中小企業の就活方法!探し方やメリット、おすすめの就活サイトを紹介
目次
就職活動において、大手企業や有名企業だけでなく中小企業を検討している人もいるのではないでしょうか。しかし、大手就活サイトには中小企業の情報があまり載っていないことがあります。
そこで本記事では、中小企業の探し方や中小企業探しにおすすめの就活サイト7選を紹介します。「中小企業に絞って就活をしても問題ないか」という疑問にも回答するので、最後まで読んでみてください。
中小企業探しに自信がない人は「P-CHAN就活エージェント」がおすすめです。厳選した優良企業を紹介してくれるだけでなく、就活のプロによるエントリーシート添削や面接対策といったサポートも無料で受けられます。
効率良く企業探しをしたい人は、ぜひP-CHAN就活エージェントの利用を検討してみましょう。
就活における中小企業の探し方
中小企業を探す方法は、主に以下の6つがあります。
- 就活サイト・就活エージェントを利用する
- スカウトサービス(逆求人型サイト)を利用する
- 中小企業が中心の合同説明会に参加する
- 大学のキャリアセンターを利用する
- 就職四季報を確認する
- 大学の先輩や知人に紹介してもらう
まず自分にできそうな方法で企業を探してみましょう。
就活サイト・就活エージェントを利用する
中小企業の求人を探すには、大手就活サイトで検索条件を絞り込んだり、中小企業に特化した就活サイトを使ったりする必要があります。
しかし、新卒者向けの就活サイトは大企業や有名企業の掲載が多いため、探すのが面倒に感じる人もいるでしょう。そのようなときは、就活エージェントの利用がおすすめです。
就活エージェントでは、専門のアドバイザーが個人の希望をヒアリングして求人を紹介してくれます。中小企業への興味を伝えると、自分に合った中小企業を探してくれるでしょう。
就活エージェントを利用するとエントリーシート添削や面接対策もサポートしてくれるので、ひとりで就活するのが不安な人にもおすすめです。
スカウトサービス(逆求人型サイト)を利用する
スカウトサービスは、学生が企業に応募するのではなく、企業側が応募してほしい学生にスカウトを送れるサービスです。企業は学生のプロフィールを見て、入社後活躍してくれそうな人材か、社風に合いそうかなどを判断しスカウトを送ります。
プロフィールを登録しておけば自分で企業探しをする必要がないため、忙しくて求人を見る時間が取れない人や、効率良く中小企業と出会いたい人におすすめです。掲載料の都合で就活サイトに求人を出せない中小企業がスカウトサービスを利用していることがあります。
中小企業が中心の合同説明会に参加する
ネットやキャリアセンターなどで、中小企業が多く出展する合同説明会を探すのもおすすめです。大企業が参加する大規模な説明会は参加する就活生が多いため、ひとりの質問の機会が限られてしまう可能性があります。
説明会では、企業の担当者に直接会って質問ができます。ネット上の求人情報だけではわからないリアルな企業の実情も知ることができるでしょう。企業によっては、説明会をきっかけに選考に進めるところもあります。
大学のキャリアセンターを利用する
キャリアセンターとは、大学の就活相談窓口です。キャリアセンターでは大学の近くの企業や地元企業など、提携している企業を紹介してくれます。
このような企業は、その大学の学生を採用したい意思があるため、一般的な選考より通過率も高いと考えられます。就活サイトに掲載されていない地元の優良企業と出会える可能性もあるでしょう。
就職四季報を確認する
就職四季報とは、東洋経済新報が毎年発行する企業の情報誌です。中でも「優良・中堅企業版」の利用がおすすめです。総合版に載っていない地方の優良企業やベンチャー企業の情報が確認できます。
掲載されている企業情報は、主に以下のとおりです。
- 過去3年の採用人数
- 試験内容
- 倍率
- 平均年収
- 初任給
- 企業の事業内容・近況
- 従業員数・女性比率 など
一般的な就活サイトでは確認が難しい離職率・有休取得状況・残業時間などのデータも掲載されています。四季報は企業から掲載料を受け取っておらず、客観的な調査内容で構成されているため信頼性が高いのが特徴です。
大学の先輩や知人に紹介してもらう
大学の先輩やOB・OGが働いている企業を紹介してもらうのも有効な手段です。その人が勤務している企業や、大々的に求人を出していないものの人材を欲している知り合いの企業を紹介してもらえる可能性があります。
OB・OG訪問ができると、企業の雰囲気を直に知ることができます。先輩や知人相手であれば、残業時間や有休など一般的な選考で聞きづらい質問もできるでしょう。実際に働いている人の感想が聞けるのは大きな魅力です。
中小企業探しにおすすめ就活サイト7選
ここでは、中小企業探しにおすすめの就活サイトを7つ紹介します。
- P-CHAN就活エージェント
- あさがくナビ(朝日学情ナビ)
- TSUNORU(ツノル)
- マイナビ
- キャリアチケット
- OfferBox(オファーボックス)
- キャリアチケットスカウト
自分に合いそうなサイトを利用して中小企業を探してみましょう。
P-CHAN就活エージェント
サービス名 | P-CHAN就活エージェント |
求人数 | 非公開 |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社ピーアール・デイリー |
中小企業に強い理由 | ・創業から築いたさまざまな企業との人脈がある ・独自審査を経て厳選された優良企業のみ紹介される |
P-CHAN就活エージェントは、創業60年の人材サービス企業が提供するサービスです。平均年収や福利厚生など独自の審査をクリアした優良企業のみを紹介しているのが特徴です。
企業と長年築いた信頼関係によって一部選考が免除されるなど、特別なルートで選考を受けられることもあります。
相談は全てオンラインで完結できるため、地方在住の人も利用可能です。選考対策に精通したプロのアドバイザーによるサポートが受けられ、書類選考の通過率は90%を超えます。
優良中小企業に就職したいものの、ひとりで対策を行うのが不安な人におすすめしたいエージェントです。
あさがくナビ(朝日学情ナビ)
出典:あさがくナビ(朝日学情ナビ)
サービス名 | あさがくナビ(朝日学情ナビ) |
求人数 | 12,316件 ※2023年12月時点 |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社学情(東京証券取引所プライム上場) |
中小企業に強い理由 | 中小企業やベンチャー企業の求人が多く掲載されている |
あさがくナビは、成長性のある中小企業やベンチャー企業の求人が豊富な就活サイトです。スカウトサービスもあるため、忙しい学生も利用しやすいでしょう。
ジョブ型(職種別)採用を実施しており、募集の時点で入社後の職種が決まっている企業が多いのが特徴です。仕事内容が予想しやすいため入社後のミスマッチを防ぐことができます。
TSUNORU(ツノル)
出典:TSUNORU(ツノル)
サービス名 | TSUNORU(ツノル) |
求人数 | 294件 ※2023年12月時点 |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社フリーシェアードジャパン |
中小企業に強い理由 | 中小企業の求人のみを掲載している |
TSUNORUは、大手就活サイトと一線を画し、中小企業の求人のみに特化している就活サイトです。
求人数は他社サイトと比較して少なめですが、大手サイトだけでは見つけられない中小企業を効率良く探せます。気になる企業をブックマークすると採用に関する情報が届くため、情報収集にも役立つでしょう。
マイナビ
出典:マイナビ
サービス名 | マイナビ |
求人数 | 30,618件 ※2023年12月時点 |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ Mynavi Corporation |
中小企業に強い理由 | ・絞り込み検索機能が充実している ・業界研究や選考対策に役立つコンテンツが多数掲載されている |
マイナビは、保有求人数トップクラスを誇る全国の企業情報が豊富な就活サイトです。適性診断ツールや各地の就活イベント情報など、応募先を厳選する上で必要な情報が多く掲載されています。
中小企業の求人を検索する際は、絞り込み機能を活用しましょう。従業員規模を選択した上で、企業の特徴や採用データなど、押さえておきたい条件を選択するのがおすすめです。
キャリアチケット
出典:キャリアチケット
サービス名 | キャリアチケット |
求人数 | – |
対象地域 | 東京、大阪など |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
中小企業に強い理由 | 入社後のキャリア重視で自分に合った企業のみ紹介される |
キャリアチケットは、学生と企業の価値観の一致を重視して就活を支援する就活エージェントです。
ただ希望に沿った企業を紹介するのではなく、その人の価値観や入社後のキャリア形成を見越した上で、企業規模に関わらず長く活躍できる企業を紹介してくれます。専門アドバイザーのサポートを受けながら本当に自分に合った企業を探したいと考えている人におすすめです。
OfferBox(オファーボックス)
出典:OfferBox(オファーボックス)
サービス名 | OfferBox(オファーボックス) |
登録企業数 | 16,223社以上 ※2023年10月時点 |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社i-plug (アイプラグ) ※東京証券取引所マザーズ市場上場 |
中小企業に強い理由 | 幅広い業界の中小企業と出会える可能性がある |
OfferBoxは、2024卒の利用登録者が24万人を超えた大手スカウトサービスです。中小企業はもちろん、大手企業からベンチャー企業までさまざまな企業が登録しています。
業種も情報通信・建築・医療・不動産・食品まで幅広いため、企業選びの選択肢が広がるでしょう。オファーを受信することで、自分がどの業界に適性があるのか知りたい人や、自分の市場価値を見極めたい人におすすめです。
キャリアチケットスカウト
出典:キャリアチケットスカウト
サービス名 | キャリアチケットスカウト |
求人数 | – |
対象地域 | 全国 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
中小企業に強い理由 | キャリアに対する考え方や価値観が一致した中小企業と出会える可能性がある |
キャリアチケットスカウトは、価値観が一致した学生にのみオファーがくるスカウトサービスです。
自分の働く上での価値観を明確にする簡単な質問に回答すると、共感した企業からオファーが届きます。大手就活サイトに求人を掲載していない中小企業など、知名度はなくてもキャリアに対する考え方が一致した企業と出会える可能性があります。
就活で中小企業を狙うメリット
中小企業に就職するメリットは、主に3つあります。
- 社内事情や仕事の流れを把握しやすい
- スピード感をもって仕事ができる
- 転勤が少ない
それぞれ確認しておきましょう。
社内事情や仕事の流れを把握しやすい
中小企業は企業規模が小さいため、仕事の流れや社員の特徴など、社内の全体像を把握しやすいのが特徴です。大手企業の場合、自分の仕事と関連する部署以外の人がどのような仕事をしているかわからないことも多いでしょう。
中小企業は社員同士の距離が近いため、親近感が生まれやすいメリットもあります。プロジェクトのリーダーを任された場合も、指示や連携が比較的スムーズにできるでしょう。
スピード感をもって仕事ができる
仕事にスピード感が生まれるのも中小企業のメリットです。中小企業は一般社員と役員の距離が近いため、新しいアイデアや消費者の声を業務に反映させやすいのが特徴です。
大手企業の場合はプロジェクト規模が大きいため、1つひとつの意思決定に時間がかかる傾向があります。一方で中小企業は個人の実績や成果も見えやすいので、決断だけでなく出世も早くなる可能性があります。
転勤が少ない
全国各地に支店や工場がある大企業と異なり、中小企業は転勤が少ない傾向にあります。中小企業は本社とその近辺を中心に事業を展開していることが多いためです。
大企業で地方に支店が多い場合や総合職の場合、配置換えで転勤になるケースがあり、単身赴任や子供の転校など労力がかかります。反対に、中小企業は転勤の機会が少なく引っ越しの負担が少ないことがメリットです。
中小企業の魅力をより詳しく知りたい方は、「新卒で中小企業に入社するのは負け組?理由や中小企業の魅力を紹介」も読んでみてください。
就活で中小企業を狙うデメリット
中小企業への就職はデメリットもあります。ここでは以下3つを紹介します。
- 年収や福利厚生が大企業より充実していない傾向にある
- 研修制度が整っていない場合がある
- 会社に不安定さを感じることがある
入社後に後悔しないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
年収や福利厚生が大企業より充実していない傾向にある
中小企業の年収は大企業より低い傾向にあります。厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、企業規模別の調査では中小企業の賃金は大企業の約75~98%で推移しています。
福利厚生も、独自の充実した内容を用意している大企業と比べると充実していないと感じるかもしれません。
しかし、中小企業でも給与や福利厚生が充実している企業はあるので「中小企業だから大企業より劣っている」と思い込まず、各企業の待遇を具体的に確認するようにしましょう。
研修制度が整っていない場合がある
中小企業は人材育成にリソースをさく余裕がなく、研修制度が整っていないことがあります。実際に仕事をしながら先輩が新卒に教えるOJT形式で進められることが多いでしょう。
指導担当者が一箇所で新卒に体系的に研修を行う大企業と比べると、育成の成果が指導者の能力に左右されてしまうのはデメリットと言えます。
会社に不安定さを感じることがある
中小企業は大手企業と比較すると知名度がなく、業績が伸びていない傾向にあるため、会社の将来に不安を感じることもあるでしょう。倒産のリスクを考えると、大企業の方が圧倒的に安心感があります。
しかし、中には特定の分野で需要が高い企業や成長途上の企業もあります。志望先の経営基盤が安定しているか、あらかじめ確認しておきましょう。
中小企業のデメリットをより詳しく知りたい方は、「新卒で中小企業に入社するのは負け組?理由や中小企業の魅力を紹介」も読んでみてください。
中小企業の就活についてよくある質問
最後に、中小企業に関する以下3つの質問にします。
- 中小企業の就活はいつから始めるべき?
- 中小企業の就活は大企業より楽?
- 就活で中小企業しか受けないのは大丈夫?
中小企業を中心とした就活に不安を感じる人は、確認しておきましょう。
中小企業の就活はいつから始めるべき?
中小企業は経団連に加盟していないため、就活開始時期は特に決まっていません。大学4年の6月から本格的に採用活動を始める企業と被らないよう、大手企業の選考ピークを過ぎてから選考を始める企業もあります。
他にも、通年採用や秋冬採用を行う企業もあるため、候補となる企業の選考時期を確認しておきましょう。
就活の開始時期に興味がある方は、「就活はいつから始める?エントリーの時期や大学3年生に必要な準備を解説」も読んでみてください。
中小企業の就活は大企業より楽?
内定を獲得しやすいという意味では、大企業より楽と言えます。
リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査(2023年卒)」の調査によると、2023年3月卒は従業員300人以下の企業の求人倍率が5.31倍、5000人以上の企業は0.37倍となっており、4.94倍の差がありました。
従業員300人以下の企業は1人あたり約5社求人がある状態なので、大企業より内定獲得の可能性は大きいでしょう。
しかし、あくまでデータ上は中小企業の方が求人が多いというだけで、選考対策を含めた就活自体が大企業より楽とは一概に言い切れません。
就活で中小企業しか受けないのは大丈夫?
自分の可能性を狭めないよう、最初は企業規模に関係なくできるだけ幅広い企業を検討するのがおすすめです。
大手企業か中小企業かに関わらず、優良企業もあればブラック企業と呼ばれる会社も存在します。求人を厳選した結果、選考に進むのが中小企業だけとなったケースであれば問題ないですが、初期の段階では幅広い視点で求人を探しましょう。
学歴やスキルに自信がないという理由で大手企業を選択肢から外す人もいますが、必ずしも学歴や現在の能力だけが重視されるわけではありません。
社風に合うかどうかや価値観の一致など、採用の基準は企業によってさまざまです。興味を持った企業には積極的に挑戦してみましょう。
就活サイトを利用して自分に合った中小企業を見つけよう
就職活動で中小企業を中心に企業を探したい場合は、大手就活サイトだけでなく中小企業に特化したサイトを利用するのがおすすめです。自分ひとりで探すよりも、大学の先輩や就活事情に詳しいアドバイザーなど、人の手を借りると選択肢がいっそう広がります。
就活のプロのサポートを受けたいのであれば「P-CHAN就活エージェント」の利用がおすすめです。
紹介する求人は一定の基準をクリアした優良企業のみで、選考対策のサポートも受けられます。自分に合った中小企業を見つけて内定を獲得したい人は、ぜひ相談してみましょう。