就活はいつから始める?エントリーの時期や大学3年生に必要な準備を解説
目次
「就活はいつから始めたらいいのかわからない」「企業へのエントリーはいつからできるの?」など、就職活動のスケジュールがよくわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、就活をいつから始めたら良いのか、そして大学3年生から始める準備について解説します。就活を成功させるコツ6選も紹介するので、ベストな就活のスタートを切りたい人はぜひ参考にしてみてください。
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就活はいつから始めるべき?
就活の開始時期に決まりはありませんが、大学3年生の4、5月頃から始めるのがおすすめです。6月までに自己分析や業界研究を始めておくと、自分や企業の特徴などをある程度理解した上で、夏季のインターンシップに臨めます。
2024年9月現在、政府の要請では就活の解禁は卒業前年度の3月1日となっています。
広報活動開始 | 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降 |
採用選考活動開始 | 卒業・修了年度の6月1日以降 |
正式な内定日 | 卒業・修了年度の10月1日以降 |
出典:内閣官房「2025年(令和7)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」
しかし、Webテストやエントリーシートの提出時期は決められていません。上記より早い日程で採用活動を始める企業も数多くあるため、準備は早めに行った方が良いでしょう。
大学4年からの就活に興味がある方は、「大学4年からの就活スタートは遅い?4年から始める人がやるべきことや挽回のポイントを紹介」も読んでみてください。
2026年卒の就活はいつから?選考スケジュールが一部変更される
26年卒の就活スケジュールは、企業による説明会などの広報活動が3月1日以降で、採用選考活動が6月1日以降となっています。
しかしながら26年卒の就活生に関しては、政府の方針によってスケジュールに一部変更がありました。専門活用型インターンシップを通じて専門性を判断された学生は、採用選考活動が6月以前に可能となり、例外的に3月の段階で企業への応募ができます(※)。
このような変更もあり、26年卒はインターンシップへの参加が早期内定へと繋がるポイントとなると推測されます。就活においてインターンシップの重要度が今後ますます大きくなっていくでしょう。
※参照:内閣官房「2024年度(2025年3月)卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等 ポイント」
大学3年生〜4年生にかけての就活スケジュール
2026年卒の場合、就活スケジュールの大枠は以下のとおりです。
年 | 月 | スケジュール |
2025年 | 6月 | 夏期インターンシップ開始 |
9月 | 秋・冬期インターンシップ開始 | |
10月 | 外資系企業・一部マスコミ系企業など採用活動開始 | |
2026年 | 2月 | ベンチャー企業採用活動開始 |
3月 | 経団連加盟企業の広報活動開始 (会社説明会、エントリーシート提出など) | |
6月 | 経団連加盟企業の採用活動開始 内々定通知 | |
10月 | 内定式 |
※2026年卒の場合
スケジュールの中で以下の重要な時期について解説します。
- 大学3年生6月:インターンシップ開始
- 大学3年生10月:説明会・エントリー開始(経団連非加盟企業)
- 大学3年生3月:説明会・エントリー開始(経団連加盟企業)
- 大学4年生6月:採用活動開始
ひとつずつ見ていきましょう。
大学3年生6月:インターンシップ開始
大学3年の6月から始まるインターンシップは、就活のスタートにして一大イベントのひとつです。参加は自由ですが、2023年度の調査では、実に7割以上の学生がインターンシップに参加しています(※)。
さらに参加時期は大学3年生の7月から9月が57.1%と最も高い割合(大学院1年生は58.2%)でした。
インターンシップは、6月頃開始の夏期インターンシップと9月頃開始の秋・冬期インターンシップに分かれます。
夏期に参加すると大学の夏休みを存分に活用できるのがメリットです。秋冬は学業と日程が重なる可能性が高くなりますが、倍率は夏期より低い傾向にあります。また、夏期での反省点を踏まえて参加できます。
※参照:内閣府「令和5年学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」
大学3年生10月:説明会・エントリー開始(経団連非加盟企業)
大学3年の10月から、政府要請のスケジュールに先行して経団連非加盟企業の説明会やエントリーが始まります。外資系企業・一部マスコミ系企業などは大学3年生10月から、ベンチャー企業は翌年2月から始まる傾向にあります。
大学3年生3月:説明会・エントリー開始(経団連加盟企業)
大学3年の3月から、就活サイトなどでプレエントリーが始まり、各地で合同説明会や企業説明会が開催されます。経団連加盟企業の説明会やエントリー開始も同じ時期です。
企業によってはすぐ選考が始まるため、事前のエントリーシート作成や面接対策が必要です。この時期から就職活動が本格化するため、就活と学業、アルバイトなどの兼ね合いを考えて無理のないスケジュール調整を行いましょう。
大学4年生6月:採用活動開始
大学4年の6月から、経団連加盟企業が選考を始めます。同時にWebテストや面接が立て続けに始まり、約8割以上の就活生が6月までに1つ以上内々定を獲得する傾向にあります。なお外資系企業の場合は選考が早く、前年12月の時点で4割の学生が内々定を獲得しています(※)。
しかし6月以降も採用活動を続ける企業はあるため、内定が出ていなくても焦る必要はありません。
※参照:内閣府「令和5年学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」
2024年以降の就活事情と採用傾向
2024年以降の就活事情と採用傾向は、以下の通りです。
- 学生の就活が早期化している
- 就活のオンライン化が加速している
- 長期インターンの参加が就活成功のカギとなる
学生の就活が早期化している
近年、学生の就活がますます早期化しています。少子化によって新卒の学生が減少している状況の中、企業はできるだけ早く優秀な人材を確保したいと考えているのが実情です。
また2026年卒からは就活スケジュールが一部変更となり、3月に採用活動をスタートさせる企業が増えていることも就活を早期化させている背景でしょう。コロナ禍で採用を控えていた企業も、2024年以降は積極的に採用する動きを見せています。
就活生は常にスピード勝負を求められている状況の中、できるだけ早い段階で就活準備を進める姿勢が必要とされていると言えるでしょう。
就活のオンライン化が加速している
2024年以降の就活市場では、就活のオンライン化が加速しています。
コロナ禍で対面ができない状況に対する緊急措置として、当初は特例的にオンライン対応が各企業で実施されてきました。しかしオンラインの利便性の高さから、コロナ禍が収束した現在においても主流となりつつあります。
そのため最終面接以外のプロセスにおいて、オンライン面接を取り入れる企業も少なくありません。オンラインは移動費や宿泊費などが一切かからず、時間の節約にもなるので、学生と企業双方にとってメリットが大きいと言えるでしょう。
今後は、これまで以上にオンラインやインターネットに関する高いリテラシーが求められる状況になることが推測されます。
長期インターンの参加が就活成功のカギとなる
今後は長期インターンに参加するかどうかが、就活成功のカギとなると言われています。
なぜなら2026年卒の学生を対象に「専門活用型インターンシップを通じて専門性を判断された学生は、採用選考活動が3月から可能」というルールが導入されるからです。
早い段階で就活が進められるので、インターンシップへの参加が学生にとって大きなアドバンテージとなるでしょう。実際に長期インターンは、企業の実務に携わり実践的な知識と経験が身に付くため、参加することで即戦力としてアピールしやすくなります。
また近年のベンチャー・スタートアップ企業では、長期インターンを採用プロセスに組み込んでいることが多く、内定に直結した選考ルートを用意することもあります。
本来任意の参加であるインターンシップは、企業の選考プロセスが早期化する状況の中で、徐々に変化を見せつつあると言えるでしょう。今後の就活生は、長期インターンに参加できるかどうかが就活成功への近道となっていきそうです。
大学3年生からやるべき11の就活準備
大学3年生から始めた方が良い就活準備の流れを順番に解説します。
- 自己分析(大学3年生5月~)
- 業界研究(大学3年生6月~)
- 企業研究(大学3年生6月~)
- 職種研究(大学3年生6月~)
- インターンシップ・OBOG訪問(大学3年生6月~)
- 説明会参加(大学3年生6月~)
- 就活の軸の整理(大学3年生8月~)
- 自己PR・志望動機の整理(大学3年生8月~)
- エントリーシート作成(大学3年生9月~)
- Webテスト・筆記試験対策(大学3年生9月~)
- 面接対策(大学3年生9月~)
ひとつずつ見ていきましょう。
1.自己分析(大学3年生5月~)
自己分析とは、これまでの経験から自分の強み・弱みや価値観、アピールポイントなどを整理する作業です。選考中に必ずと言っていいほど尋ねられる志望動機や自己PRの作成に役立ちます。
学生生活における以下のような印象的な出来事を振り返ってみましょう。
- 学業・サークル活動・アルバイトなど夢中になって打ち込んだ経験
- リーダーやサークル運営者として何かを成し遂げた実績
思いついた経験から見える自分の特徴を書き出し、面接で具体的に話せると説得力が増します。アピールできるところが思いつかないときは、親や友人に自分がどのような人間に見えるか尋ねてみましょう。自分では気付かなかった長所がわかることがあります。
2.業界研究(大学3年生6月~)
業界研究とは、世の中にある業界の種類や、業界におけるトップ企業、将来性、課題などを調べる作業です。視野を広げるためにも絞りすぎないよう注意して、興味がある業界を調べてみましょう。
主に以下の方法があります。
- 業界団体のWebサイトを見る
- 就活四季報・業界地図・就活サイトのコラムなどを読む
- ニュースを見る
- インターンシップに参加する
業界研究には、自己分析で見えた自分の特徴と業界が必要とする人材の特徴が合致しているかを見極める目的もあります。
3.企業研究(大学3年生6月~)
進みたい業界がある程度絞れたら、志望する企業の研究を行います。企業理念や事業内容、競合他社との違いを調べることで、自分に合っている企業かを見極めます。
特に「数多くの企業がある中でなぜここを選んだのか」はよく聞かれる質問です。応募する企業やインターンシップに参加する企業の公式サイトは、最低限確認するようにしましょう。
社員インタビューなどが掲載されていれば、仕事内容や会社の雰囲気をイメージしやすくなります。
4.職種研究(大学3年生6月~)
企業研究と同じく重要となるのが、職種研究です。職種研究とは営業職や事務職、企画職などそれぞれの職種に関する業務について知り、採用のヒントとなる情報を集める作業のことです。
求められる能力・スキルを分析することで、その職種が自分に適性があるかどうかを判断でき、就職後のミスマッチを未然に防げるようになります。また自分が将来どのように働いているのかをイメージしやすくなり、キャリアプランが明確になる点も職種研究をする大きなメリットです。
職種研究で自分が興味・関心のある仕事を見つけられれば、自己PRのエピソードと紐付けできるようになり、面接の中で説得力のあるアピールに繋げられるでしょう。
大学3年生6月のタイミングで、企業研究と合わせて職種研究も必ず進めておきましょう。
5.インターンシップ・OBOG訪問(大学3年生6月~)
インターンシップで実際の業務を体験することで、業界や企業への理解が深まります。正社員を間近で見ることで、企業の雰囲気や自分が働くイメージを掴めるでしょう。自分との相性が良さそうか確かめることもできます。
同様の目的で、志望する企業に大学の先輩がいればOBOG訪問もおすすめです。インターンシップとは違い勤務はありませんが、年齢が近い社会人の先輩から就活の具体的なアドバイスが聞ける可能性があります。
6.説明会参加(大学3年生6月~)
企業の広報活動は3月ごろから始まりますが、大規模な説明会は6月以降に開催されることがあります。
説明会への参加は、採用ページや求人情報だけでは分からないような具体的な業務や事業展開について理解を深め、自己PRや志望動機を考える際のヒントとなる情報を集められます。選考で有利に働くことも多いので、説明会はできる限り参加しましょう。
オンライン対応している企業も数多くありますが、企業訪問型の説明会はできる限り対面での参加がおすすめです。
現場で説明を受ければ、単に企業の事業内容だけでなく、会社の雰囲気や社員の人となり、風通しの良さなどを肌で感じ取れます。オンラインでは得られないような有益な情報が手に入ることもあるでしょう。
遠方で参加が難しい企業はオンライン、興味・関心が高い企業は対面での参加など、上手く使い分けて効率良く就活を進めましょう。
ほとんどの説明会は任意での参加ですが、中には選考直結型と呼ばれる説明会が開催されることもあります。エントリー必須となる場合があるので、応募したい企業の説明会情報には必ず目を通しておきましょう。
7.就活の軸の整理(大学3年生8月~)
企業説明会やインターンシップに触れたのち、自己PRを考える前に就活の軸を整理してみましょう。
就活の軸とは、仕事で絶対に譲れない条件や働き方、仕事に対する価値観のことです。就活の軸を明確にすることで、入社後のミスマッチが防げます。
例えば次のような条件が、いわゆる就活の軸です。
- 最先端のAI技術に携われる仕事がしたい
- 年齢に関係なく活躍できる職場で働きたい
- 成果がきちんと評価される職場で働きたい
このように、仕事をする上で優先したい条件は人によってさまざまです。
入社後にギャップを感じないように、自身の希望条件に優先順位をつけて、就活の軸を決めておきましょう。8月ごろに就活の軸を決めておけば、自分の方向性が定まり、効率的に就活が進められます。
8.自己PR・志望動機の整理(大学3年生8月~)
就活に関する情報が集まれば、自己PR・志望動機の整理を進めていきましょう。自己PRと志望動機は、その後に続くエントリーシートの作成や面接での受け答えを考える上で欠かせない要素です。
自己PRは自分の強みをアピールするものです。ただ自己分析で得られた素質を伝えるのではなく、企業の求めている人物像を意識しながら考えてみましょう。
また裏付けされたエピソードや数字を用いた実績があると、より効果的なアピールが可能です。具体的な話を盛り込むことで、自己PRに真実味が増し、採用担当者に強力なアピールができます。
志望動機は企業に入社したい理由で、なぜその業界・職種に興味を持ったのかについても十分な説明が必要です。自身のこれまでの経験と関連付けて、その企業でなければならない理由をしっかりと伝えましょう。
入社できたら終わりではないので、入社後どのように活躍したいかを話すことも大切です。将来働いている姿を採用担当者にイメージしてもらうことで、志望動機の説得力が増します。自己PRと志望動機がしっかりと作り込まれていれば、選考通過率を高めることが可能です。
9.エントリーシート作成(大学3年生9月~)
エントリーシートは選考に参加するときに提出する書類で、主に志望動機や自己PRを記載します。
企業はエントリーシートから、主に以下の点を見極めます。
- どのようなスキルがあるか
- 基本的なマナーが備わっているか
- 自社との相性が良さそうか
- 入社後活躍してくれそうか
選考の第一関門なので、自分の魅力や企業への熱意が伝わるようわかりやすく丁寧に記載しましょう。インターンシップにおいても提出を求められるため、参加希望者は早めに作成するのがおすすめです。
10.Webテスト・筆記試験対策(大学3年生9月~)
Webテストや筆記試験は、選考書類からはわからない以下のような能力を測るために行われます。
- 企業との適性
- 数学力
- 国語力
- 一般常識 など
企業によって形式は一問一答や小論文などさまざまです。
必ずしも全ての企業で行われるとは限りませんが、導入する企業は増えています。合格基準を超えないと面接に進めないこともあるため、予想問題集などで対策しましょう。模擬テストに挑戦できる就活サイトもあります。
11.面接対策(大学3年生9月~)
書類選考を通過すると面接が始まります。企業の採用担当者や、段階によっては役員と対面で話すため不安や緊張があるでしょう。そのような中でも自分の思いをしっかり伝えるためには練習が必要です。
練習方法には、主に下記の3つがあります。
- 友人に面接官役をしてもらいフィードバックし合う
- 面接対策セミナーに参加する
- 就活エージェントを利用する
面接では、コミュニケーション能力・入社意欲・人柄・身だしなみなどが注目されます。しかし、面接の場は企業が学生を選ぶのと同様、学生が企業を選ぶ場でもあるため萎縮しすぎる必要はありません。企業への理解を深めるため、逆質問も積極的に行いましょう。
就活のエントリー開始時期はいつから?
企業によって採用活動の開始時期は異なります。ここでは、就活生がよくエントリーしている4種類の企業の開始時期を紹介します。
- 経団連の加盟企業
- ベンチャー企業
- 外資系企業
- 中小企業
ひとつずつ見ていきましょう。
経団連の加盟企業
経団連の加盟企業は大学3年3月頃から会社説明会やエントリーシートの受付を開始し、6月から選考を始めます。基本的に政府が要請する採用活動のスケジュール通りです。
しかし、加盟企業であっても6月より早く採用活動を始めて3月頃に内定を出すこともあります。企業ごとに採用スケジュールを確認しましょう。
外資系企業
外資系企業は大学3年10月頃から選考を開始し、早いところでは11~12月頃に内定を出すところもあります。大企業の採用が始まる前に有望な学生を集めたいという意図があるためです。一部のマスコミ系企業も同じ時期に選考を開始します。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は大学3年生2月から選考を開始し、3月頃から内定を出し始める傾向にあります。外資系企業と同様に政府要請のスケジュールに縛られないため、早く有能な学生を採用したい意図があります。
中小企業
日本のほとんどの企業は中小企業で、選考開始時期は企業によってさまざまです。通年で採用活動を行っているところや、大手企業の採用が落ち着いた秋冬に採用活動を行うところもあります。
大学3年生からの就活を成功させるコツ6選
大学3年生からの就活を成功させるコツを6つ解説します。
- 早めに就活を始める
- インターンシップへ積極的に参加する
- 就活イベントに積極的に参加する
- 幅広い企業にエントリーする
- 学生生活でさまざまな経験をする
- 就活エージェント・スカウトサービスを利用する
それぞれ見ていきましょう。
1.早めに就活を始める
就活は、夏期インターンシップの前に始めるのがおすすめです。自己分析や業界研究に早めに取り組むほど、自分を見つめ直したり業界を選んだりすることに十分な時間を使えます。
就活解禁の大学3年3月から準備を始めると、選考と同時進行で自己分析などを行わなければなりません。焦らず気持ちに余裕を持ち、準備万端で選考に臨むためにできる限り早く就活を始めましょう。
2.インターンシップへ積極的に参加する
就活を成功させるためには、インターンシップへ積極的に参加しましょう。就業体験をすることで、働くことに対する意識が高まり面接で話せるエピソードに深みが増します。
ワークショップは参加者同士だけでなく、社員がメンターとしてグループに入るのが一般的です。そのため社員と交流できるチャンスも多く、好印象を持ってもらえると選考で有利に話が進む可能性もあります。
1dayや短期インターンなどは実施期間が短く、企業の説明会を中心としたプログラムが多いです。そのため、実務経験を通じて業界・職種を知りたい人は、半年から1年程度の実施期間のある長期インターンに参加すると良いでしょう。
基本的にインターンシップ参加は任意とされていますが、近年は選考直結型のインターンシップも採用されており、参加しなければ本選考に進めないこともあります。興味のある企業については採用ページを確認して、インターンシップの情報を収集することが大切です。
インターンシップの重要性が増してきている背景もあり、参加したことが有利に働くケースが増えています。
3.就活イベントに積極的に参加する
インターンシップや企業説明会など、企業の人と接触できるイベントに積極的に参加しましょう。業界・企業選びの視野が広がり、会社や会場の雰囲気も刺激になります。
イベントに参加するとそのまま選考に進める場合もあります。中には参加者限定で選考する企業もあるため、興味のある企業が参加するイベントはチェックしておきましょう。
4.幅広い企業にエントリーする
業界や職種を絞りすぎず、興味を持った企業であれば深く考えずエントリーしましょう。エントリー数が少ないと、書類作成や面接の経験を積むことができません。慣れないまま第一志望の企業の選考に臨むのは避けたいところです。
エントリーする企業を絞りすぎると、自分の希望条件に合う企業も見つかりにくい可能性があります。視野を広くして幅広い企業にエントリーしましょう。
5.学生生活でさまざまな経験をする
学業・サークル・アルバイトなど、さまざまな経験をするのも就活のうちです。自分が好きで取り組んできたことや頑張って実績をあげたことは、特技や人となりをアピールする武器となります。
大事なのは、就活でアピールすることを前提とした体験より、損得抜きに積極的に参加して心から楽しんだ体験かどうかです。熱意を持って取り組んだ体験の方が面接で活き活きと話しやすくなります。熱量が面接官により強く伝わり、他の就活生との差別化にもなるでしょう。
6.就活エージェント・スカウトサービスを利用する
就活エージェントやスカウトサービスは、専門家のサポートが必要なときに利用しましょう。
就活エージェントは、最新の就活事情や各業界・職種に精通したアドバイザーがエントリーシート添削や面接対策などのサポートをしてくれます。
スカウトサービスは、プロフィールを登録しておくと、自分に興味を持った企業からオファーがくることがあります。自分のどこが評価されたのかがわかる上、忙しくて応募する余裕がないときもオファーによって選考に進める可能性があります。
就活スケジュールについてのよくある質問
最後に、就活スケジュールについてのよくある質問4つに回答します。
- 就活はいつまでに終えたらいいですか?
- 企業はいつまで採用活動をしますか?
- 就活に新型コロナウイルスの影響は現在もありますか?
- 文系・理系の就活スケジュールに違いはありますか?
ひとつずつ見ていきましょう。
就活はいつまでに終えたらいいですか?
就活を終えるべき時期に特に決まりはありません。学業やアルバイトとの兼ね合いで「ここまでに終わらせよう」と目安を付けましょう。
2023年度の就職活動に要する期間は「9か月間程度以上(※)」の割合がもっとも高く、長期化の傾向にあります。
地方企業や中小企業によっては大学4年3月の卒業直前まで採用活動を行っているところもあります。なかなか内定が出なくても、焦らず諦めないことが大事です。
就活をいつまで続けるかに興味がある方は、「就活はいつまで続ける?いつ終わる?就活時期を長引かせないための対策も紹介」も読んでみてください。
参照:内閣府「令和5年学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」
企業はいつまで採用活動をしますか?
企業によって採用活動の時期は異なりますが、一般的には内定通知を出す大学4年の9月ごろまでです。
とは言え、近年は採用時期を問わない通年採用を実施する企業も増えています。9月を過ぎたからといって、一切就活ができなくなることはありません。
就活に新型コロナウイルスの影響は現在もありますか?
2024年9月現在、新型コロナウイルスの就活への影響はほぼ落ち着いたと考えられます。
流行期だった2020年は、就活スケジュールに遅れが出たり、企業によっては採用活動を中止したりすることもありました。現在はオンラインでの説明会や面接を実施する企業が増え、全ての業種で採用数は増えていく見込みです。
参照:リクルートワークス研究所「ワークス採用見通し調査(新卒:2024年卒)」
採用活動のオンライン化が進んだことで、エントリー数の増加や就活生の交通費・移動時間の削減などのメリットが生まれました。今後の採用活動はオンラインと対面の使い分けが主流となりそうです。
文系・理系の就活スケジュールに違いはありますか?
文系も理系も、一般的な応募では就活スケジュールに違いはありません。ただし、理系の場合は学校推薦という応募方法があります。
学校推薦とは、一定の学力を認められた学生が大学の推薦状をもとに応募することです。大学3年2、3月頃に受付が始まり、学内選抜を経て企業への推薦が決まります。受付時期は大学によって異なるため確認しておきましょう。
その他、教授個人から企業に推薦してもらえる教授推薦もあります。学校推薦、教授推薦いずれも一般応募より合格率は高いと言われています。
就活はいつからでも始められる!やることをひとつずつクリアして理想の会社を見つけよう
大学3年生からの就職活動は、社会人として一歩を踏み出す会社を選ぶ重要な転機です。
就活はいつからでもできますが、インターンシップ前から早めの準備を行うのがおすすめです。自分や企業について深く知った上で、インターンシップや説明会で企業のリアルな雰囲気に触れながら、ひとつずつ準備を進めましょう。
そして今回紹介した就活の流れを把握し、いつからどのような準備が必要になるかをしっかりチェックしていくことも大切です。スケジュール管理に不安のある人は、就活エージェントを活用する方法もあります。P-CHAN就活エージェントに登録して、担当者に気軽に相談してみましょう。