【2025年最新】通年採用を実施する主な大手企業一覧!新卒が応募するメリットや注意点も解説

かつて企業は、決まった時期に新卒採用をするのが主流でした。しかし近年は、通年採用を実施する企業も増えています。
「好きなタイミングで就職活動をしたい」
「通年採用している具体的な企業を知りたい」
このように考えている人も多いのではないでしょうか。
今回は、通年採用を実施する主な企業一覧を紹介します。通年採用する企業に注目している人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
通年採用とは?
通年採用とは、企業が時期を限定せずに年間を通じて必要なときに人材を採用することです。
これまで就活と言えば3月頃に情報を解禁し、10月1日以降に内定を出す一括採用が主流でした。しかし今後は、通年採用を導入する企業が増え出す可能性があります。
その理由としては、2018年に改定された経団連(日本経済団体連合会)の「採用選考に関する指針」が大きく関係しています。
改定された指針には、以下のように明記されました。
卒業時期の異なる学生や未就職卒業者等への対応を図るため、多様な採用選考機会の提供(秋季採用、通年採用等の実施)に努める引用:日本経済団体連合会
強制ではないものの、経団連は通年採用を支持しています。そのため今後は、通年採用をする企業が増加していくと考えられます。
通年採用と一括採用の違い
通年採用と一括採用の違いは、選考の期間や募集する対象が異なる点です。通年採用と一括採用の違いを以下にまとめました。
項目 | 通年採用 | 一括採用 |
選考スケジュール | 通年(1年中) | 3月に情報解禁 |
応募期間 | 通年(1年中) | 限定的 |
募集対象 | 決まりなし | 翌年の卒業予定者 |
入社時期 | 決まりなし | 翌年の4月1日 |
一括採用は、同時期に集中的に採用することで、教育・採用コストが削減されるメリットがあります。
一方で通年採用は、余裕のある採用スケジュールを組んでいるので、じっくりと学生を見極められるのがメリットです。就活生と企業の間で生まれるミスマッチも事前に防げると言えるでしょう。
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通年採用を実施する主な企業10社
2025年時点で通年採用を実施している主な企業を10社紹介します。
- ソフトバンク
- ファーストリテイリング
- KDDI
- ガイアックス
- チームラボ
- 富士通
- ニトリ
- LINEヤフー
- 日立製作所
- 星野リゾート
ソフトバンク
募集職種 |
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募集人数 | 350名程度 |
応募資格 | 【総合職 総合コース】 2026年3月末までに国内外の大学院、大学を卒業・修了(見込み)の方 【総合職 エンジニアコース】 2026年3月末までに国内外の大学院、大学、高等専門学校(本科、専攻科)を卒業・修了(見込み)の方 【アソシエイト職/販売職(ソフトバンク クルー)】 2026年3月末までに国内外の大学院、大学、短期大学、専門学校、高等専門学校(本科、専攻科)を卒業・修了(見込み)の方 |
初任給 | 【総合職】 高専卒(本科):月給263,000円~ 【アソシエイト職】 月給235,000円 【販売職(ソフトバンク クルー)】 月給236,000円 |
勤務地 | 東京本社もしくは全国の各事業所 |
出典:ソフトバンク「採用情報」
通信事業でお馴染みのソフトバンクでは、「ユニバーサル採用」という名称で通年採用を実施しています。「学生は自由なタイミングで就活してほしい」という想いを持つ企業です。
また特定の分野で1位を取った経験を応募条件とする「No.1採用」や、就労体験ができるインターンシップが設けられています。自分がアピールしやすい方法で選考に臨めるでしょう。
ファーストリテイリング
募集職種 |
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募集人数 | – |
応募資格 |
※上記学校に在学中であれば、通年採用を利用し1年生から応募可能
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初任給 | 【グローバルリーダー(総合職)】 月給:330,000円 |
勤務地 | 全国の直営店舗(全国転勤あり、将来的に海外勤務の可能性あり) |
出典:ファーストリテイリング「通年採用・FRパスポートについて」
ユニクロやGUなどのブランドを展開するファーストリテイリングは、大学1年・2年から応募できる通年採用を実施しています。あくまで就活の主役は学生と捉え、就活するタイミングは自由に決めてもらいたいと考えている企業です。
通年採用においては「グローバルリーダー」と呼ばれる総合職を募集しています。長期的に地域に根差して個店経営を支える人を対象とする「地域正社員」に対して、「グローバルリーダー」は世界で活躍したい人を対象としています。そのため、グローバルリーダーは海外を含め、全国に転勤の可能性がある点が特徴です。
さらにユニークな取り組みとして、最終面談を受けるタイミングを自由に決められる「FRパスポート」を発行しているのが特徴です。人事面接を通過した人を対象に発行され、発行から3年以内であればいつでも最終面接を受けられます。
KDDI
募集職種 |
|
募集人数 | 260名予定 |
応募資格 | 2026年3月までに大学、高専専攻科※を卒業(見込み)、大学院修士・博士課程を修了(見込み)の方。 |
初任給 | 月給:305,000円~365,000円 |
勤務地 | 全国各事業所(海外勤務あり) |
出典:KDDI「採用情報」
auブランドで通信事業を手がけるKDDIは、留学やスポーツ活動で就活を進めづらい学生の状況を鑑みて、2021年度から通年採用をスタートさせた企業です。
入社可能時期を4月と10月の2回に分けていて、早期卒業を予定している学生に対しても柔軟に対応しています。また就業経験の有無を問わず、既卒者でも応募できるのが特徴です。
ガイアックス
募集職種 |
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募集人数 | – |
応募資格 | 新卒・30歳未満の既卒者 |
初任給 | 月給:297,000円 |
勤務地 | 東京本社 |
出典:ガイアックス「新卒採用」
ソーシャルメディアの企画開発で知られるガイアックスは、「会社よりも、あなたの情熱。」を掲げ、ポテンシャル採用という位置づけで通年採用を実施しています。
新卒採用のエントリーシートは随時受付しており、締め切り期限などがありません。また既卒でも、30歳未満であれば応募資格があります。選考で不合格になった場合でも、再チャレンジが可能です。
チームラボ
募集職種 |
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募集人数 | – |
応募資格 | 学歴不問、卒業年度不問、専攻不問 |
初任給 | 月給320,000円~ |
勤務地 | 東京本社他、会社が指定する場所 |
出典:チームラボ「チームラボ通年採用」
空間演出や映像制作を手がけるチームラボは、多様性と専門性を重視する企業です。自由なタイミングで応募ができる通年採用を実施しています。
年齢や卒業年度、専攻も問わないので、さまざまな立場の学生がチャレンジできる環境が広がっていると言えるでしょう。
富士通
募集職種 |
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募集人数 | – |
応募資格 | 大学、大学院、高等専門学校を2026年3月卒業(修了)見込みの方 または既卒の方で新規卒業予定者と同じ枠組みによる採用を希望される方(職歴の有無は問いません) |
初任給 | 担う職責に応じて決定 284,000~315,000円 |
勤務地 |
他、国内外全事業所 |
出典:富士通「新卒採用情報」
富士通は、パソコンやタブレットといった電化製品で有名な会社です。
2025年度から一律の新卒採用を廃止すると発表しており、採用計画数も定めない方針です。職務や専門性に応じて人材を通年で採用するとし、新卒・中途の区分も撤廃します。
一方で職務に応じて雇用契約を結ぶ「ジョブ型」の人事制度を定着させるとしており、2024年度からジョブ型を本格的に拡充させるとしています。
2026年4月入社以降の新卒者も対象としている点が特徴です。一律の処遇を廃止し、給与の上限がなくなったため、ほとんどの新卒入社は年収約550~700万円が見込まれています。
ニトリ
募集職種 | 総合職(店舗運営、法人営業、物流、商品企画、広告宣伝、他) |
募集人数 | – |
応募資格 |
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初任給 | 4年制大学:290,000円 |
勤務地 | 店舗:1,007店舗(2024年3月31日時点) |
出典:株式会社ニトリ「募集要項・選考フロー」
ニトリは、家具やインテリアなどの生活用品の企画から製造、販売までを手掛ける大手企業です。入社時期は4月と10月の年2回あり、いずれかの時期に入社可能な人、4年制大学および大学院を卒業(修了)見込みの人を対象に通年採用を行っています。
インターンシップには5つのコースがあります。各コースの特徴は以下の通りです。
選べる!就業体験コース | 最短半日・最大4部署の就業体験が可能なインターンシップ |
INNOVATIVEコース | 商品開発を通じて早期選考直結に繋がるインターンシップ |
STORE MANAGEMENTコース | 全国にある店舗で販売体験が可能なインターンシップ |
ITコース | システム開発の企画が体験可能なインターンシップ |
大学1・2年生限定コース | 自己分析や業界・企業分析が学べるオンライン講座 |
各コースで対象学年は異なりますが、複数のコースに併願が可能です。
LINEヤフー
募集職種 |
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募集人数 | – |
応募資格 |
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初任給 |
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勤務地 | 東京オフィス、他 |
出典:「新卒採用|LINEヤフー株式会社」
LINEヤフーは、2023年にヤフー株式会社とLINE株式会社などが再編されて誕生した会社です。
エンジニアやデザイナーなどさまざまな職種で新卒の通年採用を行っており、複数の職種にエントリーが可能です。選考は職種別で行い、内定時までに希望のコースを選択します。
インターンシップでは実務に近いプログラムを用意しており、仕事の楽しさだけではなく難しさを含めてリアルに体験できるでしょう。また、インターンシップで優秀な評価を獲得した人には、選考の早期案内や選考ステップの一部免除といった特別ルートが一部職種で用意されています。
日立製作所
募集職種 |
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募集人数 | 770 |
応募資格 |
引用:日立製作所 採用情報 |
初任給 | 未定 ▼以下は2025年4月実績 |
勤務地 | 会社の定める場所 |
出典:「日立製作所 採用情報」
日立製作所は、日本国内で最大規模を誇る総合電機メーカーです。2021年度から通年採用を取り入れ、新卒・海外の学生を含めて応募を受け付けています。
新卒採用においては「通年入社制度」を行っており、卒業後1年以内であれば好きな時期に入社が可能です。そのため、大学卒業後に海外留学や長期ボランティア、自己啓発などの自己成長のために時間を使うこともできます。
星野リゾート
募集職種 | ホテル・旅館・リゾート運営 |
募集人数 | – |
応募資格 |
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初任給 | 大卒:月給240,000円以上 |
勤務地 | 全国各地 |
星野リゾートは国内外に多数の宿泊施設やリゾート施設を運営する総合リゾート運営会社です。入社月は2月、4月、6月、10月から選べるため、入社までの間、ボランティアや資格の勉強、長期旅行など自由に時間を使えます。
星野リゾートの通年採用は観光業界では初と言われています。また「学生主体の就活」を謳っており、全ての選考日程を学生が決められるようになりました。
新卒採用においては、大学1~2年生でも選考にエントリー可能です。これは就職活動を始めるタイミングは、学生自ら決めるべきという独自の考えによるもので、インターンシップもいつでも参加可能としています。
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企業が通年採用を実施する理由
企業が通年採用する理由には、大きく分けて次の4つがあります。
- 経団連が通年採用に合意しているから
- 優秀な人材を漏れなく確保したいから
- 内定辞退が生じても柔軟に対応できるから
- 海外の学生や留学生の採用を考えているから
それぞれ詳しく解説していきます。
経団連が通年採用に合意しているから
これまで就活ルールを取り決めていた経団連は大学側との協議を行い、2021年度から従来の一括採用のスケジュールを廃止しました。
廃止の理由としては、経団連に属する企業が新卒市場において人気低迷していること、その他メガベンチャーや外資系企業が台頭してきていることなどが挙げられます。
このような背景から、2021年度以降の就活では通年採用を取り入れる企業が増えていくことが予測されています。
優秀な人材を漏れなく確保したいから
各企業は、優秀な人材を逃したくないという考えがあります。しかし一括採用だけをしていては、留学をしている学生や課外活動に力を入れる学生を取り逃がしてしまいかねません。
人材不足が嘆かれるなか、一般採用の概念にとらわれない人材の確保が各企業で注目されています。
内定辞退が発生しても柔軟に対応できるから
通年採用であれば、内定の辞退が発生しても、企業はすぐに次の採用に向けて準備を進められます。
通常の新卒一括採用の場合、内定辞退が入社前のタイミングと重なってしまうと、追加募集が難しい場合が多いです。つまり、翌年の採用時期まで待つか、中途採用で緊急募集を行うなど、その後の計画に支障が生じてしまいます。
その点、通年採用であれば内定辞退者が出ても、円滑に次の募集に向けての採用が可能です。他にも、事業拡大やプロジェクトの変更が生じた場合にも、その都度で人材を確保できるメリットがあります。
海外の学生や留学生の採用を考えているから
海外の学生や留学生の採用を考えている企業は、通年採用を取り入れている傾向が高い傾向があります。
海外の大学は夏に卒業式を行うなど、日本の大学とはスケジュールが異なります。そのため、日本では就活真っ盛りの時期であっても、海外の学生が就活に参加できないといった状況がありました。
その点、通年採用であれば、海外の学生も日本の採用活動に参加できるメリットがあります。これにより、海外の優秀な人材を確保することも可能となりました。
通年採用に応募するメリット
学生が得られる通年採用のメリットは、下記の6つです。
- 企業への応募数が増やせる
- 余裕を持って就活ができる
- 大学1年生からでも就活を始められる
- 自分のスケジュールに合わせて応募できる
- 入社の時期に縛られない
- 同じ企業に再エントリーできる場合がある
それぞれ詳しく解説していきます。
企業への応募数が増やせる
通年採用に応募すれば、応募の総数が増えます。
一括採用は各企業の選考スケジュールが横並びであり、説明会や面接の日程が重なってしまうことも多く、応募可能な企業数が限られていました。
しかし自由なタイミングで応募ができる通年採用であれば説明会や面接の日程が重なることも少ないので、より多くの企業へ応募できます。
余裕を持って就活ができる
通年採用をする企業が増えたことで、学生は余裕を持って就活ができるようになりました。
一括採用はスピード感が重視されています。3月から5月頃は毎日のように説明会や面接に追われることが多く、スケジュール管理が大変になります。
しかし通年採用なら、3月から5月頃にスケジュールが集中することはありません。自己分析やエントリーシートの作成、面接対策などの事前準備をしっかり固めた上で、応募に踏み切ることが可能です。
大学1年生からでも就活を始められる
通年採用の企業であれば、大学1年生からでも就活を始められ、早期に内定を獲得できるチャンスがあります。
通年採用を導入している企業の中には、応募資格に学年の条件を設けていない企業もあります。例えば、大学1年生の間に内定がもらえれば、大学生活をより自由に過ごせるようになるでしょう。
実際に大学1~2年生であっても就活したいと望む大学生のために、採用の間口を設けている企業も増えてきています。
自分のスケジュールに合わせて応募できる
通年採用によって自分の好きな時期に企業に応募できれば、学業や課外活動など、自身の計画を優先できます。
例えば、通常の一括採用であれば部活動の大会や留学などに挑戦したくても、就活の時期と重なってしまえば諦めざるを得ません。その点、通年採用であれば焦ることはなく、取り組みたい課題を先に成し遂げてから就活に専念できます。
大学のレポート提出と就活が重なった場合でも、まずはレポートを提出したうえで就活を進めることが可能です。通年採用は、一度に複数のタスクを進行するのが苦手な人にもおすすめです。
入社の時期に縛られない
従来は3月に就活を開始し、翌年4月に入社という流れが一般的でしたが、通年採用なら入社の時期に縛りがありません。
企業によって入社時期は異なりますが、中には春と秋の年2回の他、3か月ごとの年4回に入社時期を区切っている企業もあります。一般的な一括採用であれば4月入社ですが、必ずしも4月に入社しなくても良い点は通年採用のメリットと言えるでしょう。
例えば、秋入社であれば大学卒業後、半年程度を旅行や趣味に充てるだけでなく、資格取得や語学学習、ボランティア活動など自己成長に繋がる時間として活用することもできます。
同じ企業に再エントリーできる場合がある
通年採用では、一度不採用通知をもらっても、時期を置いて再エントリーできる場合があります。
通常の一括採用では、同じ企業の選考は一度しか受けられません。そのため、不採用となった場合は、再度応募することはできません。
しかし通年採用であれば、一定の期間を空けることで再エントリーが可能です。入社を強く希望する企業には、通年採用を活用して再挑戦できます。新卒にとって何度でもチャンスを掴める点は大きなメリットと言えるでしょう。
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通年採用に応募するデメリット
一方通年採用に応募するデメリットは、以下の4つです。
- 採用難易度が高い傾向にある
- 主体的な姿勢が求められる
- 就活が長期化する恐れがある
- 他の就活生と情報を共有しにくい
それぞれ詳しく解説していきます。
採用難易度が高い傾向にある
基本的に、通年採用は一括採用よりも採用難易度が高めに設定されている傾向にあります。
時間的な猶予が設けられている分、求められる人材のレベルも相対的に高くなります。また通年採用を実施する企業が現状は少数派であるため、応募が集中する可能性が高いです。
一括採用に参加する学生よりも深い志望動機や自己PRを用意しておかなければ、内定を得るのは難しいと言えるでしょう。
主体的な姿勢が求められる
通年採用をする企業を視野に入れている学生には、主体的な姿勢が求められます。
一括採用の場合は、3月頃から周りも就活を始めるため、それに合わせる形で動き出せます。
しかし時期を問わない通年採用の場合は、必ずしも同じ時期に就活すれば良いとは限りません。応募するときは必要な段取りをスケジュールに落とし込み、自分で情報収集して主体的に動く必要があります。
就活が長期化する恐れがある
通年採用は採用までの期間を設けていないため、就活がかえって長引く恐れがあります。
企業側も採用までの時期を設けていない分、インターンや面接に時間をかけるなど、慎重に選考を行っているケースが多いです。
一般的な選考は書類選考や面接に期限があり、就活のゴールがある程度予想できるため、モチベーションを維持しやすいと言えます。一方、通年採用で就活が長期化すればゴールが見えにくくなりモチベーションを保つことが難しくなるでしょう。
長期化する就活に備えるためには、適度にリフレッシュ期間を挟んだり、OG・OB訪問で働くイメージを掴んだりするといった工夫が必要です。
他の就活生と情報を共有しにくい
通年採用を導入する企業は増加傾向にありますが、現実には敢えて通年採用を狙う就活生は決して多くはありません。そのため就活に関する情報を共有しにくく、就活生同士の情報交換や励まし合いなどの機会が希薄になりがちです。
就活では面接対策が必須であり、学生同士で模擬面接を行うのが通例でもあります。しかし、周りが就活を始めていない時期であれば、面接練習の相手も見つかりにくく、面接対策が不十分になる恐れがあります。
他にも、通年採用は合同入社式のようなイベントを行わない場合が多く、入社式が自分ひとりというケースも少なくないでしょう。同期入社同士で親睦を深めたり、良きライバルとして切磋琢磨したりできないため、同期との親睦を求める人は物足りなさを感じてしまうかもしれません。
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通年採用を実施する企業から内定を得るポイント
通年採用を実施する企業から内定を得るポイントは、下記の7つです。
- 採用情報を見逃さないよう情報収集を行う
- しっかりと自己分析をする
- 十分に企業研究をする
- インターンに参加する
- 選考対策をする
- 即戦力として評価されるスキルを身につける
- 就活エージェントを活用する
それぞれ詳しく解説していきます。
採用情報を見逃さないよう情報収集を行う
通年採用で内定を獲得するには、積極的な情報収集が欠かせません。
一括採用と比べて通年採用は情報が散在していることが多く、周囲の就活生との情報交換も難しい傾向があります。そのため、自分で企業の最新情報を確認することが重要です。また、SNSや過去の情報だけに頼ると、誤った情報に基づいて就活が行き詰まる可能性があります。
通年採用を実施する企業は合同説明会やイベントに参加していない場合も多いため、就活サイトや企業の公式採用ページから最新情報を常に確認しておきましょう。
しっかりと自己分析をする
面接で相手が納得できるような自己PRや志望動機を話せるよう、しっかり自己分析をしましょう。
通年採用の場合は、留学していた学生や課外活動に力を入れていた学生がライバルとなります。そのようなライバルに差をつけられないために、自分が頑張ったことを深堀する必要があります。
例えばサークル活動やゼミ、ボランティアなどの課外活動はエピソードとして深掘りしやすいでしょう。強力なライバルがいることを前提に、自己分析を徹底することが大切です。
十分に企業研究をする
内定を得るためには企業研究も欠かせない要素の一つです。企業研究によって得られた企業理念や社風、具体的な仕事内容といった情報は、面接でも役に立ちます。
掲載されている求人はもちろん、企業の詳細な情報はWebサイトや書籍、新聞などから得るのがポイントです。また志望する企業にOB・OGがいる場合は、直接話を聞くことで社内の雰囲気や現場の空気感まで知れるでしょう。
インターンに参加する
インターンに参加することでも、内定のチャンスが広がります。インターンを通じて一足先にスキルや経験を得られるため、特に通年採用では有利に働くことがあるでしょう。
インターンは比較的時間に余裕のあるタイミングで参加するのがおすすめです。大学2年の春休みから大学3年の夏休みの間までに経験しておけば、本格的に就活が始まる前に志望動機や自己PRを固められます。
なお就活生が参加できるインターンとして、1日限りの1dayインターンや短期インターンなどもあります。もちろんこれらに参加することでも就活に有利に働く可能性はありますが、よりアピールポイントを増やしたいなら、実務経験を積める長期インターンがおすすめです。
選考対策をする
通年採用は一括採用よりも、準備に時間をかけられます。だからこそ、事前にしっかりと選考対策することが大切です。
ES(エントリーシート)や履歴書を作成する際は、自己分析をもとに、企業が納得できるような説得力の高い内容を盛り込みましょう。
そして面接では、内容だけでなく印象の良い話し方や表情ができているかなどが評価対象となります。自分では気づかなかった改善点を知るには、友人や家族に面接官をやってもらい模擬面接をするのがおすすめです。
選考対策を徹底して、通年採用に応募するライバルに差を付けられないようにしましょう。
即戦力として評価されるスキルを身につける
通年採用を行う企業は採用難易度が高い傾向があるため、即戦力として評価されるスキルを習得しておくことが大切です。
ポテンシャル重視の新卒採用とは異なり、通年採用では即戦力が求められることが多いです。応募対象者が既卒や大学1~2年生が含まれることで、選考基準のハードルもより高くなるでしょう。
そのような場合でも秀でたスキルがあれば、採用担当者の目に付きやすく、周りと差を付けられます。志望する企業がどのようなスキルを求めているのか、採用情報から確認しておきましょう。
就活エージェントを活用する
通年採用を目指すなら、就活エージェントを活用して自分に合った企業の選定や対策を効率的に進めるのが効果的です。
通年採用は採用タイミングが予測しづらいため、キャリアアドバイザーの力を借りて最新の募集情報を把握しておくことが重要です。
就活エージェントでは非公開求人や通年採用を行っているかなど、個人では見つけにくい企業に出会える可能性があります。自己PRや志望動機の添削、面接対策などを無料でサポートしてもらえるため、積極的に活用しましょう。
通年採用を実施する企業を探すなら就活エージェントの活用がおすすめ
通年採用は自由なタイミングで応募ができ、学生にとってメリットのある採用方法です。しかし十分なスキルや経験も求められるので、内定を得る難易度は一括採用よりも高いと言えるでしょう。
通年採用する企業へ応募する際は、しっかりと選考対策をしておくことが重要です。
就活エージェントの「P-CHAN就活エージェント」では、ESや面接のサポートも行っています。通年採用している企業の求人もあるので、ぜひそちらもチェックしてみましょう。
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