャリアの棚卸し
③転職理由を共有
④希望条件の確認
⑤求人紹介

マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは高いヒアリング力にも定評があります。転職に不安がある人はぜひ活用してみてください。

マイナビエージェントはこちら

マイナビエージェントの評判について詳しく知りたい方は「マイナビエージェントの評判は悪い?ひどい?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。

転職エージェントとの面談でよくある疑問とその回答

転職エージェントとの面談でよくある疑問とその回答をまとめました。あらかじめ疑問点を解消しておくことで、スムーズに面談を進められます。

面談の時間はどれくらいですか?

面談の時間は1時間から1時間半程度の場合が多いようです。働きながら転職活動をしている人のため、多くの転職エージェントは土日祝日問わず対応してくれます。

面談の開始時間もキャリアアドバイザーが柔軟に調整してくれます。「仕事終わりの20時から」など、希望時間を相談してみてください。

面談はどこで行われますか?電話でも可能ですか?

面談は転職エージェントのオフィス内で行われる場合が大半です。ほかの人に話を聞かれないよう、個室やパーテーションで区切られた場所で行われます。

オフィスに向かうことが難しければ、別の面談場所にしてもらえないか相談しましょう。あなたの自宅近くや最寄り駅付近まで出張面談してくれることもあります。

また、希望すれば電話面談で対応してもらうことも可能です。

面談後にお礼のメールは送るべきですか?

面談後にお礼のメールを送った方が、転職の熱意が伝わりやすくなるでしょう。

転職に前向きな人という印象を与えられれば、キャリアアドバイザーも積極的に求人を紹介してくれるはずです。

面談の予約は何日前くらいにするべきですか?

面談希望日の1週間前には予約を入れましょう。転職エージェントに登録後、早めに予約した方が希望日通りの面談日程を確保しやすいです。

コロナ禍での面接はオンラインでも実施してもらえますか?

転職エージェントにもよりますが、基本的にはオンラインでも面談を実施してもらえます。予約時にオンラインで面談して欲しい旨を伝えましょう。

スムーズに面談ができるよう、あらかじめネット環境やパソコンの動作を確認しておくことが重要です。

面談はキャンセルできますか?

面談をキャンセルすることは可能です。ただし無断キャンセルや面談直前のキャンセルは失礼に値します。

キャリアアドバイザーに迷惑をかけないよう、面談の3日前にはキャンセルの連絡を入れましょう。

転職エージェントとの面談は転職活動の結果を左右する

転職エージェントとの面談は、あなたの情報を共有する目的で行われます。転職理由や希望条件など、本音で話すことが重要です。

経歴やスキルに嘘をついてしまうと、転職後にミスマッチが起こってしまいます。あなたに合った求人を紹介してもらうためにも、嘘をつくことは避けましょう。

転職エージェントと上手く連携することが、転職を成功させるポイントです。

おすすめの転職エージェントについて詳しく知りたい方は「【転職エージェントおすすめ】自分に合った転職エージェントの選び方と人気サービスを紹介」も読んでみてください。

この記事の監修者

木川 雄策

木川 雄策

株式会社ピーアール・デイリー 人材紹介事業部 次長
1998年入社、求人広告・人材紹介事業と募集・採用に携わり入社24年目。
累計10,000人以上の採用・転職に貢献。
メンタルヘルス検定合格 認証番号090720001611